タイトルにあと一歩届かずのフィオレンティーナ、指揮官は「悔いを残して去る」

2023.05.25 16:15 Thu
Getty Images
フィオレンティーナヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督が、コッパ・イタリア決勝敗退を嘆いた。

フィオレンティーナは24日に行われたコッパ・イタリア決勝で、インテルと対戦。2000-01シーズン以来の同大会優勝を目指すチームは、開始早々にFWニコラス・ゴンサレスのゴールで先制するも、前半だけで逆転を許す苦しい展開に。後半は再び攻勢を仕掛けて多くのチャンスを作りながらも、最後までゴールネットを揺らせず1-2で敗れた。
惜しくもタイトルを逃す形となったイタリアーノ監督は、イタリア『メディアセット』の取材で落胆を隠さず。それでも、6月に行われるヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)決勝のウェストハム戦を前に、良い教訓が得られたと強調している。

「我々は非常に強力なスタートを切り、得点のきっかけを作れた。その後も多くのチャンスを得られたが、インテルに反撃を許してしまい、避けられただろう失点を許してしまったと思う。そこからは、チャンピオンズリーグのファイナリストにしてワールドカップも制したラウタロ・マルティネスに2点目を決められた」

「後半、我々はあらゆることを試して数多くの得点チャンスを作り、インテルに大きな問題を引き起こしたと思う。素晴らしいチームであるインテルと同じレベルでプレーできたからこそ、悔いを残して去ることになった」
「残念ではあるが、ECL決勝戦とセリエAの2試合があるのだから、集中を切らさない必要がある。そして我々は、失望から再び軌道に乗ることに慣れているのだ。私は若者たちに『シャツのため心血を注ぎ戦えば、決して負けることはない』と話した」

「ECL決勝では、今夜のようなミスをしないように努めたい。再び質の高いチームとの一発勝負になるのだ。ただ、今夜と同じようなメンタリティでプレーすれば、また相手に問題を引き起こせるだろう」

「一発勝負の試合では、最初のミスで罰せられることもある。今日も同点に追いつかれるまで、インテルにほとんど何もさせていなかった。だが、失点からの15分間で一体感を失い、それを最大限に利用されてしまった。このレベルでは細部が重要となり、選手たちのクオリティがトロフィーをもたらす。我々はチャンスを作ったが、インテルほどゴール前で冷静ではなかった」

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中盤支えるギャラガー&エンソ・フェルナンデスのゴールをポチェッティーノ監督が改めて祝福「こういった喜びを感じるに値する」

チェルシーのマウリシオ・ポチェッティーノ監督がイングランド代表MFコナー・ギャラガーとアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスについて語った。クラブ公式サイトが伝えた。 7日にFAカップ4回戦再試合のアストン・ビラ戦に臨み、3-1の勝利を収めていたチェルシー。ギャラガーの今シーズン初ゴールで先制すると、セネガル代表FWニコラス・ジャクソンが加点し、後半にはエンソ・フェルナンデスの見事な直接FKが決まった。 ポチェッティーノ監督は12日のプレミアリーグ第24節クリスタル・パレス戦を前に、中盤2人のゴールについて言及。「時間の問題だった」とこれまで見せていたゴール以外の貢献を称えた。 「コナーとエンソは本当に優れた選手だし、チームとクラブへコミットメントを示すために一生懸命働いている」 「コナーにとってもエンソにとっても素晴らしいことだった。私は2人のことをとても嬉しく思っている。彼らはこういった喜びを感じるに値するし、幸せを感じながらサッカーを楽しむ権利がある」 「この2人は良いパフォーマンスをしようと一生懸命努力している。私も2人のパフォーマンスには本当に満足だった」 2024.02.10 14:49 Sat

