韓国代表MFイ・チョンヨンが11年ぶりにKリーグへ! プレミアで100試合以上出場

2020.03.04 20:56 Wed
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Kリーグ1(韓国1部)の蔚山現代は3日、韓国代表MFイ・チョンヨン(31)が完全移籍で加入することを発表した。なお、移籍金に関しては非公開で両クラブが合意しているとのことだ。

イ・チョンヨンは、FCソウルで2004年1月にプロキャリアをスタート。2009年8月にボルトンへと完全移籍すると、2015年にクリスタル・パレスへと完全移籍。2018年7月までプレーした。
2018年9月にはボーフムへとフリートランスファーで加入。今シーズンはブンデスリーガ2部で12試合、DFBポカールで2試合に出場していた。

通算では、ボルトンで195試合20ゴール36アシスト、クリスタル・パレスで50試合2ゴール2アシスト、ボーフムでは37試合1ゴール6アシストを記録していた。なお、プレミアリーグでは105試合8ゴール15アシストを記録している。

11年ぶりに韓国に戻ってきたイ・チョンヨンは、「優勝という確かな目標を持っている蔚山に加入できて嬉しい。ときめいた心でKリーグ復帰に向けて準備していた。クラブからの継続的な関心と愛情が見られて、入団を決心することにした」とコメント。「サッカー選手として成長することを助けてくれたFCソウルとファンに感謝の言葉を伝えたい。もう蔚山の選手だが、常に最善を尽くす姿で報いたい」と、古巣への感謝を忘れず、新天地での決意を新たにした。
なお、蔚山現代は今シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に出場。FC東京、パース・グローリー、上海申花とグループステージで同居。選手登録期限は過ぎているため、イ・チョンヨンが登録されるとなれば、順々決勝に勝ち進んだ場合となる。

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江坂任が大仕事! 相手GKのミスに素早く反応し、蔚山現代の逆転ゴールを演出!【Kリーグ1】

蔚山現代のMF江坂任が大きな仕事をした。 12日、Kリーグ1第3節のFCソウルvs蔚山現代が行われた。 この試合は先発を外れた江坂。しかし25分に、チャン・シヨンと交代して出場していた。 開幕2連焼酎のチームだったが、53分にナ・サンホにゴールを許して失点。しかし、55分にジュ・ミンギュがネットを揺らして同点に追いつく。 その後はスコアが動かないまま試合が終了するかと思われたが、88分に思わぬ事態が発生する。 蔚山のスローインが行われ、相手にボールを返すとDFがバックパス。これがGKに渡り足でコントロール。GKは時計を進めるためかボールを動かさないでいると、江坂が寄っていく。 GKチェ・チュルウォンは江坂を寄せ付けてボールを手で拾い上げるが、これを江坂がバックパスだとアピール。主審が笛を吹くと、江坂はすぐさまボール奪って置いて、味方がシュート。これはブGKがなんとかセーブするが、こぼれ球をイ・チョンヨンが蹴り込み、逆転に成功。土壇場の逆転ゴールで開幕3連勝を飾った。 <span class="paragraph-title">【動画】江坂任のファインプレー!素早いリスタートが逆転ゴールにつながる!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="mUksudvEr4o";var video_start = 97;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.03.12 21:40 Sun

