トリンコンのハットトリックなどでスポルティングがカーザ・ピアとの打ち合いを制す!相馬は今季2点目をマーク《プリメイラ・リーガ》

2023.04.10 05:35 Mon
Getty Images
プリメイラ・リーガ第27節のカーザ・ピアvsスポルティングCPが9日に行われ、3-4でスポルティングが勝利した。

カーザ・ピアのMF相馬勇紀は71分までプレー、46分に今季2点目を記録、MF邦本宜裕は81分からプレー、スポルティングのMF守田英正は後半からプレーしている。
試合はスポルティングが開始早々の18秒でスコアを動かす。中盤でのボール奪取からカウンターを仕掛けると、ドリブルで持ち上がったゴンサウヴェスのラストパスを受けたトリンコンがボックス中央まで切り込み、ゴール左へシュートを突き刺した。

先制を許したカーザ・ピアだが、すぐに反撃に出る。すると7分、敵陣でのボール奪取からポロニの右クロスをボックス中央のディオゴ・ピントが頭で落とすと、ゴール前のマルティンスがハーフボレーシュートで流し込み、試合を振り出しに戻した。

その後はスポルティングがボールを保持する時間が続くと、39分にエスガイオのパスをボックス右で受けたトリンコンが素早く左足を振り抜くと、GKの意表を突いたシュートがゴール左に吸い込まれた。
スポルティングリードのまま前半を終えるかと思われたが、カーザ・ピアは前半終了間際に再び追いつく。前半アディショナルタイム1分、ピントのパスからボックス左横まで駆け上がったレロがダイレクトクロスを供給すると、相手DFにクリアされたセカンドボールをボックス内のピントがボレーシュート。これはGKアダンの好セーブ防がれたが、こぼれ球を相馬が押し込んだ。

同点で迎えた後半、スポルティングはシェルミティを下げて守田を投入。すると48分、中盤から持ち上がった守田のスルーパスをボックス手前で受けたゴンサウヴェスがボックス中央に切り込み、ゴール左隅にシュートを流し込んだ。

勝ち越したスポルティングだったが、62分に再び失点する。62分、レロの左クロスをボックス中央のフェリペ・カルドーゾが収めると相手DFをかわしゴール左隅にシュートを流し込み、三度同点に追いついた。

しかし、カーザ・ピア直後に同点弾を挙げたフェリペ・カルドーゾが2枚目のイエローカードで退場となり数的不利に。

その後、猛攻を仕掛けるスポルティングは85分に決定機。ボックス左横でパスを受けたゴンサウヴェスのクロスをゴール前のトリンコンが左足ボレーで流し込み、ハットトリックを達成した。

結局、試合はそのまま3-4でタイムアップ。トリンコンのハットトリックなどで打ち合いを制したスポルティングが、公式戦11試合無敗としている。

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北朝鮮が逆転突破、石井正忠監督のタイはあと1点足りず中国が突破…クウェートは最下位からの大逆転突破! アジア最終予選進出の18カ国が決定【2026W杯アジア2次予選】