連覇を狙うセネガルが代表メンバー発表!マネやクリバリ、守護神メンディらを順当に選出【CAN2023】

セネガルサッカー連盟(FSF)は29日、アフリカ・ネーションズカップ(CAN)に向けた同国代表メンバー27人を発表した。 前回王者として大会連覇を狙うセネガル代表。今大会ではグループCに入り、カメルーン代表、ギニア代表、ガンビア代表と同居した。 アリウ・シセ監督は今大会に向けて、FWサディオ・マネ(アル・ナスル)やMFパプ・ゲイエ(マルセイユ)、DFカリドゥ・クリバリ(アル・ヒラル)、GKエドゥアール・メンディ(アル・アハリ)ら主力を順当に選出した。 セネガルは初戦でガンビア(1/15)、第2戦でカメルーン(1/19)、最終戦でギニア(1/23)と対戦する。 今回発表されたセネガル代表メンバーは以下の通り。 ◆セネガル代表メンバー27名 GK エドゥアール・メンディ(アル・アハリFC/サウジアラビア) セニー・ディエン(ミドルズブラ/イングランド) モリー・ディアウ(クレルモン/フランス) DF カリドゥ・クリバリ(アル・ヒラル/サウジアラビア) アブドゥ・ディアロ(アル・アラビ/カタール) アブドゥライエ・セック(マッカビ・ハイファ/イスラエル) エンディアイェ・エンディアイエ(トロワ/フランス) フォルモーゼ・メンディ(ロリアン/フランス) イスマイル・ヤコブス(モナコ/フランス) ユスフ・サバリ(ベティス/スペイン) フォデ・バロ=トゥーレ(フルアム/イングランド) ムサ・ニアカテ(ノッティンガム・フォレスト/イングランド) MF パテ・シス(ラージョ・バジェカーノ/スペイン) ラミーヌ・カマラ(メス/フランス) パプ・ゲイエ(マルセイユ/フランス) ナンパリイズ・メンディ(スタッド・ランス/フランス) クルパン・ディアタ(モナコ/フランス) シェイフ・クヤテ(ノッティンガム・フォレスト/イングランド) パプ・マタル・サール(トッテナム/イングランド) イドリサ・ゲイエ(エバートン/イングランド) FW サディオ・マネ(アル・ナスル/サウジアラビア) ハビブ・ディアロ(アル・シャバブ/サウジアラビア) ニコラス・ジャクソン(チェルシー/イングランド) イスマイラ・サール(マルセイユ/フランス) イリマン・エンディアイエ(マルセイユ/フランス) ブライエ・ディア(サレルニターナ/イタリア) アブダラー・シマ(レンジャーズ/スコットランド) 2023.12.29 23:30 Fri

「とても誇りでとても幸せ」合計8ゴールの壮絶な打ち合いをドローに持ち込んだチェルシー、ポチェッティーノ監督はパフォーマンス称える「今日は本当に重要だった」

チェルシーのマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、マンチェスター・シティとの激闘を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 12日、プレミアリーグ第12節でチェルシーはホームにシティを迎えた。 今季も低調なスタートを切ってしまったチェルシー。4勝3分け4敗と中位に位置する中、相手は今季も首位を走るシティとなった。 ビッグマッチは予想だにしなかった壮絶な打ち合いに。25分にアーリング・ハーランドのPKでシティが先制するも、29分にチアゴ・シウバが同点ゴール。37分にはラヒーム・スターリングが古巣相手に逆転ゴールを決めるが、46分にシティが追いつき前半を2-2で終える。 後半に入り47分にハーランドのゴールデ再びシティが勝ち越しに成功。67分にチェルシーはニコラス・ジャクソンのゴールで追いつくが、86分にロドリにゴールを許して敗戦かと思われた。しかし、後半アディショナルタイムにPKを獲得。これを古巣対戦となったコール・パーマーがしっかり決め、4-4のドローに終わった。 壮絶な打ち合いとなるも、何度も追いつき勝ち点1を手にしたチェルシー。ポチェッティーノ監督は選手たちが見せたパフォーマンスを称えた。 「とても誇りに思っているし、とても幸せだ」 「今夜のパフォーマンスは素晴らしかったので、選手たちは称賛に値する。私にとって世界最高のチームと対戦した。試合中にはあまりにも多くのことが起こったが、我々の試合運びは本当によく、とても誇りに思った」 「もちろん改善すべき点は常にあるが、プロセスの途中だ。ゼロからプロジェクトを立ち上げていく旅をしている。この種の経験と試合はとても重要であり、選手とチームを大きく成長させるが、今はそれを活かして将来につなげる必要がある」 「我々が目指すところはまだ程遠いが、それがプロセスだ。この時期は別の問題だが、もちろんこの種のパフォーマンスは将来のために活かす必要がある」 「我々は一歩ずつ進んでいるが、もしかしたら2歩ジャンプできるかもしれない。でも、今日は大きなモチベーションになり、ファンとサポーターが我々をサポートしてくれて素晴らしかったので、警戒が必要だ」 終盤に勝ち越されるも、最後のPKをしっかりと決め切るなど粘り強さも示せたチェルシー。ポチェッティーノ監督は構築中のチームが見せたメンタリティと能力を称え、これを次に繋げていくことが大事だとした。 「我々はメンタリティを示し、人間性を示し、マンチェスター・シティのようなチームに対してゴールを狙って支配するための手段を持っていること、そしてチャンスを作り出す能力があることも示した。今日は本当に重要だったと思う」 「月曜日に言ったように、おそらくこれは我々の自信を築き、我々の仕事のやり方をもっと信じ始めるための出発点だ。今日を経て、今後はこのようにして将来的に競争する方法に変換することが重要だ」 <span class="paragraph-title">【動画】合計8ゴールの壮絶な打ち合い! チェルシーvsシティ</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="RPfvte9iAhk";var video_start = 5;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.11.13 09:45 Mon

