南米サッカー協会がコパ敗退後に大暴れしたボカ・ジュニアーズ関係者8名への制裁を発表…

2021.10.10 07:00 Sun
Getty Images
南米サッカー協会(CONMEBOL)が、コパ・リベルタドーレス敗退後に暴動を起こしたボカ・ジュニアーズの6名の選手と2名の関係者に対する制裁を発表した。

事件が起きたのは、7月20日に行われたコパ・リベルタドーレスのラウンド16・2ndレグのアトレチコ・ミネイロ戦。試合はゴールレスに終わった1stレグに続き、2ndレグも0-0のスコアで90分の戦いが終了し、延長戦でも決着が付かず、PK戦の末にアトレチコ・ミネイロが勝利した。

しかし、両者の対戦ではボカのホームで行われた1stレグでボカのゴールが微妙なオフサイド判定で取り消しとなったほか、2ndレグでもVARによってボカの正当と思われるゴールが取り消しとなるなど、物議を醸す判定が目立っていた。
そういった事情もあり、試合後には敗退を不服とするボカの選手たちの怒りが最高潮に達し、試合関係者が避難したとされるアトレチコ・ミネイロのロッカールームに押し入る暴挙に。鎮圧に乗り出した地元警察と衝突するなど、クラブ幹部を含む8名が現行犯逮捕されていた。

CONMEBOLの発表によれば、MFクリスティアン・パボンとFWセバスティアン・ビジャには6試合の出場停止とそれぞれ3万ドル(約337万円)の罰金、マルコス・ロホには5試合の出場停止と2万5000ドル(約280万円)の罰金、DFカルロス・イスキエルドズには4試合の出場停止と2万ドル(約224万円)の罰金、MFディエゴ・ゴンサレスには3試合の出場停止と1万5000ドル(約168万円)の罰金、GKハビエル・ガルシアには2試合の出場停止と1万ドル(約112万円)の罰金の処分を科した。
また、同クラブの取締役であるラウル・カスキーニ氏とマルセロ・デルガド氏には、ともに3万ドル(約337万円)の罰金と2年間のCONMEBOL主催試合への出席禁止処分を発表した。

なお、現時点でボカ・ジュニアーズは処分に対する声明などを発表していないが、CONMEBOLによれば7日以内に不服申立てを行うことができるとのことだ。

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