ローマ、ベンフィカGKスヴィラールをフリーで獲得

2022.07.02 07:30 Sat
Getty Images
ローマは1日、ベンフィカのセルビア代表GKミル・スヴィラール(22)をフリーで獲得したことを発表した。契約期間は2027年6月までの5年間となっている。

アンデルレヒトの下部組織出身のスヴィラールは、2017年8月にベンフィカへ加入。マンチェスター・シティへ移籍したブラジル代表GKエデルソンが背負っていた背番号1を引き継ぎ、すぐさまトップチームデビューを果たした。
さらに、同年10月に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のマンチェスター・ユナイテッド戦では、18歳と52日でCLデビューを果たし、元スペイン代表GKイケル・カシージャスがレアル・マドリー時代に打ち立てた18歳と118日のGK最年少出場記録を更新した。

ただ、以降はチーム内でのポジション争いで苦戦を強いられ、ベンフィカでの通算出場試合は23試合に留まっている。

現在、ローマではポルトガル代表GKルイ・パトリシオが正GK、セカンドGKを務めていたブラジル人GKダニエル・フザートが先日、イビサに完全移籍していた。

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ルカクは返却、ディバラ、エイブラハムは退団の可能性? ローマが今夏に攻撃陣の刷新を計画

ローマは今夏の移籍市場で攻撃陣の入れ替えを計画しているようだ。 今シーズンは開幕から低空飛行が続き、就任3シーズン目を迎えていたジョゼ・モウリーニョ監督を今年1月に解任したローマ。後任にクラブレジェンドのダニエレ・デ・ロッシ氏を迎えるとチームは復調したが、セリエAでは6位フィニッシュとなりチャンピオンズリーグ(CL)出場権を逃す結果となった。 来シーズンこそトップ4フィニッシュを目標としたいところだが、一方でCL出場権を逃したこともあって厳しい財政状態は変わらず。イタリア『スカイ・スポーツ』によると、クラブは移籍予算を増やすため、攻撃陣の入れ替えを検討しているとのことだ。 チェルシーからレンタル移籍中のベルギー代表FWロメル・ルカク(31)は、買い取りをせず返却が確実に。大ケガから復帰したイングランド代表FWタミー・エイブラハム(26)についても、他クラブからのオファーを待っている状況だという。 また、今シーズン公式戦39試合16ゴール10アシストとチームを支える働きを見せたアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラ(30)についても、高額な給料が問題となっている模様。クラブは長期契約で給与を分割する提案をしているが、選手との交渉がうまくいかなかった場合は退団の可能性があるようだ。 このほか、シーズン後半戦からポジションを掴んだセルビア代表GKミル・スヴィラール(24)についても、オファーに耳を傾ける方針とのこと。これによって得た資金で新たなセンターフォワードを探すと伝えられるローマだが、いずれにしても忙しい夏となるのは間違いないだろう。 2024.05.30 11:40 Thu

オーバメヤンがEL最優秀選手に輝く! 最優秀若手選手は2年連続でヴィルツが受賞

欧州サッカー連盟(UEFA)は24日、2023-24シーズンのヨーロッパリーグ(EL)最優秀選手として、マルセイユの元ガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンを選出した。 6季ぶりの決勝進出を目指したマルセイユだが、準決勝でアタランタに2戦合計1-4で敗戦。それでも34歳を迎えたベテランFWは、今シーズンのELで13試合に出場し10得点を記録。2位のローマのベルギー代表FWロメル・ルカクに2点差をつけて得点王に輝いた。 また、EL最優秀若手選手にはEL11試合に出場して4得点4アシストを記録したレバークーゼンのドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツ(21)を選出。ヴィルツは2022-23シーズンのELでも同賞を獲得しており、2年連続の受賞となった。 そのほか、[3-4-3]の布陣に合わせて選出された今大会のベストイレブンでは、GKにローマのベスト4入りに貢献したミル・スヴィラールを選出。3バックは、優勝したアタランタからベラト・ディムスティ、準優勝のレバークーゼンからヨナタン・ター、ベスト4のローマからジャンルカ・マンチーニを選出した。 中盤では優勝したアタランタからトゥン・コープマイネルスとマッテオ・ルッジェーリ、準優勝のレバークーゼンからジェレミー・フリンポンとグラニト・ジャカを選出。 3トップには得点王と最優秀選手賞を獲得したマルセイユのオーバメヤンと最優秀若手選手に輝いたヴィルツに加え、ハットトリックでアタランタをEL優勝に導いたFWアデモラ・ルックマンが選ばれた。 2024.05.25 00:40 Sat

