コラム

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【2017Jリーグ補強診断】MF清武弘嗣の電撃復帰で桜旋風の期待高まる《セレッソ大阪》

▽2月25日に開幕を迎える2017シーズンの明治安田生命J1リーグ。3年ぶりの1シーズン制が復活となり、全18チームがタイトルを目指してしのぎを削る。開幕を前に超ワールドサッカー編集部がJ1全クラブの補強を診断。3年ぶりJ1復帰のセレッソ大阪編をお届けする。 ◆主力の流失回避Getty Images【OUT】 GK 北野貴之(34)→契約満了 武田博行(33)→東京ヴェルディ/期限付き DF 中澤聡太(34)→現役引退 池田樹雷人(20)→バンコク・グラスFC/期限付き 小谷祐喜(25)→ロアッソ熊本/完全 MF 橋本英郎(37)→東京ヴェルディ/完全 平野甲斐(29)→アーミー・ユナイテッドFC/完全 前川大河(20)→徳島ヴォルティス/期限付き期間延長 小暮大器(22)→愛媛FC/完全 FW 玉田圭司(36)→名古屋グランパス/完全 田代有三(34)→契約満了 米澤令衣(20)→愛媛FC/期限付き ベサルト・アブドゥラヒミ(26)→FCアスタナ/期限付き期間満了▽2014年以来のJ1リーグに向けて、昨シーズンの主力がほぼ残留。中でも、移籍の可能性が浮上していた韓国代表GKキム・ジンヒョンの引き留め成功は、今オフ最大の補強とも言えそうだ。 ◆補強診断(★5つが最高) ★★★★☆ ▽かつてのような派手な補強はなしかに思われたが、ヨーロッパの移籍期限最終日に現役バリバリの日本代表であるMF清武弘嗣が4年半ぶりに帰還。さらに、尹晶煥新監督の下、的を絞った的確な補強で、主力がほぼ残留したチームの戦力アップに成功し、より期待高まるメンバーが揃った。 ◆DF山下達也の新たな相方確保【GK&DF】Getty Images【IN】 圍謙太朗(25)←FC東京/完全 茂木秀(18)←桐光学園高校/新加入 マテイ・ヨニッチ(26)←仁川ユナイテッドFC/完全▽DF山下達也の新たなパートナーとして、クロアチア人DFマテイ・ヨニッチを獲得。泣きどころの1つだっただけに、Kリーグ・クラシックでベストイレブンに輝いた実績十分のセンターバックの加入は大きい。 ◆清武弘嗣がサプライズ復帰【MF】Getty Images【IN】 水沼宏太(26)←FC東京/期限付き 福満隆貴(24)←レノファ山口FC/完全 清武弘嗣(27)←セビージャ/完全 山内寛史(21)←早稲田大学/新加入 大山武蔵(18)←札幌大谷高校/新加入▽清武の加入でやや存在感が薄まったが、MF水沼宏太の加入は大きい。サガン鳥栖時代から尹晶煥監督を知る水沼には指揮官のスタイルを具現化する一翼としての期待がかかる。 ◆タレント揃いの前線【FW】Getty Images【IN】 山根永遠(17)←サンフレッチェ広島ユース/新加入▽補強ポイントの1つであるセンターFWのポジションに関して、即戦力級の加入者はいない。それでも、チームには、FW柿谷曜一朗や、FW杉本健勇、FWリカルド・サントスらタレントが在籍。尹晶煥監督の采配次第で多くのゴールを積み重ねることも十分可能な面々が揃っている。 2017.02.05 15:02 Sun
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【2017Jリーグ補強診断】ストライカー到着なら期待値上昇の顔ぶれ《ガンバ大阪》

▽2月25日に開幕を迎える2017シーズンの明治安田生命J1リーグ。3年ぶりの1シーズン制が復活となり、全18チームがタイトルを目指してしのぎを削る。開幕を前に超ワールドサッカー編集部がJ1全クラブの補強を診断。変革期を迎えたガンバ大阪編をお届けする。 ◆3冠達成時の主力が流失Getty Images【OUT】 DF 岩下敬輔(30)→アビスパ福岡/完全 西野貴治(23)→ジェフユナイテッド千葉/期限付き MF 大森晃太郎(24)→ヴィッセル神戸/完全 内田達也(24)→東京ヴェルディ/期限付き 二川孝広(36)→東京ヴェルディ/期限付き期間延長 阿部浩之(27)→川崎フロンターレ/完全 岡崎建哉(26)→栃木SC/完全 小椋祥平(31)→ヴァンフォーレ甲府/完全 FW 赤嶺真吾(33)→ファジアーノ岡山/完全 小川直毅(21)→契約満了▽2014年の三冠達成時から長年にわたってチームをリードしてきたDF岩下敬輔、MF大森晃太郎、MF阿部浩之が相次いで退団。中でも、大森と阿部は生え抜きであり、貴重な戦力だっただけに、チームだけでなく、ファンにとっても喪失感を駆り立てるものとなった。 ◆補強診断(★5つが最高) ★★★☆☆ ▽将来性溢れる若手から主軸になり得る中堅選手まで獲得に成功。しかし、最優先事項のストライカー獲得が難航しているだけでなく、主力も流失したため、ネガティブな印象が強い。ただ、ここにきて、元サンフレッチェ広島のFWドウグラスとの接触報道が浮上。これが実現すれば、待望のストライカー到着となる。 ◆念願の身体能力高きCBを獲得【GK&DF】Getty Images【IN】 鈴木椋大(22)←横浜F・マリノス/完全 ペ・スヨン(18)←ボイン高校/新加入 ファビオ(27)←横浜F・マリノス/完全 三浦弦太(21)←清水エスパルス/完全▽実践経験がある若手GKと、センターバックを重点的に補強。とりわけ、スピードや高い身体能力で勝負できるDFファビオと、U-23日本代表候補歴を持つDF三浦弦太の獲得は、ウィークポイントの1つとして挙げられてきたセンターバック陣のタレント力向上につながるはずだ。 ◆攻撃面特化の面々【MF】Getty Images【IN】 食野亮太郎(18)←ガンバ大阪ユース/昇格 井出遥也(22)←ジェフユナイテッド千葉/完全 泉沢仁(25)←大宮アルディージャ/完全 森勇人(21)←名古屋グランパス/完全 中原彰吾(22)←北海道コンサドーレ札幌/期限付き 高江麗央(18)←東福岡高校/新加入 高宇洋(18)←市立船橋高校/新加入▽阿部、大森ほどの守備への献身性を兼ね備えた選手こそ見当たらないが、攻撃で存在価値を見いだすタイプの面々を獲得。中でも、MF泉沢仁とMF井出遥也の2選手には、既存選手のMF堂安律と共に、アタッキングサード付近での打開力発揮に大きな期待がかかる。 ◆アデミウソンの完全移籍加入が唯一もの救いに【FW】Getty Images【IN】 郡大夢(19)←東京ヴェルディ/期限付き アデミウソン(23)←サンパウロFC/完全▽上述の通り、即戦力級のストライカーの加入はない。ただ、2015年の来日当時に移籍金10億円とも言われていたFWアデミウソンを完全移籍で買い取ることができたのは朗報。また、事前の報道によれば、クラブは水面下でストライカー補強の動きを継続中。何かしらのニュースが飛び込んできてもおかしくない状況だ。 2017.02.05 15:01 Sun
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【2017Jリーグ補強診断】No1レフティー加入に沸くも足らずの補強《ジュビロ磐田》

▽2月25日に開幕を迎える2017シーズンの明治安田生命J1リーグ。3年ぶりの1シーズン制が復活となり、全18チームがタイトルを目指してしのぎを削る。開幕を前に超ワールドサッカー編集部がJ1全クラブの補強を診断。J1復帰から2シーズン目を迎えるジュビロ磐田編をお届けする。 ◆大幅な戦力値ダウンは回避Getty Images【OUT】 GK 牲川歩見(22)→ザスパクサツ群馬/期限付き 奥田達朗(34)→V・ファーレン長崎/完全 DF パパドプーロス(32)→契約満了 石田崚真(20)→ツエーゲン金沢/期限付き 高木和道(36)→エアフォース・セントラルFC/完全 MF 岡田隆(32)→現役引退 上村岬(25)→FC今治/完全 田中裕人(26)→愛媛FC/期限付き FW 森島康仁(29)→契約満了 ジェイ(34)→契約満了 中村祐輝(29)→契約満了 岩元颯オリビエ(20)→ガイナーレ鳥取/期限付き▽昨シーズンのリーグ戦14ゴールを記録した元イングランド代表のFWジェイが契約満了で退団。一方で、サンフレッチェ広島から期限付き移籍中の成長著しいMF川辺駿の慰留に成功するなど、J1復帰から2年目を迎える新シーズン向けて、ジェイの退団を除けば大幅な戦力値ダウンを回避した。 ◆補強診断(★5つが最高) ★★☆☆☆ ▽MF中村俊輔の獲得で今オフを彩ったが、全体的な補強動向を見ると、やや物足りない印象。特に、課題だった昨シーズンのリーグ戦で50失点の守備陣強化に向けた補強が進まなかった点は気がかりだ。 ◆守備陣強化進まず【GK&DF】(c) CWS Brains, LTD.【IN】 三浦龍輝(24)←AC長野パルセイロ/完全 高橋祥平(25)←ヴィッセル神戸/完全▽守備陣の新戦力として、攻守の積極性を売りとするDF高橋祥平を獲得。ただ、上述の通り、高橋以外のDF補強はなく、昨シーズンと同様に質と選手層の部分で不安を解消できたとは言い難い陣容だ。 ◆No1レフティー加入で戦力アップ【MF】(c) CWS Brains, LTD.【IN】 ムサエフ(28)←ナサフ・カルシ/完全 松本昌也(22)←大分トリニータ/完全 川辺駿(21)←サンフレッチェ広島/期限付き期間延長 中村俊輔(38)←横浜F・マリノス/完全 藤川虎太朗(18)←東福岡高校/新加入 針谷岳晃(18)←昌平高校/新加入▽昨夏にMF小林祐希が退団以降、適任者不在で苦労していたトップ下として、今オフ最も多くの注目を集めた中村を獲得。その他、ウズベキスタン代表MFムサエフと、MF松本昌也を引き入れ、中盤の強化に成功した。 ◆ジェイ後釜にFW川又堅碁【FW】(c) CWS Brains, LTD.【IN】 川又堅碁(27)←名古屋グランパス/完全▽昨シーズンのリーグ戦で14ゴールを記録したジェイの退団は痛手だが、日本代表歴も持つFW川又堅碁を獲得した。昨シーズンは5得点にとどまったが、出場した際の得点率においてJ1全体で2位の0・83を記録。川又の活躍がチームの浮沈のカギを握りそうだ。 2017.02.05 15:00 Sun
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【2017Jリーグ補強診断】得点源確保ならず、復帰元年は人員整理を敢行《清水エスパルス》

