物議醸したイラク代表FWへの警告にAFCが声明を発表…3度も再開を警告したが従わず「主審による正しい判断」
2024.02.02 12:33 Fri
アジアサッカー連盟(AFC)は2日、アジアカップ2023・ラウンド16のイラク代表vsヨルダン代表でのイエローカードの判定についての声明を発表した。2日から準々決勝が始まるアジアカップ。日本代表も勝ち上がっている他、オーストラリア代表や韓国代表、イラン代表と強豪国が勝ち上がっている。
そん中、ラウンド16のイラクvsヨルダンでの判定が物議を醸しており、AFCが声明を発表する事態となった。
問題の判定は77分、イラクのFWアイメン・フセインが逆転ゴールを記録。その後、ゴールパフォーマンスをしていた際に、アリレザ・ファガニ主審がイエローカードを提示。これが2枚目のカードとなりアイメンは退場。その後、数的優位を生かしたヨルダンが逆転勝利を収め、ベスト8に進出していた。
試合の流れを変えたと言っても良いこの判定には、直後から大きな論争に発展。アイメンのゴールパフォーマンスが侮辱行為だったという意見も出る中で、長すぎるパフォーマンスが遅延行為だったとしてイエローカードが出されたが、ヨルダンのゴールパフォーマンスの方が長かったという検証動画も出回るなどしていた。
アイメンへの2枚のイエローカードについて、前半アディショナルタイムの最初のカードは言葉と行動による抗議、2枚目は試合再開を遅らせたという理由だったとのこと。これにより、アイメンは退場となった。
AFCは2枚目のイエローカードについて、IFAB(国際サッカー評議会)の競技規則に従い、第12条(ファウルと不正行為 – 懲戒処分:遅延)に基づいたものだった。と説明。過度に試合再開を遅らせる選手には警告を出さなければならないとしている。
また、ゴールパフォーマンスについては、「主審は3度も再開を強く促してい」とのこと。それでも従わなかったとして、イエローカードを出したとしている。
AFCは「アイメン・フセインに対して出された2度目の警告は、競技規則に従い、主審による正しい判断であった」と結論づけ、正当な退場だったと見解を示した。
実際のアイメンは、ゴールを決めた直後にパフォーマンスをしていたが、その後戻ろうとする中で再び座り込みパフォーマンス。実際の時間の問題というよりも、一連の流れではないことも、意図的な遅延行為に取られた可能性がありそうだ。
そん中、ラウンド16のイラクvsヨルダンでの判定が物議を醸しており、AFCが声明を発表する事態となった。
試合の流れを変えたと言っても良いこの判定には、直後から大きな論争に発展。アイメンのゴールパフォーマンスが侮辱行為だったという意見も出る中で、長すぎるパフォーマンスが遅延行為だったとしてイエローカードが出されたが、ヨルダンのゴールパフォーマンスの方が長かったという検証動画も出回るなどしていた。
AFCは事態を重く見て声明を発表。判定についての見解を改めて示した。
アイメンへの2枚のイエローカードについて、前半アディショナルタイムの最初のカードは言葉と行動による抗議、2枚目は試合再開を遅らせたという理由だったとのこと。これにより、アイメンは退場となった。
AFCは2枚目のイエローカードについて、IFAB(国際サッカー評議会)の競技規則に従い、第12条(ファウルと不正行為 – 懲戒処分:遅延)に基づいたものだった。と説明。過度に試合再開を遅らせる選手には警告を出さなければならないとしている。
また、ゴールパフォーマンスについては、「主審は3度も再開を強く促してい」とのこと。それでも従わなかったとして、イエローカードを出したとしている。
AFCは「アイメン・フセインに対して出された2度目の警告は、競技規則に従い、主審による正しい判断であった」と結論づけ、正当な退場だったと見解を示した。
実際のアイメンは、ゴールを決めた直後にパフォーマンスをしていたが、その後戻ろうとする中で再び座り込みパフォーマンス。実際の時間の問題というよりも、一連の流れではないことも、意図的な遅延行為に取られた可能性がありそうだ。
