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ハリルホジッチ前日本代表監督、27日に都内で会見を実施

▽日本記者クラブは20日、27日にヴァイッド・ハリルホジッチ前日本代表監督が会見を実施することを発表した。 ▽日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長は、9日に会見を開きハリルホジッチ監督との契約解除を発表。7日付で契約が終了し、後任としてJFA技術委員長を務めていた西野朗氏が就任した。 ▽しかし、フランス『レキップ』は、ハリルホジッチ前監督が今回の決定に関して不満を示しており、契約解除に向けた正式な書類へのサインはしていないと報道。現地時間20日にフランスから東京に向かい、今週末にJFA幹部との会談と共に反論会見を行う準備を進めていることが伝えられていた。 ▽そんな中、ハリルホジッチ前監督の会見は、27日16時から日本記者クラブの10階ホール(東京都千代田区内幸町2-2-1 日本プレスセンタービル)にて開催。会見には1時間が設けられているが、何が語られるのだろうか。 2018.04.20 17:05 Fri
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ハリルホジッチ元日本代表監督が今週末来日へ! JFA幹部との会談と共に反論会見実施へ

▽フランス『レキップ』は19日、9日に解任が発表されたヴァイッド・ハリルホジッチ元日本代表監督(65)が今週末に来日する見込みであると報じた。 ▽日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長は、9日に会見を開きハリルホジッチ監督との契約解除を発表。7日付で契約が終了し、後任にはJFA技術委員長を務める西野朗氏が就任することを発表した。 ▽ただ、『レキップ』の伝えるところによれば、ハリルホジッチ前監督は今回の決定に関して不満と憤りを示しており、契約解除に向けた正式な書類にサインしていないという。 ▽また、JFA幹部から今回の解任理由に関して改めての説明を求めていると報じられていたハリルホジッチ前監督は、現地時間20日にフランスから東京に向かい、今週末に前述のJFA幹部との会談と共に反論会見を行う準備を進めているようだ。 2018.04.20 00:00 Fri
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Jヴィレッジ再始動に向け、メッセージボードに夢。鈴木隆行氏「監督で世界へ」、大黒将志「ゴールし続ける」

▽Jヴィレッジは19日、新生Jヴィレッジの再始動100日前イベント『新生Jヴィレッジ、再始動。7.28みんなの夢が、動き出す。』を郡山駅前中央広場で行った。 ▽1997年に日本初のサッカーナショナルトレーニングセンターとして開設されたJヴィレッジ。2011年3月11日に発生した東日本大震災を受け、現在は施設の営業を停止していたが、営業停止から7年4カ月を経て、2018年7月28日、Jヴィレッジの利用が再開する。 ▽イベントでは元日本代表FWの鈴木隆行氏、栃木SCに所属する元日本代表FW大黒将志、お笑い芸人のパンサー尾形さんによるトークショーが実施。その後、メッセージボード「みんなの夢が、動き出す。」がお披露目された。 ▽このメッセージボードは、スポーツに関する夢を書き込み、貼り付けるというもの。子供たちとともに、ゲストの3名も夢を語った。 (C)CWS Brains,LTD.▽鈴木氏は「監督で世界へ」と書いたとのこと。「今、プロの監督を目指して勉強をしています。選手としてはプレーできないので、監督となって、世界に出ていけるように、夢は大きく持っています」とコメント。「もしかしたら、この子達とやるかもしれないですし。オグリ(大黒)ともやるかもしれないですね」と、将来の指導者としての夢を語った。 (C)CWS Brains,LTD.▽大黒は「ゴールし続ける」を夢として書いたとのこと。「それが仕事なので、できる限り長く続けていきたいです」とコメントした。 ▽さらに、「僕も将来監督をやりたいと思っているので、まずはタカさん(鈴木氏)のコーチをやらせてもらって、学んでいきたいです」とオファー。すると鈴木氏は「こういった個性が強い2人が監督とコーチになると上手くいきません。僕みたいに適当にやる人がいたら、真面目で頭がクールな人がいいと思います」とオファーをやんわりと断っていた。またパンサー尾形さんは「僕もホペイロで入れてください」とオファーしていた。 (C)CWS Brains,LTD.▽このメッセージボードは、Jヴィレッジ再始動までに行われるカウントダウンイベントにも登場。各地で、夢を書き込むことが可能となっており、最終的にはJヴィレッジ内に設置される予定となっている。 2018.04.19 23:30 Thu
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日本代表・西野朗新監督を知る大黒将志「持っている監督」、対戦経験のある鈴木隆行氏は「『采配当てるな』というイメージ」

▽Jヴィレッジは19日、新生Jヴィレッジの再始動100日前イベント『新生Jヴィレッジ、再始動。7.28みんなの夢が、動き出す。』を郡山駅前中央広場で行った。 ▽1997年に日本初のサッカーナショナルトレーニングセンターとして開設されたJヴィレッジ。2011年3月11日に発生した東日本大震災を受け、現在は施設の営業を停止していたが、営業停止から7年4カ月を経て、2018年7月28日、Jヴィレッジの利用が再開する。 ▽トークショーには、元日本代表FWの鈴木隆行氏、栃木SCに所属する元日本代表FW大黒将志、お笑い芸人のパンサー尾形さんが登場。Jヴィレッジの話が続く中、話題はロシア・ワールドカップに臨む日本代表に移った。 ▽日本サッカー協会(JFA)は、4月7日付で日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督を解任。後任にはJFAの技術委員長を務めていた西野朗氏が就任していた。 ▽ガンバ大阪時代に西野監督の指導を受け、Jリーグ優勝を果たした経験のある大黒は、「監督交代とか凄く大変だとは思いますが、西野さんのことはよく知っています。凄く良い監督なので、この短期間で難しい仕事だと思いますが、持っている監督なので、凄く期待しています。応援もします」と恩師にエールを送った。 ▽西野監督の特徴については「岡田(武史)さんは観ている様で、よく観ているんですが、西野さんは観ていない様で、本当に細かいところまで選手をよく観ています。良い監督だと思いますね」とコメント。また選手選考についても「選手目線で見て良い選手を、西野さんは選べます」と語った。 ▽また、采配についても言及し「交代策とかも、センターバックが試合でケガしたら、普通はセンターバックかサイドバックを入れると思うんですけど、西野さんは前半15分ぐらいでセンターバックがケガしても、フォワードの選手を入れちゃったりします」と大胆な采配を行うとコメント。「それで3-0、3-1で勝っちゃったりしますね。先の先の先まで考えている感じです。だから、Jリーグで最多勝利監督だったりするんだと思います」と自身が指導を受けた経験を元に、西野監督の手腕に期待を寄せていた。 ▽鹿島アントラーズの選手として西野監督率いるガンバ大阪と対戦したことがある鈴木氏は、「僕は対戦相手でしたけど、『采配当てるな』というイメージが結構あります。出た選手が点を取って負けたり、交代策が当たったりしてました」と語り、相手としてみていても期待が持てることを明かした。 ▽鈴木氏はロシア・ワールドカップについて「今は色々騒がれていたりしますが、昔と今の日本代表のレベルは全然違います。昔は、それほど実力がなかったというか」とコメント。「今は海外に出ている選手も多くて、経験豊富で、実力は凄くあるんです。あとは、どうやって実力ある選手たちを使うか。そこが凄く重要になると思います。結果が出ていないというのは、上手く使えていなかったということですね。上手く使って力を合わせれば、ワールドカップに出ている強豪国に勝てるチャンスはあります」と語り、日本代表に期待を寄せていた。 ▽また、自身の経験に基づき、「昔はやっぱり勝つのは難しかったです。実力差は2002年とかはありました。今は勝ってもおかしくはないです」とコメント。コロンビア、セネガル、ポーランドと厳しい相手との対戦となるものの、日本にも勝ち目があると語った。 2018.04.19 22:31 Thu
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Jヴィレッジ再始動100日前イベント開催! W杯経験者の鈴木隆行&大黒将志、パンサー尾形が登場!

▽Jヴィレッジは19日、新生Jヴィレッジの再始動100日前イベント『新生Jヴィレッジ、再始動。7.28みんなの夢が、動き出す。』を郡山駅前中央広場で行った。 ▽1997年に日本初のサッカーナショナルトレーニングセンターとして開設されたJヴィレッジ。2011年3月11日に発生した東日本大震災を受け、現在は施設の営業を停止していた。 ▽営業停止から7年4カ月を経て、2018年7月28日、Jヴィレッジの利用が再開。福島県が誇る、日本最高峰のスポーツトレーニング施設が再始動する。 ▽イベントでは、生まれ変わったJヴィレッジ再始動まで100日前を記念して、トークショーを実施。元日本代表FWの鈴木隆行氏、栃木SCに所属する元日本代表FW大黒将志、お笑い芸人のパンサー・尾形さん、フリーアナウンサーで福島ユナイテッドFCのスタジアムDJも務める藤原カズヒロさんがトークショーに登場した。 (C)CWS Brains,LTD.▽トークショーでは、Jヴィレッジの思い出の話題に。2002年の日韓ワールドカップでゴールを決めている鈴木氏は「Jヴィレッジに初めて行ったのは、日本代表になってからです。2001年から呼ばれるようになって、そこから代表の合宿や試合前のトレーニングの為に行くことになりました」とコメント。当時の心境については「正直、あまり行きたくなかったんです。プレッシャーが凄かったのと、みんな上手い人が多かったので、そういった中でトレーニングするのがあまり好きじゃなかったです」と語り、当時の微妙な心境を明かしてくれた。 (C)CWS Brains,LTD.▽2006年のドイツ・ワールドカップに出場した大黒は、「僕が高校2年生の時にJヴィレッジができまして、ガンバ大阪ユースだったんですが、その時に全日本ユース(高円宮杯全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会)がJヴィレッジで行われていました」とコメント。「高校生としては天国というか、こんなところでサッカーできるのかという感じでした」と当時の印象を語った。 ▽また、3年次にも同大会でJヴィレッジを訪れた大黒。「次の年も同じ大会があって、決勝まで行って優勝しました。そこの芝生が良かったおかげで凄く良いシュートが決められて、プロになれましたね」とプロ入りのきっかけ?となったエピソードを明かした。 (C)CWS Brains,LTD.▽高校時代には仙台育英で10番を背負い、全国ベスト16まで進出。中央大学にもサッカー推薦で進学したパンサー・尾形さんは、Jヴィレッジに行ったことがない告白。それでも「凄く上手い人たちしかサッカーできない場所というか、そういったイメージがありました。だから、再始動してもらえることは嬉しいです」と、憧れの地であったことを明かし、「大学時代に挫折しましたけど、こうやって100日前のイベントに呼んでいただけたんです。今の俺があるのは、Jヴィレッジのおかげなんですよ(笑)」と今回のイベントに呼ばれたことを喜んでいた。 (C)CWS Brains,LTD.▽イベントではJヴィレッジ再始動に際し、メッセージボード「みんなの夢が、動き出す。」がお披露目。会場ではゲストの3名も夢を書き込んだ他、福島県Jヴィレッジ再始動までに行われるカウントダウンイベントにも登場。最終的にはJヴィレッジ内に設置される予定だ。 (C)CWS Brains,LTD.▽さらに、サッカー漫画『キャプテン翼』の著者である高橋陽一先生もJヴィレッジ再始動の企画に参加予定。イベントには高橋先生からのメッセージ動画が届き、「Jヴィレッジ、再始動おめでとうございます。翼君と同じ誕生日の7月28日に再始動するということで嬉しく思っております」とコメントした。なお、高橋陽一先生による『キャプテン翼』の壁画が作成される予定となっており、こちらもJヴィレッジ内に設置される予定となっている。 ▽Jヴィレッジは7月28日に再始動。5000人収容の天然芝スタジアムは、計画を1年前倒しし、7月28日から利用可能となる。また、天然芝7面、人工芝2.5面のピッチ、人工芝ピッチ1面を備える全天候型練習場、宿泊施設が隣接する予定となっており、JRの新駅も開業予定。以前よりも交通面での利便性は高まることとなる。 2018.04.19 22:15 Thu
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日本代表、ロシアW杯前に行われるスイス代表との国際親善試合は26時キックオフ…NHKで生中継