11日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の最終節が行われた。 すでに18カ国中、13カ国の最終予選出場が決まっている中、そのうちの1つである日本代表はホームでシリア代表と対戦。対戦相手のシリアは第5節で北朝鮮代表に敗れたことで、この試合で勝利しなければ敗退が濃厚となる中、FW上田綺世、MF堂安律、オウンゴール、MF相馬勇紀、MF南野拓実のゴールで5-0と圧勝。日本が6試合連続無失点で6連勝と圧倒した。 この段階では2位につけていたシリア。逆転での突破を目指す北朝鮮は、ホーム扱いながらラオスで行われたミャンマー代表戦で、4-1と快勝。リ・ジョグクがハットトリックの活躍を見せ、グループBでは日本とともに最終予選行きの切符を掴んだ。 大きな注目を集めたのはグループC。すでに韓国代表が突破を決めている中、2位争いで中国代表とタイ代表が熾烈な争いとなった。 中国はアウェイでその韓国と対戦。均衡した試合となった中、61分にイ・ガンインがゴール。この1点を守った韓国が、1-0で勝利を収めた。 これにより、タイはシンガポール代表に大量得点差で勝利すれば2位に滑り込める中、タイの石井正忠監督とシンガポールの小倉勉監督の日本人指揮官対決に。試合はタイペースで進み、ティーラトン・ブンマタン、チャナティップ・ソングラシン、スパチョーク・サラチャートとJリーグ経験者が揃って先発した中、3-1でタイが勝利。これにより得失点差で並んだものの、直接対決が中国の1勝1分けとなり、2位に中国が入ることに。タイは2次予選で敗退となった。 グループAではカタール代表が突破を決めていた中、3チーム三つ巴の戦いに。2位のインド代表はそのカタールと対戦し、2-1で敗戦。勝ち点で並んでいた3位のアフガニスタン代表と、勝ち点1差で追いかける4位のクウェート代表の対戦は、1-0でクウェートが勝利。これにより、クウェートが最下位からの逆転で2位突破を決めた。 グループDはオマーン代表がすでに突破決定。キルギス代表は引き分け以上で2位が決定する中、オマーンと1-1のドロー。3位のマレーシア代表はチャイニーズ・タイペイ代表と対戦し、3-1で勝利を収めたものの、勝ち点1届かず3位で敗退となった。キルギスは初の最終予選進出を決めた。 グループEはすでにイラン代表とウズベキスタン代表の突破が決定している状況。両者は直接対決となったがゴールレスドローとなった。また、3位のトルクメニスタン代表と香港代表の試合も0-0のゴールレスドロー。順位変動なく最終節を終えた。 グループFはイラク代表がすでに首位を決めている中、2位のインドネシア代表と3位ベトナム代表が勝ち点差1で2位を争うことに。逆転を目指すベトナムは首位のイラクと対戦したが、3-1で敗戦。イラクは6連勝で2次予選を通過。2位のインドネシアはホームにフィリピン代表を迎えて2-0で快勝。2位での通過を決め、初の最終予選進出を決めた。 グループGはサウジアラビア代表、ヨルダン代表の通過が決定。両者は最終節で直接対決となった中、アウェイのヨルダンが1-2でサウジアラビアに勝利。これにより、グループ首位がヨルダン、2位がサウジアラビアとなった。 グループHはすでにUAE代表とバーレーン代表の通過が決定。両者は最終節で直接対決し、1-1のドロー。3位のイエメン代表と4位のネパール代表の試合も2-2-のドローに終わった。ネパールは最後に勝ち点1を獲得した。 グループIはオーストラリア代表の首位、パレスチナ代表の2位が決定。両者は直接対決し、オーストラリアが5-0で圧勝。日本とともに6連勝、無失点で2次予選通過を決めた。3位レバノン代表はバングラデシュ代表に4-0で快勝して予選を終えた。 これにより、3次予選に進出する18カ国のうち、13カ国が最終節を残して決定した。 <span class="paragraph-subtitle">◆2026年北中米W杯 アジア2次予選</span> ※赤字は3次予選進出決定 <span style="font-weight:800">■グループA</span> <span style="font-weight:600 ; color:#d41414">☆1位:カタール/13pt/+14</span> <span style="font-weight:600 ; color:#d41414">☆2位:クウェート/7pt/0</span> 3位:インド/5pt/-4 4位:アフガニスタン/5pt/-11 <span style="font-weight:800">■グループB</span> <span style="font-weight:600 ; color:#d41414">☆1位:日本/18pt/+24</span> <span style="font-weight:600 ; color:#d41414">☆2位:北朝鮮/9pt/+4</span> 3位:シリア/7pt/-3 4位:ミャンマー/1pt/-24 <span style="font-weight:800">■グループC</span> <span style="font-weight:600 ; color:#d41414">☆1位:韓国/16pt/+19</span> <span style="font-weight:600 ; color:#d41414">☆2位:中国/8pt/0</span> 3位:タイ/8pt/0 4位:シンガポール/1pt/-19 ※直接対決で中国が1勝1分けとなり2位が決定 <span style="font-weight:800">■グループD</span> <span style="font-weight:600 ; color:#d41414">☆1位:オマーン/13pt/+9</span> <span style="font-weight:600 ; color:#d41414">☆2位:キルギス/11pt/+6</span> 3位:マレーシア/10pt/0 4位:チャイニーズ・タイペイ/0pt/-15 <span style="font-weight:800">■グループE</span> <span style="font-weight:600 ; color:#d41414">☆1位:イラン/14pt/+12</span> <span style="font-weight:600 ; color:#d41414">☆2位:ウズベキスタン/14pt/+9</span> 3位:トルクメニスタン/2pt/-10 4位:香港/2pt/-11 <span style="font-weight:800">■グループF</span> <span style="font-weight:600 ; color:#d41414">☆1位:イラク/18pt/+15</span> <span style="font-weight:600 ; color:#d41414">☆2位:インドネシア/10pt/0</span> 3位:ベトナム/6pt/-4 4位:フィリピン/1pt/-11 <span style="font-weight:800">■グループG</span> <span style="font-weight:600 ; color:#d41414">☆1位:ヨルダン/13pt/+12</span> <span style="font-weight:600 ; color:#d41414">☆2位:サウジアラビア/13pt/+9</span> 3位:タジキスタン/8pt/+4 4位:パキスタン/0pt/-25 <span style="font-weight:800">■グループH</span> <span style="font-weight:600 ; color:#d41414">☆1位:UAE/16pt/+14</span> <span style="font-weight:600 ; color:#d41414">☆2位:バーレーン/11pt/+8</span> 3位:イエメン/5pt/-4 4位:ネパール/1pt/-18 <span style="font-weight:800">■グループI</span> <span style="font-weight:600 ; color:#d41414">☆1位:オーストラリア/18pt/+22</span> <span style="font-weight:600 ; color:#d41414">☆2位:パレスチナ/8pt/+0</span> 3位:レバノン/6pt/-3 4位:バングラデシュ/1pt/-19 2024.06.12 09:20 Wed