9G1Aで17年ぶりリーグ優勝に貢献した天野純は? Kリーグの年間表彰ノミネート選手が発表、2部では日本人が候補に

Kリーグは18日、2022シーズンのMVPやベストイレブンのKリーグ年間表彰候補選手を発表した。 2022シーズンのKリーグ1は蔚山現代が優勝。2005年以来、17シーズンぶり3度目の優勝を果たした。 全北現代モータースが6連覇を目指して臨んだシーズンだったが、蔚山現代は常に首位を争いながらも明け渡さず。1試合を残して優勝を決めていた。 元韓国代表DFであり元韓国代表監督でもある洪明甫監督に率いられ、チームには横浜F・マリノスからレンタル移籍中のMF天野純や、ガンバ大阪でプレーしていた韓国代表DFキム・ヨングォン、アルビレックス新潟や浦和レッズでプレーしたFWレオナルドが所属。その他にも、韓国代表FWイ・チョンヨンやGKチョ・ヒョヌらが所属している。 そんな中、MVP候補にはキム・デウォン(江原FC)、 キム・ジンス(全北現代)、 シン・ジンホ(浦項スティーラース)、 イ・チョンヨン(蔚山現代)がノミネートした。キム・デウォンは12ゴール13アシストと圧巻の成績を残しており、MVP争いでも注目されている。 その他、ベストイレブンには各ポジションに候補選手が入ったが、天野は選外に。リーグ戦29試合で9ゴール1アシストと優勝に貢献していたが、候補にも選ばれなかった。 なお、ベストイレブン候補に選ばれた元Jリーガーは、清水エスパルスでプレーしたDFイ・キジェ(水原三星ブルーウィングス)が左サイドバックの候補に、FC東京、大宮アルディージャ、ガンバ大阪でプレーしたDFキム・ヨングォン(蔚山現代)がセンターバック、、ガイナーレ鳥取、アルビレックス新潟、浦和レッズでプレーしたFWレオナルド(蔚山現代)がFWの候補として選出された。 ちなみにKリーグ2のベストイレブン候補には、京都サンガF.C.やSC相模原、ザスパクサツ群馬、アスルクラロ沼津などでプレーしたFW石田雅俊(大田ハナシチズン)がノミネート。今季は33試合で10ゴール4アシストを記録していた。 最終的な受賞者は24日に発表される。 <span class="paragraph-title">【動画】蔚山現代を優勝に導いた天野純のゴール集!</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJ6ejBleE53ZiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> 2022.10.19 21:27 Wed

天野純が2試合目でKリーグ初ゴール! 2ゴールの活躍で蔚山現代の勝利に貢献《Kリーグ1》

蔚山現代でプレーするMF天野純が早速躍動した。 横浜F・マリノスから期限付き移籍でKリーグ1の蔚山現代へと移籍した天野。自身初の韓国でのプレーに挑戦するシーズンが始まった。 ホン・ミョンボ監督が率いるチームには、昨シーズンまでガンバ大阪でプレーした韓国代表DFキム・ヨングォンやヨーロッパで長くプレーしたMFイ・チョンヨン、アビスパ福岡でもプレーしたDFウォン・ドゥジェらも在籍。先日は浦和レッズなどでプレーしたFWレオナルドを獲得していた。 開幕戦は金泉尚武FCとゴールレスドローに終わっていた蔚山。第2節は城南FCと対戦した。 天野は[4-2-3-1]のトップ下で先発フル出場。開幕戦に続いて出番をもらうと、結果で期待に応えた。 前半をゴールレスで迎えた試合。47分にその天野が魅せた。パスを繋いで攻め込んだ蔚山は、スルーパスに抜けたオム・ウォンサンがグラウンダーのクロス。しかし、これはクリアされてしまう。 ただ、こぼれ球を味方が左サイドからクロス。これがボックス内で競り合いとなると、こぼれ球に反応した天野がボレー。これが決まり、蔚山が先制に成功する。 さらに天野は82分に相手のビルドアップにプレスをかけてボール奪いに行くと、ボックス内で倒されてPKを獲得。このPKのキッカーを任されると、右隅にしっかりと沈めてゴール。2ゴールの活躍を見せ、チームのシーズン初勝利に貢献した。 城南FC 0-2 蔚山現代 【蔚山】 天野純(47分、84分) <span class="paragraph-title">【動画】アマジュンが魅せた!韓国2試合目で2ゴールの活躍!</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiIzaWVUQWduVCIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> 2022.02.28 17:15 Mon

韓国代表MFイ・チョンヨンがブンデス2部のボーフムに加入

▽ブンデス2部のボーフムは6日、フリーの韓国代表MFイ・チョンヨン(30)の加入を発表した。契約期間は2019年6月30日までの1年間となっている。 ▽ボルトンとクリスタル・パレスでプレミアリーグ通算105試合に出場して8ゴール15アシストを記録したスピードに優れたアタッカーのイ・チョンヨン。だが、近年はインパクトを残せず昨季はクリスタル・パレスでプレミアリーグ7試合の出場に留まり、昨季をもって退団していた。 ▽ロシア・ワールドカップでは代表候補までは選出されていたが、最終メンバーには選出されていなかった。 2018.09.07 00:27 Fri