▽2月25日に開幕を迎える2017シーズンの明治安田生命J1リーグ。3年ぶりの1シーズン制が復活となり、全18チームがタイトルを目指してしのぎを削る。開幕を前に超ワールドサッカー編集部がJ1全クラブの補強を診断。昨シーズン首の皮一枚繋がってJ1に残留したアルビレックス新潟編をお届けする。 ◆大前を始め主力含む17名が移籍Getty Images【OUT】 GK 櫛引政敏(24)→ファジアーノ岡山/期限付き 碓井健平(29)→町田ゼルビア/期限付き 杉山力裕(29)→アビスパ福岡/完全 DF 平岡康裕(30)→ベガルタ仙台/期限付き→完全 川口尚紀(22)→アルビレックス新潟/期限付き満了 福村貴幸(25)→FC岐阜/期限付き 三浦弦太(21)→ガンバ大阪/完全 MF 宮本航汰(20)→V・ファーレン長崎/期限付き延長 高木善朗(24)→東京ヴェルディ/期限付き→完全 八反田康平(27)→名古屋グランパス/完全 本田拓也(31)→モンテディオ山形/完全 石毛秀樹(22)→ファジアーノ岡山/期限付き 水谷拓磨(20)→FC今治/期限付き延長 FW 加賀美翔(22)→未定 澤田崇(25)→V・ファーレン長崎/完全 瀬沼優司(26)→モンテディオ山形/期限付き 大前元紀(27)→大宮アルディージャ/完全▽期限付き移籍を含めて大量17名を放出。特にエースとして10番を背負っていたFW大前元紀の移籍の穴は大きく、新たな得点源が必要となった。また、DF三浦弦太、MF本田拓也など昨シーズンの主力も放出。J1復帰元年ながら人員整理を行う形となった。 ◆補強診断(★5つが最高) ★★☆☆☆ ▽新たな戦力として迎えた選手は7名。しかし、戦力の上積みとしては4名に留まることとなった。1年でのJ1復帰を果たしたが、攻撃面のテコ入れは行わず、不安は拭えていない。昨シーズンとほぼ同様の陣容で2年ぶりのJ1を戦い抜けるかに注目だ。 ◆大きな変化は守護神の補強のみ【GK&DF】Getty Images【IN】 六反勇治(29)←ベガルタ仙台/完全 キム・ボムヨン(26)←サンフレッチェ広島/期限付き延長 村松大輔(27)←ヴィッセル神戸/復帰 カヌ(31)←チョンブリ(タイ)/完全 飯田貴敬(22)←専修大学/新加入 立田悠悟(18)←清水エスパルスユース/昇格▽昨シーズンは負傷者が続出したGK陣に日本代表経験もあるGK六反勇治を獲得。さらに神戸に期限付き移籍していたDF村松大輔を復帰させた。しかし、固定できなかった昨シーズンの最終ラインに絶対的な選手を迎えることなく、継続路線を選んだ形となった。 ◆野津田以外の補強はなし【MF】Getty Images【IN】 野津田岳人(22)←サンフレッチェ広島/期限付き▽MF登録の選手として加わったのはU-23日本代表のMF野津田岳人のみとなった。左足のキックは大きな魅力だが、得点も期待したいところ。昨シーズンは中盤も多くの選手を起用したが、その形は今シーズンも続くことになりそうだ。 ◆エースの穴埋めはなし【FW】Getty Images【IN】 補強なし▽前述の通り、昨シーズンJ2で18得点を記録した大前元紀がチームを去ったが、得点源になる選手の補強は行わなかった。得点王でもあるFW鄭大世にかかる負担は大きくなるが、FW北川航也やFW金子翔太ら若手選手の飛躍が期待される。 2017.02.04 17:32 Sat
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【2017Jリーグ補強診断】薄氷の残留も核を放出、戦力アップも厳しいものに《アルビレックス新潟》

▽2月25日に開幕を迎える2017シーズンの明治安田生命J1リーグ。3年ぶりの1シーズン制が復活となり、全18チームがタイトルを目指してしのぎを削る。開幕を前に超ワールドサッカー編集部がJ1全クラブの補強を診断。昨シーズン首の皮一枚繋がってJ1に残留したアルビレックス新潟編をお届けする。 ◆助っ人3人を含む主力大量放出Getty Images【OUT】 GK 小澤章人(24)→ブラウブリッツ秋田/完全 黒河貴矢(35)→現役引退 渡辺泰広(24)→JAPANサッカーカレッジ/期限付き DF 松原健(23)→横浜F・マリノス/完全 コルテース(29)→サンパウロ(ブラジル)/期限付き満了 舞行龍ジェームズ(28)→川崎フロンターレ/完全 早川史哉(23)→契約凍結 MF 小林裕紀(28)→名古屋グランパス/完全 野津田岳人(22)→サンフレッチェ広島/期限付き満了 宮崎幾笑(18)→ツエーゲン金沢/期限付き レオ・シルバ(31)→鹿島アントラーズ/完全 小塚和季(22)→レノファ山口FC/期限付き FW ラファエル・シルバ(24)→浦和レッズ/完全 カリウ(20)→クリシューマ(ブラジル)/期限付き満了▽最終節まで残留争いを繰り広げた新潟だが、主力を大量に放出。チームの中心であったMFレオ・シルバ、FWラファエル・シルバ、DFコルテースのブラジル人3選手に加え、DF松原健、DF舞行龍ジェームズ、MF小林裕紀と核をことごとく手放すこととなった。 ◆補強診断(★5つが最高) ★★☆☆☆ ▽残留争いの翌シーズンに大幅な選手の入れ替え。監督も交代と不安材料が並ぶ。19選手を迎え入れるも6名が期限付き移籍からの復帰、3名が新人となっており、経験不足が否めない。チームの土台作りが遅れれば、昇格以来初のJ2降格も現実味が帯びてくる。 ◆最終ラインを入れ替え【GK&DF】Getty Images【IN】 大谷幸輝(27)←浦和レッズ/完全 稲田康志(31)←柏レイソル/完全 川口尚紀(22)←清水エスパルス/復帰 堀米悠斗(22)←北海道コンサドーレ札幌/完全 矢野貴章(32)←名古屋グランパス/完全 酒井高聖(20)←福島ユナイテッドFC/復帰 富澤清太郎(34)←ジェフユナイテッド千葉/完全 ソン・ジュフン(23)←水戸ホーリーホック/復帰 長谷川巧(18)←アルビレックス新潟ユース/昇格▽昨季の最終ラインを支えた舞行龍、松原、コルテースの代役を確保。復帰となったDF矢野貴章やDF富澤清太郎、DF堀米悠斗が加入した。さらに、DF川口尚紀、DFソン・ジュフンとJ2で経験を積んだ選手が復帰。守護神・守田のライバルにGK大谷幸輝も獲得した。頭数は揃っただけに三浦文丈監督が最適解を見つけられるかが重要となる。 ◆補強ではなく補充に終わる【MF】(C)CWS Brains,LTD.【IN】 本間勲(35)←栃木SC/完全 酒井宣福(24)←ファジアーノ岡山/復帰 ロメロ・フランク(29)←水戸ホーリーホック/復帰 チアゴ・ガリャルド(27)←コリチーバ(ブラジル)/期限付き ジャン・パトリック(24)←ルヴェルデンセ(ブラジル)/完全 原輝綺(18)←市立船橋高/新加入 森俊介(22)←関西学院大/新加入▽レジェンドであるMF本間勲が復帰。レオ・シルバ、小林が抜けた中盤に安定感をもたらせてくれる貴重な存在を獲得した。しかし、2人の助っ人の実力は未知数。また、MF酒井宣福、MFロメロ・フランクを復帰させるも新潟でのプレー経験は少ない。放出選手と比べると戦力ダウンの印象が拭えない補強となった。 ◆エースの穴を埋めるのは【FW】(C)CWS Brains,LTD.【IN】 河田篤秀(24)←アルビレックス新潟シンガポール(シンガポール)/完全 平松宗(24)←水戸ホーリーホック/復帰 ホニ(21)←クルゼイロ(ブラジル)/完全▽完全移籍でFW河田篤秀、FWホニを獲得。FW平松宗が期限付き移籍から復帰した。ラファエル・シルバの穴埋めが当面の課題となり、ホニに期待が懸かる。昨シーズン1試合1得点以下に終わった攻撃陣の立て直しが急務となるため、山崎、指宿、田中、鈴木との相性を見極める必要がありそうだ。 2017.02.04 17:31 Sat
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【2017Jリーグ補強診断】中盤から前線の補強に成果、守備陣の高齢化問題は未解消《ヴァンフォーレ甲府》

▽2月25日に開幕を迎える2017シーズンの明治安田生命J1リーグ。3年ぶりの1シーズン制が復活となり、全18チームがタイトルを目指してしのぎを削る。開幕を前に超ワールドサッカー編集部がJ1全クラブの補強を診断。目先の目標として5年連続のJ1残留を掲げるヴァンフォーレ甲府編をお届けする。 ◆余剰戦力整理が大半Getty Images 【OUT】 DF 柴村直弥(34)→契約満了 福田健介(32)→V・ファーレン長崎/完全 渡邉将基(30)→横浜FC MF 秋吉泰佑(27)→契約満了 マルキーニョス・パラナ(39)→契約満了 ビリー・セレスキー(31) 稲垣祥(25)→サンフレッチェ広島/完全 吉野峻光(27)→コーンケン/完全 FW ダヴィ(32)→契約満了 盛田剛平(40)→ザスパクサツ群馬/完全 ▽長らくチームを支えてきたFW盛田剛平ら10選手が退団した。余剰戦力の整理が主となった中、引き抜かれたのはサンフレッチェ広島に移籍したMF稲垣祥くらい。しかし、昨シーズンのリーグ戦で33試合5ゴールを記録した稲垣の活躍を考えると、抜けた穴は小さくないだろう。 ◆補強診断 (★5つが最高) ★★★☆☆ ▽吉田達磨新監督率いる新シーズンに向けて、11名の新戦力を獲得。特に、FWウイルソン、MF堀米勇輝ら中盤から前線にかけての補強に一定の成果を上げた。しかし、主力の高齢化が進む守備陣の補強に関してはイマイチ。前評判を高めるほどの補強ができたとは言い難く、例年と同様に外国籍選手の活躍がチームの浮沈の鍵を握るようなメンバー構成となった。 ◆2選手加入も活躍未知数【GK&DF】Getty Images 【IN】 エデル・リマ(30)←アメリカ・ミネイロ/完全 小出悠太(22)←明治大学/新加入 ▽主将のDF山本秀臣ら高齢化が進む守備陣に若く即戦力として活躍が見込める加入者はいない。大卒ルーキーのDF小出悠太と、187cmの長身DFエデル・リマの2選手を獲得したが、いずれもJリーグ初参戦。昨年と同様に36歳の山本や、42歳のDF土屋征夫、36歳のDF津田琢磨らベテラン勢が守備陣の軸として重荷を背負うことになるだろう。 ◆一定の成果を上げた中盤補強【MF】Getty Images 【IN】 若杉好輝(21)←サウルコス福井/期限付きから復帰 堀米勇輝(24)←京都サンガF.C./完全 島川俊郎(26)←レノファ山口FC/完全 兵働昭弘(34)←水戸ホーリーホック/完全 小椋祥平(31)←ガンバ大阪/完全 曽根田穣(22)←びわこ成蹊スポーツ大学/新加入 道渕諒平(22)←明治大学/新加入 ▽中盤には、2年ぶりに復帰の堀米や、MF島川俊郎、MF兵働昭弘ら実力者が加入。守備陣の補強動向と比べても概ね成功した。また、プレシーズン期間中には練習生として帯同していたMF小椋祥平を獲得。攻撃面に秀でた堀米を除けば、全体的に地味目な選手が多いものの、チームのために汗をかける顔ぶれが揃った印象だ。 ◆実績十分の点取り屋確保【FW】Getty Images 【IN】 ウイルソン(31)←ベガルタ仙台/完全 ガブリエル(20)←サンパウロ/期限付き ▽補強ポイントの1つだった新たなセンターFWとして、J1通算40発のウイルソンを獲得。近年はやや落ち込んでいるものの、実績十分の点取り屋を確保できたのは大きい。さらに、ブラジルの名門サンパウロからFWガブリエルを借りた他、昨シーズン途中加入ながら目覚ましい活躍を見せたFWドゥドゥの流失も回避。あとは機能するかどうかだ。 2017.02.04 17:30 Sat
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【2017Jリーグ補強診断】大荒れから一転、可能性を秘めた大型補強を敢行《横浜F・マリノス》