「代表でのゴールは常に特別」新システムに手応えを語る南野拓実、スタジアムにも感激「もっとこういうスタジアムが日本にできたら」

日本代表MF南野拓実(モナコ)が、シリア代表戦を振り返った。 11日、エディオンピースウイング広島で2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の最終節が行われ、日本はシリアと対戦した。 日本は6連勝をかけての戦いに。対するシリアは、負ければ2次予選敗退が濃厚となる難しい一戦となったが、日本は5-0で圧勝。アウェイに続いて2試合連続続けて5ゴールを記録。2次予選は6連勝、24得点無失点という圧倒的な強さを見せつけた。 前半はシャドーでプレーし、後半はトップ下にも入った南野。今回の[3-4-2-1]のシステムについては「配置的にもそれぞれ特徴が出しやすかったと思いますし、欲しいタイミングで得点がポンポンと取れて、上手く試合を運ぶことができました」と、一定の手応えを感じたという。 ミャンマー戦は出番がなかったが、9名を入れ替えてもしっかりと機能した新システム。後半は[4-2-3-1]と、これまでやってきた形に変えて戦った。 システム変更については「ボールを支配できて、相手も運動量が落ちていたこともありますけど、[4-2-3-1]になった時にアジアカップで難しいシチュエーションになった時に、どうしたら良かったかは個人的にも考えました。ワイドに張ってスペースを空けて、どのタイミングで関わっていくか。自分が得意なシチュエーションで中に入っていって、外を任せるというところをうまく連係しながらできたと思います」と振り返り、「3バックに関しても、しっかり前半は攻撃的な意味での3バックのプレーをしようという意識も、2次予選なので相手はありますが、上手く行けたかなと思います」と、2つのシステムでそれぞれ手応えはあったという。 シャドーのポジションではMF久保建英、トップのFW上田綺世、左WBのMF中村敬斗、ポジションを変えることで右WBのMF堂安律とも絡み、攻撃面では多くの形を作ることに。後半もMF鎌田大地、MF相馬勇紀と交代で入った選手とも形を作って行った。 この2試合で3バックを試したことについては「ミャンマー戦は出ていないですけど、今日の試合は最初から森保さんが3バックをやるという意図があった中で、シリア、崖っぷちの相手に良いシチュエーションでボールを握った時の感覚、味方同士の距離感、握りやすさは3バックの方が良いのかなと思います」とコメント。「相手によるんですが、今日は1つのオプションを見せるというところでは良かったです」と、森保一監督が試したこの2試合は、オプションを増やす点では良かったとした。 再三のチャンスを前半から迎えた中、後半にはミドルシュートでゴール。「ゴールは狙っていましたし、代表でのゴールは常に特別なので良かったです」とコメント。初めてプレーしたエディオンピースウイング広島については「素晴らしかったです。ここでプレーできる選手が羨ましいなと思いますし、もっとこういうスタジアムが日本にできたらと思います」と、良いスタジアムだったと印象を持ったようだ。 <span class="paragraph-title">【動画】南野拓実が技ありのミドルシュートでダメ押し!!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">後半40分<a href="https://twitter.com/hashtag/%E4%BC%8A%E8%97%A4%E6%B4%8B%E8%BC%9D?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw"><a href="https://twitter.com/jfa_samuraiblue?ref_src=twsrc%5Etfw">@jfa_samuraiblue</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/jfa?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#jfa</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/daihyo?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#daihyo</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/gobeyond?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#gobeyond</a> <a href="https://t.co/Z00tvFk3Ki">pic.twitter.com/Z00tvFk3Ki</a></p>&mdash; フジテレビサッカー (@cxfootball) <a href="https://twitter.com/cxfootball/status/1800503654358954417?ref_src=twsrc%5Etfw">June 11, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.06.12 07:10 Wed