ラツィオがインモービレのラストプレーPK弾でリーグ3連勝! 途中出場の鎌田大地は絶妙ラストパスなど見せ場【セリエA】

セリエA第10節のラツィオvsフィオレンティーナが30日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのラツィオが1-0で勝利した。なお、ラツィオのMF鎌田大地は67分からプレーした。 リーグ戦2連勝で9位まで順位を上げてきたラツィオ。しかし、直近のチャンピオンズリーグ(CL)では敵地でフェイエノールトに1-3の完敗となり、公式戦連勝が「3」でストップ。その敗戦からのバウンスバックを期すサッリのチームは、今シーズンここまでリーグ5位と好調を継続する難敵フィオレンティーナをホームで迎え撃った。 フェイエノールト戦からは先発4人を変更。ヒサイとカザーレ、ベシーノ、インモービレに代えてラッツァーリとパトリック、ゲンドゥージとカステジャノスが起用された。鎌田は引き続きベンチスタートとなった。 前から圧力をかけ合うアグレッシブなスタートを見せた名門対決。キックオフから数分は中盤でのバトルが目立ったが、10分過ぎに互いに決定機を作り合う。 まずは12分、ボックス右に抜け出したカステジャノスからのグラウンダーの折り返しにニアで反応したルイス・アルベルトがすかさず右足で合わせるが、これは惜しくもサイドネットを叩く。 この直後の13分にはボナヴェントゥーラからのフィードに反応したベルトランがDF2枚を振り切り、ボックス内ではGKプロベデルをかわしてシュートを流し込む。だが、これはオンフィールド・レビューの結果、トラップ際のハンドを取られてゴール取り消しに。続く17分にはセットプレーの二次攻撃からダンカンの左クロスに反応したベルトランがダイビングヘッドで合わせるが、今度は右ポストに阻まれた。 ここから試合はさらに激しさを増すかに思われたが、以降はバトルの主戦場が再び中盤に。互いに球際で激しさを見せるが、序盤のように攻撃では違いを生み出せず、相手の集中した守備に手を焼く。 それでも、ボール保持と切り替えの質でわずかながら勝るフィオレンティーナがより優勢に試合を進めると、37分にはボックス手前で仕掛けたイコネがミドルシュートを匂わせての意表を突くスルーパスからニコラス・ゴンサレスに決定機が訪れるが、ゴール左で放ったシュートはGKプロベデルにうまく間合いを潰されて決め切るには至らず。 ゴールレスで折り返した後半は、ホームのラツィオが押し返す。まずは54分、左サイドのザッカーニが絶妙なダイアゴナルランでボックス中央に抜け出すと、DFを引き付けてフリーのカステジャノスにヒールパス。だが、アルゼンチン人FWのシュートは枠の左に外れる。オフサイド判定もVARが介入すればオンサイドの可能性もあっただけに痛いシュートミスに。 さらに、58分には左サイド深くで仕掛けたルイス・アルベルトの折り返しがディフレクトしてゴール前のフェリペ・アンデルソンの足元にこぼれると、DFミレンコビッチを背負ったブラジル人FWは鋭い反転から右足を振り抜くが、これはGKテラッチアーノのビッグセーブに遭う。 徐々にゲームに動きが出始めたなか、60分を過ぎて両ベンチの動きが活性化。ラツィオはロベッラに代えてカタルディを投入し、67分にはルイス・アルベルト、ゲンドゥージを下げてベシーノ、鎌田を同時投入。対するフィオレンティーナはエヌゾラやバラクと、よりフィジカルなプレーヤーを投入した。 すると、70分には鎌田にいきなりの見せ場。ハーフウェイライン付近でボールを奪った鎌田はザッカーニの短い落としを受け直して右サイドのスペースでフリーのフェリペ・アンデルソンへ左足の正確なラストパスを通す。このままボックス内まで運んだフェリペ・アンデルソンだが、続けて放ったシュートはDFブロックと枠外に外れ、日本代表MFのお膳立てを活かせなかった。 ホームで何とか勝ち切りたいラツィオは、77分にザッカーニとカステジャノスを下げて切り札のインモービレとペドロを同時投入。攻勢を強めていくなかでベシーノが鋭いミドルシュートを放つが、これは枠の左に外れる。 その後、0-0のまま突入した後半最終盤の攻防ではフィオレンティーナがよりゴールに迫ったが、ラツィオが最後の最後にゴールをこじ開けた。94分、左サイド深くでペドロが上げたクロスをボックス中央のベシーノがヘディング。これがDFミレンコビッチのハンドを誘い、土壇場でPKを獲得。これをキッカーのインモービレが冷静に左下隅へ決め、ラストプレーとなった95分の決勝点となった。 そして、この直後にタイムアップを迎え、好調ヴィオラとの接戦を劇的に制したラツィオがリーグ3連勝で7位に浮上した。 2023.10.31 07:02 Tue