パク・チソン超え! ソン・フンミン、プレミアのアジア人歴代最多得点記録を樹立

▽トッテナムに所属する韓国代表FWソン・フンミン(25)がプレミアリーグの歴史に名を刻んだ。 ▽ソン・フンミンは、5日に行われたプレミアリーグ第11節のクリスタル・パレス戦(1-0トッテナムが勝利)で決勝点をマーク。かつてマンチェスター・ユナイテッドで活躍した元韓国代表MFのパク・チソン氏が持つプレミアリーグにおけるアジア人最多得点記録を塗り替えた。 ▽現在のアジアで最高の選手との呼び声高いソン・フンミンは、ハンブルガーSVでプロキャリアをスタート後、2013年夏からレバークーゼンでプレー。2015年夏にアジア人最高額の移籍金3000万ユーロ(現在のレートで約40億2000万円)でトッテナム入りを果たした。 ▽トッテナム在籍3シーズンのプレミアリーグ通算成績は、72試合20ゴール(1年目:4ゴール、2年目:14ゴール、3年目:2ゴール)。パク・チソンの通算出場数(154試合)の半分以下での新記録樹立となる。 ◆プレミアリーグのアジア人歴代得点ランキング※[国籍/出場数] 【20ゴール】 ソン・フンミン [韓国/72試合] 【19ゴール】 パク・チソン [韓国/154試合] 【13ゴール】 キ・ソンヨン [韓国/145試合] 【12ゴール】 岡崎慎司 [日本/75試合] 【8ゴール】 イ・チョンヨン [韓国/100試合] 2017.11.06 11:50 Mon

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「傑出していた」前半の3ゴールを振り返る横浜FMのキューウェル監督、PK戦を制しアジアタイトルへあと1つ「ただ試合を楽しむだけ」

横浜F・マリノスのハリー・キューウェル監督が、蔚山HD FC戦を振り返った。 24日、AFC チャンピオンズリーグ(ACL)準決勝2ndレグで横浜FMはホームに蔚山を迎えた。 アウェイで1stレグは1-0で敗れていた横浜FM。クラブ史上初の領域に達している中、大雨が降るホームゲームでは立ち上がりから圧倒する。 13分に植中朝日が先制ゴールを決めて2戦合計で追いつくと、21分にアンデルソン・ロペス、30分に植中とあっという間に3点のリードを奪う。 余裕が生まれたはずの横浜FMだったが、35分にCKから失点。それでもリードを得ていたが、39分にアクシデント。完全に裏を取られてカウンターを受けると、上島拓巳がハンドを犯してPKを与えるとともに一発退場に。これを決められ2戦合計3-3となる。 数的不利での長い戦いとなった横浜FM。後半には一度ネットを揺らされるもオフサイドで取り消し。そのまま90分を終えると、延長戦でもゴールが生まれず、PK戦に決着が委ねられた。 互いに4人ずつが成功。先攻の蔚山は、5人目のキム・ミヌのシュートをGKポープ・ウィリアムがセーブ。すると、5人目のエドゥアルドがしっかりと決め、決勝進出を決めた。 試合後、キューウェル監督は蔚山戦の2試合について言及。延長戦を含めて120分以上、そしてPK戦を戦い抜いた選手たちを称えるとともに、スタッフも称えた。 「この2試合は我々から全てを奪ったが、選手たちは対処できると言い、実際に成し遂げた。選手たちの功績だが、選手の準備が整っているかどうかを確認してくれたコーチングとメディカルのスタッフの功績も大きい」 「90分をゆうに超える選手たちの仕事ぶりには信じられないほどだ。彼らは一丸となって懸命にプレーし、なかなか崩れなかった」 「我々は時々、少し運にも恵まれた。それについて疑問の余地はないが、我々はチャンスを自分たちに引き込んだ。これから最もプレーする最も難しい試合は、準決勝だと彼らに伝えていた」 また、立ち上がりの攻勢について言及。失点するまでは非常に良かったとし、その後は数的不利になるなど難しかったものの、選手たちがしっかりと戦ったと振り返った。 「ほとんどの試合で、我々は限界まで追い込まれており、今夜も例外ではなかった。試合を振り返ってみると、最初の35分間は傑出していたサッカーをしていたチームが1チームだけだったことがハッキリとわかるだろう」 「つまり、我々が生み出していたチャンスや動きのパターンは信じられないほど素晴らしかった。蔚山は彼らの努力にもかかわらず、最初の33分、35分は攻撃をすることができなかった」 「嬉しかったし、我々は圧倒的なリードを奪ったが、残念ながら我々が一瞬そこでスリップし、彼らが巻き起こし、その後は混乱しているように見えた」 「選手たちがシフトを入れ直し、本当によく戦ってくれたことを非常に誇りに思っている」 いよいよクラブ史上初のACL決勝へ。相手はUAEのアル・アインとなる中、キューウェル監督は「我々は決勝を楽しむつもりだ。決勝でプレーするチャンスはそう多くないが、その時はただ試合を楽しむだけだ」とコメント。2試合での決着で、アジアの頂点を目指す。 <span class="paragraph-title">【動画】決勝に向けた激闘! 数的不利で戦った横浜FMがアジア制覇へあと1つ</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="nRG_JVYm2RM";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.25 18:50 Thu