▽2月25日に開幕を迎える2017シーズンの明治安田生命J1リーグ。3年ぶりの1シーズン制が復活となり、全18チームがタイトルを目指してしのぎを削る。開幕を前に超ワールドサッカー編集部がJ1全クラブの補強を診断。選手の去就でストーブリーグを賑わした横浜F・マリノス編をお届けする。 ◆大エースに加えベテランが流出Getty Images【OUT】 GK 高橋拓也(27)→ギラヴァンツ北九州/完全 鈴木椋大(22)→ガンバ大阪/完全 榎本哲也(33)→浦和レッズ/完全 田口潤人(20)→藤枝MYFC/期限付き DF 北谷史孝(21)→V・ファーレン長崎/完全 小林祐三(31)→サガン鳥栖/完全 ファビオ(27)→ガンバ大阪/完全 MF 熊谷アンドリュー(23)→ジェフユナイテッド千葉/期限付き 中村俊輔(38)→ジュビロ磐田/完全 兵藤慎剛(31)→北海道コンサドーレ札幌/完全 FW ラフィーニャ(29)→未定 和田昌士(19)→レノファ山口FC/期限付き カイケ(28)→サントス(ブラジル)/期限付き▽衝撃が走ったMF中村俊輔に加え、クラブ一筋のGK榎本哲也、右サイドバックの主力であったDF小林祐三、中盤の汗かき役であったMF兵藤慎剛を放出。横浜FMサポーターにとっては眠れない日が続くオフとなった。 ◆補強診断(★5つが最高) ★★★★☆ ▽海外移籍が噂されていた日本代表MF齋藤学の残留が濃厚。さらに、リオ五輪に向けたU-23日本代表でプレーした3名に加え、将来性のある助っ人3人を確保するなど、終わってみればプラスの補強になったと言える。 ◆高齢化の守備陣が世代交代へ【GK&DF】Getty Images【IN】 杉本大地(23)←京都サンガF.C./完全 鈴木彩貴(29)←ギラヴァンツ北九州/完全 原田岳(18)←横浜F・マリノスユース/昇格 山中亮輔(23)←柏レイソル/完全 松原健(23)←アルビレックス新潟/完全 ミロシュ・デゲネク(22)←1860ミュンヘン(ドイツ)/完全 高野遼(22)←日本体育大学/新加入▽DF中澤佑二、DF栗原勇蔵と高齢化が近年心配された守備陣に若手4名を獲得。手倉森誠監督の下、U-23日本代表でプレーしたGK杉本大地、DF松原健、DF山中亮輔には期待が懸かる。また、オーストラリア代表DFミロシュ・デゲネクもチームに厚みをもたらせる存在となるだろう。 ◆まだ見ぬ才能も期待大【MF】(C)CWS Brains,LTD.【IN】 扇原貴宏(25)←名古屋グランパス/完全 ダヴィド・バブンスキー(22)←レッドスター・ベオグラード(セルビア)/完全 吉尾海夏(18)←横浜F・マリノスユース/昇格▽ロンドン五輪代表でゲームの組み立てが評価されるMF扇原貴宏を獲得。同じレフティである中村の虚像を追いかけないことが重要だ。また、名門・バルセロナのカンテラ出身であるマケドニア代表MFダビド・バブンスキーの才能にも期待。 ◆待望の得点源候補を確保【FW】(C)CWS Brains,LTD.【IN】 ウーゴ・ヴィエイラ(28)←レッドスター・ベオグラード(セルビア)/完全 仲川輝人(24)←FC町田ゼルビア/復帰▽長年の課題であるストライカーの獲得に成功。レッドスターでは1シーズン半でリーグ戦43試合27得点とゴールを量産。バブンスキーとともにレッドスターコンビが躍動すれば、上位も狙えるだろう。 2017.02.03 21:45 Fri
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【2017Jリーグ補強診断】初タイトルに向けて選手層は充分、エース退団は総合力と多彩なアタッカー陣でカバー《川崎フロンターレ》

▽2月25日に開幕を迎える2017シーズンの明治安田生命J1リーグ。3年ぶりの1シーズン制が復活となり、全18チームがタイトルを目指してしのぎを削る。開幕を前に超ワールドサッカー編集部がJ1全クラブの補強を診断。鬼木達監督率いる新体制でシーズンを迎える川崎フロンターレ編をお届けする。 ◆痛手も主力の放出は大久保のみに食い止めるGetty Images【OUT】 GK 高木駿(27)→大分トリニータ/完全 DF 小宮山尊信(32)→横浜FC/完全 福森晃斗(24)→北海道コンサドーレ札幌/期限付き→完全 MF 原川力(23)→サガン鳥栖/期限付き 中野嘉大(23)→ベガルタ仙台/期限付き 可児壮隆(25)→FC今治/期限付き 橋本晃司(30)→未定 FW 大久保嘉人(34)→FC東京/完全 アン・ビョンジュン(26)→ロアッソ熊本/完全▽3年連続得点王に輝き、昨季も15得点を記録したエース大久保の退団は不安に駆られる。しかし、移籍が噂されたもう一人のエースFW小林悠の残留や昨シーズン主力として活躍したDFエドゥアルド、MFエドゥアルド・ネットの買い取りに成功したことで、主力放出を大久保のみに抑えられたことは大きい。 ◆補強診断(★5つが最高) ★★★★☆ ▽期限付きで加入していた主力選手を確保し、さらに他クラブの主力として貢献していた実力者を獲得したことで戦力アップにつなげた。今シーズンはAFCチャンピオンズリーグもある中で充実したメンバーを揃えることに成功。懸念材料は、大久保が務めた得点源の穴埋めが不明確なことだろう。 ◆主力の確保と適格なCBの獲得に成功【GK&DF】(C)CWS Brains,LTD.【IN】 ポープ・ウィリアム(22)←東京ヴェルディ/期限付き エドゥアルド(23)←柏レイソル/期限付き→完全 舞行龍ジェームズ(28)←アルビレックス新潟/完全 タビナス・ジェファーソン(18)←桐光学園高校/新加入▽昨シーズン最終ラインを支えたDFエドゥアルドを完全移籍で確保。さらに、ビルドアップが得意なDF舞行龍ジェームズを新潟から獲得した。舞行龍の本職はセンターバックだが、サイドバックでのプレーも可能であり、状況においてはサイドの守備強化にも一役買ってくれるだろう。チームのスタイルにマッチした補強となった。 ◆足りなかったものをもたらすMF陣【MF】(C)CWS Brains,LTD.【IN】 家長昭博(30)←大宮アルディージャ/完全 阿部浩之(27)←ガンバ大阪/完全 エドゥアルド・ネット(28)←アヴァイFC(ブラジル)/期限付き→完全 田中碧(18)←川崎フロンターレU-18/昇格▽チームに必要な勝者のメンタリティを持つ3冠経験者のMF阿部浩之、前線でタメを作ることができるMF家長昭博を補強。阿部は献身的なプレーとセカンドボールへの嗅覚で2次攻撃を形成し、家長は昨シーズンのJ1で11得点を挙げ、タイプは異なるが大久保の穴埋めを期待させる存在だ。また、小学3年時からアカデミーで過ごしたMF田中碧にも注目だ。 ◆穴埋めは新外国人選手と大卒の点取り屋に【FW】(C)CWS Brains,LTD.【IN】 ハイネル(26)←ポンチプレッタ(ブラジル)/完全 知念慶(21)←愛知学院大学/新加入▽大久保の穴を埋める即戦力級のFWを確保することはできなかった。しかし、FWハイネルはスピード溢れる個人技とラストパスに長けたアタッカー。FW小林悠との息が合えば、大久保の退団も杞憂に終わるだろう。FW知念慶は、スカウトを務めるクラブOBの伊藤宏樹氏が獲得を熱望したストライカー。東海大学リーグでは、2年次から得点王争いに加わった点取り屋で、かつて無名だったMF中村憲剛やFW小林悠のような成長を遂げられるかに注目だ。 2017.02.03 21:15 Fri
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【2017Jリーグ補強診断】J1初制覇へ日本代表経験者ズラリ《FC東京》

▽2月25日に開幕を迎える2017シーズンの明治安田生命J1リーグ。3年ぶりの1シーズン制が復活となり、全18チームがタイトルを目指してしのぎを削る。開幕を前に超ワールドサッカー編集部がJ1全クラブの補強を診断。J1初優勝を狙うFC東京編をお届けする。 ◆昨シーズンの主力が流失Getty Images【OUT】 GK 榎本達也(37)→現役引退 圍謙太朗(25)→セレッソ大阪/完全 秋元陽太(29)→湘南ベルマーレ/完全 権田修一(27)→契約解除 DF 駒野友一(35)→ジュビロ磐田/完全 MF 三田啓貴(26)→ベガルタ仙台/完全 幸野志有人(23)→V・ファーレン長崎/完全 野沢英之(22)→FC岐阜/期限付き 高橋秀人(29)→ヴィッセル神戸/完全 羽生直剛(37)→ジェフユナイテッド千葉/完全 水沼宏太(26)→セレッソ大阪/期限付き ハ・デソン(31)→FCソウル(韓国)/完全 FW 林容平(27)→大分トリニータ/完全 平山相太(31)→ベガルタ仙台/完全 ムリキ(30)→アル・サッド(カタール)/期限付き期間満了▽GKの一新を敢行。その他、MF高橋秀人や、MF水沼宏太、MF羽生直剛、FW平山相太らベンチを暖める日々が続いた実力者が新たなチャレンジを求めて退団した。ただ、新戦力の顔ぶれを見ると、痛手となりそうな選手は見当たらない。 ◆補強診断(★5つが最高) ★★★★☆ ▽充実のオフシーズンだった。各ポジションの新顔に日本代表経験者を揃えて、今オフの話題をほぼ独占。悲願のJ1リーグ初制覇へ盤石の土台を築き上げたといっても過言ではない。 ◆J最高レベルの守備陣形成【GK&DF】Getty Images【IN】 大久保択生(27)←V・ファーレン長崎/完全 林彰洋(29)←サガン鳥栖/完全 廣末陸(18)←青森山田高校/新加入 波多野豪(18)←FC東京U-18/昇格 太田宏介(29)←フィテッセ/完全 山田将之(22)←法政大学/新加入 岡崎慎(18)←FC東京U-18/昇格▽現役の日本代表メンバーであるGK林彰洋を確保した他、フィテッセからDF太田宏介が復帰。現有戦力の守備陣を加えると、J最高レベルの陣容形成に成功したと言えるだろう。 ◆待望の司令塔を確保【MF】Getty Images【IN】 高萩洋次郎(30)←FCソウル/完全 鈴木喜丈(18)←FC東京ユース/昇格 内田宅哉(18)←FC東京ユース/昇格▽元日本代表のMF高萩洋次郎を獲得。上述の通り、高橋や羽生、水沼といったユーティリティプレーヤーの枚数こそ減ったものの、手薄だった司令塔タイプの選手として高萩を確保できたことは大きい。 ◆ゴール数を計算できる両選手が加入【FW】Getty Images【IN】 永井謙佑(27)←名古屋グランパス/完全 大久保嘉人(34)←川崎フロンターレ/完全▽3年連続得点王に輝いた実績を持つFW大久保嘉人や、爆発的なスピードを武器とするFW永井謙佑の加入は心強い。ゴール数を計算できる両選手の加入は、泣きどころのチームの得点力向上につながるはずだ。 2017.02.03 20:15 Fri
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【2017Jリーグ補強診断】前線豪華もMF田口泰士の獲得失敗で中盤補強ゼロ《柏レイソル》