▽日本サッカー協会(JFA)は19日、6月8日(金)に行われる国際親善試合のスイス代表戦のキックオフ時間を発表した。 ▽ロシア・ワールドカップに向けた貴重な親善試合となる試合は、スイスのルガーノにあるスタディオ・コルナレドで開催。キックオフ時間は8日の26時となる。 ▽また、テレビ中継はNHK総合で全国生中継となる。 ▽西野朗監督を迎えた日本代表は、スイス戦の後、12日にパラグアイ代表と国際親善試合で対戦。その後、19日にコロンビア代表戦、24日にセネガル代表選、28日にポーランド代表戦を迎える。 2018.04.19 18:30 Thu
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吉田麻也の自叙伝が緊急出版! 日英同時刊行は日本人サッカー選手初

▽サウサンプトンに所属する日本代表DF吉田麻也が、自叙伝を日英同時刊行することが発表された。株式会社ハーパーコリンズ・ジャパンがグループ企業ハーパーコリンズ・ブリッシャーズのイギリス本社と協働で刊行する。 ▽日本代表でも不動のセンターバックであり、サウサンプトンでも守備の要として活躍する吉田。プレミアリーグで6シーズン目となる今シーズンの戦いや知られざるその素顔について、赤裸々に語った自叙伝となっている。 ▽イギリスの版元は、デイビッド・ベッカムやウェイン・ルーニーら数多くの名選手の書籍を刊行しているハーパーコリンズUK。一般書籍部門世界第2位を誇る大手出版社グループのグローバル共同企画として、日本支社でも緊急刊行が決定、日英同時刊行は、日本人サッカー選手として初となる。 ▽吉田は長崎県で生まれ、12歳で名古屋グランパスのユースに入団。その後プロデビューをすると、オランダのVVVフェンロを経て、サウサンプトンに移籍。これまで語られなかったエピソードや、サッカーへの熱い想いとともに、プレミアリーガー吉田麻也を構成するレジリエンス(折れない心、負けない力)が詰まった初の書き下ろし自叙伝となっている。 ▽英国版『Unbeatable Mind:My Autobiography』は5月17日刊行予定。日本版の『吉田麻也 レジリエンス──負けない力』は6月1日に刊行予定となっている。価格は1400円(税別)。256ページが予定されている。 2018.04.18 12:50 Wed
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【六川亨の日本サッカー見聞録】西野監督の性格

▽4月15日のスポーツ紙の写真を見て驚いた。日本代表の監督に就任した西野朗氏が、長居でのC大阪対FC東京戦を視察した。スタジアムに入る際だったのだろうが、背景に愛車のベンツ・ゲレンデバーゲンが映っていたからだ。 ▽話は2011年に遡る。G大阪の監督を辞めた西野さんに、当時創っていた柏レイソルのDVD付ムックの解説をお願いした。1999年にナビスコ杯で初優勝した試合を振り返りながら、当時の出来事を振り返ってもらった。 ▽取材後、収録スタジオの近くにあるコインパーキングまで西野さんを見送ると、そこには愛車のゲレンデバーゲンが止まっていた。その愛車を見ながら、西野さんはこんなエピソードを教えてくれた。 ▽「これは2001年7月に、娘の誕生日に納車されたんですよ。そして、これに乗って柏に言ったところ、久米(柏GM)から『西野、悪いが監督を辞めてくれ』と言われたんです」と当時の真相を教えてくれた。 ▽01年の第1ステージは6位と、それほど悪い成績ではなかっただけに、西野監督にとっても予想外の解任だったのだろう。その後はG大阪の監督として数々のタイトルを獲得したが、大阪でも愛車に乗り続けたそうだ。G大阪の監督を辞めて自宅のある埼玉に戻った際は、奥さんから「大きいし古いから、もう廃車にしたら」と言われたそうだ。 ▽それでも現在も乗り続けているあたり、よほど愛着があるのだろう。柏で解任された悔しさと、G大阪での成功など、様々な思い出が詰まっているだけに、手放せないのかもしれない。 ▽ちょっと前置きが長くなってしまったが、果たして西野監督はロシアW杯でどのように戦うのか予想してみたい。まず、準備時間はほとんどないに等しい。監督に就任したものの、5月のキャンプまでJリーグは連戦のため、海外組を含めて視察によりコンディションをチェックするだけだ。ただ、就任会見で招集選手のラージグループはハリルホジッチ元監督と変わらないと言ったように、メンバーに大きなサプライズはないと予想される。 ▽西野監督は、一言で表現するなら「勝負師」だ。96年のアトランタ五輪第2戦のナイジェリア戦で、守備的なスタイルを批判し攻撃的に行きたいと訴えた中田英寿を、第3戦のハンガリー戦でスタメンから外した決断は有名だ。 ▽ハリルホジッチ元監督の縦に速いサッカーが機能しないため、3月のベルギー遠征では選手から監督に対し不満が漏れた。それが解任につながったものの、ハリルホジッチ元監督と西野監督には共通する部分も多い。自身の信念に揺るぎがないだけに、異を唱える選手はためらわずに外すだろう。 ▽一見するとダンディーで柔和な印象を受けるが、それは表面だけで、かなり頑固でもある。そんな西野監督だが、W杯までは時間がない。となると、できることは限られる。ザック・ジャパンのメンバーを軸にすればボールポゼッションはできる。川島、吉田、長谷部、本田、長友、岡崎を軸にしたメンバーだ(ケガが治れば香川と清武も入るだろう)。 ▽そして戦術だが、これもハリルホジッチ元監督と共通する部分は多い。「自分たちのサッカー」ではなく、対戦相手を分析して「負けない試合」をするからだ。柏時代は3-5-2と当時流行のシステムを採用し、ホン・ミョンボやユ・サンチョルら韓国代表を起用し、G大阪時代は遠藤保仁を軸にマグノ・アウベスやルーカスというストライカーを擁して攻撃的なサッカーを展開した。 ▽しかし、そうしたサッカーをする上で欠かせない選手が明神智和であり今野泰幸といった守備のオールラウンダーだった。現在の代表チームなら、長谷部は欠かせないピースであり、ケガが治れば今野の復帰も十分にありえる。さらに監督就任後、C大阪対FC東京戦を視察したのは山口蛍と橋本拳人をチェックしたのかもしれない。 ▽指揮官としてW杯の3試合を分析し、どのような選手を選択するのか。ラージグループは決まっているだけに、あとは各試合に応じたチョイスになる。ただ、いずれにせよ西野監督の性格からすれば、(繊細な)テクニシャンではなく戦闘能力の高い選手を優先的に選ぶだろう。 ▽柏の監督時代、西野監督と同じタイプの天才的MF大野敏隆や、期待のFW北嶋秀朗をサブチームに降格したこともある。人気のあるルーキーといえども特別待遇はしなかった。結果を出さなければ情け容赦しない。それだけドライに勝負にこだわることを、代表候補の選手たちは肝に銘じた方がいい。【六川亨】1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた、博識ジャーナリストである。 2018.04.18 12:30 Wed
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今日の誕生日は誰だ! 4月16日は、ミラクル・レスターの“影のヒーロー”!

◆岡崎慎司 【Profile】 出身:兵庫県 誕生日:1986/4/16 クラブ:レスター・シティ ポジション:FW 身長:174㎝ 体重:76kg ▽『今日の誕生日は誰だ!』本日、4月16日はレスター・シティの日本代表FW岡崎慎司だ。 ▽高卒後、清水エスパルスに入団した岡崎は当初フォワードの序列の最下位に置かれていたが、豊富な運動量と献身的な動きが評価され、次第に存在感を高めた。2010年には、日本代表として南アフリカワールドカップに参加。グループリーグ第3戦のデンマーク戦では途中出場からネットを揺らして評価を高めると、大会の半年後にシュツットガルトに移籍して欧州デビューを果たした。 ▽シュツットガルトでは守備面での貢献が高かった岡崎は、2013年夏にマインツに活躍の場を移して得点能力が開花。初年度にブンデスリーガで15ゴール(日本人最多)を記録すると、翌シーズンも12ゴールを決め、2015-16シーズンからプレミアリーグに羽ばたくこととなった。 ▽レスター・シティに加入した岡崎は、初年度から得点能力に優れたFWジェイミー・ヴァーディとコンビを組み、“奇跡のプレミアリーグ優勝”に大きく貢献。イギリス『スカイ・スポーツ』には“影のヒーロー”と賞賛された。 ▽岡崎はこれまで日本代表として111試合に出場しており、釜本邦茂氏、三浦知良(横浜FC)らレジェンドに続き、通算50ゴールを記録した史上3人目の選手だ。“一生ダイビングヘッド”という言葉を座右の銘にしていることは有名であり、どれだけ泥臭くとも最後の一瞬までゴールを諦めない姿勢は、その言葉の表れだろう。 ※誕生日が同じ主な著名人 ピエール・リトバルスキー(元サッカー選手) ヘルマン・ブルゴス(元サッカー選手) ラファエル・ベニテス(サッカー監督/ニューカッスル) ダニ・パレホ(サッカー選手/バレンシア) ルイス・ムリエル(サッカー選手/セビージャ) アーロン・レノン(サッカー選手/バーンリー) 趙東建(サッカー選手/サガン鳥栖) 三竿雄斗(サッカー選手/鹿島アントラーズ) 三竿健斗(サッカー選手/鹿島アントラーズ) ウィルバー・ライト(ライト兄弟の兄) チャールズ・チャップリン(喜劇俳優) なぎら健壱(俳優) BONNIE PINK(歌手) 湯浅将平(ギタリスト) 笹崎里菜(アナウンサー) 夏目花実(タレント) 徳井義実(お笑い芸人/チュートリアル) 2018.04.16 07:00 Mon
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元浦和指揮官のブッフバルト氏がHSVのFW伊藤達哉に太鼓判「W杯に行くチャンスがある」

▽かつては浦和レッズで選手、監督として活躍した元ドイツ代表DFギド・ブッフバルト氏が、評価を上げているU-21日本代表FW伊藤達哉について語った。ドイツ『ビルト』が報じた。 ▽今シーズン、ハンブルガーSVでブンデスリーガデビューを果たした伊藤。小柄ながら、切れ味鋭いドリブルで攻撃にアクセントをつけ、“リオネル・イトウ”とファンから賞賛されるほどだ。 ▽ハンブルガーSVはクラブ史上初の2部降格が迫っているが、評価を高める伊藤は日本代表入りの可能性があるとのこと。ブッフバルト氏も伊藤がワールドカップに出場する可能性は現実的であると語った。 「タツヤはワールドカップに行くチャンスを得ることができると思う」 「ワールドカップでは、一対一を仕掛ける彼の戦い方は武器になる。イトウのような選手は、すべてのチームが必要とする」 ▽伊藤は、今シーズンのブンデスリーガで16試合に出場。ここ2試合は先発出場を果たしており、残り4試合で初ゴールが期待される。 2018.04.15 12:30 Sun
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今日の誕生日は誰だ! 4月15日は、過去にアトレティコ移籍の噂も?! 川口能活としのぎを削った元日本代表守護神

