カバーニが再離脱…ELミラン戦の遠征メンバー入りも最後のトレーニングで問題…

2021.03.18 06:00 Thu
Getty Images
マンチェスター・ユナイテッドは17日、ウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニの再離脱を明かした。

ユナイテッドは18日、ヨーロッパリーグ(EL)・ラウンド16の2ndレグでミラン戦と対戦する。そして、17日は21名の遠征メンバーを発表していた。
そのリストにはパートナーの第一子出産に立ち会うためスペインに一時帰国していたGKダビド・デ・ヘア、負傷明けのMFポール・ポグバ、MFドニー・ファン・デ・ベークと共にカバーニの名前があった。

だが、同選手はキャリントンでの最後のトレーニングの際に問題が発覚したことで、FWアントニー・マルシャルとDFエリック・バイリーらと共にそのままマンチェスターに残ることになった。

オーレ・グンナー・スールシャール監督はカバーニの直前の離脱に関して、クラブ公式チャンネルで以下のように説明している。
「ドニーとポグバ、ダビドの復帰を嬉しく思う。彼らはビッグプレイヤーだからね。一方、残念なことにエディンソンは今日のトレーニングでちょっとした問題が起こり、遠征に参加する準備ができなかったようだ」

今月3日に行われたプレミアリーグ第29節のクリスタル・パレス戦で負傷したカバーニは、直近の公式戦3試合を欠場。今回のミラン戦での復帰が期待されたが、復帰にはもうしばらく時間が必要となるようだ。

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PSGが3度ナポリからエース獲得か? オシムヘンに214億円を支払う可能性

パリ・サンジェルマン(PSG)がナポリのナイジェリア代表FWビクター・オシムヘン(25)の契約解除条項に目をつけているようだ。イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』が伝えた。 ナポリのエースとして活躍するオシムヘン。これまでも度々移籍の噂が出るものの、ナポリに残留を続けていた。 2023年12月には2026年夏までの契約延長を果たした中、1億3000万ユーロ(約213億8000万円)の契約解除条項が設定されている。 そんな中、その契約解除条項を発動させようとしていると見られるのがPSG。ナポリからは過去に2度もエースを引き抜いている。 2012年夏にはエセキエル・ラベッシ、2013年夏にはエディンソン・カバーニをナポリから獲得。当時も契約解除金を支払っての獲得となったが、オシムヘンの比ではない。 PSGは今夏エースのフランス代表FWキリアン・ムバッペがレアル・マドリーへと移籍する可能性があり、新たなストライカーが欲しい状況。ナポリとの交渉で引き抜くことはアウレリオ・デ・ラウレンティス会長との骨の折れる交渉が待っているため現実的ではなく、この条項が適用される5月26日からの48日間が勝負と見られている。 2020年9月にリールからナポリに完全移籍で加入したオシムヘン。ナポリではこれまで公式戦126試合で72ゴール18アシストを記録している。 リール時代には公式戦38試合で18ゴール6アシスト。リーグ・アンでも27試合で13ゴール5アシストを記録しているが、再びフランスの地に足を踏み入れることはあるだろうか。 2024.04.06 13:45 Sat

“タフネス集団”首位インテルの強さはデータ上でも鮮明、とりわけ光る敵地での圧倒的勝負強さ

インテルの強さはデータ・数字にもしっかり表れている。 シモーネ・インザーギ監督体制3年目のインテル。「昨シーズン中盤戦の国内連敗続きからチャンピオンズリーグ(CL)決勝戦進出」を大きな経験値とし、これを経てタフネス集団と化したミラノの雄だ。 26日現在は、セリエAで2位ユベントスと勝ち点「9」差のダントツ首位、CLラウンド16もアトレティコ・マドリーに先勝でベスト8進出へ一歩前進…コッパ・イタリアこそ敗退も、1月のスーペル・コッパ優勝ですでにタイトルを1つ獲得済みだ。 その強さは、『OPTA』集計のセリエAにおけるデータにも表れている。 まず、インテルは昨季途中の2023年1月からセリエAにおけるアウェイゲームで「16」勝。これは欧州5大リーグ、イングランド・スペイン・イタリア・ドイツ・フランスの全クラブ中最多の数字だという。 また、25日に敵地でレッチェを撃破(4◯0)したことにより、史上初のアウェイ「20」試合連続ゴールを達成。今季公式戦全体でノーゴールに終わったのは、消化試合となったCLグループステージ第6節のレアル・ソシエダ戦だけ…凄まじい得点力だ。 そんなインテルをけん引するのが、絶対的な点取り屋にしてキャプテンを担う26歳、アルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネス。レッチェ戦の2ゴールにより、今季23試合22ゴールとした得点ランキングトップのエースだ。 ラウタロについては、この段階でキャリアハイの22ゴールとなっただけでなく、過去65年間で5人目となる3年連続20ゴールを前節までに達成。もはや、名実ともにカルチョの象徴と言って差し支えない。 3季ぶりのスクデットへ視界良好であると同時に、14年ぶりのCL制覇も目指すインテル。”カルチョ復権”のためには、インテルが欧州で勝つ以外に道はない。3月以降のインザーギ・インテルにも期待したい。 ◆インテルの今季アウェイ成績(セリエA) ▷13試合11勝2分け0敗 ▷13試合33ゴール6失点 ▷13試合すべて最低1ゴール ◆3年連続20ゴール達成者(セリエA) ▷ガブリエル・バティストゥータ氏 ▷アントニオ・ディ・ナターレ氏 ▷エディンソン・カバーニ ▷クリスティアーノ・ロナウド ▷ラウタロ・マルティネス 2024.02.26 15:55 Mon

ムバッペの失いそうなPSG、オシムヘンを有力な後釜候補に?