広島時代に夢見た専スタで代表戦戦った森保一監督「二重の喜びもあって涙が…」、最終予選へ気持ちの引き締め忘れず

日本代表の森保一監督が、完勝したシリア代表戦を振り返った。 11日、エディオンピースウイング広島で行われた2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の日本代表vsシリア代表は、ホームの日本が5-0で快勝した。 すでに首位通過を決めている日本は、直近のミャンマー代表戦から先発9人を変更。より攻撃的なメンバー構成で試合に臨むと、13分の上田綺世の先制点を皮切りに、前半半ばまでに堂安律、オウンゴールで加点。3-0で試合を折り返した。 4バックに変更した後半はやや停滞したものの、途中出場となった相馬勇紀のPKと後半終盤に南野拓実が決めたダメ押しのゴールによって5-0の圧勝。6戦全勝24得点無失点という圧巻の内容で2次予選の戦いを終えた。 この試合では前節のミャンマー代表戦で本格導入した[3-4-2-1]の布陣を継続。前半は堂安律、中村敬斗という本職がアタッカーの選手を両ウイングバックに配置し、1点目はその中村のクロス、2点目は堂安のミドルシュートによってゴールを陥れた。 その攻撃的な人選については、システムありきではなくあくまで選手の特徴を踏まえつつ、押し込める展開を想定した上での起用だったと説明した。 「まずは3バックをやることで、これは3バックと4バックとかではなく、選手の特徴によって戦い方を変えられるというところもあると思います。今日の入りに関して前半のメンバーで戦って、相手をより攻撃でも守備でも押し込んで、そこから得点を奪う、チャンスを作るというところをやっていこうという意図の中で、右の堂安、左の(中村)敬斗ということで、彼らが守備もしっかりしてくれながらも、ゴールチャンスを作り出して、自らゴールを狙っていくという積極なプレーをしてくれたと思っています」 「そういった意味では3バックはこれまでも試合の中でやってきましたけど、ミャンマー戦、そしてシリア戦と、等より我々がボールを握る形の中で、いい攻撃を仕掛けるという部分でいいチャレンジを選手たちがしてくれたと思いますし、これからまたひとつのオプションとしてチームで共有できたと考えています」 また、後半の4バックへの変更に関しては試合途中でのシステム変更による対応力を養う部分、世界で戦う中でもストロングポイントになりつつ、ディフェンスラインの豊富な人材をより効果的に活かしていく中での試みだったとしている。 「(システム変更の)意図は3バック、4バックとどちらもチームとして戦術的に機能させていこうということで、後半からシステムを変えて、より選手たちそれぞれと、チームとして戦術の浸透を図れるように、対応力をもって戦うというところで、次のステージでの戦いに向けて戦術変更しました」 「あとは今回は4バックに変えた時に冨安の右サイドバックで起用させてもらいましたけど、他のポジションも含めて、いろんな戦術的システムのパターンと、いい選手がいますので、そこで可能な限り複数のポジションでプレーをしてもらうということが、チームのオプションになるかなと思って起用させてもらいました。前線の選手も非常に世界の中でいい存在感を示してくれる選手たちが多くなりましたけど、ディフェンスラインの選手たちも世界の舞台で非常に力を見せてくれる、存在感を見せてくれる選手が多くなってきているので、いろんな起用ができるということをチームで共有しながら、結果を出せるというところを今日は考えて起用しました」 また、すでに2次予選突破を決めていた中、代表の中心を担う海外組はタフなシーズンを終えたばかりの状況ということもあり、モチベーション的には難しい部分もあったが、その中で新布陣の採用などうまく選手に刺激を与える形となった指揮官だが、そういった試みがなくとも選手個々が個人、チームとして成長するために真摯な姿勢で取り組んでくれたと、改めてその姿勢を称賛している。 「(消化試合という部分で)監督として苦労したところはありません。なぜなら、選手もスタッフもこれまで通り、目の前の試合に勝利するため、いい準備をするということと、試合の中で勝つことはもちろんですけど、これから先の成長に繋がるようにチャレンジしていこうということを、その2点を選手がトレーニングの時からいい準備をしてくれて、試合の中でも勝つために成長するためにという2つのことを考えてくれました」 「今にベストを尽くすということは本当に大切なことだと思いますが、選手たちもアジアカップで痛い経験をして、最終予選に我々が勝って、その先のワールドカップに繋げていくためには、もっと成長しなければいけないということを、常に成長を考えてレベルアップを考えてくれているので、私から何か選手たちに注文することもありませんし、選手たちが本当に主体的に、自主的にいい準備とベストを尽くすということでやってくれて、本当にありがたいなと思います」 今回の代表戦は森保監督が現役時代、監督時代で長きを過ごした思い出の地、広島での開催となった。さらに、“Eピース”はサンフレッチェ広島在籍時代から夢見ていたサッカー専用スタジアムということもあり、普段以上にエモーショナルな状況で臨んだ試合でもあった。 試合前の国歌斉唱時に感極まった様子を見せていた指揮官は、「国歌を歌っている時には、日本人である誇りと、喜びが溢れ出してきて、幸せな気持ちになれるというのは、毎回の試合であります」と、決して“広島”を意識したわけではないと前置きしながらも、やはり思い出の地での代表戦で感傷的な気持ちがあったことを認めている。 「広島だからということではなくて、国歌を歌って試合に挑めるということの幸せをいつも国歌を歌っている時に感じています。ただ、ここ広島で現役時代を長く過ごして、指導者としてもいろんな経験をさせていただいた中で、広島にサッカー専用のスタジアムができるということは、広島在籍時の大きな夢のひとつでありましたので、ピッチとスタンドが一体になって盛り上がれる、素晴らしいスタジアムを作っていただけて、そこでプレーできるという喜びが出てきて、(感極まったのは)その環境のところはあると思います。やっぱり国歌を歌っている時は、本当に日本人である誇りと喜び、幸せが溢れ出てきますし、それが今日は広島でこうやって代表戦をできたという二重の喜びもあって涙が出てきました」 さらに、今回の試合では“Eピース”を本拠地とする広島のチャントが多く歌われ、“森保ジャパン仕様”に変更されたチャントも聞こえてきた。その点について問われた指揮官は、「聞こえたか、聞こえてないかで言うと、聞こえていました」、「試合の終盤で、歌詞が理解できました」と、地元サポーターからの思いをしっかりと受け取った。 ただ、そのことに感謝を示しながらも、日本全国のファン・サポーターに向けては、あくまで「みんなの日本代表」として応援してほしいと、気配りの人として知られる、その人柄を垣間見せた。 「まずサンフレッチェのサポーターを中心にだとは思いますが、全国から日本代表を応援してくださるサポーターの皆さんが集まってきている中で、私自身も応援歌の中に入れてもらえるような応援をしてもらえたということは、すごく嬉しいです。そこを本当にサポーターの皆さんも私に対する応援の気持ちはすごく嬉しかったですし、でも私自身がサポーターの皆さんにいつも応援していただいているので、どんなときも応援していただいてるので、本当に感謝の気持ちが込み上げてきました」 「それと名前を言っていただけるのは非常にありがたいですけど、日本代表はみんなの日本代表で、森保ジャパンとか、なになにジャパンではなく、これが日本代表だということを、今日は広島でしたけど、全国の都道府県の皆さんが、みんなの日本代表だということで考えてもらえると嬉しいと思います」 最後に、9月から開始される最終予選に向けては2022年カタールW杯での苦い経験を、教訓にすべくチームを預かる指揮官としてメンタルの部分を中心にしっかりと気を引き締めて臨みたいとの決意を語った。 「戦術的な準備をする期間は、次の活動の直前になると思いますので、なかなか難しいと思いますが、前回のカタール・ワールドカップに向けての最終予選では、あってはいけないつまずきをしてしまったという悔しい経験がありますので、そこは2次予選全勝でこれましたけど、最終予選は本当に別次元の戦いになるということで、別次元の厳しい戦いになるということを、私自身ももう一度肝に銘じて準備をしなければいけないと思っています」 「それは過去の経験を活かしてポジティブ変換できるように、今回の2026年北中米ワールドカップに向けてのアジア最終予選は間違いなく厳しい戦いになると思いますが、前回の経験が活きるようにしっかりと準備して心の準備をしていかなければいけないと思っています。そういった意味で、今日の堂安律が試合を終えてヒーローインタビューされている時に、最終予選のことに触れていて、アジアカップで悔しい思い、痛い思いをしたので、我々がその経験を活かさなければいけないというような話をしていたと思いますが、選手もスタッフも含めて本当に厳しい戦いが待っているんだ、ということを考えて準備をしていきたいと思っています」 「出場国枠が増えて楽な予選になると思ったら大間違いだと思うので、しっかりと話をしたいと思います。あとは厳しい戦いに向けての心の準備をするということはもちろん大切ですけど、今回の目の前の勝利と、常に成長を目指して戦うという部分。そこを忘れてはいけないと思います。自分たちが強くならなければいけないという思いを、まずはもって厳しい戦いに臨むということ。ワールドカップで優勝するということを日本代表の目標掲げている中、そこに向けてやはり常にレベルアップすることを考えつつ、今の戦いの厳しさに向けていろんな準備をしなければいけないと思っています」 2024.06.12 00:32 Wed