4得点勝利のブライトン戦にチェルシー指揮官は満足 「ポジティブなことがたくさんあった」

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イタリア国内で指揮官大移動! ラツィオはヴェローナのバローニ監督と契約合意か

ラツィオがエラス・ヴェローナのマルコ・バローニ監督(60)と契約合意か。 低調なシーズン、マウリツィオ・サッリ前監督との実質的な喧嘩別れ、長年主軸を担うルイス・アルベルトの退団発言、鎌田大地の急転退団(確実)…そして、それに伴うかのようにイゴール・トゥドール監督(46)が一転して退任へ。 低調かつ激動、非常にカオスなシーズンを送ってきたラツィオだが、イタリア『カルチョメルカート』によると、クラウディオ・ロティート会長はこの度、ヴェローナで指揮を執るバローニ監督の招へいへ大きく前進したという。 バローニ監督は現役時代にローマやナポリ、ボローニャ等でプレー。2000年の引退後、シエナやユベントスU-19、ペスカーラ、フロジノーネ等で指揮を執り、2021年夏から2年間のレッチェ指揮を経て、今季より現職だ。 今季の采配はそれなりに評価されているようで、モンツァとカリアリが早くからバローニ監督に接触。ただ、同監督はラツィオからの連絡でこちらに一本化。ヴェローナは後任としてパオロ・ザネッティ氏(41)を確保済みとされる。 このように、ラツィオはトゥドール監督退任とバローニ新監督就任がかなり濃厚。ヴェローナはザネッティ氏を来季からベンチに据え、バローニ新監督を断念したモンツァはアレッサンドロ・ネスタ氏(48)の招へいへ向かう。 また、モンツァで現職のラッファエレ・パッラディーノ監督(40)は来季からフィオレンティーナ。ヴィオラのヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督(46)はボローニャへ。ボローニャからはチアゴ・モッタ監督(41)がユベントスへ。 さらに、イバン・ユリッチ監督(48)が去るトリノはベネツィアでセリエA昇格の元イタリア代表DF、パオロ・ヴァノーリ監督(51)から就任OKを貰い、招へいがほぼ確実。ベネツィアもセリエB内からの引き抜きが濃厚とされる。 今夏はイタリア国内で指揮官大移動だ。 2024.06.07 11:40 Fri

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インテルがジェノアへ若手を大量提示…ホセフ・マルティネスの獲得コスト削減へ譲歩狙う

インテルがジェノアへ若手を大量に提示しているという。イタリア『カルチョメルカート』が伝える。 スイス代表GKヤン・ゾマー(35)の後継者探しに本腰を入れるインテル。アトレチコMGのブラジル代表GKベントを「高額すぎる」として諦め、現在獲得交渉中なのが、ジェノアの元スペイン代表GKホセフ・マルティネス(26)だ。 交渉成立に備えてジェノアが日本代表GK鈴木彩艶(21)をリストアップする一方、インテルは何としてでも今夏中にGKを確保しておきたい模様。J・マルティネスの獲得交渉にあたり、若手の譲渡をジェノアへ提示したそうだ。 その面々は、ウルグアイ代表FWマルティン・サトリアーノ(23)、U-21イタリア代表MFガエタノ・オリスタニオ(21)、U-21イタリア代表FWセバスティアーノ・エスポージト(21)、U-21イタリア代表DFマッティア・ザノッティ(21)。いずれもレンタル放出中の21〜23歳だ。 J・マルティネスの獲得と引き換えに、インテルから1人ないし2人がジェノアへ…レンタル移籍か完全移籍か形態は不明瞭だが、マロッタ・インテルがJ・マルティネスに注力していることは間違いなさそうだ。 2024.06.17 16:10 Mon