▽2月25日に開幕を迎える2017シーズンの明治安田生命J1リーグ。3年ぶりの1シーズン制が復活となり、全18チームがタイトルを目指してしのぎを削る。開幕を前に超ワールドサッカー編集部がJ1全クラブの補強を診断。2011年以来2度目のJ1制覇を狙う柏レイソル編をお届けする。 ◆相次いだ実力者の退団Getty Images【OUT】 GK 稲田康志(31)→アルビレックス新潟/完全 DF 山中亮輔(23)→横浜F・マリノス/完全 増嶋竜也(31)→ベガルタ仙台/期限付き 湯澤聖人(23)→京都サンガF.C./期限付き エドゥアルド(23)→川崎フロンターレ/完全 MF 秋野央樹(22)→湘南ベルマーレ/期限付き 茨田陽生(25)→大宮アルディージャ/完全 太田徹郎(27)→サガン鳥栖/完全 FW 田中順也(29)→ヴィッセル神戸/完全 木村裕(22)→V・ファーレン長崎/完全▽DF山中亮輔やMF茨田陽生、MF秋野央樹、FW田中順也ら実力者が相次いで流失。新加入組と比較しても、退団者の顔ぶれが際立つ。 ◆補強診断(★5つが最高) ★★☆☆☆ ▽今冬の補強で一部ポジションに関して、適材適所のピンポイントを敢行。しかし、名古屋グランパスに所属するMF田口泰士の獲得失敗により、最終的には後味の悪い移籍動向となった印象だ。 ◆両SBに新顔【GK&DF】Getty Images【IN】 小池龍太(21)←レノファ山口FC/完全 古賀太陽(18)←柏レイソルU-18/昇格 橋口拓哉(22)←流通経済大学/新加入 ユン・ソギョン(26)←ブレンビーIF/完全▽昨シーズンを通じて、適任者不在だった右サイドバックとして、運動量に定評のあるDF小池龍太を獲得できたのは大きい。さらに、左サイドバックの韓国代表DFユン・ソギョンを引き入れるなど効果的な補強を行った。 ◆新戦力ゼロ【MF】Getty Images【IN】 主な補強なし▽単純にMF登録の新戦力もいないことから、戦力ダウンは必至。とりわけ、茨田や秋野の退団者に代わるパサーとして接触が噂されていた田口の獲得失敗により、司令塔タイプの選手が見当たらない点は気がかりだ。 ◆J屈指の攻撃陣形成【FW】Getty Images【IN】 ハモン・ロペス(27)←ベガルタ仙台/完全 大島康樹(20)←カターレ富山/期限付き移籍から復帰▽昨シーズンのリーグ戦で10ゴールを記録したFWハモン・ロペスの加入はポジティブなニュースの1つ。FWクリスティアーノ、FWディエゴ・オリヴェイラ、FW伊東純也によるアタッカー陣の顔ぶれはJリーグ屈指だ。 2017.02.02 20:17 Thu
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【2017Jリーグ補強診断】チームのバランスを整え戦力の底上げを実現し、史上最高に挑む《大宮アルディージャ》

▽2月25日に開幕を迎える2017シーズンの明治安田生命J1リーグ。3年ぶりの1シーズン制が復活となり、全18チームがタイトルを目指してしのぎを削る。開幕を前に超ワールドサッカー編集部がJ1全クラブの補強を診断。J1復帰を果たした昨シーズンは5位と飛躍した大宮アルディージャ編をお届けする。 ◆攻撃の2枚看板が退団Getty Images【OUT】 GK 清水慶記(31)→ザスパクサツ群馬/期限付き延長 川田修平(22)→栃木SC/期限付き→完全移籍 DF 高瀬優孝(25)→ザスパクサツ群馬/期限付き延長 福田俊介(30)→ギラヴァンツ北九州/期限付き→完全 MF 小島幹敏(20)→水戸ホーリーホック/期限付き 家長昭博(30)→川崎フロンターレ/完全 泉澤仁(25)→ガンバ大阪/完全 横山知伸(31)→コンサドーレ札幌/期限付き FW 川田拳登(19)→ザスパクサツ群馬/期限付き▽昨シーズンのチーム内得点王であるMF家長昭博、新加入から3シーズンで主力に成長したMF泉澤仁が退団。影響が少ないとは言えないものの、組織力を生かすスタイルへの変貌を遂げるにはプラス要素もある。得点力をいかに上げるかが課題となりそうだ。 ◆補強診断(★5つが最高) ★★★★☆ ▽即戦力の4名に加え、大卒、ユースからの昇格と新人2名を獲得した。チームとしてはバランスがアップし、個人能力も高い選手が加入したことで、昨シーズン以上の成績が見込めるメンバーが揃ったと言える。 ◆固定できないポジションに本職を補強【GK&DF】Getty Images【IN】 河面旺成(22)←明治大学/新加入▽昨シーズンは特別指定選手として登録されるも出場機会はなし。作陽高校時代はセンターバック、明治大学では左サイドバックとしてプレー。大宮としてはウィークポイントでもある左サイドバックに左利きの本職を迎えられたことは大きな補強だ。DF和田拓也、DF大屋翼、DF沼田圭悟と3人が控えるポジション争いに加わることが期待される。 ◆バラエティ豊かな中盤の底上げに【MF】Getty Images【IN】 瀬川祐輔(22)←ザスパクサツ群馬/完全 茨田陽生(25)←柏レイソル/完全 マテウス(22)←バイーア(ブラジル)/期限付き→完全 長谷川アーリアジャスール(28)←湘南ベルマーレ/完全 山田陸(18)←大宮アルディージャユース/昇格▽昨シーズンのJ2で13得点を記録したMF瀬川祐輔、柏生え抜きのMF茨田陽生、スペイン2部でもプレーしたMF長谷川アーリアジャスールと3名の即戦力を獲得。得点力に優れたサイドアタッカー、長短のパス精度が高いボランチ、ゲームメイクも可能なアタッカーと大宮に必要なタレントが揃った。また、ボール奪取力に優れ、ユースでキャプテンを務めたMF山田陸も大宮に足りなかったピースであり、選手放出での不安を払拭する陣容を揃えられたと言えるだろう。 ◆ピンポイント補強に成功【FW】Getty Images【IN】 大前元紀(27)←清水エスパルス/完全▽新たに10番を背負うFW大前元紀は、ボックス内でのプレーに秀でており、ボールテクニックにも優れている。フィニッシュの精度に課題を持っている大宮としては、シュートの質が高く、クロスやセットプレーも高い精度を誇る大前の獲得は的確な補強となった。 2017.02.02 20:16 Thu
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【2017Jリーグ補強診断】リーグタイトル、アジアタイトルへ盤石の布陣を形成《浦和レッズ》

▽2月25日に開幕を迎える2017シーズンの明治安田生命J1リーグ。3年ぶりの1シーズン制が復活となり、全18チームがタイトルを目指してしのぎを削る。開幕を前に超ワールドサッカー編集部がJ1全クラブの補強を診断。昨シーズン年間勝ち点1位ながらリーグタイトルを逃した浦和レッズ編をお届けする。 ◆主力の放出なく盤石の布陣Getty Images【OUT】 GK 大谷幸輝(27)→アルビレックス新潟/完全 DF 橋本和(30)→ヴィッセル神戸/期限付き→完全 永田充(33)→東京ヴェルディ/完全 茂木力也(20)→モンテディオ山形/期限付き 加賀健一(33)→モンテディオ山形/完全 岡本拓也(24)→湘南ベルマーレ/期限付き延長 MF 斎藤翔太(20)→水戸ホーリーホック/期限付き延長 山田直輝(26)→湘南ベルマーレ/期限付き延長 FW 阪野豊史(26)→モンテディオ山形/完全 石原直樹(32)→ベガルタ仙台/期限付き▽期限付き移籍を含めチームを去った選手は10名だが、期限付き移籍期間延長が3名、期限付き移籍から完全移籍に切り替わった選手が1名となった。また、GK大谷幸輝やDF永田充らは完全移籍で退団したものの、主力の放出はなく戦力ダウンも起こることはなかった。 ◆補強診断(★5つが最高) ★★★★★ ▽4選手を完全移籍、1選手を期限付き移籍で獲得。さらに、期限付き移籍から3名を復帰させた。各クラブで主力を担っていた選手を補強したことで、リーグタイトル、アジアタイトルを目指せる陣容は揃った。 ◆GKは厚みを、DFはバリエーションを【GK&DF】Getty Images【IN】 福島春樹(23)←ガイナーレ鳥取/復帰 榎本哲也(33)←横浜F・マリノス/完全 田村友(24)←アビスパ福岡/期限付き▽控えGKに横浜FMの守護神を長らく務めたGK榎本哲也を補強。GK西川周作のライバルが不在だったが、ポジション争いが激化することでさらなるレベルアップが見込める。また、J1、ACLと2つのコンペティションでの併用も可能となった。また、福岡から加入のDF田村友はボランチが本職ながら最終ラインでもプレー。福岡でも3バックは経験しており、フィットすれば最終ラインのバリエーションが増えることとなる。 ◆戦力の底上げに成功【MF】Getty Images【IN】 長澤和輝(25)←ジェフユナイテッド千葉/復帰 矢島慎也(23)←ファジアーノ岡山/復帰 菊池大介(25)←湘南ベルマーレ/完全▽ケルンから獲得後にすぐさま千葉へ期限付き移籍したMF長澤和輝、岡山で2年間の武者修行を終え大きく成長したMF矢島慎也と2枚のボランチを獲得。MF柏木陽介、MF阿部勇樹、MF青木拓矢で回していたポジションが底上げされた。また、湘南から加入のMF菊池大介はドリブルを得意とするサイドアタッカー。特にMF宇賀神友弥のバックアッパー不在に苦しんだ昨シーズンの課題は解消できそうだ。 ◆豊富なタレントが揃った前線【FW】Getty Images【IN】 ラファエル・シルバ(24)←アルビレックス新潟/完全 オナイウ阿道(21)←ジェフユナイテッド千葉/完全▽前線の補強は2名。新潟から加入のFWラファエル・シルバは昨シーズンのリーグ戦で23試合出場11得点を記録。スピードに乗ったプレーと卓越した個人技が魅力で、ゴールの量産に期待が懸かる。対する地元出身のオナイウ阿道は昨シーズンのJ2で23試合6得点。身体の強さ、空中戦の強さを生かし、FWズラタンに近い役割が期待される。確実に補強を施した格好となった。 2017.02.02 20:15 Thu
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【2017Jリーグ補強診断】的確かつ大型補強で昨季2冠王者に死角なし《鹿島アントラーズ》