EL2季連続決勝逃すもデ・ロッシはチーム誇る…失点関与も獅子奮迅の守護神に「ありがとう」と感謝

ローマを率いるダニエレ・デ・ロッシ監督が、ベスト4での敗退が決定したヨーロッパリーグ(EL)準決勝のレバークーゼン戦を振り返った。イタリア『スカイ・スポルト』が伝えている。 ローマは9日、敵地バイ・アレーナで行われたレバークーゼンとのEL準決勝2ndレグを2-2のドローで終えた。この結果、ホームでの1stレグを0-2で落としていたローマの敗退が決定した。 2017-18シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝、バルセロナ戦での“オリンピコの奇跡”再現を狙って敵地へ乗り込んだジャッロロッシ。 前回対戦同様にボールを握られて相手の多彩な攻撃に苦戦を強いられたが、守護神ミル・スヴィラールの再三の好守や守備陣の身体を張ったブロックで失点を許さず。すると、前半43分と後半の66分にMFレアンドロ・パレデスが2つのPKを決め、2戦合計2-2のイーブンに追いついた。 しかし、82分にGKスヴィラールの飛び出しの判断ミスも影響したDFジャンルカ・マンチーニのオウンゴールによって2戦合計で勝ち越しを許すと、試合終了間際の97分にはDFヨシプ・スタニシッチに劇的同点ゴールを奪われ、レバークーゼンにヨーロッパの公式戦無敗新記録まで樹立された。 同試合後、デ・ロッシ監督は2シーズン連続のファイナル進出を逃した結果に落胆しながらも、厳しいアウェイゲームでチームが見せたパフォーマンス、姿勢を称賛した。 「我々は英雄的な試合をした。前半はとても良かったが、シュートが少ししか打てなかった。プレーヤーは素晴らしい試合をした。今夜、彼らは肉体的にも精神的にも素晴らしい姿勢を示した。奇跡に近づいただけに、あの失点は大きな痛みを与えた。しかし、我々はここでこの精神から再スタートする」 「1年前、私はセリエB(SPAL)で解雇されたばかりだったが、現状を誇りに思うよ。そこから私は多くのことを学んできた。我々はローマに5回起きた道を辿った。プレーヤーに感謝しなければならないし、なぜ自分の仕事が90分だけではないのかも理解した。今日のように相手の方が強かった場合、素直に彼らと握手をしなければならない」 また、レバークーゼンとの2試合を通じて傑出したパフォーマンスを見せながらも、前述の失点に絡んだスヴィラールに対しては、「ありがとう」と声をかけたいと慰めと共にここまでの献身への感謝を示した。 「ロッカールームには励ましが必要な人がたくさんいた。もし私が今ミルに話しかけるのであれば、『ありがとう』と言うだろう。素晴らしいゲームを見せ、いつでも準備万端。彼と他のプレーヤーのおかげで、我々は強いチーム相手に戦うことができた」 一方、切り札としての起用が期待されたものの、コンディション不良で最後まで出番が訪れなかったFWパウロ・ディバラについては「彼はまだ足にアイスパックを巻いている。大きなケガではないが、特定の条件のみでプレーする」と、起用が困難な状況であったと説明した。 この敗退によって来シーズンのCL出場権獲得に向けては、12日に控えるセリエA第36節のアタランタ戦での勝利が必須に。デ・ロッシ監督は1試合未消化ながら同勝ち点で並ばれた難敵との大一番に向け、チーム一丸となって戦いたいと改めて決意を語った。 「日曜日のアタランタとの試合は我々に多くのものをもたらすだろう。スピナッツォーラを(負傷で)失った上、多くのプレーヤーが疲弊しているだろう。それでも、準備をしなければならない。アタランタは非常に強く、我々は準備をしておく必要がある」 2024.05.10 10:00 Fri

