「かけがいのない援軍」J2勢初のACLベスト16入りを果たした甲府、他クラブファンも含めた多くのサポートに感謝の声明「心から感謝・感謝・そして感謝」

2023.12.13 09:35 Wed
見事な首位通過でベスト16入り果たした甲府
Getty Images
見事な首位通過でベスト16入り果たした甲府
初のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)参加で、見事にラウンド16に進出したヴァンフォーレ甲府が、ファン・サポーターへ感謝のメッセージを送った。2022シーズンの天皇杯で見事に優勝を収め、今シーズンは明治安田生命J2リーグを戦いながらACLに参戦した甲府。J2勢としてグループステージ突破に挑戦した中、12日に行われた最終節のブリーラム・ユナイテッド戦で2-3と勝利。見事にグループ1位を確定させ、J2所属クラブとして初めての快挙を成し遂げた。
本拠地がACLの開催基準を満たしていない甲府は、ホームゲームを国立競技場で行い、本来のホームでは開催できていないものの、甲府以外のJリーグクラブサポーターが団結してスタンドに駆けつけ、後押しをされるなど、これまでにないサポートも受けて見事に結果を残すこととなった。

甲府はACLの勝ち上がりを受けて声明を発表。今季のラストゲームを終え、ファン・サポーターに関わらず、多くの支援をしてくれた人たちへ感謝のメッセージを送った。

「ヴァンフォーレ甲府のACLでの挑戦に多くの皆様方にご声援を頂きまして誠にありがとうございました。また、「甲府にチカラを」ということで試合当日は、山梨県にゆかりのある多くの方々を始めとして、応援しているクラブを問わず、Jリーグを支え日本サッカーにご支援とご声援を頂いている「フットボールファミリー」の皆様方にご来場を賜り、心温まる空間を演出して頂きましたことにつきまして、クラブを代表して心から感謝・感謝・そして感謝を申し上げます」
「皆様方からの多くのお力添えのお陰でJ2リーグ所属クラブとして初となるグループステージを突破することができ、喜びを共に分かち合いたいと存じます。ここまで頑張って闘ってくれた篠田監督をはじめとするコーチ陣とスタッフ、また選手の皆さん、更にはサポーターの皆様方を大変誇りに思います」

「改めまして、この度のアジア最高峰の舞台であったACLへの挑戦は、「クラブの成長と発展に繋げるべく、意義あるものとしたい」と考えておりました。また同時に、日本を代表して戦うことへの大きな責任を背負うものでもありました。その様な中でグループステージにおけるホームゲーム全てを国立競技場で開催することは、山梨県のプロヴィンチアクラブにとりましては、大きな覚悟であり毎試合不安との戦いでもありましたが、クラブに関わる全ての皆様方のご協力とご支援、更にはクラブスタッフの粉骨砕身によって「ロマンを追求した挑戦」が結実したものと理解しております」

「特に、試合を重ねるごとにスタジアム内には、甲府サポーターの皆様方はもちろん、他クラブのユニフォームを身に纏ったファン・サポーターの皆様方のご来場と声援は、我々にとりましてはかけがえのない援軍となりました」

「ヴァンフォーレ甲府は、2024シーズンに行われるノックアウトステージに進出することになりました。そして次なる戦いの場もこれまでと同様に国立競技場での試合開催を予定しております」

「クラブとしては、新たなチームを編成して挑むことになりますが、引き続きJリーグを代表して、日本と山梨県の誇りを胸に秘め力戦奮闘する覚悟でありますので、「フットボールファミリー」の皆様方には、これまで以上に「甲府にチカラを」頂きたくお願い申し上げます」

「2023シーズンのご声援に感謝申し上げ、御礼とさせて頂きます」


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