「全く日本には及ばなかった」、日本に完敗で敗退濃厚なクーペル監督が辞任表明…

シリア代表のエクトル・クーペル監督が、完敗した日本代表の実力を称えた。 11日、エディオンピースウイング広島で行われた2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の日本代表vsシリア代表は、ホームの日本が5-0で快勝した。 すでに首位通過を決めている日本は、直近のミャンマー代表戦から先発9人を変更。より攻撃的なメンバー構成で試合に臨むと、13分の上田綺世の先制点を皮切りに、前半半ばまでに堂安律、オウンゴールで加点。3-0で試合を折り返した。 4バックに変更した後半はやや停滞したものの、途中出場となった相馬勇紀のPKと後半終盤に南野拓実が決めたダメ押しのゴールによって5-0の圧勝。6戦全勝24得点無失点という圧巻の内容で2次予選の戦いを終えた。 一方、第5節終了時点で3位の北朝鮮代表と1ポイント差で2位に付けていたシリアは、この後に行われる北朝鮮代表vsミャンマー代表で北朝鮮が敗れた場合、突破の可能性はあるものの、事実上の2次予選敗退が決定した。 同試合後、クーペル監督は敵地で勝利を目指して最後まで戦ったチームの戦いぶりを称えながらも、それでも大きな実力差があった日本に及ばなかったと素直に勝者を称えた。 「日本は今日、本当に大きな打撃を我々に与えた。これは疑いのない事実だと思う。我々の今日の戦略がうまくいかなかったことが大きな敗因だった」 「日本に対してプレッシャーをかけてボールを早く奪おうということを狙っていたが、そこを突破されるたびにチャンスを作られてしまった。我々が思い描いていたプレスをかけられず、それによってスペースが空き、そこを利用された」 「日本の方が実力でだいぶ上回っており、我々がこの試合に向けて立てていた計画が思うようにいかなかった。日本という非常にレベルが高いチーム相手に難しい試合になることはわかっていた」 さらに、守備を固めてカウンターから一発を狙うという形を取らず、よりアグレッシブにゴールを目指した末の敗戦という結果に対しては自ら責任を負った。 「選手たちに伝えたいこととしては、我々は非常にリスクの大きいことをピッチの上で試みた。なぜなら今日は何としても試合に勝たなければいけなかった。日本は強豪チームであり、リスペクトもあったが、我々は今日何としてもゴールを決めなければいけない状況で、リスクを冒して戦った」 「選手たちは十分力を尽くしてくれたが、それでも十分ではなかった。その責任はこれまで準備をしてきた私にある。日本がどんなチームで、どれだけのスピードや強度あり、どんな特徴があるかは事前に把握していた。そこで勝利を収めるために選手たちは全力で戦ってくれたが、それでも全く日本には及ばなかった」 最後に、わずかながらの可能性は残しているものの、2次予選敗退を受け入れた68歳のアルゼンチン人指揮官は、会見の最後に辞任の意向を表明した。 「本当に選手たちは献身的に戦ってくれ、私は彼らの働きに満足している。残念ながら次のステージに進むことができなかった。ワールドカップに向けたひとつのプロセスが終わりを告げ、同時に私にとっても終焉を迎えた。W杯出場を目標にしてきたが、それを達成できなかったからだ」 「選手がここまで献身的にやってくれたことに感謝し、ここ1年半ほどシリア代表の監督を務めてきたが、皆さんに本当によくしてもらった。本当はこの先のワールドカップ予選も戦いたかったが、残念ながらそれは叶わなかった。シリア国民の皆さん、シリアサッカー協会の皆さんには本当に感謝している。残念ながら目標を達成することはできなかったが、皆さんにありがとうと伝えたい。本当に努力し、規律を守りながらここまでよく頑張ってくれた。ひとつのサイクルがここで終わりを告げたと思っている」 かつてバレンシアを2年連続でチャンピオンズリーグ決勝に導いた実績を持つクーペル監督。2001年に就任したインテルでは、当時低迷していたチームで1年目はリーグ3位、2年目は2位という成績を残し、CL準決勝にも進んだ。また、2004年から2006年にかけて指揮したマジョルカで大久保嘉人を指導したことで日本でも知名度は高い。 その後はギリシャやトルコ、UAEなど多くの国々で監督業を務めた中で、ここ数年はエジプト代表、ウズベキスタン代表、コンゴ民主共和国代表の監督を歴任していた。 2024.06.11 22:14 Tue