◆楢崎正剛 【Profile】 出身:奈良県 誕生日:1976/4/15 クラブ:名古屋グランパス ポジション:GK 身長:187㎝ 体重:80kg ▽『今日の誕生日は誰だ!』本日、4月15日は名古屋グランパスの元日本代表GK楢崎正剛だ。 ▽1995年に横浜フリューゲルスに入団してプロデビューを果たした楢崎は、2017シーズンの明治安田生命J1リーグ終了時点で631試合に出場しており、これは2位の中澤佑二(横浜F・マリノス)を大きく凌ぐJ1最多出場数だ。その数字が表す通り高いレベルで抜群の安定感を誇り、2004年にはスペインの強豪アトレティコ・マドリーが動いているとの噂も囁かれていた。 ▽日本代表としては1996年に初選出されると、2010年までに4度もワールドカップ(W杯)のメンバーに名を連ねた。特に2002年の日韓W杯では、同選手と対照的に好不調の波が激しかった川口能活(SC相模原)に代わって守護神を務め、日本代表史上初めてW杯での完封勝利を手にした。 ▽オーバーエイジ枠で参加した2000年のシドニーオリンピック準々決勝アメリカ戦では、味方選手と衝突し流血しながらも最後までプレー。PK戦の末に敗れて試合後に病院で検査をした結果、左眉付近を骨折していることが判明した。ゴールの前に鬼気迫る表情で構えたその闘志あふれる勇敢な姿は、語り草となっている。 ※誕生日が同じ主な著名人 釜本邦茂(元サッカー選手) フィリペ・アンデルソン(サッカー選手/ラツィオ) レオナルド・ダ・ヴィンチ(画家、科学者) レオンハルト・オイラー(数学者) 野口聡一(宇宙飛行士) 金日成(政治家) 田原総一朗(評論家) 坂崎幸之助(ギタリスト/THE ALFEE) 上ちゃん(ベーシスト/マキシマムザホルモン) エマ・ワトソン(タレント) ヨネスケ(タレント) JOY(タレント) 有岡大貴(アイドル/Hey! Say! JUMP) 椿鬼奴(お笑い芸人) 2018.04.15 07:00 Sun
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“ドラゴン”久保竜彦氏が『サカつくRTW』の生配信に登場…トルシエ&ジーコ時代の日本代表についても語る

▽セガグループは、ベルサール秋葉原で14日、15日とセガフェス2018を実施。14日に、今春リリースされる『プロサッカークラブをつくろう! ロード・トゥ・ワールド』(以下 サカつくRTW)の生配信を実施した。 ▽生配信には、『サカつくRTW』のプロデューサーである山田理一郎氏と、ゲストにキャラクターとして『サカつくRTW』に登場する元日本代表FWの久保竜彦氏が登場。『サカつくRTW』だけでなく、サッカー談義にも花が咲いた。 ▽プロデューサーの山田氏は、大のサンフレッチェ広島ファンとのことで、現役時代の久保氏を観て好きになったと告白。海外サッカーが好きだった山田氏だが、たまたま観た広島の試合で久保氏が観たことがないプレーをしていたことで、サンフレッチェ広島にハマっていったと明かした。 ▽この告白に久保氏は照れ臭そうに「ありがとうございます」とコメント。当時を振り返った久保氏は「何も考えてなかったです。ボールが来たら好きなようにやってました」と明かしている。 (C)CWS Brains,LTD.▽また、話題は先日解任されたヴァイッド・ハリルホジッチ元日本代表監督に移ったが、久保氏は「昨日知りました」と驚きの発言。山田氏から「憧れの森保さんがコーチになりましたよ」と教えると、久保氏は「え?」と驚き「オリンピックはどうなったんですか?」と逆質問。「明日会うので」と森保氏に確認すると話した。 ▽また、放送内では久保氏がプレーした日本代表のトルシエ監督時代やジーコ監督時代の話を振り返り、トルシエジャパン時代は「先輩が多かったです。遠慮はしなかったですが、ご飯も1人で食べる時が多かった」と告白。「最初は行きたくなかったんです」と驚愕の事実を語った。ジーコジャパン時代は「いちいちやることを管理されない、言われなくなりました」と自由であったことを告白。さらに「楽しかったし、何よりジーコがサッカー上手かったです。トラップとかキックとか、一緒にやってくれたので」と、ブラジル代表としても活躍したジーコ監督のテクニックを目の当たりにすることも楽しかったと明かした。 ▽『サカつくRTW』では、『サカつく』シリーズでお馴染みの「光プレイ」が楽しめ、生配信では久保選手のロングシュートの動画が公開。プロデューサーの山田氏は「横浜FCの試合と思った方は素人ですよ。これは広島時代の清水エスパルス戦のゴールです」と熱弁。2001年11月10日に行われたJ1・2ndステージ第13節のサンフレッチェ広島vs清水エスパルスでのゴールであることを明かした。久保氏は当時を振り返り「気持ち良かったです」と答えた。 『サカつくRTW』事前登録はこちら ▽生配信終了後、久保氏にインタビュー。日本代表コーチに就任した森保一氏や、J1で首位を独走する古巣のサンフレッチェ広島についてお聞きした。 (C)CWS Brains,LTD. ──今回『サカつくRTW』でキャラクターになりましたがいかがですか 「あんな動きをするのを見たことなかったですね。今のゲームはこんな感じなのかという感じです」 「(ロングシュートもありましたが?) ビックリしましたね。芝生の感じも凄いですね」 ──ゲームは普段やられるんでしょうか? 「若い時は『ぷよぷよ』をやっていました。『ぷよぷよ』は朝までやってました。それから練習行ってという感じでしたね」 ──先ほどもお話しされていましたが、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が解任され、新しく日本代表のコーチに森保さんが就任しました 「あまりこれまでは日本代表の試合を見てなかったんですが、これからは毎試合見ます。それぐらい嬉しい事ですし、凄いことだと思います。楽しみですね」 ──古巣のサンフレッチェ広島は今シーズンここまで好調ですね 「1週間前ぐらいに1度観に行きましたが、みんな守備をよくやっています。意思統一できている感じがしますし、良いところに行くんじゃないかなと思いました」 「あとはFWが調子に乗れれば、優勝も行けるのかなという試合でしたね」 ──在籍時と、今のサンフレッチェ広島の違いはどの辺に感じますか 「良い意味で育っていると思いますし、成熟しているなと思います。本当の大人の集団になっているなということを感じます ──現役時代は規格外のプレーが多かった久保さんですが、今後の日本にどんな選手が出てきて欲しいですか 「ビックリするようなプレーを見たいですし、サポーターもそういった選手がいると、もっともっと海外のようにもなるのかなと思います」 「自分がやりたいこと、イメージしていること、子供の頃から出していければ、そういった選手が出てくるかなと思います。(良いストライカーは)そのうち出てくると思いますよ」 ▽『サカつくRTW』は近日配信予定。現在は事前登録を受け付けており、事前登録20万件達成特典として、歴代「サカつく」で同じみの「河本鬼茂(ルーキー)」が設定。13万件達成で「移籍特訓チケット1枚」、15万件達成で「進化」に使用できる「進化練習10個」がプレゼントされる。この機会に事前登録をしてみてはいかがだろうか『サカつくRTW』事前登録はこちら 2018.04.14 23:00 Sat
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今日の誕生日は誰だ! 4月14日は欧州で成長続ける“古都のネイマール”

◆奥川雅也 【Profile】 出身:滋賀県 誕生日:1996/4/14 クラブ:マッタースブルク ポジション: FW 身長: 176㎝ 体重:62kg ▽『今日の誕生日は誰だ!』本日、4月14日は欧州で成長を続ける若武者、マッタースブルクFW奥川雅也だ。 ▽京都サンガF.C.のアカデミー出身である奥川の才能は早くから注目を集めており、世代別日本代表での活躍に欧州ビッグクラブも関心を抱いたと囁かれている。特徴的なのはそのドリブル能力。しなやかな足さばきから繰り出される左右の性格なキックはブラジル代表FWネイマールを彷彿とさせ、時には“古都のネイマール”と称される。 ▽トップチーム昇格年に、MF南野拓実が所属するRBザルツブルク(オーストリア)のセカンドチームに当たるFCリーフェリングに移籍して欧州デビュー。リーフェリングでは1年目に30試合3ゴール記録した後、2年目には34試合5ゴールと着実に記録を伸ばした。2017-18シーズンからはオーストリア1部のマッタースブルクに移籍し、より厳しい環境に身を置き自らを磨いている。 ▽また、プレースタイルがネイマールに似ていると評される奥川が、同選手をお手本にしていることも周知の事実だ。ツイッターのアカウント名は[@0414Neymarlove]と愛情で溢れており、2014年にはネイマールの似顔絵とともに「師匠を書いてみました」と投稿していた。 ※誕生日が同じ主な著名人 ロベルト・アジャラ(元サッカー選手) クリスティアーノ・ザネッティ(元サッカー選手) アンソニー・モデスト(サッカー選手/天津権健) ニクラス・シュタルク(サッカー選手/ヘルタ) マルティン・モントーヤ(サッカー選手/バレンシア) 田中裕介(サッカー選手/セレッソ大阪) 新井光(サッカー選手/湘南ベルマーレ) 平野美宇(卓球選手) クリスティアーン・ホイヘンス(物理学者) 木村裕一(作家) 小泉進次郎(政治家) リッチー・ブラックモア(ギタリスト/ディープ・パープル) 桜田淳子(歌手) 今井美樹(歌手) 小沢健二(歌手) 工藤静香(歌手) 山里亮太(お笑い芸人/南海キャンディーズ) 神戸蘭子(タレント) 杏(タレント) 2018.04.14 07:00 Sat
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【編集部コラム】サムライブルーの命運を託された男…G大阪時代から紐解く西野流

▽ロシア・ワールドカップ(W杯)開幕が2カ月後に迫る中、日本サッカー界に激震が走った。日本サッカー協会(JFA)は9日、ヴァイッド・ハリルホジッチ日本代表監督を解任。JFA技術委員長としてチームをサポートしていくはずだった西野朗氏にロシアW杯での日本代表の命運を託した。 ▽「本来であれば、日本代表の監督をはじめ、スタッフをサポートしていく立場」と、西野氏が12日の監督就任会見で胸中を明かしたとおり、まさに“青天の霹靂”。2016年3月のJFA技術委員長就任当時から抱く覚悟、あるいは未来図をも崩壊させる予想外の展開だったに違いない。 ◆ハイライトはG大阪時代Getty Images▽では、“西野朗という男”とは何者か。その西野氏の日本代表監督電撃就任を一斉に取り上げた各メディアの人物紹介は、1996年にアトランタ・オリンピックの世代別日本代表監督として、ブラジル代表を下した“マイアミの奇跡”が主。だが、西野氏の指導者としての歩みを語るのであれば、ガンバ大阪時代は欠かせない。 ◆西野流のチーム作りGetty Images▽現役時代を過ごした日立製作所の前身である柏レイソルで指導者キャリアをスタートさせた西野氏は、2002年からG大阪を指揮。G大阪に“打ち合いの精神”を宿した先駆者として知られ、「2点取られたら3点、3点取られたら4点取れば良い」の口癖的な誓いは、G大阪サポーターにとって今もなお語り草だ。 ▽バルセロナのレジェンドである元オランダ代表のヨハン・クライフ氏の崇拝者としても知られる西野氏の根底は、もちろん超攻撃的なサッカーだ。だが、殴り合い上等のロマンチストな指揮官との先行しがちなイメージに加えて、現有戦力、あるいは選手個々の特性を生かしたリアリストな起用法も西野流。それこそがチーム作りの基盤となる。 ◆柔軟性が導き出したスタイルGetty Images▽当時のG大阪は、才能に溢れた若い原石の巣窟。MF遠藤保仁やDF山口智の移籍組やDFシジクレイやMFフェルナンジーニョ、FWアラウージョ、FWマグノ・アウベスといった有力助っ人を軸に、DF宮本恒靖やMF橋本英郎、MF二川孝広、FW大黒将志といった生え抜きの有望株を多用しつつ、当時の戦力に最適な戦い方を探った。 ▽結果、行き着いた先がポゼッションとパス&ムーブを織り交ぜた攻撃サッカーだ。ただ、西野氏はそういった類の戦い方に固執した指導者では決してない。2002年にFWマグロンを軸にリアクションサッカーを展開した事実が示すように、現有戦力の個性を見極めた上で、最も適した戦い方を用いる柔軟性も併せ持つ指導者だ。 ◆G大阪に黄金期をもたらすGetty Images▽G大阪時代の功績に目を向ければ、創世記からタイトルと無縁だったチームに数々の栄冠をもたらせた。J1リーグ初制覇時の2005年は、西野サッカーが数字として表れたシーズンだった。リーグワースト3位の58失点を喫した守備面に対して、攻撃面はリーグトップの82得点。Jリーグに新たな風を吹き込んだという意味でもセンセーショナルだった。 ▽2005年を境に、西野ガンバは黄金期に突入した。柏時代の教え子であるMF明神智和、DF加地亮といった一線級の主力を加えた一方で、大黒とアラウージョを失った2006年以降は、3バックから4バックにシフトするなど、攻撃に振り切った針をやや守備寄りに。すると、2007年にJリーグカップ初制覇、2008年から天皇杯連覇を成し遂げた。 ◆ユナイテッド戦で体現した西野流の真髄Getty Images▽そして2008年、西野ガンバはAFCチャンピオンズリーグをクラブ史上初制覇。同年末に自国で行われるクラブ・ワールドカップの出場権を手にした。その準決勝で対戦したのが、アレックス・ファーガソン元監督が率い、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(現レアル・マドリー)ら名前を挙げればきりがないほどスター選手を擁するマンチェスター・ユナイテッドだった。 ▽当時、欧州最強のアタッカー陣を擁したユナイテッドとの一戦。結果として真っ向勝負を挑み、3-5で打ち負けたが、西野氏はチームとして結果を求め過ぎるが故に選手個々の能力を抑え込むことを嫌う。先の就任会見で「個人のプレーに制限をかけたくない」と語った言葉が“選手ファースト”という西野流の真髄を示しているように思えてならない。 ◆Jリーグ最多勝利監督の手腕はいかにGetty Images▽その西野氏は、会見で「攻撃的な思考を求めたゲーム展開に当然したい」とも語った。さらに、「最高の化学反応をもたらせる選手選考」のフレーズも飛ばしている。だが、初タイトルまで4年間を要したG大阪時代ほど猶予はない。“化学反応”のワードを何度か口にした西野氏だが、わずか2カ月の準備期間で2年ほど離れた指導者としての勘をどう取り戻し、どう代表を立て直していくのか。重責を承った今、Jリーグ最多勝利監督の手腕を信じたい。 《超ワールドサッカー編集部・玉田裕太》 2018.04.13 19:00 Fri
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【六川亨の日本サッカー見聞録】西野会見に思うこと