数的不利でよく耐えた! 横浜FMが死闘の末にPK戦制して蔚山撃破、クラブ史上初のアジア王者懸かる決勝戦へ【ACL2023-24】

横浜F・マリノスは24日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2023-24・東地区準決勝2ndレグの蔚山HD(韓国)戦を本拠地・横浜国際総合競技場で戦い、2戦合計3-3のドローからPK戦を制し、決勝戦進出を決めた。 敵地韓国での1stレグを0-1と落とした横浜FM。決勝戦進出へ向けて2ndレグは「90分間で1点差の勝利」が最低条件であり、まさにACL初制覇へ向けた大一番、正念場。 “対韓国”の観点からも期待が懸かるなか、喜田拓也&渡辺皓太がメンバー外の中盤は1stレグ同様に苦しい構成。一方ではエウベルがスタメン復帰し、ブラジリアン3トップが揃って先発だ。 その一角を担うヤン・マテウスが開始3分、右ワイドから得意のカットインで左足一閃。枠を捉えず副審の旗が上がるも、蔚山にまずはひとつ見せつける。重要なのは繰り返しとアイデアだ。 7分にはGKポープ・ウィリアムがキャッチ即ロングフィード。これが左ワイドのエウベルへ綺麗に通り、急襲カウンターに。ラストパスをアンデルソン・ロペスへ通したかった。 意志の強さを見せる横浜FMは13分に先制。 右サイドからの攻撃は一度バイタルエリアで寸断されるも、ここのところ中盤起用が多い植中朝日がボックス内まで走って即奪い返し。勢いそのままに右足シュートを流し込んだ。 大雨のなか、なおも気概を感じさせる横浜FM。 16分には深く押し込み、最後はボックス手前からアンカー榊原彗悟が右足内巻きミドル。ほんのわずかにクロスバーを超えて追加点=2試合トータルでの逆転はならず。 なんて思った矢先に2点目。 20分、押しこんだ状態からボックス手前でパスを受けたのは、頼みのアンデルソン・ロペス。Jリーグ屈指の点取り屋は、ワントラップから迷わず左足を振り抜き、ゴール右隅に突き刺した。 ホームの利と言うべきか、1stレグとは別のチームかと思わせるほど、ひとつひとつの攻撃が蔚山に打撃を与え、早い段階で“逆転”に成功した横浜FM。テンションを落とさず3点目が欲しい。 27分、右サイドの崩しからアンデルソン・ロペスがボックス内で粘って落とし、エウベルが右足ボレー。ゴール右上を狙って威力・コースともに十分だったが、ほんのわずかに枠外へ。 誰もが確信して疑わなかった3点目は30分。 敵陣でのボール奪取から鋭い縦パスが入ると、さらに縦の植中へワンタッチで流し、植中は巧みなターンで前を向く。植中は蔚山GKチョ・ヒョヌが反応できぬゴール右上隅へコントロールショットを流し込んだ。 横浜FMはハッキリ言って“出来すぎ”な30分間。 蔚山を率いるホン・ミョンボ監督が堪らず34分で最初の選手交代を敢行すると、直後の35分にさっそく1点を返されることに。右CKを与え、マテウス・サレスにヘディング弾を流し込まれた。 さらに39分、カウンターを浴び、自軍ボックス内でスライディングした上島拓巳がハンド。PKを与えるとともに、上島は1発レッドの厳しい判定に。先ほど投入のダリヤン・ボヤニッチにPKを決められ、横浜FMは数的不利となった。 これを境に30分までと真逆のゲーム展開に。前半アディショナルタイム7分間を含め、ラインを押し上げれず、蔚山に幾度も決定機を作られ、なんとか凌いで「2戦合計3-3」を維持した横浜FM。 ハリー・キューウェル監督は後半頭からエウベルとナム・テヒを下げ、センターバックのエドゥアルド、そして中盤に山根陸を投入。このセーフティな采配は功を奏すか否か。 47分にいきなり被弾。蔚山の右SB、ソル・ヨンウにボックス内へ侵入され、最後はボヤニッチの地を這うシュートがネットへ。ただ、シュートに関与した選手のオフサイドにより、かろうじて1点リードおよび「2戦合計3-3」をキープする。 