選手採点&寸評:日本代表 5-0 シリア代表【2026W杯アジア2次予選】

11日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の最終節、日本代表vsシリア代表がエディオンピースウイング広島で行われ、5-0で日本が勝利。6連勝、6連続クリーンシートで2次予選を終えた。 超WSの選手採点と寸評は以下の通り。 ▽日本代表採点[3-4-2-1] <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/fom20240611jpn_syr_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">©︎超ワールドサッカー<hr></div> ※採点は10点満点。及第点は「5.5」、「0.5」刻みで評価 ※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし GK 12 大迫敬介 5.5 前半はほとんどプレー機会がなかった。 (→23 谷晃生 -) 出場時間が短く採点はなし。 DF 4 板倉滉 6.0 前半に入れ替わられたピンチも落ち着いて対応。集中力が高い。4バックになっても安定した対応。試合中に逆立ちで沸かせる。 16 町田浩樹 5.5 空中戦で強さを見せる。一度入れ替わられたが、それ以外は安定。CKからは惜しいヘディングも。 22 冨安健洋 6.5 間違えない対応。後半は右サイドバックに入り、高いポジションも取り攻撃に積極的に参加。遠藤交代後はキャプテンマーク。 MF 6 遠藤航 6.0 バランスを見た的確なポジショニング。ビルドアップも落ち着いていた。しっかりと中盤をオーガナイズした。 (→15 鎌田大地 6.5) 特徴でもある組み立て、サイドへの展開、狙い澄ました縦パスと攻撃で良さを出す。相馬のPKに繋がるパスも鎌田から。守備でも粘り強さを見せた。 8 南野拓実 6.0 中村、久保、上田とのバランスを見たポジション取り。プレスバックで守備でも相手を限定。様々にポジションを変えて汗をかいた。終盤にはミドルシュートで待望のゴール。 10 堂安律 6.5 カウンターを完結させる圧巻の左足ミドル。2戦連発。ウイングバックとして攻守に積極性を見せ、ボールに絡んでいく。 13 中村敬斗 6.5 左サイドでキレを見せる。見事なクロスから先制点をアシスト。その他にも再三チャンスメイク。前半のみで交代もインパクトは大きい。 (→21 伊藤洋輝 5.5) 左SBに入り積極的に高い位置を取る。一対一の守備でも安定したパフォーマンス。 17 田中碧 6.0 バランスを見たポジション取り。攻撃面での特徴を出しきれなかったが、後半は持ち出すなど攻撃面に顔を出す。 (→7 川村拓夢 5.5) 本拠地で日本代表としてプレー。ただ、遠慮がちなのか、本来の良さを出せず、足を振れる場面でパスを選ぶなど、積極性を欠いた。 20 久保建英 6.0 間でボールを受けてリズムを作る。仕掛けから堂安のゴールにつながるパス、そして3点目のOGは久保のパスから。後半も積極的に仕掛けたがゴールならず。 (→11 相馬勇紀 6.0) キレのある仕掛けで左サイドを制圧。PKを獲得すると自らしっかりと決める。キレの良さを見せた。 FW 9 上田綺世 6.0 クロスを頭で合わせて先制。キレある動きを見せ、ボールをうまく引き出し積極的にゴールに向かっていく。フル出場で最前線で体を張った。 監督 森保一 6.5 9名の選手を入れ替え[3-4-2-1]でスタートした中、安定した戦いを見せる。後半は[4-1-4-1]に変更し、選手の特長を考えて流動的なスタイルに。終始シリアを圧倒し、6連勝で2次予選を終えた。 ★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ! 堂安律(日本) 右ウイングバックで先発し、圧巻のミドルシュートで追加点。攻守にわたってハイパフォーマンス。後半は1列前に行き、よりゴールに近い場所でプレーして攻撃の形を作った。 日本代表 5-0 シリア代表 【日本】 上田綺世(前13) 堂安律(前19) オウンゴール(前22) 相馬勇紀(後28) 南野拓実(後40) 入場者数:2万6650人 <span class="paragraph-title">【動画】堂安律、圧巻の左足ミドルで狭いコースを撃ち抜く!!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">前半19分<a href="https://twitter.com/hashtag/%E4%B9%85%E4%BF%9D%E5%BB%BA%E8%8B%B1?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw"> <a href="https://t.co/7yUzlsiQh8">https://t.co/7yUzlsiQh8</a> <a href="https://twitter.com/jfa_samuraiblue?ref_src=twsrc%5Etfw">@jfa_samuraiblue</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/jfa?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#jfa</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/daihyo?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#daihyo</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/gobeyond?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#gobeyond</a> <a href="https://t.co/kBCxUzi5So">pic.twitter.com/kBCxUzi5So</a></p>&mdash; フジテレビサッカー (@cxfootball) <a href="https://twitter.com/cxfootball/status/1800480842885841271?ref_src=twsrc%5Etfw">June 11, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.06.11 21:12 Tue