▽2月25日に開幕を迎える2017シーズンの明治安田生命J1リーグ。3年ぶりの1シーズン制が復活となり、全18チームがタイトルを目指してしのぎを削る。開幕を前に超ワールドサッカー編集部がJ1全クラブの補強を診断。昨シーズン国内2冠の鹿島アントラーズ編をお届けする。 ◆ファン・ソッコの退団痛しGetty Images【OUT】 GK 櫛引政敏(24)→清水エスパルス/期限付き期間満了 DF ファン・ソッコ(27)→天津泰達(中国)/完全 MF 柴崎岳(24)→テネリフェ(スペイン)/完全 杉本太郎(20)→徳島ヴォルティス/期限付き 大橋尚志(20)→ツエーゲン金沢/完全 平戸太貴(19)→FC町田ゼルビア/育成型期限付き ファブリシオ(26)→ポルティモネンセ/期限付き期間満了 FW 垣田裕暉(19)→ツエーゲン金沢/期限付き 豊川雄太(22)→ファジアーノ岡山/期限付き期間延長 高崎寛之(30)→松本山雅FC/完全▽MF柴崎岳、DFファン・ソッコの退団以外で、主力級の流失はない。ただ、J1リーグとAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の過密日程を考えると、ファン・ソッコが抜けたセンターバックの選手層に関しては、即戦力級の補強がないことにやや不安が募る。 ◆補強診断(★5つが最高) ★★★★★ ▽期限付き移籍から復帰の選手を加えると、計9名の新戦力が加入。内容においても、的確かつ大型補強に最も成功したと言っても過言ではない。現有戦力のほとんどが残留したこともあり、戦力値だけを見れば、J1リーグと天皇杯の国内2感を達成した昨シーズン以上だ。 ◆左SB&GK不足を解消【GK&DF】(C)CWS Brains,LTD.【IN】 クォン・スンテ(32)←全北現代モータース/完全 三竿雄斗(25)←湘南ベルマーレ/完全 小田逸稀(18)←東福岡高校/新加入▽長らく課題に挙げられていた左サイドバックとGKの補強に成功。しかし、上述の通り、退団したファン・ソッコに代わるセンターバックのポジションは新戦力の獲得がない。そのため、現有戦力のDFブエノやDF町田浩樹にはより一層の台頭に期待がかかる。 ◆中盤の顔ぶれはJ最高レベル【MF】(C)CWS Brains,LTD.【IN】 レオ・シルバ(31)←アルビレックス新潟/完全 レアンドロ(23)←パルメイラス/期限付き 梅鉢貴秀(24)←モンテディオ山形/期限付きから復帰▽柴崎に以前から今冬の海外移籍が囁かれる中で、Jリーグ屈指の優良助っ人と評されるMFレオ・シルバを先んじて獲得。さらに、ブラジルの名門パルメイラスからセレソン歴を持つMFレアンドロの引き入れにも成功した。中盤の顔ぶれは、Jリーグ最高レベルの陣容だ。 ◆充実の前線【FW】(C)CWS Brains,LTD.【IN】 ペドロ・ジュニオール(30)←ヴィッセル神戸/完全 金森健志(22)←アビスパ福岡/完全 安部裕葵(18)←瀬戸内高校/新加入▽昨夏のMFカイオ流失後、後継者不在だった左サイドのアタッカーとして、FWペドロ・ジュニオールとFW金森健志といった2枚のタレントを補強。とりわけ、昨シーズンのリーグ戦で11ゴールを記録したペドロ・ジュニオールにおいては、スコアラーとしての活躍にも期待十分だ。 2017.02.01 21:10 Wed
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【2017Jリーグ補強診断】J1復帰初年度に向けて最小限の放出、ユーティリティさと経験値を加え戦力に厚みをもたらす《北海道コンサドーレ札幌》

▽2月25日に開幕を迎える2017シーズンの明治安田生命J1リーグ。3年ぶりの1シーズン制が復活となり、全18チームがタイトルを目指してしのぎを削る。開幕を前に超ワールドサッカー編集部がJ1全クラブの補強を診断。5シーズンぶりのJ1復帰を果たした北海道コンサドーレ札幌編をお届けする。 ◆5年ぶりのJ1に向け戦力放出は最小限にGetty Images【OUT】 DF 小山内貴哉(23)→福島ユナイテッドFC/期限付き→完全 前貴之(23)→レノファ山口/期限付き 堀米悠斗(22)→アルビレックス新潟/完全 櫛引一紀(23)→名古屋グランパス/期限付き 内山裕貴(21)→ガイナーレ鳥取/完全 パウロン(27)→水戸ホーリーホック/期限付き MF イルファン(28)→契約満了 上里一将(30)→ロアッソ熊本/完全 神田夢実(22)→愛媛FC/完全 中原彰吾(22)→ガンバ大阪/期限付き FW 工藤光輝(25)→契約満了▽昨シーズンの主力でチームを去ったのは、新潟に完全移籍したMF堀米悠斗のみ。33試合に出場した堀米の移籍は大きな穴だが、その他の若手選手は期限付き移籍で武者修行に出ることとなった。最小限の戦力放出に食い止めた。 ◆補強診断(★5つが最高) ★★★☆☆ ▽戦力ダウンは最小限に食い止め、J1挑戦に向けて経験値が高い選手を補強。複数ポジションをこなせる選手が加入したことで、チームとしての全体的な底上げに成功した。 ◆福森の完全移籍加入が大きな補強【GK&DF】Getty Images【IN】 福森晃斗(24)←川崎フロンターレ/期限付き→完全 田中雄大(28)←ヴィッセル神戸/完全 濱大耀(18)←北海道コンサドーレ札幌ユース/昇格▽GK、DF登録の選手としては神戸からDF田中雄大を補強。左サイドバックを主戦場とし、左足のキック精度には定評がある。また、川崎Fから期限付き移籍で加入し昨シーズンはJ2で39試合に出場し3得点を記録したDF福森晃斗が完全移籍で加入。3バックの左で主力を務め、精度の高い左足のキックで3得点を記録。チームを支えた福森の完全移籍加入が大きな補強となったと言えるだろう。 ◆経験豊富なユーティリティプレーヤーの補強で厚みをもたらす【MF】Getty Images【IN】 キム・ミンテ(23)←ベガルタ仙台/完全 菊地直哉(32)←サガン鳥栖/期限付き延長 早坂良太(31)←サガン鳥栖/完全 横山知伸(31)←大宮アルディージャ/期限付き 兵藤慎剛(31)←横浜F・マリノス/完全▽MF登録として5選手を補強。特に、昨シーズン鳥栖から期限付き移籍で加入していたDF菊地直哉の期限付き移籍延長、大宮から期限付き移籍加入のMF横山知伸、鳥栖から加入のMF早坂良太、横浜FMから加入のMF兵藤慎剛の4名は複数ポジションをこなせるユーティリティさが持ち味だ。菊地、横山は最終ラインで、早坂は最終ラインから中盤、前線と鳥栖でも力を発揮。兵藤も中盤であればどこでも高水準のプレーを見せる。久々のJ1挑戦においては、4選手の経験値もプラスに働くはずだ。 ◆主軸の2人からポジションを奪えるかがカギ【FW】Getty Images【IN】 金園英学(28)←ベガルタ仙台/完全 菅大輝(18)←北海道コンサドーレ札幌ユース/昇格▽菅大輝は昨シーズン2種登録としてJ2で5試合に出場し、正式にトップ昇格。前線の補強は仙台から獲得したFW金園英学の1人となった。昨シーズンのJ2でチームの得点源となったFW都倉賢(19得点)、FW内村圭宏(11得点)、FWヘイス(7得点)が残留。金園が3名の牙城を崩せるのかに注目だ。 2017.02.01 19:15 Wed
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高校サッカー選手権が開幕! 今大会出場のJリーグ内定選手をピックアップ《第95回全国高校サッカー選手権》

▽30日、第95回全国高等学校サッカー選手権大会が開幕する。全国48校が出場する今大会。開幕カードは東京B代表の関東第一と滋賀県代表の野洲が対戦する。 ▽1回戦は開幕戦以外のカードが31日に行われ、2回戦は1月2日、3回戦は1月3日、準々決勝は1月5日、準決勝は1月7日、決勝は1月9日に行われる。前回大会王者である福岡県代表の東福岡は2回戦で愛知代表の東邦と対戦。インターハイ王者の千葉県代表・市立船橋は1回戦で京都府代表・京都橘と対戦する。 ▽今大会の開幕を前に、Jリーグ内定選手をピックアップして紹介する。(写真はU-19日本代表FW岩崎悠人/京都橘) ◆MF藤川虎太朗(東福岡/ジュビロ磐田内定) ▽サガン鳥栖U-15で育った藤川は東福岡に進学。U-15、U-16の日本代表を経験し、2015年には高校総体で得点王に、昨年の高校サッカー選手権でもチームを優勝に導き優秀選手賞を獲得した。ボールスキルに長け、チャンスメイクが出来、左右で遜色ないシュートが打てる選手。中盤では様々なポジションでプレーし、ドリブル突破や豊富な運動量でもチームに貢献できる選手。今大会屈指の注目選手だ。 ◆DF小田逸稀(東福岡/鹿島アントラーズ内定) ▽藤川と同じとサガン鳥栖の下部組織出身。鳥栖U-15唐津から東福岡へと進学した。身体能力に長け、対人守備の強さを兼ね備えており、空中戦も得意とする左サイドバック。OBである長友佑都を彷彿とさせるプレーも見せる。 ◆MF高江麗央(東福岡/ガンバ大阪内定) ▽ロアッソ熊本ジュニアユース出身の高江は東福岡に進学。技巧派のドリブラーで、積極的に仕掛けるスタイルが特徴。昨年の高校サッカー選手権ではサイドでのプレーが多かったが、現在はトップ下でもプレー。藤川との中盤のコンビには注目だ。 ◆FW岩崎悠人(京都橘/京都サンガF.C.内定) ▽U-19日本代表でもプレーする岩崎はJFAアカデミー福島出身。運動量が豊富で、身体の強さを生かしたプレーが特徴のストライカー。Jリーグの複数クラブが獲得に興味を抱いていた。今大会初戦ではインターハイ王者の市立船橋と対戦。どんなゴールを見せてくれるのかに注目が集まる。 ◆MF高橋壱晟(青森山田/ジェフユナイテッド千葉内定) ▽名門の10番を背負う高橋は、ジェフへの入団が内定。今年はプレミアリーグEASTを制すと、チャンピオンシップも制し、ユース年代の王者に輝いた。抜群のボールキープ力を見せ、プレーメーカーとしてチームを牽引。青森山田の軸として選手権初優勝を目指す。 ◆GK廣末陸(青森山田/FC東京内定) ▽FC東京U-15深川で育った廣末は、青森山田に進学。来季からは古巣への加入が内定している。U-18、U-19と日本代表に選出され、高い反射神経と、シュートストップに定評がある。また、キックの精度も高く攻撃の起点にもなれる存在だ。 ◆DF原輝綺(市立船橋/アルビレックス新潟内定) ▽インターハイ王者の市立船橋の守備を支える原。U-19日本代表でもプレーし、U-20ワールドカップ出場権獲得に貢献した。状況判断の良さと危機察知能力に長けており、カバーリング能力も優れているストッパーだ。 ◆DF杉岡大暉(市立船橋/湘南ベルマーレ内定) ▽原と同じ市立船橋の“守備の要”である杉岡はキャプテンも務める。左利きのセンターバックで、対人守備、空中戦に優れており、左サイドバックでもプレーが可能。フィードや前線への飛び出し、ボール奪取と高水準の守備能力を備えている。 ◆MF高宇洋(市立船橋/ガンバ大阪内定) ▽元中国代表の高升(ガオ・シェン)を父に持つ高は、川崎フロンターレの下部組織出身。戦術理解度が高く、攻守にわたって試合をコントロールする司令塔タイプ。今年はトップ下から1列下がり、その能力を存分に発揮。今年のインターハイではチームを優勝に導いた。献身的な守備、機を見た攻撃参加にも注目。 ◆DFタビナス・ジェファーソン(桐光学園/川崎フロンターレ内定) ▽ガーナ人の父とフィリピン人の母から誕生したタビナスは大型サイドバック。前回大会ではチームのベスト16入りに貢献し、優秀選手にも選出された。キャプテンとして臨む今大会では、持ち味である驚異的なスピードとストライドの長さで攻守に違いを見せたい。 ◆GK茂木秀(桐光学園/セレッソ大阪内定) ▽195cmと高校サッカー屈指の長身GK。恵まれた体格を生かしたハイボール処理や、精度の高い左足のフィード、状況判断にも優れている。完成されたGKではないが、スケールの大きさは注目。ビッグセーブ連発でチームを勝利に導けるか。 2016.12.30 13:50 Fri
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【コラム】浦和を相手に鹿島が鹿島たる所以を示した伝統の勝負強さ