その後も守備のたびに決定機を作られ、GKポープ・ウィリアムの一対一顔面セーブなどで凌いでいく横浜FM。一気呵成でカウンターに転じる気配はなく、耐えるしかない時間が続く。 それでも63分、手数をかけない攻撃から永戸勝也のクロスにヤン・マテウスのヘディングがネットを揺らす。オフサイドの判定だったが、集中力を保ってこの形を何度も作るしかない。この点を改めて理解するには十分な場面を作った。 気づけば“守り慣れた”横浜FM。やはりなかなか前進できないが、個々の集中力に鋭さが増し、一対一の攻防で劣勢を強いられても必ずカバーが入る。体力が厳しいだろうが、頑張ってほしい。 90分間も終盤に差し掛かると、再び蔚山の決定機が増え、横浜FMはポストに救われる場面も。それでもなお耐えに耐え、試合は“180分間”を終えて3-3。延長戦への突入に。 延後3分、なおも耐えるなかでワンチャンス。やはり攻撃に手数をかけれないなか、タッチライン際敵陣深くでのボール奪取から、素早いクロスに途中出場の水沼宏太が右足シュート。GKチョ・ヒョヌに寸前でCKに逃げられる。 延後10分、今度は蔚山に押し込まれ、ケルビンの決定的なボックス内からの右足シュートをGKポープ・ウィリアムが決死のスーパーセーブ。わずかに指をかすめ、ポストに弾かれて難を逃れる。 延後12分には、元サガン鳥栖のキム・ミヌにCKからネットを揺らされるもかろうじてオフサイド。延後13分もCKからキム・ミヌが決定的なシュートも、ギリッギリで枠を外れて肝を冷やす。 結局、延長戦も耐えまくった横浜FM。クラブ史上初のACL決勝戦進出をかけた大死闘は、PK戦に決着が委ねられることとなった。 PK戦 先攻:蔚山/後攻:横浜FM 1人目 蔚山◯/横浜FM◯(アンデルソン・ロペス) 2人目 蔚山◯/横浜FM◯(水沼宏太) 3人目 蔚山◯/横浜FM◯(松原健) 4人目 蔚山◯/横浜FM◯(天野純) 5人目 蔚山×/横浜FM◯(エドゥアルド) GKポープ・ウィリアムが5人目のキム・ミヌのキックをストップ。この結果、PK戦の末に死闘を制した横浜FM。蔚山を下し、アル・アイン(UAE)が待つ決勝戦に進出だ。 横浜F・マリノス 3-2(2戦合計3-3/PK:5-4) 蔚山HD 【横浜FM】 植中朝日(前13、前30) アンデルソン・ロペス(前20) 【蔚山】 マテウス・サレス(前35) ダリヤン・ボヤニッチ(前42) <span class="paragraph-title">【動画】ポープ・ウィリアムという神様...120分間で被シュート40本を凌ぎ、最後はPK戦で殊勲のセーブ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>劣勢を跳ねのけた!<br>感動のファイナル進出‼<br>\<br><br>横浜FMが5人全員PKを成功させ<br>初のファイナル進出!<br><br>長時間の数的不利を跳ねのけ<br>最後の最後にファイナルの座を勝ち取った<br><br>AFCチャンピオンズリーグ23/24 準決勝 第2戦<br>横浜FM×蔚山<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中 <a href="https://t.co/PXdgZvQ4hq">pic.twitter.com/PXdgZvQ4hq</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1783121780288491800?ref_src=twsrc%5Etfw">April 24, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.04.24 21:55 Wed