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チームを支える守田英正、スポルティングが2年の契約延長をオファーへ…監督の許可待ちか

スポルティングCPの日本代表MF守田英正(29)がクラブと契約更新するようだ。ポルトガル『O JOGO』が伝えた。 2022-23シーズンからスポルティングでプレーする守田。2年目を迎えた今シーズンは、プリメイラ・リーガでチームは強さを発揮。守田もリーグ戦29試合で2ゴール4アシストを記録し、3年ぶりの優勝に貢献した。 スポルティングの中盤に欠かせない存在となっている守田。クラブとの契約は2026年夏までとなっているが、早々に契約更新をする可能性が高いという。 『O JOGO』によれば、フレデリコ・ヴァランダス会長は、ルベン・アモリム監督からのゴーサインが出された後、選手たちとの合意に動くとのこと。守田、そしてDFエドゥアルド・クアレスマとの契約延長を果たすという。 守田は4500万ユーロ(約76億4000万円)の契約解除金が設定されている状況だが、さらに2シーズンの契約を延長するとのこと。クアレスマに関しては、2025年夏までの契約となっており、3年は延長すると見られている。 厚い信頼を得ている守田。アモリム監督も続投することになることが濃厚であり、来シーズンはより一層、中心選手としての活躍が期待されることになりそうだ。 <span class="paragraph-title">【動画&写真】守田英正の元に駆け寄る娘が尊いと話題! モデルの妻との3ショットも</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C7MGP2QK_W1/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/C7MGP2QK_W1/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/C7MGP2QK_W1/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Hidemasa Morita / 守田英正(@mrt_510)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.05.21 12:35 Tue

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ユナイテッド&アーセナルがJ・ネヴェス獲得へ約102億円提示か…ベンフィカはオファー拒否も選手売却の必要性

ベンフィカがポルトガル代表MFジョアン・ネヴェス(19)の引き留めに苦心しているようだ。ポルトガル『A Bola』が報じた。 ベンフィカの下部組織出身で、2022年12月にファーストチームデビューを飾ったボランチを主戦場とする万能型MFのネヴェス。そのままロジャー・シュミット監督の信頼を掴んだ昨シーズンはプリメイラ・リーガ制覇に貢献し、今シーズンは中心選手として公式戦55試合を戦った。 2023年10月にはポルトガルA代表デビューを果たし、まもなく開幕のユーロ2024メンバーにも選出。そんな19歳の逸材には多くのビッグクラブが目を向けている。 すでにイングランドの2クラブは獲得に動いているようで、マンチェスター・ユナイテッドとアーセナルが6000万ユーロ(約101億6000万円)での獲得の意向を示しているとのこと。しかし、ベンフィカとネヴェスの契約には1億2000万ユーロ(約202億9000万円)の契約解除条項が存在し、ここ数年でメガクラブに売却した若き逸材同様に、その条項を下回る交渉は受け付けないベンフィカは、前述のオファーを拒否したという。 ネヴェスの残留を望むと同時に、契約解除金を1億5000万ユーロ(約253億6000万円)まで引き上げたいベンフィカは、年俸の増額を伴う新契約締結に動いていた模様。ただ、こちらは合意に至っておらず、現時点では再交渉の可能性も低いようで、ネヴェスはその貢献度に見合わない年俸50万ユーロ(約8500万円)の状況が続く。 また、ベンフィカのルイ・マヌエル・セーザル・コスタ(ルイ・コスタ)会長は選手売却による資金調達の必要性を認めているものの、ビッグディールが期待されるポルトガル代表DFアントニオ・シウバ(20)は市場価値が予想より上がっていない模様。ネヴェスとは2028年6月まで契約を残すが、高年俸も得られるプレミアリーグへの挑戦を本人が望めば、一気に移籍へ傾く可能性もある。 そういった事情に加え、現状で契約解除条項を満額支払うクラブが現れないことを理解しているベンフィカは、諸々の状況を見守りつつ、契約解除条項以下の金額での売却を視野に入れるというスタンスを貫く形となりそうだ。 2024.06.09 13:50 Sun