▽契約解除となったハリルホジッチ前監督に代わりSAMURAI BLUE(サムライ・ブルー)の新監督に就任した西野朗氏の会見が4月12日に都内のJFAハウスで17時から行われた。 ▽西野監督とは、彼が浦和西高校3年で高校選手権に出てプレーしていた当時から注目していた(当時の小生はまだ2歳年下の高校1年生だった)。高校選手のアイドル第1号であり、早稲田大学に進学しても試合会場の西が丘には大勢の女性ファンが詰めかけ、黄色い声援を送っていた。 ▽当時のサッカーマガジンは、海外のスター選手が表紙を飾っていたが、ある号で早稲田大学の大隈講堂をバックにした西野氏が表紙に起用されたのには正直驚いたものだ。「プリンス」とか「貴公子」と言われ、その端正なマスクで多くの女性ファンを魅了。その後は日立サッカー部で攻撃的なMFとして活躍した。 ▽その頃から選手と記者という関係になり、JSL(日本サッカーリーグ)の試合会場はもちろんのこと、確か当時は東京都西部にあった練習グラウンドで取材した記憶がある。練習グラウンドが現在の柏に移ったのはJリーグ創設の機運があり、西野氏が現役を引退して日立のコーチになった80年代末だった。 ▽その後はU-20日本代表の監督やアトランタ五輪の監督を歴任し、1997年に柏レイソルのコーチに復帰。当時はニカノール監督の下で1年間修行し、1998年から監督を務めたが、専門誌時代は柏担当だったこともあり、必然的に西野監督を取材する機会は増えた。 ▽当時から西野監督は饒舌なタイプではなかった。どの記者の質問にもストレートに答えを返す。質問をはぐらかそうとか、記者におもねるようなことは一切しない。ちょっと的外れな質問には不機嫌な顔をのぞかせるのも腹芸のできない証拠。それでも言葉少なに答えるのは彼の誠実さの裏返しといってもいいかもしれない。 ▽といったところで昔話が長くなってしまったが、12日の会見も西野監督らしいストレートな会見だった。ハリルホジッチ監督の解任理由として田嶋幸三・JFA会長は「コミュニケーション不足」を挙げていたが、そのことについては「ハリルホジッチ監督は高い基準で求めていた。やらなければいけないプレーがあり、やりたいプレーでギャップもあった。それはチームの中でやっていくことだが、成果が出ないことでギャップを埋められなかった。選手が要求に応えられていないと感じた」と3月のベルギー遠征での溝の存在を認めた。 ▽まあ、あのメンバーで、あの選手起用では仕方ないのではないか。その点で、ハリルホジッチ監督を責めることはできないと思う。ただ、契約解除は決まり、西野監督がロシアに向けてチームを率いることになった。その経緯について聞かれても正直に語ったことに注目したい。西野さんらしい木訥(ぼくとつ)さを感じたからだ。 ▽「先月の末に会長から(監督就任を)打診されました。正直、ハリルホジッチ監督を支えたい、サポートしたい気持ちでいっぱいでしたが、チーム状況のギャップの中で、自分の中ではこれから2ヶ月でどう劇的に変えていくか考えていた。(打診に)戸惑いはもちろんあった。技術委員長として精一杯やっていたし、(サポートが)足りないとも思ったし、監督と一緒(に辞任)と思ったので、(監督)要請には戸惑いを持った。最後はやるしかないと引き受けました」と胸中を語った。 ▽西野さんの強みの1つとして、「鈍感力」が挙げられると思う。普通ならこの状況でかなりのプレッシャーを感じてもいいとはずだ。しかし西野さんには、そうした常人の常識が当てはまらない。それは、「後先の結果を考慮するよりも現在できることをやるだけ」という開き直りではないかとも思ってしまう。 ▽それが吉と出るかどうかはわからないが、来週の月曜コラムではどんな戦略でロシアW杯に臨むかを展望したい。 2018.04.12 23:15 Thu
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【質疑応答4】西野朗監督のロシアW杯の目標と現時点の勝率は?…ハリル解任の理由の一つ「信頼関係」を構築する上で大事なことは?

▽日本サッカー協会(JFA)は12日、日本代表の西野朗新監督の就任会見を行った。 ▽会見の冒頭で意気込みを語った西野新監督はメディア陣による質疑応答に応対。西野朗監督が現時点でのW杯の勝率、目標について言及し、前任のヴァイッド・ハリルホジッチ監督の解任理由の一つして挙げられた「信頼関係」を構築していく上で大事なことを明かした。 ◆西野朗監督(日本代表) ──ヴァイッド・ハリルホジッチ監督はラージリストを作り、これから絞る作業に入っていたと思うが、技術委員長としても関わられていたと思われる中、今まで絞ってきたラージリストがベースになるのか 「できればフラットな状態で考えたいとは思っていますけど、実際にハリルホジッチ監督の下でリストを作成してきた中で、ベースは変わらないと思います。それがベストだと考えていますし、グループやユニットという力が必要なので、そういう中で新しい選手というのももちろん考えたいところではありますけど、チームを作っていく上では今までのラージのメンバーをベースにした上で考えていきたいt思っています」 ──先日の会見では今回の監督交代を「W杯で勝つ可能性を1%、2%上げるための決断」と言っていたが、西野監督は現時点でW杯で勝つ可能性を何%と捉えているか 「先ほども言いましたが、勝てる確率を高めていくには選手たちのプレーがしっかり出させた上で、そういう結果が間違いなくついてくると思います。そこは追求していきたいですし、選手たちにも強調したいと思います」 「成果が一人歩きするということではなく、パフォーマンスをしっかりと代表チームの中でも出していけるという状況を求めていきたいです。間違いなく、こういう事態になって選手たちはいろいろな気持ちを持っていると思います。これは1%、2%どころではない、選手たちがこの状況に対する危機感や日本サッカーに対する強い気持ちをさらに持ってくれたと思っています。いろいろな意味で勝てる確率はかなり高まっていると思います。その勝負に対しての確率も間違いなく上がっていくはずだと思います」 ──西野監督の目標は? また、目標が達成された場合、続投という声も上がる可能性があると思うがモチベーションになっているか 「かつてオリンピックでは2勝してもグループリーグを突破することができなかったということを経験しています。それはオリンピックでもなかったことですし、ワールドカップでも起こるかもしれません。そういう予選ですけど、1試合1試合の戦いをベストを尽くしてチャレンジしていくという姿勢を見せていきたいです。濁すようですけど、予選(グループリーグ)は突破したいと思います。そういう力を信じて作っていくのが、この2カ月だと思っています」 「選手たちには数字的な目標を大きく与えるつもりはないです。とにかく現状で選手たちは良いプレー・良いパフォーマンスを出してくれる。そういう中でコロンビアに対しても挑んでいきたいです。十分にチャレンジできる状況になると思います」 ──今回のスケジュールでどう考えても足りないのが試合経験だが、例えば今回予定されている3試合以外で非公式の試合を行うことも一つだと思うがどう考えているか 「当初の監督の予定では、5月19日、20日が国内組最後のリーグ戦。それが終わった後にあまり休暇がなく招集されて、キャンプそしてガーナ戦に向かっていくということですけど、現実ここ4月、5月の国内組のマッチスケジュールを見ると、ACL、ルヴァンカップを敗退するチームもありますけど、試合数は相当数があります」 「私としてはそこでいかにリフレッシュして、わずかではありますけどそういう時間を持ってキャンプに入って欲しいと思います。海外組も5月2週くらいで終わってしまうスケジュールで、中南米のメキシコも4月で終わってしまう状況の中で、リカバー的な日数もバラバラでガーナ戦に入るので、そこの部分が大事になります。トレーニングマッチ的なところは状況にもよりますけど、考える必要もあるのかなと思っています」 「まず本大会は、40日以上の拘束になるので、それまでに国内のスケジュールがタイトという中で選手たちのメンタリティをどうキープするかが重要になるので、ストレスになるような状況であれば考えていきたいです」 ──信頼関係を構築する上でご自身が考える大事なことは 「指導者によって信頼関係を構築していくことは、数字で図ることもできませんし、雰囲気で感じることなのかなと思います。私もスタートで使っている選手たち以外は、どうなのかなとふと感じていました。選手の方向性やベクトルが合っている中で、逸脱する選手はたくさんいます」 「そういう選手たちも一つの目標に向かっている中でのことであれば、全く問題はないと思っています。信頼関係はそのチームを良くしたい、勝ちたい、タイトル獲りたい、出場権を獲りたいというような目標に向かっていける状況を感じることだと思うところです。選手たちはそういう中で、出場できたりできなかったりということはたくさんあります。最後は指導者の方向性や情熱、選手に対する気持ちをストレートにぶつけているかだと感じています」 「決してそれが薄れてきたという訳ではないですけど、チームの中でいろいろなコミュニケーションをとった中で構築していきたいと思っています。代表チームは特に、スポットで集まって、ストレスを抱えたまま戻してしまう選手もいたので、そういうケアを密にとっていきたいです」 2018.04.12 22:04 Thu
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【質疑応答3】日本人スタッフチーム形成の西野朗監督、森保一U-21日本代表監督のコーチ就任に「世界を経験をしてもらいたい」