▽3日、明治安田生命2016 Jリーグチャンピオンシップ決勝戦第2戦の浦和レッズvs鹿島アントラーズが埼玉スタジアム2002で開催。第1戦を0-1で落としていた鹿島が敵地での第2戦で2-1の逆転勝利を収め、年間勝ち点3位からの下剋上で7年ぶり8度目のJリーグ王者に輝いた。 ◆やや不公平なCSレギュレーション ▽第2戦を迎えるにあたり、鹿島の逆転優勝には2得点以上を奪っての勝利が最低条件だった。さらに、大勢の浦和サポーターが集った埼玉スタジアム2002での戦いであったことを考えると、鹿島にとって様々な形からディスアドバンテージを背負って臨んだ一戦だった。 ▽しかし、ここで少し年間1位の浦和側の弁も汲んでおきたい。チャンピオンシップ決勝は2戦合計スコアで同点だった場合、総勝ち点、アウェイゴール数、年間順位というレギュレーションで雌雄を決する。つまり、年間1位という証は最後の最後で効力を発揮するだけであり、浦和の優位性は第2戦をホームで迎えられるということのみだった。 ◆レギュレーションを理解していた鹿島(c)J.LEAGUE PHOTOS▽両者の戦いに話を戻すと、鹿島の入りは最悪だった。7分に古巣との一戦に燃えるFW興梠慎三の右足ボレーから浦和に先制点を献上。開始早々にプランが崩壊したかに思われたが、Jリーグ最多17個のタイトルホルダーは怖気づくことなかった。逆に、クラブ伝統の勝負強さで試合を彩り、年間勝ち点で15ポイントも上の浦和を凌駕した。 ▽鹿島の主将であるMF小笠原満男は試合後、ミックスゾーンで試合の様子を「(1点取られても)状況的には変わらない。むしろ、レッズの方が試合運びを難しくしてしまったのではないかと。僕らは冷静だったし、チャンピオンシップというちょっと特質なレギュレーションもしっかりと頭に入っていた」と振り返った。 ▽冷静に考えてみれば、第1戦で浦和に許したアウェイゴール数は1点。第2戦で先に失点したものの、2点目さえ取られなければ第1戦終了時と同様のプランで試合を進めることができるシチュエーションだったのだ。 ◆鹿島のしたたかさが浦和の焦りを誘発(c)J.LEAGUE PHOTOS▽すなわち、鹿島側に焦りは全くなかったということ。逆に、アウェイゴールを1つしか持ち帰れなかった浦和には、余裕どころか大きなアドバンテージはなかったということだ。結果、2戦合計0-2にされた後も、鹿島は浦和に敢えて攻めの主導権を握らせる中で守備からリズムを再構築。徐々に試合の主導権を握っていった。 ▽そんな中、40分には「主審によってはファウル」と試合後のミックスゾーンでうなだれたように、自分の中でジャッジを決めつけてしまったMF宇賀神友弥の判断ミスを突き、MF遠藤康のクロスからFW金崎夢生がダイビングヘッドで同点弾。鹿島のしたたかな戦いが2戦合計で依然とリードする浦和の焦りを誘い始めた。 ◆クラブの伝統的な勝負強さ(c)J.LEAGUE PHOTOS▽前半のうちに1点を返した鹿島は後半、石井正忠監督の采配が浦和にダメを押す。「レッズの左サイドが少しバテていたので、そこを徹底的に突く形に変えた」と試合後会見で語った石井監督は、58分に遠藤に代えてFW鈴木優磨を右サイドハーフに起用。やや息切れ気味の宇賀神に鈴木を対面させることでプレッシャーをかけた。 ▽すると78分、右サイドからのダイアゴナルランでバックラインの背後に抜け出した鈴木がドリブルで持ち上がり、ボックス内でDF槙野智章のファウルを誘発してPKを獲得。PKキッカーを巡り、鈴木をなだめた金崎がGK西川周作の動きを読み切ったシュートを沈めた。これで、鹿島がついに2戦合計で形勢逆転。鹿島の試合巧者ぶりが浦和を飲み込んだ。 ◆鹿島が鹿島たる所以(c)J.LEAGUE PHOTOS▽結局、クラブの伝統的な勝負強さを見せつけた鹿島は第2戦を2-1で勝利し、2戦合計2-2のアウェイゴール差で浦和を撃破。18個目のタイトルを手中に収めた。レギュラーシーズンで大差をつけていた浦和としては納得のいかない結果だが、この1試合だけをみれば、戦力値以外の部分で鹿島に分があった。 ▽個人としてクラブの18個中15個のタイトル獲得数を誇る小笠原は、「ルールの中でやり方を変えられる、冷静に何をすべきかを理解する、そういうものがこのチームの伝統にある。それがチームの力」と鹿島に根付く勝負強さを力説した。この第2戦は、まさにその鹿島の勝負強さが如実に表れた、鹿島が鹿島たる所以を示した一戦だった。 ◆勝負強さを世界で試すとき(C)CWS Brains,LTD.▽そして、鹿島は晴れてJリーグ王者の称号を手にすると同時に、世界への挑戦権である日本で8日開幕のクラブ・ワールドカップ(W杯)2016出場権を獲得した。鹿島として初めてのクラブW杯で、伝統の勝負強さが各大陸王者を相手にどこまで通用するのか。Jリーグ最多タイトルホルダーの躍進に期待したい。 《超ワールドサッカー編集部・玉田裕太》 2016.12.06 13:30 Tue
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【コラム】「ガンバのプライド」と「清々しい負け」に見えた今足りなかったもの

▽ガンバ大阪は、15日に埼玉スタジアム2002で行われた2016Jリーグ YBCルヴァンカップ決勝の浦和レッズ戦に臨み、120分の激闘を経て、PK戦の末に力尽きた。しかし、G大阪側の試合後会見では、予想外のコメントを耳にした。「清々しい負けは初めて」――。G大阪を率いる長谷川健太監督は、クラブ史上10冠目を逃した直後の会見でそう語り、悔しさではなく達成感を口にした。 ▽正直、その言葉を耳にした当初は、違和感を覚えた。ただ、PK戦を含めた120分間の激闘を振り返ってみると、長谷川監督の言葉に自然と理解を示すことができた。まず、G大阪としては良い状況下で浦和との決勝戦を迎えたわけではなかった。1日のリーグ戦で浦和に0-4と叩きのめされてから、わずか2週間後に巡ってきた再戦だっただけに、チーム、選手にとって、小さくない不安を抱いて臨まざるを得ない状況だった。 ◆準決勝第2戦から1名のみ先発変更 (C)CWS Brains,LTD.▽ただ、長谷川監督はまず先発メンバーのテコ入れで、さすがの修正力を発揮した。1トップのFWアデミウソンを後方からフォローすべくMF遠藤保仁をトップ下に起用し、中盤4枚に右からMF倉田秋、MF井手口陽介、MF今野泰幸、MF大森晃太郎を配置。そして、ベンチにはFW長沢駿、FW呉屋大翔、MF藤本淳吾といった多彩な攻撃陣の他、DF岩下敬輔、DFオ・ジェソクの守備陣を温存した。 ▽その先発は、先の横浜F・マリノスとの準決勝第2戦から藤本に代えて大森を起用したのみ。長谷川監督は、3大会連続の決勝を見据えつつ、衝撃的な敗戦を喫した先の浦和戦で狂った歯車に微調整を施していたのだ。そして、2週間後に到来した再戦では現状のベストメンバーで臨み、一角を除いて真っ赤に染まった完全アウェイの雰囲気の中、大敗した前回の戦いぶりを忘れさせるほど大きく改善されたパフォーマンスを披露した。 ◆[4-3-1-2]の守備ブロック (C)CWS Brains,LTD.▽試合の流れは、G大阪のペース。それを一番感じさせたのは、立ち上がりから個々が見せた球際への鋭い寄せと速攻だ。まず特筆すべきは、守備時の陣形。前回対戦を含めて基本的に守備時は、1トップを最前線に残した[4-4-1-1]のブロックで相手の攻撃に備えていたが、今回は井手口、今野が横に並ぶだけでなく、ときおりいずれかが並列するアデミウソンと遠藤の後方にポジションを取り、[4-3-1-2]の布陣で対応した。 ◆G大阪の攻めが機能していた証 ▽その策は、ボールの散らし役を担うMF阿部勇樹やMF柏木陽介の中盤と、FW興梠慎三、MF高木俊幸、MF武藤雄樹の1トップ+2シャドーの孤立化を誘発。そして、「ハメる守備」の機能が、勢いと活力をもった速攻をチームの攻め手として導き出したことで、17分に記録したアデミウソンによる約50m独走の先制弾に繫がった。結果的に、前半のシュート本数はG大阪が4本、浦和が3本。G大阪の攻めが機能していた証だろう。 ◆井手口と今野が守備の体現者 ▽また、アグレッシブな守備の体現者として中盤で存在感を示していた井手口と、今野は1点リードで迎えた後半も突出したボールハンターぶりを発揮。ビハインドの浦和が立ち上がりから攻撃のギアを上げたことでピンチのシーンが増えたが、試合当初から描いていたプラン通りの戦いを続けた。しかし、66分に長谷川監督が講じたアデミウソンから長沢にスイッチした交代策が結果的にハマらなかった。 ◆アデの途中交代は浦和の好都合 ▽長谷川監督には、ターゲットマンの長沢を投入することで、ロングボール主体の攻撃でチーム全体の押し上げを図ろうとの考えがあったのだろう。正直、それはこれまでも見受けられてきた鉄板の交代策だ。しかし、浦和のディフェンス陣にとっては、最も脅威となっていたアデミウソンがベンチに下がったことは好都合。期待された長沢のポストワークも不十分で、その後に投入された藤本も攻め手になり切れない展開が続いた。 ◆G大阪の勝ちパターン崩壊 ▽攻守に迫力を失い始めたG大阪は76分、柏木の右CKから75分に投入されたFW李忠成に被弾。これまでもチャンピオンシップ準決勝や、昨年の天皇杯決勝などで描き続けてきた「先制→浦和が攻め急ぐ→2点目→試合終了」というこれまでの対浦和戦におけるG大阪の勝ちパターンが崩壊した。その長く続いた悪しき流れを断ち切った浦和からしてみれば、勢い付かない理由はない。 ◆“策を尽くした”状態に (c)J.LEAGUE PHOTOS▽追いつかれた長谷川監督は、88分に最後のカードとして倉田を下げて大卒ルーキーの呉屋を投入。しかし、この交代策は、試合後会見で残した長谷川監督の「もう一歩、突き放せる駒や力がチームに欠けていた」との言葉から推測するに、MF阿部浩之、FWパトリックの負傷組を起用できない状況を受けての静かなるエクスキューズだったように思えてならない。そうであれば、この時点で“策を尽くした”状態だったということだ。 ▽それでも、呉屋は後半アディショナルタイムにDF森脇良太の好カバーがなければどうかという右ポスト直撃のシュートで見せ場を作るなど、できる限りのパフォーマンスを披露したが、PK戦でチーム唯一のミスキック。チームがタイトルを落とした要因になったことは間違いない。ただ、大卒ルーキーに全てを託さざるを得なかったチームに、今の浦和に対抗できるだけの戦力が整っていなかったことが主因だろう。 ▽PK失敗で敗戦の責任を負うこととなった呉屋のメンタル面が気がかりだったが、試合後のインタビューで、「泣きたくはなかった。僕よりも悔しい思いをしている人がいるから。それよりあの悔しさを噛み締めて次に繋げたかった」とルーキーとは思えないコメントを残し、大器を片りんさえうかがわせるほど堂々たる姿でメディアの対応に応じていた。 ◆井手口や呉屋の存在がチームの未来 ▽前日会見で長谷川監督が述べた言葉――。「ガンバのプライド」に関して、チームは見事に有言実行してみせた。ただ、結果は2大会連続の準優勝。常勝軍団としてはいただけない結末だ。とはいえ、このタイトルマッチで輝きを放ったユース出身の井手口や、呉屋のような生え抜きの姿を見る限り、チームの未来は明るい。彼らがより絶対的な選手として台頭し、タイトルをもたらす存在になることに期待したい。 《超ワールドサッカー編集部・玉田裕太》 2016.10.16 23:00 Sun
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【コラム】勝負強さを見せつけた大宮を高みへ導く“プラチナ世代”のストライカー