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かつて中東でのサッカーの試合といえば、観客は民族衣装の「トーブ」を身にまとった男性か(オバQのイメージ)、その子供がほとんどで、観客も数えられるほどだった(イランのホームゲームはのぞく)。 しかしW杯効果なのか、今回のアジアカップではアラブ諸国の試合でも女性の進出が目立つ。さらに大人と子供も応援はワールドワイドのスタンダードなスタイルで、以前はよく聞かされた牧歌的な、眠くなるような独特のスローモーな音色が懐かしく感じられた。 そしてイラク戦である。すでにネットでは多くのメディアが敗因の分析と課題にフォーカスし、インドネシア戦への提言も行っている。そこで今回のコラムでは、これまであまり取り上げられていない敗因の1つについて言及したい。 問題だったと思うシーンは前半32分のFW浅野拓磨のプレーだ。MF久保建英のスルーパスに浅野が左サイドで抜け出してショートカウンターを仕掛けた。浅野はドリブルでペナルティーエリアまで侵入。右サイドにはMF伊東純也がしっかりとフォローしていて、まったくのフリーだった。 浅野がGKと追走するDFの間にグラウンダーのパスを出せば同点ゴールは確実だった。 しかし浅野はパスではなくシュートを選択し、大きくゴール枠を外した。 FWだから、シュートを打ちたい気持ちはわかる。それまで日本のシュートらしいシュートは23分の遠藤航のボレーくらい。浅野自身も「まずは初シュート」と意気込んだかもしれない。あるいはカタールW杯のドイツ戦でのゴール=成功体験をイメージした可能性もある。 もしも浅野1人しかいない状況であれば、選択肢はシュートしかなかったため彼の判断は正しいだろう。さらに0-0、もしくは1-0とリードしている状況なら、思い切った決断も悪くはない。しかし状況は開始5分に先制点を奪われ、劣勢に立たされていた。まず最初に考えなければならないのは、できるだけ早い時間帯に追いつくことである。 29歳と経験を積んでいながら、そんなこともわからないのかとガッカリした。そしてパスを要求しながら出て来なかった伊東は天を仰いだ。伊東には、浅野に詰め寄り「なぜパスを出さなかった!」と激怒して欲しかった。でないと、浅野は今後も同じ過ちを繰り返しかねないからだ。 すでにこのエピソードは当コラムで紹介済みだが、88年に西ドイツ(当時)で開催されたEURO決勝、オランダ対ソ連(当時)戦で、オランダはルート・フリットのゴールで先制すると、マルコ・ファン=バステンが左後方からのロングパスを右足ボレーシュートでGKリナト・ダサエフの頭上を破って追加点を決めた。「EURO史上最高」と表されたビューティフルゴールだった。 この試合を現地で解説した釜本邦茂氏とミュンヘン空港で会ったので、「釜本さんだったらボレーで打ちますか、それともトラップしますか」と聞いた。すると釜本氏は「0-0や0-1だったら確実に決めるためトラップしたでしょう。しかし1-0でリードしていたので、バステンのようにダイレクトで狙ったと思う」と話していた。 試合の状況に応じてプレーを選択する。至極当り前のことで簡単そうだが、それがまた難しいのがサッカーという競技なのだろう。 2024.01.22 22:45 Mon4
数的有利のヨルダンが後半ATに2ゴールで再逆転しベスト8進出! イラクは得点ランクトップのFWアイメンが逆転弾も退場が引き金に…【アジアカップ2023】
29日、アジアカップ2023 ラウンド16のイラク代表vsヨルダン代表がハリファ国際スタジアムで行われ、2-3でヨルダンが激闘を制し、ベスト8行きを決めた。 グループDで日本代表にも勝利するなどして3連勝で首位通過を果たしたイラクと、グループEを3位で勝ち上がったヨルダン代表の一戦。イラクは2007年大会で唯一の優勝を経験。ヨルダンは2004年、2011年と2度記録している最高位のベスト8を超えたいところだ。 イラクは、日本戦で2ゴールを記録しここまで5ゴールを記録しているアイメン・フセインをトップに置いて戦うことに。ヨルダンはグループで3位を選択し、日本代表とサウジアラビア代表との対戦を回避。イラクとの対決でベスト8行きを目指す。 立ち上がりからペースを握ったのはイラク。アイメンを中心に攻め立て、ボールを握りながらチャンスを作っていく。 対するヨルダンは守備のブロックを作りながら、隙を狙ってカウンターを仕掛けることに。すると27分、アリ・オルワンが裏を経け安全に抜け出し、ボックス内でシュートもGKジャラル・ハッサン・ハチムがセーブを見せて得点を許さない。 対するイラクは37分にイブラヒム・バイェッシュ・アル=カバウイがボックス手前からミドルシュート。鋭いシュートが右隅を狙うが、GKが横っ飛びでセーブ。得点を許さない。するとヨルダンはここから反撃。ムサ・アル・ターマリがドリブルを仕掛け、巧みなステップで3人のマークを振り切りボックス内に侵入。GKと一対一になり倒れるが、これはPKは取られない。 イラクが徐々に押し込んでいく中、ヨルダンはミスを見逃さなかった。前半アディショナルタイム1分、ハーフウェイライン付近でヤザン・アル・ナイマトがイラクの最終ラインのパスをカット。そのままカウンターで抜け出すと、GKとの一対一でループシュートを沈め、ヨルダンが先制する。 ヨルダンリードで迎えた後半。イラクはギアを上げて攻めていくが、GKヤジード・アブラリアが躍動。鋭い反応での好セーブでリードを守っていく。 