▽日本サッカー協会(JFA)は12日、日本代表の西野朗新監督の就任会見を行った。 ▽会見の冒頭で意気込みを語った西野新監督はメディア陣による質疑応答に応対。これから監督を務める中で自身に求められることや、東京オリンピック日本代表監督の森保一氏をコーチングスタッフに招いた理由を明かしている。 ◆西野朗監督(日本代表) ──久々に監督を務めるご自身には何が求められるか、そしてメンバー発表のタイミングは 「2年間チームをサポートするという形でチームを見てきました。ただ、感覚的には同じ戦いをしてきました。そういう部分はさらに研ぎ澄ましていかなくてはいけないと思います。その上でチームに対する感覚はまた違うと思うので、そこは戻していかなくてはいけないと思います」 「メンバー発表のスケジュールについては、5月14日にラージリストを決めなくてはいけないので、キャンプに入るメンバーを決めようと思います。そして、(5月)30日のガーナ戦が終わった後に23人とプラスアルファの部分は、正確にはまだここでお伝えすることはできません。ただ、ガーナ戦が終わってという形になると思います」 ──攻撃的なサッカーにチャレンジするか、守備的なサッカーで勝ちにいくか 「ゲームというのはいろんな状況がありますし、オフェンシブに戦える時間帯もあれば、総合的なチーム力によってディフェンシブな戦いが強いられる時間帯が多くなることもあります。攻撃的な思考を求めたゲーム展開に当然したいと思いますけど、それだけではないですし、スカウティングの中でウィークポイントやストロングポイントを統一していきたいです」 「できれば、オフェンシブな戦いを求めていきたいですし、そういうスピリットでゲームに入ってもらいたいです。間違いなくどんな相手に対しても勝機はあると思います。FIFAランキングがそのまま反映されないのがこの世界ですし、そういう力を日本は今までも出してきました。対戦国が日本とやりにくいと思わせる部分を増やしていければ、そういう確率も増えてくるのではないかなと思います」 ──コーチングスタッフにU-21日本代表監督の森保一氏を加えた理由と、日本代表が次に集まるのは5月下旬だがそれまでご自身はどう動くか 「スタッフに関しては、全て日本人スタッフ、そして代表チームに関係しているスタッフでカバーしたいという思いがありました。そういう優秀なスタッフもオールジャパンでという中で、アンダーカテゴリーでの活動もありますけど、オリンピックチームとして、彼の指導経験という部分でも協力してもらいたいと思いました」 「将来的な部分でも手倉森(誠コーチ)と森保は、これからの世代を引っ張っていってもらわなくてはいけない指導者です。他のスタッフに関してもたくさん経験してもらいたいという中で、できれば自分自身は多くのスタッフでやってこなかったということもありますけど、世界を経験をできるということで森保をはじめ、GKコーチ、コンディショニングコーチ、メディカルも含めてできるだけ経験を持ってもらいたいというのを考えていました」 「自分自身の今後についてはまだスケジューリングはしていません。全員に発信したい部分はありますし、個人的にも伝えたい部分はあるので、動き自体は決めていませんが、猶予があれば海外組の状況も実際に見た上、会った上で伝えていきたいと思っています」 2018.04.12 22:02 Thu
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【質疑応答2】西野朗監督、後任の打診に「戸惑いがあった」…覚悟を持って引き受けた代表監督、残り2カ月間での取り組みは?

▽日本サッカー協会(JFA)は12日、日本代表の西野朗新監督の就任会見を行った。 ▽JFAは、7日付けでヴァイッド・ハリルホジッチ監督との契約を解除したと9日に発表。後任に西野監督が就任することも発表されていた。 ▽会見の冒頭で意気込みを語った西野新監督はメディア陣による質疑応答に応対。後任として就任するまでの経緯や、ロシア・ワールドカップ本大会に向けた2カ月間での取り組みについて語った。 ◆西野朗監督(日本代表) ──田嶋幸三JFA会長から監督後任の打診を受けた際の心境と、決断に至るまでの気持ちは 「先月末に会長からは今回の打診を頂きました。その時は正直私自身も間違いなくヴァイッド・ハリルホジッチ監督を支えていきたい、サポートしていきたいという今まで通りの気持ちでいっぱいでした。ただ、一方で先ほどに話したことも含めたチーム状況のギャップの中で、あまり良い状況ではなかった遠征も踏まえて、自分の中ではこれからの2カ月で劇的に変えていくかというのを考えていたところでした。今回のこういう決断に対して、自分が要求されたということで、非常に戸惑いがありました」 「技術委員長の立場は精一杯やってきたつもりですけど、足りなかったということを強く感じています。監督同様という形になってもと思っていました。そういう英断の中でこの決断をして頂いて、最後は自分の中でしっかりと責任をこの大会でという気持ちを持つまでは、戸惑いを持っておりました」 「ただ、こういう機会なので自分がという思いで最後は引き受けさせて頂きました」 ──選手たちには残り2カ月でどんなことを求めるか 「自分が選ぶメンバーですので、信頼をして日本代表チームとしての大きなパフォーマンスを生むための選手だと思っています。そういう選手たちに対しては、あまり個人のプレーに関しては制限をかけたくないと思っています。本来の自チームでやっているパフォーマンスを私自身も評価して選びたいです」 「個人の力だけではなくて、日本サッカーの良さ・強さというのは、グループでの力だと思っています。連携や連続性、そういう形を取れる選手を選考していきたいです。まずは選手たちを良い状態に戻して、本来の自分がやれる、グループとしてできる感覚を持って欲しいということを伝えたいです」 ──西野監督が個人として理想とするサッカー、代表の中で実現したいスタイルは 「長い間クラブで指導していましたけど、ある意味選手をどう生かしていくかというの中で、チームが成長していくか、評価できるかというようなそこにそういう選手がいるからというチーム作りをしてきました。代表チームというのは、自分のある程度理想とするやりたいサッカーに対して、選手を当てはめていくという逆の発想の中でチーム作りができます」 「それはオリンピックチームを率いていた時やユース代表の時にもあった感覚です。国内外には優秀な選手たちがいるので、しっかりと把握した上で、作り上げていきたいなと思います。ここ1カ月ですけど、その中で作り上げられる選手として見ていきたいです。思考が偏ってしまうところもあるので、有能なスタッフもたくさんいるので、いろいろなアイディアを持っていきたいです。また違う大きな変化が起こるというのもサッカー。継続してきた力と変化を持っていく中で、大きな力を得ることができると思うので、偏った思考ではなく、たくさんの選択肢があると思うので、そういう感覚で見ていきたいです」 ──まだ選手たちに伝えるイメージはないということか 「今現時点では描いていません」 ──チームが一つになっていない中で、チームを一つにするために西野監督はどんなアプローチをしたいか 「決して現状、バラバラであったり崩壊しているとは全く思っていません。しっかりと戦えていると思います。まだ、成果や個々のパフォーマンスを最大限に発揮できていない部分は感じますけど、選手は代表のために最大限のパフォーマンスを出すということを3月の遠征でもやっていました。まだまだ僕は出せると思います。融合していかなくてはいけないですし、チームとして機能することが大事です」 ──ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、グループリーグで戦う対戦国をかなり研究していたようだが、それは引き継がれているのか。それとも一からの研究になるのか 「ハリルホジッチ監督自身も本大会に向けた3チームへのスカウティングと分析は強く求めていました。その布石がありますし、間違いなくベースになると思います。やはりここ1カ月の動向やチームとしての準備に対するスカウティングというのは、ここからさらに強くやっていかなくてはいけません」 「急激に変わることが予想されるので、その中でのテクニカルなスタッフたちの分析力を要求したいです。細かいところまで分析をかけると、パワー的にもそちらに偏ってしまうので、スタッフのメンバー編成も考えていく必要があると思います」 2018.04.12 22:01 Thu
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【質疑応答1】西野朗新監督、本大会に望むスタイルを明かす…技術委員長の立場から見たハリルジャパンの問題点にも言及

▽日本サッカー協会(JFA)は12日、日本代表の西野朗新監督の就任会見を行った。 ▽JFAは、7日付けでヴァイッド・ハリルホジッチ監督との契約を解除したと9日に発表。後任に西野監督が就任することも発表されていた。 ▽会見の冒頭で意気込みを語った西野新監督はメディア陣による質疑応答に応対。ロシア・ワールドカップ(W杯)まで残り少ない期間の中、前任のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が求めた“デュエル“や“縦に速いサッカー”といったスタイルの中で必要な部分は引き継ぎつつも「構築してきた技術力を最大限に出したい」とコメントし、「最高の化学反応が起こるチーム・グループとして良いパフォーマンスが出る選手選考」に注力することを誓った。 ◆西野朗監督(日本代表) ──前任のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が掲げてきた「縦に速いサッカー」は引き継ぐのかについてと、メンバー選考について 「(ヴァイッド・ハリルホジッチ)監督のスタイルというのは、今まで日本のサッカーに足りなかった部分でもあると思います。1対1の強さを要求したり、縦に速いサッカーでの推進力を求めたりしてきました」 「これは今までのA代表だけではなく各カテゴリーが、世界に行き、次のステージに進めなかった原因でもある部分。それをW杯に参戦したハリルホジッチ監督は世界基準、言葉で言えばデュエルというシンプルなものですけど、実際の内容は非常に高度なもので、それを選手たちに強く要求していました。そのスタイルは間違いなく、現状の日本のサッカーにとって必要なことであると思います」 「そのためそういうことや縦への攻撃に関しても間違いなく必要です。ただ、そのタイミングや瞬間を質をあげた中で積み上げていくことや、1対1の場面でもそういうパワー的なところも要求したいですが、体格的な部分やフィジカル的な要素の中で戦えないところがあります。別の角度からそういうものに対応していきます。必要な部分に関しては、継続していきたいなと思います」 「ただ、やはり日本化したもの、日本のフットボールというものはあります。構築してきた技術力を最大限に出したいです。戦い方においてや規律や組織的なところで結束して戦っていく強さ、化学反応を起こした上で戦える強さ、そういうものをベースとした上でそういうことを構築していく必要があると思いいますし、自分自身も必要だと思っています」 「選手たちには結果を求めたいですけど、そういうプレーをまず素直に、所属クラブでプレーしている以上のことが出せる代表チームだと思っています。そういうものを選手にストレートでプレーできる状況を作っていきたいと考えています」 「チームやスタイル、編成については今日コーチングスタッフを承認して頂いたので、彼らとも協力してそういう編成を考えていきたいなと思います。選手の選考に関しても、非常に経験のある選手がこの最近のキャンプで招集されなかったり、試合への出場機会が少ないなどもありますけど、現状のコンディションをしっかりと把握しなくてはいけないと思います」 「ケガをしている選手が6週、8週試合に出ていない状況が海外組の中にはあります。確かに経験・実力・実績がある選手たちですけど、実際に監督もその基準はしっかりと持っていて、現状のコンディションを非常に気にされてた方です。これからの選考に関しても、ここ1カ月足らずでのコンディションや状況というものを正確に見極めた上で、最高の化学反応が起こるチーム・グループとして良いパフォーマンスが出る選手選考を総力を挙げてやっていきたいです」 ──先日、田嶋幸三会長は、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の解任理由の一つに「コミュニケーションと選手・監督間の信頼関係」を挙げていました。技術委員長という一番近い立場として何が問題だったか 「監督はチームに対して、世界基準、ワールドカップで戦うにはこういうプレーをしなくてはいけない、戦い方をしなくてはいけないと要求していました。それはもちろん当然なことですし、それに対する戦術的なところで選手一人一人の役割等も厳しく要求していました。当然なことです。それが全体として形になっていくことが、チーム力を向上させていくために間違いなく必要なことです」 「それに選手たちが要求に応えようとプレーをする。ただ、監督は非常にそれを高い基準で選手たちに求めていたなというのは感じました。それはよくあることですし、監督の意図と選手たちのやらなくてはいけない気持ちと、やりたいプレーにギャップを感じましたし、そこを合わせていかないとチームとして成り立たないという部分があります」 「自分自身は選手たちの気持ちや心理的なところは、監督に伝えて日本人選手たちのDNA部分でやれることはもっとあるし、違う角度からというのも間に入りながらやってきましたが、そこのギャップでコミュニケーションが足りなかったという訳ではなく、成果が出ず、ギャップも埋められない、選手たちが追いつこうとしても要求に応えられないという部分を感じました」 「選手たちにそういうことに向かっていくだけの力はあると思っていました。それに対して監督も、もっと高い要求があったのかもしれません。常にチームとしてバランスよく機能していたかというと、その部分でわずかな差があったのではないかと思います」 ──チーム作りの期間が2カ月しかないが、何が一番大事になってくるか 「結果は彼らのパフォーマンスがそのまま出る、素直に出ることがあれば間違いなく良い形で、日本のチームは融合・結束してプラスアルファの力が出てくると思います。とにかく結果を求めたいです。これはワールドカップですから、少なくとも予選(グループリーグ)を突破してくだけの力を見せたいと思います」 「ただ、そこを求めるよりもまず今は選手たちの持っているプレー・パフォーマンスというものを確実に出してもらう、出させたいという気持ちです。そういうスピリットのある選手たちを招集して、形成していきたいです」 2018.04.12 22:00 Thu
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日本代表の西野朗新監督が会見「非常に責任を感じている」