コスティッチがユーロ2024初戦で涙の負傷交代…ユベントスの売却計画に影響必至か

ユベントスのセルビア代表MFフィリップ・コスティッチ(31)が負傷。今夏移籍への影響やいかに。 ユベントス加入2年で左サイドの定位置をキープしたコスティッチ。しかし、フランクフルト時代に欧州No.1のクロッサーとして名声を得た31歳は、今夏クラブから売却候補に挙げられていることが明白だ。 まずは恩師オリバー・グラスナー監督率いるクリスタル・パレスの関心に始まり、今日現在はトルコ勢からの人気が加熱。ガラタサライとフェネルバフチェが競るなか、ローマ時代からコスティッチに熱視線を送るジョゼ・モウリーニョ氏を招聘した後者が優勢とされる。 そんななか16日、セルビア代表としてユーロ2024へ参戦するコスティッチ本人は、グループ第1節のイングランド代表戦で左足を痛めて負傷交代に。セルビア連盟からの発表を待つところだが、涙の退場がすぐに治るケガではないことを示唆している。 イタリア『カルチョメルカート』いわく、中長期的なケガならユベントスのコスティッチ売却計画に影響が出ることは避けられず。財政安定化へまたひとつ難題が生まれたユベントスだ。 2024.06.17 15:40 Mon

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オーストリア代表が発表! 負傷で主力2人不在もアラバやザビッツァーら順当に招集《UEFAネーションズリーグ》

オーストリアサッカー協会(OFB)は13日、今月に行われるUEFAネーションズリーグ2022-23に向けたオーストリア代表メンバー24名を発表した。 ラルフ・ラングニック監督は、DFダビド・アラバやMFマルセル・ザビッツァー、FWマルコ・アルナウトビッチら主力を順当に招集。さらに、MFロマーノ・シュミット(ブレーメン)とMFムハメド・チャム(クレルモン)の2選手を初招集した。 一方で、MFコンラート・ライマーやFWサーシャ・カライジッチが負傷によって招集外となっている。 なお、今大会でリーグA・グループ1に属するオーストリアは、フランス代表とのアウェイ戦(22日)、クロアチア代表とのホーム戦(25日)の2試合を戦う予定だ。今回発表された招集メンバー24名は以下の通り。 ◆オーストリア代表メンバー24名 GK ハインツ・リンドナー(シオン/スイス) パトリック・ペンツ(スタッド・ランス/フランス) アレクサンダー・シュラガー(LASKリンツ) DF マクシミリアン・ウーバー(ザルツブルク) アンドレアス・ウルマー(ザルツブルク) ゲルノト・トラウナー(フェイエノールト/オランダ) ケビン・ダンソ(RCランス/フランス) マルコ・フリードル(ブレーメン/ドイツ) シュテファン・ライナー(ボルシアMG/ドイツ) フィリップ・ラインハルト(フライブルク/ドイツ) クリストファー・トリメル(ウニオン・ベルリン/ドイツ) シュテファン・ポッシュ(ボローニャ/イタリア) ダビド・アラバ(レアル・マドリー/スペイン) MF ニコラス・ゼイワルド(ザルツブルク) ムハメド・チャム(クレルモン/フランス) ロマーノ・シュミット(ブレーメン/ドイツ) クリストフ・バウムガルトナー(ホッフェンハイム/ドイツ) デヤン・リュビチッチ(ケルン/ドイツ) ザヴェル・シュラーガー(RBライプツィヒ/ドイツ) マルセル・ザビッツァー(バイエルン/ドイツ) FW マルコ・アルナウトビッチ(ボローニャ/イタリア) ミハエル・グレゴリッチュ(アウグスブルク/ドイツ) カリム・オニシウォ(マインツ/ドイツ) アンドレアス・ヴァイマン(ブリストル・シティ/イングランド) 2022.09.14 00:26 Wed

フィオレンティーナの記事ランキング

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フリーのサッリ氏、ミラン&フィオレンティーナの無関心に失望…過去のチェルシー退団も後悔 「大きな過ち」