兵役控える26歳の1発に沈む…横浜FMが準決勝1stレグで蔚山に惜敗、決勝進出へホーム2ndレグは正念場【ACL2023-24】

横浜F・マリノスは17日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2023-24・東地区準決勝1stレグで蔚山HD(韓国)とのアウェイゲームに臨み、0-1で敗れることとなった。 ACLのノックアウトステージをハリー・キューウェル監督新体制で迎えた横浜FM。ラウンド16でタイのバンコク・ユナイテッドを撃破後、準々決勝はグループステージでも激突の山東泰山(中国)との対戦を制し、“東地区の決勝戦”まで到達した。 直近のJ1リーグ第8節湘南ベルマーレ戦から中3日、スタメン11人に目を向けると、キャプテン喜田拓也が韓国遠征に帯同せず、松原健が腕章を巻く。エウベルやエドゥアルドも不在で、宮市亮や湘南戦メンバー外の畠中槙之輔、元蔚山の天野純がピッチに立つ。 立ち上がりはホーム蔚山の勢いを受ける側にまわった横浜FM。Kリーグ1開幕7試合で16得点の蔚山は現役韓国代表戦士が多く、キム・ヨングォンにファン・ソッコ、イ・ミョンジェなどとJリーグ経験者も多数。ベンチには江坂任も控えている。 すぐに持ち直した横浜FMだが、リアクションも鋭い蔚山に対し、常に動き出しで一歩遅れをとっている印象。19分、左サイドバックのイ・ミョンジェに低いクロスを入れられ、最後はボックス内へ走ったイ・ドンギョンに左足弾を流し込まれた。 イ・ドンギョン(26)は今季リーグ戦7試合6得点4アシストで、かつてシャルケ、ハンザ・ロストックでプレー。兵役のため、4月末から2025年10月末まで18カ月間、Kリーグ2の金泉尚武(兵役選手のクラブ)行きが目前に控えている選手だ。 横浜FMは決定機と呼べるチャンスもないまま時間が過ぎ、41分にはゴール正面からのFKでヤン・マテウスが狙うも、落としきれずに枠の上。両ワイドがスピードを活かすシーンは作れず、アンデルソン・ロペスに良いボールは入らない。 前半終盤にかけてセットプレーを連続獲得も、ゴールには繋がらなかった横浜FM。それでも1点ビハインドで迎えた後半頭、宮市の抜け出しからクロスが入り、最後はキム・ヨングォンのクリアミスを拾った天野がシュートを放つ。 このシーン、直後の左CKも含めてやはりゴールに繋がらずも、後半ファーストアタッキングで大きなチャンスを作り、全体的に出足の鋭さが増した印象のキューウェル・マリノス。なんとか60分までに1点がほしいところだ。 頼みのA・ロペスは59分、右からの横パスをゴール正面で受けるが、うまく“面”を作れず空振り気味に。絶好機をふいにすると60分、素早い反転からDFを背負った状態で左足を振るが、今度は大きく枠の上へ。後半頭の期待が萎む横浜FMだ。 そうなるとホーム2ndレグも見据え「1点と1-1ドロー」を最低限確保したいところ。キューウェル監督は64分、自慢の快足をこれ以上活かせる気配がない宮市を下げ、井上健太を左ウイングに投入。フレッシュな井上はチームに貢献できるか。 蔚山は67分、カウンターからオム・ウォンサンが運び、最後チュ・ミンギュのシュートはポストを直撃。跳ね返った先に詰めたオム・ウォンサンがいたが、ほんのわずかに足が届かず、肝を冷やす横浜FM。 さらに直後の68分、再びカウンターで今度はイ・ドンギョンが運び、ボックス手前から左足を一閃…ここはGKポープ・ウィリアムが間一髪で左手に当て、ポストをかすめて難を逃れた横浜FM。 さらにさらに72分、右からのクロスにチュ・ミンギュの決定的なヘディングシュートをポープ・ウィリアムが阻止。十数秒後にチュ・ミンギュにネットを揺らされるも、今度はオフサイドで副審の旗。何度も幸運と守護神に救われる横浜FM。 試合も終盤の81分、左からの斜めの浮き球に飛び込んだヤン・マテウスはフリーだったが、眼前にゴールとGKチョ・ヒョヌ1人というなか、スライディングで伸ばした左足シュートは枠上へ。横浜FMはこの日最大の決定機を逸する。 結局、最後まで1点が遠く、敵地での1stレグを0-1で落とした横浜FM。初の決勝戦進出・アジア制覇に向け、ホームでの2ndレグは90分間での勝利が最低限必要となる。 蔚山HD 1-0 横浜F・マリノス 【蔚山】 イ・ドンギョン(前20) 2024.04.17 20:58 Wed