▽日本サッカー協会(JFA)は12日、日本代表の西野朗新監督の就任会見を行った。 ▽JFAは、7日付けでヴァイッド・ハリルホジッチ監督との契約を解除したと9日に発表。後任に西野監督が就任することも発表されていた。 ▽会見の冒頭で西野新監督は意気込みを語るとともに、約2カ月後に迫るロシア・ワールドカップに向けて覚悟を語った。 ◆西野朗監督(日本代表) 「みなさんこんにちは。この度、ハリルホジッチ監督の後任として日本代表の監督を受けることにしました。本来であれば、技術委員長の立場として、日本代表チーム、監督はじめスタッフを支える、サポートしていくポジションであったと思います」 「ただ、2年前に(技術委員長に)就任し、精一杯代表チーム、監督のサポートを考えてまいりました。最終的にロシア(ワールドカップ)の直前で代表監督を引き受けたことについて、非常に責任を感じている中ですが、この事態の中で精一杯ロシアに向けてチーム作りをしていきたい覚悟であります」 「2年間、現場を離れて技術委員長という立場で仕事をしてまいりましたので、まずは指導者としての心身を整えて、しっかり選手を見て、日本サッカー界を見て、これからチーム作りをしていきたいと考えています」 ※質疑応答は後ほど掲載いたします 2018.04.12 17:35 Thu
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西野朗新体制の日本代表、コーチは手倉森誠氏に加え、森保一U-21日本代表監督が就任

▽日本サッカー協会(JFA)は12日、SAMURAI BLUEの新体制を発表した。 ▽ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の後任には、先日も発表された通りJFA技術委員長を務めていた西野朗氏が就任する。 ▽その他、コーチングスタッフには手倉森誠氏が残留。また、U-21日本代表監督の森保一氏が新任となる。また、GKコーチには浜野征哉氏の他、U-21日本代表でGKコーチを務める下田崇氏が新任となる。 ▽これにより、日本代表チームスタッフが全て日本人となった。 2018.04.12 17:27 Thu
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今日の誕生日は誰だ! 4月12日はフランスの名門で活躍を続ける日本代表不動の右サイドバック

◆酒井宏樹 【Profile】 国籍:日本 誕生日:1990/4/12 クラブ:マルセイユ ポジション:DF 身長:185㎝ 体重:75kg ▽『今日の誕生日は誰だ!』本日、4月12日はマルセイユの日本代表DF酒井宏樹だ。 ▽柏レイソルの下部組織で育った酒井は、2009年にトップチームに昇格。その後、当時同僚だったMFレアンドロ・ドミンゲス(現・横浜FC)らとの好連係から繰り出される“高速クロス”を武器に、2011年にクラブを優勝へと導いた。 ▽2012年にハノーファーで欧州デビューを飾ると、2016年夏にはフランスの名門・マルセイユに入団。現在では柏時代に磨きをかけた高速クロスはやや鳴りを潜めたが、185㎝メートルという恵まれた体格ながらスピードや持久力にも優れた選手として、トップレベルでの活躍を続けている。 ▽日本代表としても欠かせない存在である酒井。力強いプレースタイルが印象的だが、その内側には謙虚な人柄が隠されており、アルベルト・ザッケローニ元日本代表監督には、「すぐに謝るのをやめるように」と注意を受けた程だ。 ※誕生日が同じ主な著名人 クリスティアン・パヌッチ(サッカー監督/アルバニア代表) ボビー・ムーア(元サッカー選手) シウヴィーニョ(元サッカー選手) マテヤ・ケジュマン(元サッカー選手) 森岡亮太(サッカー選手/アンデルレヒト) エリック・バイリー(サッカー選手/マンチェスター・ユナイテッド) ルイス・アドリアーノ(サッカー選手/スパルタク・モスクワ) リカルド・アルバレス(サッカー選手/サンプドリア) 菊池新吉(元サッカー選手) 菊池大介(サッカー選手/浦和レッズ) パク・ジョンス(サッカー選手/柏レイソル) 室津颯斗(サッカー選手/セレッソ大阪) 岩隈久志(野球選手) 藤浪晋太郎(野球選手) 高田延彦(格闘家) 藤原基央(歌手/BUMP OF CHICKEN) 吉澤ひとみ(歌手) 笠井信輔(アナウンサー) 鈴木愛理(アイドル/℃-ute) 2018.04.12 07:00 Thu
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武田修宏氏、監督解任は「3年前から言っていた」、土田晃之氏は解任の決断に「先進国に近づいた」

▽11日、株式会社タカラトミーが本格的なサッカー対戦ができる、次世代RCサッカーロボット「サッカーボーグ」の発表会を開催。元日本代表FW武田修宏氏とサッカー好きタレントとして知られる土田晃之氏が出席した。イベント終了後、武田氏と土田氏が記者団の取材に応じた。 ▽かつて日本代表として活躍した武田氏は、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の解任について「僕は3年前から言っていました。監督が悪いというわけではなく、僕が考える日本サッカーのスタイルには合わないのかなと」と自身の見解を述べ、「ワールドカップ2カ月前なので、選手が頑張る。槙野(智章)選手にはLINEしましたし、長谷部(誠)選手のインタビューも見ましたが、やるのは選手なので僕は彼らに期待したいです」とピッチで戦う選手たちに期待を寄せていた。 ▽また、「誰がメンバーに選ばれるかも選手にとっては4年に1度、サッカー選手にとっては1回か2回しか無いチャンスなので、選手には頑張ってもらいたいです。監督も変わったので、悔いの無いようにしてもらいたいです」と語り、選手たちにエールを送った。 ▽サッカー好きでも知られる土田氏は監督解任について「僕も全然OKです。この間のヨーロッパ遠征も、これならクビでしょと思っていました」と今回の決定に賛成であるとコメント。さらに「今回の行動は、凄く評価しているというか、日本サッカー協会も一歩先進国に近づいたかなと。これまでは、ここまでギリギリだと、今から代えたらドタバタしちゃうとか、結果出さないとというのがあったと思います。この間の試合を観ていても、これじゃダメでしょというのがみんなあったと思いますね。田嶋(幸三会長)さんはよく決断したなと思います」と語り、日本サッカー協会の決断を支持した。 ▽さらに、後任となった西野朗監督については「西野さんは日本人なのでコミュニケーションが取りやすいですし、そろそろ日本人監督がいいなとは思っていたので」と語り、日本人監督を望んでいたことを明かし、「そのうちワールドカップを経験した人が、日本代表監督になるのを楽しみにしています」と、将来の日本代表監督への期待も口にした。 ▽武田氏は、「同じ93年のドーハの悲劇の世代の森保(一 U-21日本代表監督)さんとかね。ワールドカップにはぜひサッカーボーグを持って行って欲しいですね」と語り、大会中のレクリエーションの1つとして「サッカーボーグ」を推奨。土田氏「こればっかりやって「サッカーボーグ」が上手くなりましたって帰ってきたらぶっ飛ばします」と語り、やり過ぎを注意していた。 ▽西野新監督の印象について武田氏は「アトランタオリンピックには出ましたし、ガンバ大阪ではアジアチャンピオンになりました。決して攻撃的というよりは、しっかりと守って、外国人FWが点を取ったり、カウンターで点を取るスタイルです」とこれまでのスタイルを語り、「ただ、ヨーロッパで活躍する選手が多いので、どうやってコントロールするかが難しいと思います。監督というよりは、長谷部キャプテンを中心に、本田選手とか岡崎選手などのワールドカップ経験者がチームを作ることが大事だと思います」と、選手が中心となって戦うことが重要だと見解を述べた。 ▽さらに、「岡田監督の時もやってきたサッカーが勝てなくて、直前でやり方を変えましたし、トルシエさんの時も3バックのメンバーを変えました。西野さんに期待しています」と、残り2カ月で指揮を任された西野監督にもエールを送った。また、「今回よりも先のワールドカップ、長い目で見たら、日本のサッカーをどうするかが重要だと思うので、将来のことを考えたら良い決断だったかなと思います」と、この時期の決断も問題がないとコメントしている。 ▽土田氏はこのタイミングでの解任については、「全然悲観していません。済んだことは仕方ないです。この間のヨーロッパ遠征の2試合があったので、その前でも良かったと思いますが、そんなことを言っても仕方ないです」と、過去のことを悔やんでも仕方がないとコメント。また、「選手や監督、協会がもめる時間もなく、全てがめまぐるしいと思います。ワールドカップは選手のものだと思うので、みんながどうしたらいいのかと。今やるべきことをやるべきだと思います」と、前を向いて本大会に臨むことが必要だと語った。 ▽サッカースタイルについては「守るサッカーでも良いと思います。どんなに良いサッカーをしても結果がないと意味がないと思います。南アフリカ大会の時も守って色々言われましたが、結果を出しましたから。誰も、前回のブラジル大会を振り返る人はいないでしょ。ザッケローニがパスを回す良いサッカーをしたかもしれないけど、結果が出ないと。勝てばサッカーが盛り上がるし、サッカーファンじゃない人も盛り上がって、Jリーグも見るようになると思います。そうなれば文化として根付くと思います」と語り、ロシア・ワールドカップで結果を残すことの重要性を口にした。 ▽また、ハリルホジッチ監督の解任の理由ともされているコミュニケーションについて、武田氏が自身の見解をコメント。「言葉は大事です。外国人監督は契約を変えやすいというのはありますが、通訳が入ると伝わり方が全然違います。言葉が通じることは大事だと思います。日本人監督になると言葉が通じすぎて、良い所も悪い所もあります。僕は長谷部くんに期待します」と語り、言葉が通じることに良し悪しがありながらも、監督交代がプラスに働くと考えているようだった。 ▽最後に、ワールドカップで期待することについて土田氏は「グループリーグ突破。決勝トーナメント1回は勝ちたいです。(ベスト8が)見たいです」とコメント。武田氏も「サッカー界にとって、ワールドカップのグループリーグを突破するかどうかは大きいです。サッカーに絶対はないので、結果を出して、日本人の良さ、粘り強く我慢強く、チャンスをものにする。女子もワールドカップで優勝していますし、ぜひ決勝トーナメントに行って、日本中のみなさんにサッカー凄いな、面白いなと思って欲しいです」と語り、ベスト16以上の結果を残してもらいたいと期待を語った。 2018.04.11 22:30 Wed
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【元川悦子の日本代表にこの選手を呼べ!】絶体絶命の危機に瀕する日本代表攻撃陣、残されたもう1枚のFW枠はやはりこの男! 岡崎慎司