▽クラブ史上最高成績を残すべく、復帰1年目のJ1を戦っている大宮アルディージャ。その中でも存在感を見せはじめているのが、加入1年目のMF江坂任だ。 ▽自身初のJ1リーグ挑戦でありながら、ここまで7得点を記録(9/17時点)している江坂は、明治安田生命J1リーグ・2ndステージ第12節の首位を走る川崎フロンターレとの一戦で、値千金の決勝点をマークした。 ◆プロ1年目で見せた得点力 ▽昨シーズン、流通経済大学からザスパクサツ群馬に加入した江坂は、明治安田生命J2リーグで42試合に出場し13得点を記録。その活躍にJ1の複数クラブが目をつける中、大宮が獲得に成功した。 ◆苦しみも多かった初めてのJ1 ▽プレシーズンでの負傷の影響で開幕から2試合を欠場したものの、1stステージ第3節でJ1デビュー。その後はコンスタントに出場機会をふやし、2ndステージ第3節以外の全試合に出場した。チーム内でもDF河本裕之(28試合)、MF横谷繁(27試合)に次ぐ26試合に出場している。 ▽ヤマザキナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)では、加入後初得点を記録していたが、J1初ゴールは1stステージ第13節のサガン鳥栖戦。途中出場した江坂は74分にFWドラガン・ムルジャからのクロスをヘッド。これが決まり、チームを0-1の勝利に導いていた。 ▽J1初ゴールまで時間を要した江坂は、1stステージは2ゴールと思うような結果を残せていなかった。ポジションも2トップの一角や1トップ、右サイド、左サイドと多岐にわたり、自身の特徴をうまく出せずにいた。 ◆取り戻した得点感覚 ▽しかし、2ndステージに入っても出場機会をもらい続けるとゴールを量産。第4節の浦和レッズ戦(2-2のドロー)、第5節のアルビレックス新潟戦(1-2で敗戦)と連続ゴールを記録するも、チームを勝利に導くことはできなかった。 ▽MF家長昭博に次ぐチーム2位となるゴールを挙げながら、勝利に繋がったゴールは1点のみ。結果が伴わなかった江坂だが、シーズン終盤に来て主役の座を奪う活躍を見せている。 ◆結果につながるゴールを連発 ▽第9節のベガルタ仙台戦は家長が退場するアクシデントもありながら、89分にFW清水慎太郎のアーリークロスをダイレクトで合わせて決勝点を記録。続く第10節のヴァンフォーレ甲府戦は不発に終わるも、第11節のサンフレッチェ広島戦では、8試合ぶりに先発から外れたものの、69分にCKからヘディングで一撃。0-1での勝利に貢献した。 ▽そして迎えた首位の川崎F戦。再び先発に名を連ねた江坂は2-2の同点で迎えた87分、MF泉澤仁のスルーパスに反応。GKチョン・ソンリョンと一対一となり1度はシュートを阻まれるも、こぼれ球に反応。浮き球を角度のない位置からジャンピングボレーで沈めた。 (C)J.LEAGUE PHOTOS▽しかし、このゴールはファウルが直前にあったとしてノーゴールに。逆転ゴールを取り消されるという嫌なムードが漂った中89分にその時は訪れた。カウンターから横谷のパスを受けた江坂が、ボックス内右で切り返してMF大島僚太をかわすと、最後は左足でニアサイドを打ち抜き、正真正銘の決勝点を決めた。 ◆見せつけた勝負強さ、身につけた自信 ▽第9節の仙台戦、第11節の広島戦、第12節の川崎F戦と、自身のゴールでチームに白星をもたらすゴールを決めている江坂。川崎F戦後のヒーローインタビューでは「チーム全体としてまとまりがあるのが上手くいっている要因だと思う」とコメントした通り、周囲とのイメージの共有ができ、自身の動きがアジャストし始めた結果が、ゴール、そしてチームの勝利につながっていることだろう。 ▽そして、この3つの決勝ゴールは自信の表れとも言えるだろう。同学年の清水と呼吸を合わせた仙台戦のダイレクトボレー、広島戦で見せた得意のヘディング、そして決め直すことができた川崎F戦の決勝点──。ゴールへと挑み続ける江坂のプレーが、大宮をより高みへと導くだろう。 《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》 2016.09.20 21:10 Tue
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【コラム】G大阪の怪物が怪物と呼ばれる所以を形で示した日

▽怪物が怪物と呼ばれる所以を形で示した。ガンバ大阪に所属するMF井手口陽介は、18日に行われた明治安田生命J1リーグ・2ndステージ第12節の名古屋グランパス戦で1ゴール1アシストと活躍。2ndステージ優勝争いの真っ只中にいるチームを今シーズン2度目の3連勝に導いた。 ◆「至宝」から評される「怪物」 ▽福岡県出身の井手口は、G大阪ユース出身の生え抜き選手。当時高校2年生だった2013年に2種登録選手としてトップチーム登録されると、翌年に現アウグスブルクのFW宇佐美貴史以来、クラブ史上5人目の飛び級昇格を果たした逸材だ。さらに、「至宝」と呼ばれてきた宇佐美をして「怪物」と言わしめるなど、才能を高く評価する者も少なくない。Getty Images◆監督の心を着実に引き寄せる ▽その井手口が長谷川健太監督に戦力としての手応えを感じさせ始めたのは、2015シーズン。サンフレッチェ広島と対峙したチャンピオンシップの2試合や、浦和レッズとの天皇杯決勝といった、タイトルが懸かった大一番でも起用されるなど、当時19歳ながらも指揮官の心を徐々に引き寄せ始めていた。 ▽来る今シーズン、井手口はここまで公式戦24試合に出場。長谷川監督の口から「ボランチの選択肢が増えた」との言葉が出るなど、MF遠藤保仁、MF今野泰幸に続く3番手のセントラルMFとしての地位を完全に確立。それは、長谷川監督がケガから復帰した今野をすぐに先発復帰させず、遠藤の相方として、井手口を起用し続けたことからもうかがえる。Getty Images◆突然訪れたテストの場 ▽そんな中、井手口にこれまでの成長か試される場が突然訪れる。それが、18日の名古屋戦だ。この試合に遠藤とともにボランチの一角で先発した井手口は、持ち前のボール奪取能力と、豊富な運動量で広範囲を監視。ときおり、売りとする激しさが仇となり、相手にFKのチャンスを与える場面もあったが、随所で持ち味を発揮していた。 ▽しかし42分、遠藤が右足太ももを打撲してプレー続行が不可能となり、ベンチに控えていた今野と途中交代。絶対的な組み立て役を担う遠藤がベンチに下がったことにより、中盤には井手口、今野という守備的MFが並ぶことになった。しかし、この逆境下で、井手口がこれまでアピールしきれずにいた課題の攻撃面で才能の片りんを見せつけた。Getty Images◆遠藤不在下で残した1G1Aという数字 ▽1-1で迎えた65分、敵陣でボールを刈り取った井手口が自ら左サイドにボールを持ち込むと、ファーサイドに走り込んだMFアデミウソンの侵攻スピードに合わせて、利き足ではない左足でクロス。これがアデミウソンのヘディングシュートへのアシストとなり、G大阪が勝ち越しに成功した。 ▽さらに、後半アディショナルタイム1分には、敵陣のやや左サイド寄りでボールを受けた井手口がFW川又堅碁のチャージを背中に受けても重心がぶれることなくバイタルエリアのスペースに侵攻。鋭く右足を振り抜くと、GK楢崎正剛もノーチャンスのゴール右上にドライブシュートを突き刺した。 ◆大きな意味と価値を持つ初ゴール ▽これは井手口にとって、記念すべきトップチーム初ゴール。さらに、遠藤という攻撃の軸を失った中で残した結果であることを踏まえると、このゴールが持つ意味、価値はより高まる。しかし、「優勝争いの中に、自分がもっともっと中心となってやっていけるようになりたい」と語る本人に慢心はない。怪物が怪物と呼ばれる所以を形で示した日――。今後の長いキャリアを考えても、大きな分岐点となる1試合だったに違いない。 《超ワールドサッカー編集部・玉田裕太》 2016.09.20 12:00 Tue
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【ELグループステージ展望】日本人選手7人が参戦! ユナイテッドやローマら強豪も登場