ナポリ相手に粘り強く勝ち点1奪取のローマ、デ・ロッシ監督は内容悔いる「もっとできるはずだった」

ローマのダニエレ・デ・ロッシ監督がナポリ戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 チャンピオンズリーグ(CL)出場圏を争うボローニャとの直接対決は落としたものの、コートジボワール代表DFエヴァン・エンディカの緊急搬送によりラスト20分ほどが後日行われたセリエA第32節ウディネーゼ戦をぎりぎりで制したローマ。5位を死守した中、28日の第34節ではナポリとのデルビー・デル・ソーレに臨んだ。 セルビア代表GKミル・スヴィラールの活躍もあり、無失点で折り返したローマは、イラン代表FWサルダール・アズムンの獲得したPKをアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラがきっちり決めて58分に先制。しかし、64分にやや不運な形で同点弾を許すと、84分にはPKから逆転されてしまう。 それでも後半アディショナルタイム直前、左CKをニアでエンディカがそらすと、押し込んだのはイングランド代表FWタミー・エイブラハム。最後まで粘り強く戦ったローマはアウェイで勝ち点「1」を得ることに成功した。 しかし、デ・ロッシ監督は自チームのパフォーマンスに満足せず。内容だけで言えばボローニャ戦の方が良かったと述べている。 「順位表の上では1ポイントの価値しかないし、納得のいくパフォーマンスができなかったから、士気という点でもあまり価値がない」 「もう一度言うが、ボローニャ戦の出来は悪くなかった。何度かチャンスがあり、悪い方に転がる場面もあった。今日はボローニャ戦よりも多くの勝ち点を獲得できたが、強豪相手に及第点以下の試合をした」 「勝つには素晴らしいパフォーマンスを見せる必要があったが、このチーム相手にそれができなかったのは明らかだ。彼ら(ナポリ)はこの試合に備えて準備してきた。難しい局面にありながら、非常にタフな選手たちのチャンピオンとしてのプライドを引き出すことに成功した」 また、デ・ロッシ監督は「ボールをうまく保持できなかったと思う」ともコメント。課題を口にしている。 「彼らのテンポを乱し、ペナルティエリアに近づくチャンスを奪う必要がある。相手には質の高い選手がたくさんいるから、ボールを持たせれば危険になることはわかっていた」 「もっとできるはずだった。もっとうまくできたはずだ。我々のフォワードのパフォーマンスも、もっとポジティブなものになった可能性がある」 この後に控えるのはヨーロッパリーグ(EL)準決勝のレバークーゼン戦や、セリエA第35節ユベントス戦、さらには第36節アタランタ戦。厳しい戦いが続く中、デ・ロッシ監督はCL出場権確保とEL制覇に向け、自分たちの強さを引き出していくつもりだ。 「我々は3チームとのタフな試合へ向かうことになる。レバークーゼン、ユーベ、レバークーゼン、アタランタと対戦する。忘れてはならないその後のラスト2試合がヨーロッパリーグ決勝を挟むことも願っている」 「ハードだ。我々は自分たちにそう言い聞かせているし、それはわかっている。我々はチャンピオンズリーグ出場権の確保や、ヨーロッパリーグ優勝のため、必要な勝ち点を得るための強さを見つけなければならない」 2024.04.29 15:07 Mon

ローマ新守護神スヴィラール、条件面改善の新たな長期契約へ

新生ローマで守護神の座を掴んだセルビア代表GKミル・スヴィラール(24)が、クラブと長期契約を結ぶことになりそうだ。 2022年夏のローマ加入以降、ポルトガル代表GKルイ・パトリシオのバックアッパーに甘んじてきたスヴィラール。 しかし、その正GKと同胞であるジョゼ・モウリーニョ前監督が解任にされ、ダニエレ・デ・ロッシ監督が就任すると、新体制で初黒星を喫したインテル戦後から公式戦全試合に出場。 安定したシュートストップに加え、ポルトガル代表GKにはない守備範囲の広さ、ビルドアップ能力で好アピールをみせ、守護神の座を獲得し、ヨーロッパリーグのフェイエノールト戦ではPK戦でチームをベスト16進出に導き、セリエAのフェイエノールト戦でも見事なPKストップで勝ち点1獲得に貢献した。 イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』によると、ローマとの現行契約が2027年まで残っている24歳GKだが、新体制での目覚ましい活躍を受けて、選手とクラブ双方が契約の巻き直しを検討しているという。 すでに国外から関心を集めるスヴィラールだが、今後もローマでのプレーを希望しているという。一方、ローマもパトリシオの今季限りでの退団が決定している中、スヴィラールに正GKを託す意向で条件面を改善した新契約を準備しているようだ。 アンデルレヒトの下部組織出身のスヴィラールは、2017年8月にベンフィカへ加入。マンチェスター・シティへ移籍したブラジル代表GKエデルソンが背負っていた背番号1を引き継ぎ、すぐさまファーストチームデビュー。 さらに、同年10月に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のマンチェスター・ユナイテッド戦では、18歳と52日でCLデビューを果たし、元スペイン代表GKイケル・カシージャスがレアル・マドリー時代に打ち立てた18歳と118日のGK最年少出場記録を更新した。ただ、以降はチーム内でのポジション争いで苦戦を強いられ、ベンフィカでの通算出場試合は23試合に留まった。 2024.03.22 08:00 Fri