ラツィオを去ってからフリーのマウリツィオ・サッリ氏(65)が自身のキャリアに言及した。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えた。 今シーズンは日本代表MF鎌田大地も擁するラツィオで3年目を迎えたものの、3月に成績不振で辞任したサッリ氏。直後にプレミアリーグ行きの話もあったが、数カ月の休養を望んだとされる。 依然としてフリーの状況が続くなか、サッリ氏は自身が主催したイベントで『スカイ・スポーツ』にコメント。アントニオ・コンテ監督の就任が決まった古巣ナポリなどについて語った一方、イタリア国内のビッグクラブが自身に目を向けないことに疑問を呈している。 「これは私が自問自答しなければならないことだ。私を求めなかったいくつかのクラブに失望したことは隠さない。たとえ15分でも私の話に耳を傾けてくれる状況があったからだ。その理由を理解できれば、そういったクラブにも影響を与えられるのだろう」 また、そのクラブはパウロ・フォンセカ氏の招へいへと向かっているミラン、ラッファエレ・パッラディーノ氏の就任が決まったフィオレンティーナかとも問われたサッリ氏。「その2クラブは、私に合っていたと思う」と自らの考えを明かしている。 一方、自身の過去も振り返ったサッリ氏は、チェルシーからユベントスへと移った2019年の夏を回想。1年でのイタリア復帰を望むべきではなかったと自責の念をあらわにした。 「私のキャリアにおける根本的なミスだ。留まるには条件があった。アブラモビッチ(チェルシー前オーナー)時代に誰もが経験したように、2シーズン目を終えるのが難しいクラブだ」 「しかし、私はプレミアリーグの輪に留まった。良い成績を残すことができた。前年は5位だったが、リバプールとシティに次ぐ3位だった。ヨーロッパリーグ(EL)では13勝して優勝し、リーグカップではその年のチャンピオンズリーグ(CL)決勝に進んだリバプールとトッテナムを退けた。そして決勝でPK戦の末にシティに敗れた」 「私は避けなければならない大きな過ちを犯した。イタリアに戻りたいという気持ちは、プレミアリーグに残りたいという気持ちよりも小さくあるべきだった」 さらに、今後についても語ったサッリ氏は、ガルシア・ピミエンタ監督の就任が決まったセビージャからの話もあったと告白。しかし、「彼らと私の望む条件が違った」ため、現在は新たなチームを探しているようだ。 「できるだけ早く復帰したい。(ラツィオ辞任から)最初の2カ月は家族の問題に対処し、残りの期間もサッカーへの懐かしさをあまり感じられなかった。でも今はまたその欲求が高まっているから、1、2カ月以内には復帰できると思う」 「移籍市場の観点から言うと、現時点では、国外に行く以外の解決策を見つけるのが難しいと思う。だが、私としては、国外はハードルが高い」 2024.06.08 15:24 Sat
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イタリア国内で指揮官大移動! ラツィオはヴェローナのバローニ監督と契約合意か

ラツィオがエラス・ヴェローナのマルコ・バローニ監督(60)と契約合意か。 低調なシーズン、マウリツィオ・サッリ前監督との実質的な喧嘩別れ、長年主軸を担うルイス・アルベルトの退団発言、鎌田大地の急転退団(確実)…そして、それに伴うかのようにイゴール・トゥドール監督(46)が一転して退任へ。 低調かつ激動、非常にカオスなシーズンを送ってきたラツィオだが、イタリア『カルチョメルカート』によると、クラウディオ・ロティート会長はこの度、ヴェローナで指揮を執るバローニ監督の招へいへ大きく前進したという。 バローニ監督は現役時代にローマやナポリ、ボローニャ等でプレー。2000年の引退後、シエナやユベントスU-19、ペスカーラ、フロジノーネ等で指揮を執り、2021年夏から2年間のレッチェ指揮を経て、今季より現職だ。 今季の采配はそれなりに評価されているようで、モンツァとカリアリが早くからバローニ監督に接触。ただ、同監督はラツィオからの連絡でこちらに一本化。ヴェローナは後任としてパオロ・ザネッティ氏(41)を確保済みとされる。 このように、ラツィオはトゥドール監督退任とバローニ新監督就任がかなり濃厚。ヴェローナはザネッティ氏を来季からベンチに据え、バローニ新監督を断念したモンツァはアレッサンドロ・ネスタ氏(48)の招へいへ向かう。 また、モンツァで現職のラッファエレ・パッラディーノ監督(40)は来季からフィオレンティーナ。ヴィオラのヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督(46)はボローニャへ。ボローニャからはチアゴ・モッタ監督(41)がユベントスへ。 さらに、イバン・ユリッチ監督(48)が去るトリノはベネツィアでセリエA昇格の元イタリア代表DF、パオロ・ヴァノーリ監督(51)から就任OKを貰い、招へいがほぼ確実。ベネツィアもセリエB内からの引き抜きが濃厚とされる。 今夏はイタリア国内で指揮官大移動だ。 2024.06.07 11:40 Fri
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日本代表が初めて感じた世界の壁、ストライカーが認める“9番”ガブリエル・バティストゥータ