後半はイラクがボールを保持しながら押し込んでいき、ヨルダンは最終ラインを5枚にして守りを固めていく。セットプレーやロングボールでパワープレー気味に戦うイラクだが、ヨルダンも粘りを見せる。 しかし、68分にイラクこじ開ける。左CKからのクロスをスアド・ナティク・ナジがヘッド。これが抜けてネットを揺らし、イラクが同点に追いつく。 同点に追いついたイラクだったが、直後にアクシデント。守備対応した際にスアド・ナジが相手と接触しヒザを痛めて交代することになる。 それでも主導権を握り続けるイラクは、またしてもこの男が仕事をした。76分、左サイドからのマーチャス・ガジ・サリフのクロスがファーに流れると、アイメンがボックス内右でトラップから叩きつけるシュート。これがDFの股を抜いてゴール左隅に決まり逆転に成功した。 しかし、アイメンはゴールセレブレーションをで長時間を消費。これを見かねた主審はイエローカードを提示すると、これがこの試合2枚目となり退場となってしまう。 リードしたものの数的不利となったイラク。ヨルダンは押し込んでいき同点を目指す。84分にはイフサン・ハダードの浮き球のクロスをマフムード・アル・マルディがヘッドも枠を捉えられない。 攻め立てるヨルダンは90分に浮き球の落としをボックス内に入り込んだヤザン・アル・アラブがボレーもブロックされる。 アディショナルタイムも押し込むヨルダン。すると後半アディショナルタイム5分に見事に成就させる。ボックス付近で粘りを見せると、ニザル・アル・ラシュダンが倒される。しかし、諦めずに繋いでムサ・アル・ターマリがシュート。GKがセーブするも、最後はヤザン・アル・アラブが押し込んでヨルダンが同点に追いつく。 このまま延長戦かと思われたが、ヨルダンが押し込み続けるとアディショナルタイム7分にアル・ラシュダンがボックス手前からミドルシュート。ゴール右にシュートが決まり、ヨルダンが後半アディショナルタイムに逆転に成功する。 逆転を許してしまったイラクは猛攻を仕掛けると、アディショナルタイム11分にボックス内でレビン・カリーブ・スラカがフリーでシュートも大きく枠を外すことに。その後に試合は終了し、ヨルダンが劇的な逆転勝利を収め、ベスト8進出。準々決勝では初出場のタジキスタン代表と対戦する。 イラク代表 2-3 ヨルダン代表 【イラク】 スアド・ナティク・ナジ(68分) アイメン・フセイン(78分) 【ヨルダン】 ヤザン・アル・ナイマト(45分+1) ヤザン・アル・アラブ(90分+5) ニザル・アル・ラシュダン(90分+7) <span class="paragraph-title">【動画】今大会6点目を決めたイラクのエース、セレブレーションでまさかの退場…</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br> <a href="https://t.co/iCEG1h7fhM">pic.twitter.com/iCEG1h7fhM</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1751958145469956329?ref_src=twsrc%5Etfw">January 29, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <span class="paragraph-title">【動画】アジアカップのドラマ!ヨルダンが後半ATに2ゴールで大逆転勝利!</span> <span data-other-div="movie2"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br> <a href="https://t.co/fk752KWWNL">pic.twitter.com/fk752KWWNL</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1751961979898499511?ref_src=twsrc%5Etfw">January 29, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://t.co/GMre4XeXvX">pic.twitter.com/GMre4XeXvX</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1751963911341900227?ref_src=twsrc%5Etfw">January 29, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.01.29 22:35 Mon5