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スコットランドでもFWばりの得点感覚を光らせる大型の中盤/スコット・マクトミネイ(スコットランド代表)【ユーロ2024】

14日、ユーロ2024がいよいよ開幕。ドイツで行われる今大会は24カ国が出場し、7月14日までの1カ月間開催される。 今大会には最後の国際大会になる選手や、所属クラブで躍動した若手選手まで、622名の選手にプレーの可能性がある状況。出場24カ国を注目選手と共に紹介していく。 <span class="paragraph-subtitle">■スコットランド代表</span> 出場回数:2大会連続4回目 最高成績:グループステージ敗退(1992、1996、2020) ユーロ2020結果:グループステージ敗退 予選結果:グループA・2位 監督:スティーブ・クラーク <span style="font-weight:800">◆注目選手</span> MFスコット・マクトミネイ(マンチェスター・ユナイテッド) 1996年12月8日(27歳) ドイツ代表との開幕ゲームに指名されたスコットランド代表。大会直前にもリンドン・ダイクスらが負傷離脱と欠場者が多いが、キャプテンのアンドリュー・ロバートソンをはじめ、ジョン・マッギンやカラム・マクレガーら経験豊かな選手が揃う。そうした顔ぶれで初のグループステージ突破を目指すなか、注目したい1人がスコット・マクトミネイだ。 今季のユナイテッドでは当初こそ出番を待つ日々が続いたが、ケガ人続きのチーム事情も追い風となり、終わってみれば公式戦43試合に出場。その出場数は49試合を記録した2020–21シーズンの自己ベストに次ぐもので、個人としてもこのユーロを良い状態で迎えると言っていい。 そんな27歳MFは中盤の選手だが、クラブと代表のそれぞれでFW顔負けの得点感覚を発揮して異彩。ユナイテッドで自己最多のシーズン10ゴールを決めたなか、代表でもユーロ予選の8試合で7得点とゴールゲッターとしての顔を見せ、2大会連続の本大会行きに大きく貢献した。 今大会の代表では今季のハーツで公式戦31ゴールのローレンス・シャンクランドといったアタッカーもいるが、190cmオーバーのサイズも生かしてゴールに向かっていくユナイテッドMFのプレーもチームの攻撃において武器の1つ。本大会でも予選のように得点感覚を発揮するようだと、ホスト国と同居の厳しい組でチームも勢いに乗るはずだ。 <span style="font-weight:800">◆試合日程</span> ▽6月14日(金) 《28:00》※開幕戦 【A】ドイツ代表 vs スコットランド代表 ▽6月19日(水) 《28:00》 【A】スコットランド代表 vsスイス代表 ▽6月23日(日) 《28:00》 【A】スコットランド代表 vs ハンガリー代表 <span style="font-weight:800">◆招集メンバー</span> GK 1.アンガス・ガン(ノリッジ・シティ/イングランド) 12.リアム・ケリー(マザーウェル) 21.ザンダー・クラーク(ハート・オブ・ミドロシアン) DF 2.アンソニー・ラルストン(セルティック) 3.アンドリュー・ロバートソン(リバプール/イングランド) 5.グラント・ハンリー(ノリッジ・シティ/イングランド) 6.キーラン・ティアニー(レアル・ソシエダ/スペイン) 13.ジャック・ヘンドリー(アル・イテファク/サウジアラビア) 15.ライアン・ポーテアス(ワトフォード/イングランド) 16.リアム・クーパー(リーズ・ユナイテッド/イングランド) 22.ロス・マクローリー(ブリストル・シティ/イングランド) 24.グレッグ・テイラー(セルティック) 26.スコット・マッケンナ(コペンハーゲン/デンマーク) MF 4.スコット・マクトミネイ(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド) 7.ジョン・マッギン(アストン・ビラ/イングランド) 8.カラム・マクレガー(セルティック) 14.ビリー・ギルモア(ブライトン&ホーヴ・アルビオン/イングランド) 17.スチュアート・アームストロング(サウサンプトン/イングランド) 18.ルイス・モーガン(ニューヨーク・レッドブルズ/アメリカ) 20.ライアン・ジャック(レンジャーズ) 23.ケニー・マクリーン(ノリッジ・シティ/イングランド) 25.ジェームズ・フォレスト(セルティック) FW 9.ローレンス・シャンクランド(ハート・オブ・ミドロシアン) 10.チェ・アダムス(サウサンプトン/イングランド) 11.ライアン・クリスティ(ボーンマス/イングランド) 19.トミー・コンウェイ(ブリストル・シティ/イングランド) 2024.06.14 18:00 Fri

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