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ローマのオーナーがエバートンを買収か? 売却失敗の中で候補者が複数浮上

クラブ売却話が頓挫してしまったエバートン。救世主として浮上したのは、ローマのオーナーであるダン・フリードキン氏だという。イギリス『BBC』が伝えた。 エバートンは、現オーナーであるファルハド・モシリ氏がクラブの売却を考え始めると、アメリカの投資会社「777パートナーズ」に株式の94%を売却することで合意に達していた。 しかし、クラブの売却期限だった今月1日までに取引が行われず。クラブの売却は成立しなかったことが発表されていた。 そんな中、新たな買い手として浮上したのがローマを保有するダン・フリードキン氏。純資産は48億ポンド(約9629億円)とも言われているアメリカ人の実業家で、モシリ氏が持つ94%の株式を全て購入することを目指しているという。 なお、その他にも、エバートンに1億5800万ポンド(約313億8000万円)を貸し付けたMSPスポーツキャピタル、地元の実業家であるアンディ・ベル氏とジョージ・ダウニング氏も買収を目指しているとされている。 また、クリスタル・パレスの共同オーナーであるジョン・テクスター氏もエバートンに興味を示しており、クリスタル・パレスの株式45%を売却することを検討し始めたとも言われている。 いずれにしても、買い手の候補はいくつかいる中で、エバートンの将来がどうなるのか注目を集める 財政的に問題を抱えていたエバートン。2023-24シーズンのプレミアリーグでは、プレミアリーグの収益性と持続可能性に関する規則(PSR)の違反のため、勝ち点8をマイナスされていたが、なんとか残留を果たしていた。 2024.06.09 12:01 Sun

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新体制でメルカートに臨むローマは、幾つかのポジションで大幅な刷新が見込まれている。 今シーズン途中にジョゼ・モウリーニョ監督、ゼネラルマネージャーのチアゴ・ピント氏が去ったローマ。オーナーのフリードキン・ファミリーはリナ・スルークCEO、ダニエレ・デ・ロッシ監督、ニースから引き抜いた新スポーツディレクター(SD)のフローラン・ギゾルフィ氏の3者により多くの権限を与え、今夏のメルカートに臨む構えだ。 現時点ではRBライプツィヒからレンタル中だったDFアンヘリーニョの買い取りオプション行使が発表され、同じくリーズ・ユナイテッドのDFディエゴ・ジョレンテのレンタル期間延長あるいは完全移籍での買い取りが既定路線に。 一方、退団ではチェルシーからレンタルしていたFWロメル・ルカクに加え、レバークーゼンとパリ・サンジェルマン、リーズからレンタル中だったFWサルダール・アズムン、MFレナト・サンチェス、DFラスムス・クリステンセンのローンバックに、DFレオナルド・スピナッツォーラの契約満了による退団が濃厚だ。 そういった中、今夏のメルカートで焦点となりそうなのが、ルカク、アズムン退団に加えて引き抜きの噂が絶えないパウロ・ディバラ、売却の可能性が伝えられるタミー・エイブラハムの去就が注目される前線だ。 センターフォワードではリールのジョナサン・デイビッドが理想のターゲットとして名前が挙がるが、資金力やチャンピオンズリーグ(CL)出場を逃した点でプレミアリーグを中心とする競合クラブ相手に太刀打ちができない。 これを受け、ブラガでプリメイラ・リーガ2位の21ゴールを挙げたシモン・バンザ、トゥールーズのエースストライカーであるタイス・ダリンガらが候補として名前が挙がる。 [4-3-3]をメインシステムで採用する中、手薄なウイングではユベントスのフェデリコ・キエーザをトップターゲットにナポリのマッテオ・ポリターノ、サッスオーロのアルマン・ロリエンテらデ・ロッシ監督のリクエストとみられるセリエAの選手。新SDのルートからリールのエドン・シェグロヴァ、ニースのジェレミー・ボガらが獲得候補に名を連ねる。 さらに、近年チームの泣き所となっているサイドバックでは指揮官が熱望するトリノのラウル・ベッラノーバ、古巣帰還に含み持たせるウェストハムのエメルソン・パルミエリが有力なターゲットに。その他ではギゾルフィ氏が推すリールのバフォデ・ディアキテ、スタッド・レンヌのゲラ・ドゥエらがプランBとして計画される。 その3つのポジションに比べて優先度は低いものの、補強の必要性があるポジションではGKルイ・パトリシオの退団で空く控えGKにレッチェのヴラディミーロ・ファルコーネ、デ・ロッシ監督が求める中盤の補強ではインテルのダビデ・フラッテージを理想に、SPAL時代の教え子でカリアリでプレーするマッテオ・プラーティにも関心を示している。 2024.06.08 17:38 Sat