▽3月のマリ・ウクライナ2連戦(リエージュ)で1分1敗と結果が出せず、欧州組を含めたフルメンバーのチームでは昨年10月のハイチ戦(横浜)から5戦未勝利と低迷が続く日本代表。日本代表もついにヴァイッド・ハリルホジッチ監督の解任に踏み切った。 ▽後任には西野朗技術委員長が就任することになったが、いくら船頭を挿げ替えたところで、選手たち自身が苦境を何とかしなければ、2018年ロシアワールドカップ惨敗は避けられない。絶対的左サイドバックの長友佑都(ガラタサライ)も「今の代表はみんなが考えすぎて全然イキイキしてない。何かオドオドしているというか、怖がっているように見える。ミスを怖がっていたら、全部ネガティブな方向に行ってしまう。もっと堂々とやった方がいい」とメンタル面の問題を指摘していたが、こういう苦境こそ、タフで逞しい選手が強く求められる。 ▽その筆頭と言えるのが、岡崎慎司(レスター)ではないだろうか。国際Aマッチ111試合出場50得点という傑出した代表実績を誇りながら、一度もチャレンジャー精神を忘れたことはない。どんな状況でもガムシャラに食らいつき、積極果敢に相手に向かっていく。そういう姿勢を前面に出せるから、彼や2010年南アフリカ、2014年ブラジルの両ワールドカップでそれぞれ1点ずつを奪えている。最終的には粉砕されたものの、ブラジル大会最終戦・コロンビア戦(クイアバ)で前半終了間際に決めた一撃は、岡崎のそんなメンタリティを如実に表していた。こういう存在は今のように停滞感の漂うチームには必要不可欠ではないか。 ▽ハリルホジッチ監督が考えていた1トップ像は、まず長身で、ボールを収める力があること。2~3人に囲まれてもしっかりとキープして他の選手が上がってくる時間を作れることが必須だった。この条件を最も満たしているのが大迫勇也(ケルン)であった。確かに大迫のポストプレーのうまさとタメを作る力は頭抜けている。彼抜きでタテに速い攻撃は考えられなかった。 ▽しかしながら、西野監督は柏レイソル、ガンバ大阪、ヴィッセル神戸、名古屋グランパスを率いた過去を見ると、必ずしもタテに速いスタイルには固執しない。大迫はもちろん最終登録メンバー23人に選ぶだろうが、3月2連戦に帯同した杉本健勇(C大阪)と小林悠(川崎)の両国内組、ドイツ・ブンデスリーガ1部で今季7ゴールを挙げている武藤嘉紀(マインツ)、岡崎らをフラットな目で見比べて、ベストだと考えられるコマを選択するはずだ。 ▽岡崎はご存知の通り、マインツでプレーしていた13-14、14-15シーズンにブンデス2シーズン連続2ケタ得点を達成。イングランドにステップアップした15-16シーズンにはレスターでプレミアリーグ制覇の偉業を果たしている。イングランドに赴いてからは1年目が5点、2年目の昨季が3点、今季もここまで6点と目標の2ケタには届いていないが、ここ一番の勝負強さは折り紙つき。この4年間、代表で起用されてきた1トップ候補の中で誰よりもゴールの匂いを漂わせていると言ってもいいだろう。 ▽ハリルホジッチ監督は岡崎を「求めているポストプレータイプとは違う」と考えていたようだが、3月2連戦ではハイラインで戦ってきた相手の裏を取れる選手が誰1人としていなかった。本番でもコロンビアやセネガルは高いラインを取ってくる可能性があるだけに、岡崎の使い道は十分に考えられる。 ▽しかも、彼は無尽蔵の運動量で前線からボールを追いかけ続けることができる。「前からはめる守備」を重要視するのえあれば、守りのスイッチを入れてくれるこの男を使わないのはあまりにもったいない。 ▽ともに「日本代表ビッグ3」を形成する本田圭佑(パチューカ)も「選ばれるかどうか半々」と自己評価している様子で、香川真司(ドルトムント)も長期離脱からの復帰が遅れている状況で、3人全員落選という恐れも否定できない。が、それではチームの柱がいなくなってしまう。「ベテランは入れた方がいい」と過去のワールドカップ経験者の多くが口を揃えているだけに、彼らの1人か2人はチームに残すべきだ。 ▽岡崎であれば目下、コンディションも悪くないし、先発でもサブでもベンチでも行ける。実際、7日のプレミアリーグ・ニューカッスル戦でも後半途中からピッチに立ち、ジェイミー・ヴァーディーの1得点をお膳立てする仕事を見せている。仮にベンチに居続けたとしても、縁の下からチームを支えることも厭わない。「ハセ(長谷部誠=フランクフルト)の次のキャプテン候補はオカがいいんじゃないかな」と川島永嗣(メス)も語ったことがあるほど、岡崎の人格は高く評価されている。 ▽西野新監督もそこに目を向け、しっかりとした決断を下すべきではないか。5月21日から発足する新生ジャパンの成否のカギは、間もなく32歳のなる雑草ストライカーが握っていると言っても過言ではない。【元川悦子】長野県松本市生まれ。千葉大学卒業後、夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターとなる。Jリーグ、日本代表、海外まで幅広くフォローし、日本代表は特に精力的な取材を行い、アウェイでもほぼ毎試合足を運んでいる。積極的な選手とのコミュニケーションを活かして、選手の生の声を伝える。 2018.04.11 19:00 Wed
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突如解任のハリルホジッチ監督が契約違反を主張か…仏誌が報道

▽『フランス・フットボール』が、9日に解任が発表されたヴァイッド・ハリルホジッチ元日本代表監督について報じた。 ▽日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長は、9日に会見を開きハリルホジッチ監督との契約解除を発表。7日付で契約が終了し、後任にはJFA技術委員長を務める西野朗氏が就任することを発表した。 ▽『フランス・フットボール』は、この発表を受け、ハリルホジッチ監督解任までの経緯を報じている。 ▽ハリルホジッチ監督は7日、JFAの田嶋幸三会長と会談。田嶋会長は、その場でハリルホジッチ監督との契約解消を提示。理由としては、3月の国際親善試合で日本代表がマリ代表(1-1)、ウクライナ代表(1-2で敗戦)相手に結果を残せなかったこと、本田圭佑や岡崎慎司、香川真司など、経験豊富な選手たちが不満を示していること。さらに、「東京では選手と契約している特定のスポンサーからの圧力があったと考えられる」としている。 ▽『フランス・フットボール』によると、この提示を受けたハリルホジッチ監督はショックを受けており、すぐにフランスのリール近郊の自宅に戻ったとのこと。今回の件について話すことを拒否しているものの、親族がショックを受けていると語ったようだ。 ▽ロシア・ワールドカップ アジア最終予選をグループ首位で突破し、本大会で対戦するコロンビア代表、セネガル代表、ポーランド代表への準備を細かく進めていたハリルホジッチ監督だったが、開幕を2カ月後に控えたこのタイミングで突然の解任。今回の解任にあたり、契約解除に伴う金銭的な交渉は行われていないようだ。 ▽そもそも、ハリルホジッチ監督の契約はワールドカップ終了後に満了を迎える予定であり、今後、自身の権利と損害について訴訟を起こす見込みのようだ。 2018.04.11 13:30 Wed
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白熱の日韓戦はドロー! なでしこは後半盛り返すもW杯出場権は最終節オーストラリア戦に持ち越し《AFC女子アジアカップヨルダン2018》

▽なでしこジャパン(女子日本代表)は10日、AFC女子アジアカップヨルダン2018のグループB第2節の韓国女子代表戦に臨み、0-0で引き分けた。 ▽FIFA女子ワールドカップ(W杯)・フランス2019の出場権と大会連覇を目指す前大会王者のなでしこは、7日に行われたベトナム女子代表との重要な初戦を岩渕真奈の全ゴールに絡む活躍などで4-0の大勝スタートを飾った。 ▽勝利でW杯出場権獲得が決定する第2戦ではオーストラリア女子代表との初戦を0-0のドローで終えた韓国と激突。高倉監督はこの重要な日韓戦に向けてベトナム戦から先発5人を変更。猶本光や横山久美、中島依美らに代わって清水梨紗、長谷川唯、隅田凜、田中美南の日テレ・ベレーザ所属の4選手に川澄奈穂美が先発入り。引き続き[4-4-2]の布陣を採用した中、GKに山下杏也加、4バックは右から清水、熊谷紗希、市瀬菜々、鮫島彩。中盤は右から川澄、阪口夢穂、隅田、長谷川、2トップに岩渕真奈、田中が入った。 ▽立ち上がりから拮抗した展開が続く中、開始7分になでしこはピンチを招く。ロングフィードに抜け出したイ・ミナにボックス内へ進入されるも、INAC神戸所属の相手MFのシュートは飛び出したGK山下が身体を張ったセーブで阻む。 ▽その後も相手の強靭なフィジカルを前に苦戦が続くなでしこは要所でプレスを剥がされて縦に早い攻撃を受けるなど、耐える状況が続く。22分にはボックス手前の川澄からゴール前に飛び出す岩渕へスルーパスが出るが、ここは飛び出したGKに処理される。 ▽前半半ばを過ぎても試合展開に変化はなし。球際のところで劣勢を強いられるなでしこはなかなか良い形でボールを奪えず、ボールを持った場面でも前線でタメを作れず、フィニッシュに持ち込めない。39分には相手との競り合いで鼻の頭を切った岩渕が流血してベンチで治療を受けるアクシデントにも見舞われたが、日本のエースは不屈の闘志でプレーに復帰。前半終了間際には相手陣内深くで良い場面も作ったなでしこだったが、シュート0本で前半を終えた。 ▽迎えた後半、流れを変えたい高倉監督はハーフタイム明けに田中を下げて菅澤優衣香を投入。より前線でターゲットになれるセンターフォワードの投入で修正を図る。しかし、後半立ち上がりも守勢に回る場面が目立つが、54分にボックス内でイ・ミナに与えた決定機を隅田の好カバーで凌ぐなど、我慢強い守備で失点を許さない。 ▽時間の経過と共に相手の運動量の低下、菅澤のポストプレーの機能で反撃に出始めたなでしこ。62分には川澄の左CKをニアに飛び込んだ菅澤が強烈なヘディングシュートで合わすが、これはわずかに枠の左。それでも、ようやくファーストシュートを放って勢い付くと、66分に川澄のミドルシュート、70分にはボックス内で菅澤と続けてフィニッシュのシーンを作り出す。 ▽後半も半ばを過ぎると、試合の流れは完全になでしこへと傾く。前半に比べて岩渕や川澄、長谷川といった前線のプレーヤーのボールタッチが増え、個での仕掛けや連係での崩しも見られるようになる。その流れの中で長谷川や隅田にチャンスも相手守備に阻まれる。 ▽その後、86分に川澄を下げて横山をピッチに送り出したなでしこは最後まで果敢にゴールを目指す。試合終了間際の92分には右サイド深くでボールを受けた岩渕が鋭いカットインでボックス内に持ち込んで左足を振り抜く。しかし、ニア上を狙ったシュートは相手GKの好守に阻まれ、劇的な決勝点とはならず。前後半で主導権が入れ替わる白熱の日韓戦はゴールレスドローで決着。勝ち点4で暫定首位をキープしたなでしこは、13日に行われるオーストラリアとのグループ最終節でW杯出場権獲得及びグループステージ突破を目指すことになった。 2018.04.11 00:43 Wed
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ハリル解任にスペインメディア「選手との悪い関係と結果がクビを招いた」

日本サッカー協会は9日、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督を解任した。スペイン複数メディアがこの事実を報じている。スペイン『マルカ』は、「選手との悪い関係と結果がクビを招いた」とハリルホジッチ解任を報道。2015年から日本代表を率いたハリルホジッチ監督が解任され、後任に日本サッカー協会の西野朗氏が就くと伝えている。スペイン『アス』は、ロシア・ワールドカップ(W杯)前の解任劇を、驚きをもって伝えている。以下のように記した。「ヴァイッド・ハリルホジッチは、日本代表の監督ではなくなった。ロシア・ワールドカップの2カ月前に、である。驚きの決断は、急遽開かれた記者会見で発表された」「W杯前最も短い日数の解任劇だ。かつて、1990年にコスタリカ代表が本大会3カ月前に監督交代を断行したことがあるが、それより新監督の準備期間は少ない。ただ、コスタリカは同年のW杯でグループステージを突破してベスト16に勝ち進んでいる」提供:goal.com 2018.04.10 23:30 Tue
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【六川亨の日本サッカーの歩み】ハリル解任