江坂任も先発の蔚山HDが全北現代との韓国勢対決を制して準決勝進出! 横浜FMvs山東泰山の勝者と対戦【ACL2023-24】

12日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝2ndレグの蔚山HD FCvs全北現代モータースが行われ、1-0で蔚山が勝利。2戦合計2-1とし、ベスト4進出を決めた。 5日に行われた1stレグでは1-1のドローに終わっていた韓国勢同士の一戦。2ndレグでは日本人MF江坂任も先発出場を果たした。 互いに慎重な入りを見せ、一進一退の展開が続いて行く中、互いに隙を突いて攻撃を仕掛けるも、決定機を作るまでには至らない。 それでも、ホームの蔚山が主導権を握って行く中、ゴールレスで前半を終えるかと思われたアディショナルタイム2分にスコアが動く。 カウンターを仕掛けた蔚山はソル・ヨンウがアーリークロス、これはクリアされるが、こぼれ球を拾うと、ボックス手前左でパスを受けたグスタフ・ルドヴィグソンがタイミングを見計らって正確なクロス。ファーサイドのスペースに走り込んでいたソル・ヨンウがボックス内でダイレクトボレー。これが強烈にネットを揺らし、蔚山が先制してリードを奪う。 2戦合計でも蔚山がリードした状態となった中、逆転勝利を目指す全北現代は後半は圧力をかけることに。それでも蔚山は大サポーターの後押しを受けて粘り強く戦っていく。 全北現代は52分にビッグチャンス。細かくパスを繋ぐと、ボックス前での横パスをチアゴ・オロボがダイレクトシュート。枠を捉えたが、GKチョ・ヒョヌが横っ飛びでセーブする。 蔚山は粘り強く戦い、全北現代の攻撃を凌ぎ切り1-0で勝利。2戦合計2-1で準決勝に駒を進めた。 なお、13日には横浜F・マリノスと山東泰山の準々決勝2ndレグが行われ、勝者が蔚山と決勝進出を懸けて戦う。 蔚山HD FC 1-0(AGG:2-1) 全北現代モータース 【得点者】 1-0:45分+2 ソル・ヨンウ(蔚山HD) 2024.03.12 21:55 Tue

江坂任が開幕戦で技ありの決勝ゴール! 蔚山HDはリーグ3連覇に向けて好スタート

蔚山HDのMF江坂任が開幕戦でいきなりゴールを記録し、勝利に貢献した。 2022年から蔚山でプレーする江坂。2022シーズンのKリーグ1ではチームは見事に優勝。2023-24シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)でもチームはベスト8に進出している。 ラウンド16ではヴァンフォーレ甲府を下した蔚山。1日にKリーグ1の開幕戦を迎え、ACLに参加していた浦項スティーラースと対戦した。 先発出場した江坂は、0-0で迎えた52分にいきなり結果を残す。 左サイドへ展開したボールを相手がカットするも、それを奪った江坂は、カットインから右足一閃。チョ・ミンキュが合わせに行くも、そのままゴール右にボールは吸い込まれ、見事なゴールとなった。 今シーズンの開幕戦でいきなりゴールの江坂。チームもこのゴールを守りきり、1-0で勝利。リーグ3連覇に向けて良いスタートを切ることとなった。 <span class="paragraph-title">【動画】江坂任がカットインからファーサイドに決勝ゴールを沈める!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="QcX2XG4Ru3g";var video_start = 409;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.03.04 15:15 Mon
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