遡る事22年前──1998年の6月は日本サッカーが初めて世界を知った1カ月だった。 “ジョホールバル”の歓喜で初めてワールドカップの出場権を獲得した日本代表。プロリーグがスタートしてから初めて実感した世界のサッカーは、次元の違うものだった。 当時から攻撃力に秀でていた南米の雄・アルゼンチン代表がワールドカップ初戦の相手。日本はディフェンシブな布陣で臨んだが、一瞬の隙を突かれてやられた。 前半28分、クリアミスを拾われるとパスを繋がれる。現在はアトレティコ・マドリーで指揮を執るディエゴ・シメオネからの縦パスが入ったところで当時の10番・名波浩がアリエル・オルテガのスルーしたボールに対応できないと、これが絶妙なパスとなってしまい、そのままゴールを許してしまった。 日本代表のワールドカップの歴史に最初に名を刻んだ男。それが、アルゼンチン代表のエース、ガブリエル・バティストゥータだった。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">◆日本を沈めた“バティゴール” </div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/Batistuta_20201028_3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> フィオレンティーナでキャリアの全盛期を過ごしていたバティストゥータは、エースとして日本戦に先発出場。FWクラウディオ・ロペス、FWアリエル・オルテガとともに日本ゴールを脅かしていた。 そして日本に少し疲れが見え始めた28分にゴールを奪う。 名波が対応をミスしたボールを受けたバティストゥータは、飛び出してきたGK川口能活の上を通す冷静沈着なチップキックでゴールを決めた。 ゴール前でのこの落ち着きは、今の日本にも必要な要素。意図しないこぼれ球であったが、しっかりと胸トラップでコントロールし、名波のプレッシャー、川口の飛び出しにも冷静に対処した。まさに、ストライカーらしいゴールだった。 <div id="cws_ad">◆日本を沈めた“バティゴール” も!バティストゥータのゴール集<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJzTmlYUDBZeSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div><div style="text-align:center;" id="cws_ad"><hr><a href="https://web.ultra-soccer.jp/link.php?url=https://ryan.onelink.me/C7cD/1fb76a70&c=sega_20201028_1">バティストゥータ、サネッティ、ベロンが<br />「サカつくRTW」に登場!</a><hr></div><div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">◆フィレンツェの英雄</div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/Batistuta_20201028_2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 1988年に母国のニューウェルズ・オールドボーイズにてプロデビューを果たしたバティストゥータは、リーベル・プレートを経て加入したボカ・ジュニアーズで才能を一気に開花させる。 ここでの活躍からセリエAの強豪チームの1つであったフィオレンティーナへ加入。ロベルト・バッジョ氏の後釜としての加入だった彼に不信感を抱く者もいたが、デビュー戦となった1991年9月1日のユベントス戦でいきなりゴールを記録。その後も得点を量産し、フィオレンティーナの旗手としてチームを牽引し続けた。 1992-93シーズンにフィオレンティーナがまさかのセリエBに降格した際には、誰もがチームを離れる事を予想したが、バティストゥータはチームに残留。1年でのセリエA復帰に貢献するだけでなく、1994-95シーズンには26ゴールを挙げて得点王も獲得している。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">◆ローマで日本代表戦士と共に悲願のスクデット</div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/Batistuta_20201028_5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> しかし、フィオレンティーナでは本人の夢であるスクデット獲得には至らず、その夢を果たすため2000-01シーズンにローマへ電撃移籍。シーズン途中にケガでの離脱がありながら20得点を挙げる活躍を見せ、移籍1年目、そしてイタリア10年目にして祈願のスクデットを獲得した。 このシーズンは、前年の途中にペルージャから加入していた元日本代表MF中田英寿もローマに所属。フランチェスコ・トッティとのポジション争いもある中で、中田もスクデット獲得に貢献。1998年のフランスW杯で敵として黒星をつけた男と、2年後にはチームメイトになっていたのだから、中田の凄さも計り知れないところだ。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">◆ストライカーから認められる “ストライカー”</div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/Batistuta_20201028_4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> その後もローマでプレーしたバティストゥータだが、2002-03シーズン途中、ローマにて出場機会を失いつつあった彼はインテルへレンタル移籍。母国の後輩であり、ケガで離脱していたFWエルナン・クレスポの穴埋めと期待されたが、12試合で2ゴールと期待された結果を残せず。翌シーズンにはカタールのアル・アラビへと完全移籍。2005年3月に現役を退いた。 アルゼンチンに収まらず、1990年代最高のストライカーの1人であったバティストゥータだが、その姿は現代で活躍するストライカーたちの目にも焼き付いている。 ウルグアイが誇る現代屈指のストライカーであるFWルイス・スアレス(アトレティコ・マドリー)は、バティストゥータの同胞フアン・パブロ・ソリンとのインタビューでその強烈な憧れを明かしている。 「子供の頃からアイドルだったということを伝えたい。あなたは私が今まで見たサッカー選手の中で最も偉大な存在だった。子供の頃から真似してみたけど、だからこそ憧れてしまう。あなたは私にとってアイドルです」 さらには、ウルグアイ代表でスアレスの相棒であるFWエディンソン・カバーニ(マンチェスター・ユナイテッド)もバティストゥータに憧れを抱いた1人だ。 「昔から憧れているストライカーを1人選ばなければならないのなら、バティストゥータを選ぶよ。フィオレンティーナの9番を背負った彼は最強だった。9番は特別な数字で得点を挙げる人間を表す。よく似合っていた」 破壊的な右足とヘディングに高い決定力を備え、どこからでもゴールを貪欲に狙う姿勢。最もゴールにこだわり、ゴールを決めてきたバティストゥータこそ、"9番”の象徴であり、“ストライカー”の神髄と呼べる存在だった。 <div style="text-align:left;" id="cws_ad"><hr>日本代表を沈める“バティゴール”を決めた1990年代最高のストライカーの一人であるバティストゥータが、大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br /><br />さらに日本戦にもフル出場していたMFファン・セバスティアン・ベロンとDFハビエル・サネッティも同時に登場している。『サカつくRTW』で“バティゴール”を観たい方は是非一度チェックしよう。</div><hr> 2020.10.30 15:30 Fri
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新指揮官迎えたフィオレンティーナは攻撃陣強化を模索、インテルのアルナウトビッチがターゲットか

フィオレンティーナはインテルのオーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチ(35)獲得に関心を示しているようだ。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えている。 2021年から指揮を執り続けていたヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督が、今シーズン限りで退任となったフィオレンティーナ。後任として、モンツァで手腕を発揮していたラッファエレ・パッラディーノ監督招へいが発表された。 新体制となったフィオレンティーナは、今夏の移籍市場で攻撃陣の強化に着手。その有力な候補となっているのが、アルナウトビッチだと報じられている。 これまでオランダ、イタリア、ドイツ、中国、イングランドと渡り歩いてきたアルナウトビッチは、昨夏にボローニャから買い取り義務付きのレンタル移籍で加入。負傷もあって完全にチームへフィットしたとは言えないものの、公式戦35試合出場7ゴール3アシストの成績を残してセリエA優勝にも貢献した。 買い取り義務が発動し、インテルと2025年夏までの契約が締結されているアルナウトビッチ。フィオレンティーナが狙いを定めているものの、単年契約なこともあってインテルはレンタルでの放出に消極的だという。 フィオレンティーナはレッチェのモンテネグロ代表FWニコラ・クルストビッチ(24)も獲得候補と報じられているが、果たして今夏にどのような動きを見せるだろうか。 2024.06.06 12:20 Thu
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フィオレンティーナがパッラディーノ氏を新監督に招へい! モンツァで優れた手腕発揮

フィオレンティーナは4日、ラッファエレ・パッラディーノ氏(40)の新監督招へいを発表した。契約期間は2026年6月30日までの2年となる。 2年連続ヨーロッパ・カンファレンスリーグ準優勝に導いたヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督が今シーズン限りで退任となったフィオレンティーナ。 クラブはその後任として、予てよりリストアップしていた40歳の青年指揮官を招へいした。 4日に行われた記者会見にロッコ・コンミッソ会長ら首脳陣と共に出席したパッラディーノ氏は、「誇りと興奮とやる気に満ちている。偉大な歴史を持つ、栄光と名声のあるクラブを代表することになる。全力を尽くし、このクラブのために大きな目標を達成し、この素晴らしいファンに大きな喜びを与えようと努力する。彼らはいつも私をその情熱で魅了してきた。私はフィオレンティーナをできるだけ高いところへ導こうと努力するつもりだ」と、新天地での決意を語った。 現役時代にユベントスやジェノア、パルマといったクラブでプレーしたパッラディーノ氏は、モンツァで現役を引退。その後、同クラブのプリマヴェーラで監督キャリアをスタートし、2022年9月にはジョバンニ・ストロッパ前監督の後任としてトップチームの指揮官に就任。就任時最下位だったチームを見事に立て直し、6節を残してのセリエA残留に導いた。 また、就任2年目となった今シーズンも12位フィニッシュに導き、余裕を持っての2年連続残留に導いていた。 2024.06.04 23:17 Tue

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