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「確かなことは…へは行かない」フンメルス父が取材対応、トップレベルで現役続行か

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エラス・ヴェローナは10日、マルコ・バローニ監督(60)の退任を発表した。 ベネヴェントやフロジノーネ、レッジーナなど多くの国内クラブで指揮を執り、2021年夏から2年間のレッチェ指揮を経て、昨夏にヴェローナの監督に就任したバローニ監督。 2023-24シーズンは開幕連勝を飾るなど好スタートを切ったが、第3節のサッスオーロ戦で初黒星を喫すると、以降の14試合は5分け9敗と大不振に陥り、降格圏の19位と低迷。 さらに今冬の移籍市場では、チームトップの6ゴールを挙げていたFWシリル・ウンゴニエ(→ナポリ)やMFフィリッポ・テラッチアーノ(→ミラン)、DFイサク・ヒエン(→アタランタ)らを引き抜かれたが、シーズン後半戦では6勝を挙げるなど巻き返しに成功。最終的に9勝11分け18敗の13位でシーズンを終え、チームをセリエA残留に導いた。 なお、後半戦の手腕が評価されたバローニ監督には、イゴール・トゥドール監督が辞任したラツィオが接触しており、同クラブのクラウディオ・ロティート会長は『Il Messeggero』のインタビューで「バローニがラツィオの新監督になる」と明言していた。 2024.06.11 07:00 Tue

ミリクが左ヒザ半月板の手術を実施、最低1カ月アウトか

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イタリア代表DFアンドレア・カンビアーゾの代理人がユベントスとの契約更新について口を開いた。 2022年夏、ジェノアからユベントスへの完全移籍を果たしたカンビアーゾ。加入初年度はボローニャへのレンタル移籍を経験し、2年目の今シーズンはユベントスに戻って主力としてプレーした。 そんななか、ユベントスは5月24日にカンビアーゾとの契約を2029年6月まで延長。代理人を務めるジョバンニ・ビア氏は、イタリア『TUTTOmercatoWEB』でこの交渉の裏側を明かしている。 「我々はすぐに合意に達した。結局のところ、賢明な人々が個人の利益よりも全体の利益を最優先にすれば、問題はすぐに解決する」 「我々は金銭よりもプロジェクトを重視した。ユーベはアンドレアの残留に満足しているし、アンドレアも残留を喜んでいる。決着は2日でついた」 また、ビア氏によると、「(選択肢には)チャンピオンズリーグ(CL)を制した一流のチームもあった」とのこと。しかし、今シーズンのセリエAを3位で終え、CL復帰も叶えたユベントスの再起を見据えている。 「私の考えとしては、あと数年でユベントスは我々の知っているようなユベントスに戻るだろう。ようやくアンドレアと共に継続性を確立できたし、今年はチームを変える理由がなかった」 最後に、昨シーズンのボローニャへのレンタル移籍にも言及。ユベントスでの再会が有力なチアゴ・モッタ氏については「アンドレアは彼のことをよく知っている」と語った一方、昨夏の決断も振り返った。 「幸運にも、昨年の我々は正しい選択をした。アンドレアはプレーしなければならなかったし、おそらく彼はまだユーベを経験する準備ができていなかった」 イタリア代表としてユーロ2024も戦うカンビアーゾ。順調にステップを上る24歳のサイドプレーヤーには、今後のさらなる活躍が期待される。 2024.06.10 17:33 Mon

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