▽ハリルホジッチ監督解任――4月9日、日本サッカー界に激震が走った。ワールドカップ(W杯)を2カ月後に控えての監督交代劇。1997年10月のフランスW杯アジア最終予選、カザフスタン戦でドローに終わったあとに、当時の長沼健JFA(日本サッカー協会)会長が、加茂周監督を更迭し、岡田武史コーチを監督に昇格させて以来のショッキングな監督交代劇だった。 ▽これまでも何度か書いてきたように、ハリルホジッチ監督はW杯でジャイアントキリングを起こすために招聘された監督だった。しかし3月のベルギー遠征では選手から縦パスばかりの攻撃に不満が漏れ出した。 ▽若手選手が多かったせいもあるが、ハリルホジッチ監督を招へいした霜田正浩 元技術委員長がいれば両者の意見を汲んで進むべきベクトルを合わせることもできただろう。裏返せば、それだけ西野朗 技術委員長と手倉森誠コーチら代表スタッフは機能していなかったことの証明でもある。 ▽元々、西野技術委員長は「勝負師タイプ」の監督である。技術委員長に就任した際も、「スーツよりジャージの方が似合っているし、室内にいるよりグラウンドにいた方が気楽だ」と話していた。また、ガンバ大阪の監督を辞めて浪人中も、「自分はマグロのようなもの。回遊魚なので止まったら死んでしまう。ピッチにいないと息苦しい」と本音を漏らしていた。 ▽そんな西野氏に、「技術委員長は慣れましたか」と聞くと、決まって「慣れるわけないだろう!」という返事が返ってきた。元々、技術委員長のタイプでなないのだ。JFAのミスマッチは、この時点で明白だった。 ▽さらに3月のベルギー遠征では、選手の不満をスポーツ紙に漏らしたスタッフがいたと聞いた。西野氏の代表監督就任により、あるコーチがスタッフから外れるのは偶然なのか疑問が残る。 ▽こうした齟齬の積み重ねがハリル・ジャパンを蝕んでいたことは想像に難くない。そして、本来であればハリルホジッチ監督を解任するのは西野技術委員長のはずである。にもかかわらず田嶋会長が「渦中の栗」を拾う格好で解任会見を開いた。田嶋会長にしては珍しいとも思ったが、さすがに西野技術委員長がハリルホジッチ監督の解任をメディアに伝えつつ、「自分が後任監督を務めます」と言うことはできない。解任せざるを得なかった責任の一端は、技術委員長にもあるからだ。 ▽先にも書いたように、西野技術委員長は「タイプ」ではない。勝負師である。そんな西野氏を技術委員長に起用した田嶋会長は、ハリルホジッチ監督の更迭も視野に入れて西野氏を抜擢したのではないかと疑いたくなってしまう。 ▽かつて加茂氏が日産時代に代表監督待望論があったように、西野氏も過去には「代表監督を日本人にするなら」と待望論があった。名古屋グランパスやヴィッセル神戸の監督で結果を残せなかったため、そうした声は霧消したものの、1996年のアトランタ五輪では西野監督、山本コーチ、田嶋技術委員という間柄でもあった。 ▽当時は優勝候補筆頭のブラジルを倒し、「マイアミの奇跡」と賞賛されたものの、グループリーグで敗退し、西野監督は批判にさらされた。その復権を田嶋会長が期待したとしても不思議ではない。12日に予定されている会見で西野監督は何を語るのか。2010年南アフリカW杯の岡田監督以来となる日本人監督だが、昨日、岡田氏がS級ライセンスを返上したことが明らかになったのは、単なる偶然なのだろうか。【六川亨】1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた、博識ジャーナリストである。 2018.04.10 13:30 Tue
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「成長するきっかけをくれたのは、自分にNOと言ってくれる人だった」GK川島永嗣、ハリル解任を受けて胸中を明かす

▽ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の解任を受けて、メスに所属する日本代表GK川島永嗣が心境を明かした。 ▽日本サッカー協会(JFA)は9日、JFAハウスで緊急会見を開き、日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督(65)の解任を発表した。ハリルホジッチ監督は、2015年3月にハビエル・アギーレ監督の後任として日本代表の監督に就任。ロシア・ワールドカップ アジア最終予選では、初戦のUAE代表戦で敗れながらも、その後は順調に結果を残し、グループ首位で6大会連続6度目のワールドカップ出場に導いた。 ▽しかし、その後のヨーロッパ遠征やEAFF E-1サッカー選手権では成績が振るわず。3月下旬のマリ代表、ウクライナ代表といったロシアW杯グループリーグの相手を見据えた試合でも1分け1敗。そこから約10日後、「コミュニケーションと信頼関係に問題があった」との理由でハリルホジッチ監督への解任が告げられた。 ▽これを受けて川島は自身のオフィシャルブログを更新。「久々に書く内容がこんな内容になるとは思っていなかった」という書き出しから胸中を明かしている。 「久々に書く内容がこんな内容になるとは思っていなかったけど、今日ハリルさんが解任になったことを聞いて正直驚かされました」 「サッカーの世界では一日ですべてが変わるのは日常」 「昨日いた選手が挨拶もなく今日はもういなくなっている、監督が解任になって、次の日には違う監督が突然チームを指揮する」 「大きく批判された選手が次の試合ではヒーローになれば逆も然り。僕たちはとても変化のスピードが早い世界で生きている。それが日常だ」 「それでも、監督も同じように4年に一回だけの、国の威信をかけた、すべてのサッカー選手にとっての夢の舞台、W杯という舞台に、すべての情熱とエネルギーを費やしてきたはず」 「その1人の人間の夢が奪われてしまったことは、同じ夢を目指している選手として心から残念に思う」 「チームで一番の責任を背負わされるのは監督かもしれない。でも、ピッチの上で勝利のために足を動かせるのは選手でしかない」 「今回の出来事を受けて、自分にもっとできることがあったのではないかと、後悔の念で頭が一杯だ」 「フランス語で彼が放つ言葉とその裏にどんな意図があるのか、それが分かっていたからなおさらだ」 「フランスでもヴァイッドは厳しい監督で有名だ。クレイジーだと言っても誰も驚かないだろう。でも、彼自身の選手時代にも自分自身にも厳しかったこともとても有名だ」 「だからいつだってヴァイッドの要求は僕にも厳しかった。褒められたことは一度もない。代表も外された。お前は代表に呼ばれる立ち場にないとも言われた」 「でも、キャリアの中で、成長するきっかけをくれたのは、いつだって自分にNOと言ってくれる人だった」 「ある監督が言ったことが僕の心にいつも残っている」 『真実というのは心が傷つくものだ、でも、それから耳をそむけてはいけない』 「ヴァイッドはとても厳しかった。でもいつだって選手が成長する事を考えている監督だった。その裏にはいつも選手を想う愛があったし、ピッチの外ではお茶目なおじいちゃんのようだった」 「僕らの日常は変わらない。変化の真っ只中で生き続けなければいけない」 「でも振り返らずに、前を向く事も出来なければ、責任を感じずに、次へ進む事も出来ないだろう」 「感謝の気持ちは伝えたくても伝えきれない。それは彼が残したW杯出場という功績に対してだけでなく、本気で自分を成長しようとぶつかってきてくれた情熱に対してもだ」 「2カ月後に迫っているW杯を、3年間共に目指してきた監督と一緒に戦えなくて心から残念に思う」 「ヴァイッドがかけた3年間。そして応援し続けてくれている日本中の皆さんのためにも、日本代表は成長した姿で本大会を戦いにいかなければいけない」 2018.04.10 09:50 Tue
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【日本代表コラム】“勝利”を求め、誰よりも勝利を求めたハリルホジッチ監督解任に思うこと

▽「1%でも2%でもW杯で勝つ可能性を追い求めていきたいと考えています」──9日、日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が解任されたことが日本サッカー協会(JFA)から発表された。このコメントは、田嶋幸三会長が会見で話したもの。今回の決断が正しかったのかどうかは、2カ月後にしか分からないが、このコメントはどうにも納得がいかないもの。その他にも、納得のいく理由は出てこなかった。 ▽2014年のブラジル・ワールドカップではアルジェリア代表を率いていたハリルホジッチ監督。対戦相手のことを綿密に分析した結果、グループステージの3試合で戦い方を相手に合わせて変え2位通過。ラウンド16では同大会で優勝したドイツ代表を相手に90分間をゴールレスドロー。延長戦で得点を許し、2-1で敗れた。しかし、このドイツ戦の90分間も相手との力の差を考えつつ、アルジェリアの良さを引き出し善戦。その手腕を買われ、2015年3月に日本代表監督に就任した。 ▽就任時のJFA会長は大仁邦彌氏であり、技術委員長は霜田正浩氏(現レノファ山口FC監督)であった。協会内部の顔ぶれは当時とは異なるが、ハリルホジッチ監督就任時に霜田氏は「彼は勝利への執着心を要求しますので、そういった部分を日本にもたらしてくれればと思っています」とコメント。勝利にこだわる姿勢は、その後の3年間の振る舞いを見ていればわかるものだった。 ▽ハリルホジッチ監督は、ロシア・ワールドカップ アジア最終予選の初戦であるUAE代表戦で逆転負け。最悪の予選スタートとなったが、その後は結果を残しグループ首位で6大会連続6度目のワールドカップ出場を決めた。 ▽予選中は様々な負傷者、主力選手の不調とエクスキューズがあった中、自身初となるアジア諸国との戦いにアジャストさせていくことも難しかっただろう。そんな中でも新たな選手を代表に招集するなど、しっかりと結果を残しながら、選手たちに経験値を積ませていった。 ▽何度も行われた代表合宿でも同じだった。初めて招集した選手が試合で使われないことも多かった。そのことに不満を持たれた方も多いだろう。しかし、トレーニングでは各選手に細かく動きを指導。戦術の部分はもちろんのこと、体の向きや距離感など、世界レベルで戦うために必要なことを事細かく選手に植え付けていた。各選手がチームに戻ってパフォーマンスが上がることを目にした方も多いのではないだろうか。少なくとも、ハリルホジッチ監督は日本代表を強くするために全力を注いでおり、それに応えるように成長する選手も多かった。 ▽ワールドカップ出場を決めてからの戦いを見ると、確かに結果が残せているとは言えないかもしれない。しかし、予選を戦った主力選手を外し、新たな選手を試していた。選手の調子を見極め、新たな戦い方も求めた。ワールドカップでの対戦国が決定してからはよりその動きが見られた。 ▽3月のマリ代表戦、ウクライナ代表戦は1分け1敗だったが、本番を想定してのテストマッチ。確認することが第一の目標だっただけに、結果よりも課題がハッキリすることの方が重要だったように思う。「臭いものに蓋をしない」スタイルのハリルホジッチ監督は、日本サッカーを発展させるには必要だった存在だと思う。 ▽勝利を求めた結果、勝利を誰よりも求めていたハリルホジッチ監督を解任させた日本サッカー協会。ワールドカップで結果を残すためにハリルホジッチ監督を解任したことよりも、この3年間積み上げてきたことの確認を放棄したことが、一番残念な決断だった。4年前も本番で真価を発揮してきたハリルホジッチ監督。日本サッカーを誰よりも知ろうとし、多くの選手をしっかりとチェックし続けた指揮官の退任は残念以外の何物でもない。3カ国に対するスカウティングの結果も見れないことは残念だ。 ▽西野朗新監督が率いるこの2カ月で、日本代表が何かが大きく変化することはないだろう。次の活動は5月の合宿。実戦は5月30日のガーナ代表戦までない。その後も、スイス代表戦、パラグアイ代表戦の2試合で本番に臨むことになる。勝つ確率が上がるかは不明であり、今回の決断には疑問しか残らない。しかし、監督交代を決断したからには勝算があると願いたい。 ▽最後に。この3年間、ハリルホジッチ監督が率いてきた日本代表を見続けてきた者として、ハリルホジッチ監督には心より感謝したい。ロシアの地で、ハリルホジッチ監督が指揮を執る日本代表を見たかったのが正直なところ。そして、ゴール、勝利を誰よりも喜ぶハリルホジッチ監督の姿を見たかった。 《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》 2018.04.09 23:45 Mon
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