ポルトの新指揮官は退任コンセイソン監督の右腕に! 監督初挑戦のヴィトール・ブルーノ氏の就任が発表

ポルトは7日、ヴィトール・ブルーノ氏(41)の新監督就任を発表した。契約期間は2026年6月30日までの2年となる。 今シーズンのプリメイラ・リーガで3位フィニッシュも、シーズン最終戦となったタッサ・デ・ポルトガル決勝を制して有終の美を飾ったポルト。 しかし、アンドレ・ビラス=ボアス新会長就任に伴い、去就が注目されていたセルジオ・コンセイソン監督(49)が4日に退団し、新シーズンに向けて新たな指揮官の招へいが急務となっていた。 そういった中、2017年7月の就任以降、最多11個のトロフィーをもたらした名将の後任に指名されたのは、ブラガやナント、ポルトで長らくコンセイソン監督の右腕として手腕を発揮していたブルーノ氏。 1980年代から21世紀初頭にかけてポルトガルフットボール界で手腕を発揮した指導者、ヴィトール・マヌエル氏を父親に持つブルーノ氏は、短い選手キャリアの後に26歳で指導者へ転身。コインブラ大学でスポーツ科学と体育の学位を取得し、以降はプリメイロ・デ・アゴストやアソシアソン・ナヴァル・プリメイロ・デ・マイオ、レイションイスといった国内クラブでアシスタントマネジャーを歴任。 そして、2012年1月にオリャネンセで監督キャリアをスタートしたコンセイソン監督のラブコールを受け、以降は長らく副官として同監督を支えてきた。 ちなみにポルトではサスペンションなどでコンセイソン監督が不在時に17回ベンチ入りし、チームは15勝2分けという驚異的な戦績を残している。 監督キャリアは今回が初めてとなるが、ビラス=ボアス会長は自身の監督時代の経歴もあり、躊躇することなくブルーノ氏に大役を任せることになった。 2024.06.07 20:32 Fri

41歳ペペにポルト退団の可能性…いまだ健在も

ポルトガル代表DFペペ(41)にポルト退団の可能性だ。 かつてレアル・マドリーでキャリアのいち時代を築き、2019年1月からポルトに復帰のペペ。レアル・マドリー時代にセルヒオ・ラモスとのコンビを組んだ当時ほどの輝きではないかもしれないが、今年1月に41歳を迎えたなか、クラブレベルでも、代表レベルでもいまだ健在ぶりをアピールする。 今季成績としても公式戦34試合(3得点2アシスト)をマークしたが、ポルトとの現行契約もあと数週間で満了というところに。これから大会最年長出場もかかるユーロ2024の戦いに挑むわけだが、現時点で契約延長の音沙汰がない。 移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者いわく、現状は今季をもって去る可能性があり、正式決定にまだいくつかのステップが残される状況だが、セルジオ・コンセイソン監督の退任が決まった今、具体化しうるそうだ。 また、ポルトガル『O Jogo』もその見立てで、選手自身は体力的に次のシーズンもやれる認識だが、上層部はチームの若返りを視野に。アンドレ・ビラス=ボアス新会長はユーロ前に本人と話し合い、円満退団に話をもっていきたい模様だ。 となれば、ペペの行き先だが、クリスティアーノ・ロナウドら擁するアル・ナスルからオファーがあり、トルコや、ブラジル、カタールからも興味が示されているようだ。 2024.06.06 11:00 Thu

アダン退団のスポルティング、今季ELで対戦のラクフGKコバチェビッチを獲得!

スポルティングCPは5日、ラクフ・チェンストホヴァからボスニア・ヘルツェゴビナ代表GKヴラダン・コバチェビッチ(26)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2029年6月30日までの5年となり、契約解除条項は6000万ユーロ(約101億8000万円)に設定されている。 ポーランドの強豪からステップアップを遂げた26歳GKは新天地での意気込みを語った。 「ポルトガル最大のクラブのひとつに加入できてとても嬉しく、誇りに思い、光栄に感じているよ。新しい同僚、テクニカルチーム、クラブで働くスタッフ全員に会うのが待ち切れないよ」 「スポルティングCPが素晴らしいクラブだと知っていたし、すぐに決断し、オファーを受け入れたよ」 母国のFKサラエヴォから2021年夏にチェンストホヴァへ加入したコバチェビッチ。以降は公式戦113試合に出場し、52試合でクリーンシートを記録。ポーランドリーグ屈指の守護神との評価を確立した。 また、今シーズンのヨーロッパリーグのグループステージではスポルティングとの2試合にも出場し、安定したパフォーマンスを披露。その活躍が評価される形で今回の移籍が実現した。 なお、スポルティングではスペイン人GKアントニオ・アダンが今季限りで退団することになり、コバチェビッチはウルグアイ代表GKフランコ・イスラエルらと守護神の座を争うことになる。 2024.06.06 06:45 Thu

コンセイソン監督のポルト退任が正式決定…新天地はマルセイユ有力

ポルトは4日、セルジオ・コンセイソン監督(49)との契約解消を発表した。 今年4月末に2028年までの契約延長にサインしていたコンセイソン監督だったが、アンドレ・ビラス=ボアス氏の新会長就任に伴い状況が一変。 ホルヘ・ヌーノ・ピント・ダ・コスタ前会長を慕っていたことに加え、ここ数年はビッグクラブを率いる上での疲労やプレッシャーも感じていた同監督は、このタイミングでクラブを離れる決断を下した。 なお、コンセイソン監督に対しては新指揮官を探すマルセイユが以前から好条件のオファーを掲示しており、2016年から2017年に率いていたナント以来のリーグ・アン復帰が決定的とみられる。 2017年7月に現役時代もプレーした古巣に指揮官として戻ってきたコンセイソン監督は、クラブ歴代最多となる377試合を指揮し、監督として最多の272勝を挙げた。 さらに、4年間タイトル獲得から遠ざかっていたチームを立て直すと、プリメイラ・リーガを3度、タッサ・デ・ポルトガルを4度、タッサ・ダ・リーガを1度制覇するなど、11個のトロフィー獲得に導いた。 今シーズンはリーグ戦を3位で終えたが、シーズン最終戦となったタッサ・デ・ポルトガル決勝でスポルティングCPを撃破して有終の美を飾っていた。 2024.06.04 19:34 Tue

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