▽2016-17シーズンのヨーロッパリーグ(EL)・グループステージが15日に開幕する。昨シーズンと同様、優勝チームに翌シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権が与えられるELに、今シーズンは7人の日本人選手がグループステージから参加。また、マンチェスター・ユナイテッドやローマ、インテル、ビジャレアルなどの優勝候補も参戦する。 ▽ここでは、日本人選手の所属するチームや注目クラブを中心にグループステージを展望していきたい。 ◆グループKで長友vs吉田、グループIで内田vs南野 Getty Images▽今シーズンのELグループステージでは、7人の日本人選手がプレーすることになる。また、グループKでは日本代表の最終ラインを支えるインテルDF長友佑都と、サウサンプトンDF吉田麻也の2人が対峙することになる。共に国内リーグではポジション争いで苦戦を強いられているが、ターンオーバーが採用されるELの舞台では出場機会が与えられる見込みだ。 ▽さらに、グループIではシャルケDF内田篤人と、ザルツブルクMF南野拓実の日本人対決が実現。内田はヒザの負傷で長期離脱が続いており、グループステージ期間中に復帰できるかは微妙なところだ。しかし、復帰した場合、左ウイングを主戦場とする南野とマッチアップする可能性が高く、両者の日本人対決実現を期待したい。 ▽EL初参戦となるマインツFW武藤嘉紀は、アンデルレヒトとサンテチェンヌ、カバラと同居したグループCに入った。CLにも出場経験のあるアンデルレヒト以外に強豪はおらず、決勝トーナメント進出の可能性は十分にある。注目はリーグ・アン屈指の堅守を誇るサンテチェンヌとの対戦だ。元フランス代表DFペランやマンチェスター・ユナイテッドMFポール・ポグバの実兄であるDFフロランタンらを相手にゴールをこじ開けられるか。 ▽CLプレーオフ敗退組のヤング・ボーイズFW久保裕也は、いずれもCL出場経験のあるオリンピアコス、アポエル、アスタナと同じグループBに入った。堅守速攻を軸とするチームが多いだけに、引いた相手に対して主砲のFWオアロとのコンビでゴールを狙いたい。以前からヤング・ボーイズからのステップアップを目指す発言をしている久保としては、ELでの活躍を通じてブンデスリーガなどのクラブに向けてアピールしたいところだ。また、強豪ウェストハムを撃破し、再びELの舞台に戻ってきたアストラMF瀬戸貴幸は、グループEでセリエAの強豪ローマと対峙することになった。FWトッティを筆頭に世界屈指のタレントを誇るビッグクラブとの対戦は、自身の現在地を図るうえで格好のものさしとなるはずだ。 ◆優勝候補筆頭のユナイテッドはファン・ペルシ在籍のフェネルバフチェと同居 Getty Images▽今シーズンのEL優勝候補筆頭のマンチェスター・ユナイテッドは、フェネルバフチェとフェイエノールト、ゾリャと同じグループAに入った。今夏にMFポグバ、FWイブラヒモビッチ、MFムヒタリャンなど大型補強を敢行したユナイテッドだが、モウリーニョ監督はプレミアリーグの戦いを重要視しており、ELでは決勝トーナメントの佳境を迎えるまで控え中心のメンバー構成で戦うことになる。 ▽それでも、18歳の新星FWラッシュフォードを始め、FWデパイやDFフォス=メンサーなど活きのいい若手に加え、ポジション奪取を目指すMFシュナイデルランやMFエレーラらの中堅が積極的にアピールを狙って行くだけに、プレミアリーグとは一味違うユナイテッドの姿が見られるはずだ。 ▽そのユナイテッドと対峙するのは、かつてユナイテッドのエースストライカーとして活躍したFWファン・ペルシが在籍するフェネルバフチェ。今夏の移籍市場ではDFシュクルテル、DFファン・デル・ヴィール、MFノイシュテッター、FWレンスなど積極的な補強を敢行し、侮れない存在だ。 ▽また、ファン・ブロンクホルスト監督率いるフェイエノールトでは、かつてリバプールに在籍し、ユナイテッドと鎬を削ったFWカイトが在籍。また、GKフェルメールやDFコンゴロ、MFベルフハイスなどオランダ代表経験のある選手も在籍しており、控え主体のユナイテッド相手に好勝負が期待される。 ◆実力クラブの動向は Getty Images▽その他の強豪クラブでは、ローマやゼニト、フィオレンティーナ、シャフタール、ビジャレアル、ビルバオなどが参戦する。 ▽ユナイテッドと共に優勝候補に挙げられるローマとビジャレアルは、CLプレーオフ敗退のショックからの切り替えが求められる。幸い、両クラブ共に比較的楽なグループに入っており、ある程度メンバーを落としても十分に決勝トーナメント進出は可能だ。また、今季限りでの現役引退を表明しているトッティのヨーロッパの舞台でのラストダンスにも注目したい。 ▽その他では今夏に元ボルシアMGの指揮官、ファブレ新監督を招へいし、FWバロテッリ、DFダンテ、MFベルアンダなどビッグネームを獲得したニースにも注目。グループステージでは、シャルケとザルツブルクと同じグループIに入っているが、国内リーグのデビュー戦でいきなり2ゴールを記録したバロテッリの活躍を期待したい。 【ELグループステージ出場チーム】 ◆グループA マンチェスター・ユナイテッド(イングランド) フェネルバフチェ(トルコ) フェイエノールト(オランダ) ゾリャ(ウクライナ) ◆グループB オリンピアコス(ギリシャ) アポエル(キプロス) ヤング・ボーイズ(スイス) アスタナ(カザフスタン) ◆グループC アンデルレヒト(ベルギー) サンテチェンヌ(フランス) マインツ(ドイツ) カバラ(アゼルバイジャン) ◆グループD ゼニト(ロシア) AZ(オランダ) マッカビ・テルアビブ(イスラエル) ダンドーク(アイルランド) ◆グループE ビクトリア・プルゼニ(チェコ) ローマ(イタリア) オーストリア・ウィーン(オーストリア) アストラ(ルーマニア) ◆グループF ビルバオ(スペイン) ヘンク(ベルギー) ラピド・ウィーン(オーストリア) サッスオーロ(イタリア) ◆グループG アヤックス(オランダ) スタンダール・リエージュ(ベルギー) セルタ(スペイン) パナシナイコス(ギリシャ) ◆グループH シャフタール(ウクライナ) ブラガ(ポルトガル) ヘント(ベルギー) コンヤスポル(トルコ) ◆グループI シャルケ(ドイツ) ザルツブルク(オーストリア) FCクラスノダール(ロシア) ニース(フランス) ◆グループJ フィオレンティーナ(イタリア) PAOK(ギリシャ) スロバン・リベレツ(チェコ) カラバフ(アゼルバイジャン) ◆グループK インテル(イタリア) スパルタ・プラハ(チェコ) サウサンプトン(イングランド) ハポエル・ベエルシェバ(イスラエル) ◆グループL ビジャレアル(スペイン) ステアウア・ブカレスト(ルーマニア) チューリッヒ(スイス) オスマンルスポル(トルコ) 2016.09.15 12:00 Thu
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【CLグループH展望】昨季同居のユーベとセビージャが本命

▽昨季GSで同居したユベントス、セビージャに3番手のリヨンが割って入れるか。ディナモ・ザグレブは戦力的に厳しい戦いを強いられそうだ。 (C)CWS Brains,LTD.◆編集部予想 ◎本命:ユベントス ○対抗:セビージャ △連下:リヨン ☆大穴:ディナモ・ザグレブ◆ポグバ移籍も盤石補強で首位通過へ~ユベントス~Getty Images▽昨季はバイエルンの前に惜敗してベスト16での早期敗退となったセリエA5連覇中のイタリア王者。そのユベントスはポグバが移籍してしまったものの、イグアインやピャニッチ、ダニエウ・アウベスにベナティアをチームに加え、盤石補強を敢行して21年ぶりの欧州王者を本気で目指すスカッドを完成させた。昨季はGS2位通過がたたってベスト16での早期敗退に追い込まれただけに、首位通過が至上命題だ。まずは昨季もGSで同居したセビージャとの初戦を制し、好スタートを切りたい。 ◆EL4連覇よりもGS突破~セビージャ~Getty Images▽EL3連覇中の王者セビージャがユベントスに次ぐ突破候補だ。EL連覇の立役者だったエメリ監督がパリ・サンジェルマンへ去った中、チリ代表をコパ・アメリカ初制覇に導いたサンパオリ監督を招へいしたセビージャ。ガメイロ、バネガ、クリホヴィアクが去ったものの、ナスリ、フランコ・バスケス、清武、サラビア、コレア、ガンソと2列目の選手たちを大量に迎え入れ、テクニックと運動量を求めるサンパオリ監督好みのチームへ刷新されていくことが予想される。昨季は死のグループに組み込まれて3位となりELへ回ったが、今季はEL4連覇よりもGS突破を確実に果たしたい。 ◆グループを掻き回せるか~リヨン~Getty Images▽リーグ・アン2位のリヨンはラカゼットが残留したものの、守備の柱だったユムティティが去った。代役にはヌクルを獲得したが戦力ダウンは否めず、ユベントス、セビージャの牙城を崩すには得点源のラカゼットの活躍が必須だ。昨季ゼニト、ヘント、バレンシアが同居した実力拮抗のグループで最下位に終わった雪辱を晴らせるか。 ◆期待の若手流出で苦戦必至~ディナモ・ザグレブ~Getty Images▽クロアチア王者ディナモ・ザグレブは予選2回戦から勝ち上がり、プレーオフではオーストリア王者ザルツブルクに競り勝って、昨季に続き本選出場を果たした。ただ、ピアツァとログのクロアチア代表の次代を担う2選手と正GKの元ポルトガル代表エドゥアルドがチームを去った。戦力ダウンが否めない中、アルジェリア代表MFスダニと新星チョリッチの活躍に期待が懸かる。 2016.09.14 12:03 Wed
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【CLグループG展望】経験で上回るポルト本命、組み分けに恵まれたレスターも突破濃厚

▽CLの経験値で他に勝るポルトが本命。プレミアリーグ初優勝を成し遂げてCL初参戦となるレスターはリーグ戦との二足の草鞋に苦戦しそうだが組み合わせに恵まれており、コペンハーゲンとクラブ・ブルージュに上を行かれることはないだろう。 (C)CWS Brains,LTD.◆編集部予想 ◎本命:ポルト ○対抗:レスター・シティ △連下:コペンハーゲン ☆大穴:クラブ・ブルージュ◆経験値で上回る~ポルト~Getty Images▽ポルトガルリーグ3位のポルトがローマとのプレーオフを勝ち上がって5シーズン連続の本選出場を果たした。CL 常連のポルトガルの盟主はバレンシアを率いていたヌノ監督を招へい。昨季13ゴールの得点源アブバカルと、バックラインの柱の一人であったマルティンス・インディがクラブを離れた中、代役には昨季CL初出場ながら決勝トーナメント進出を果たしたヘントの得点源ドゥポワトルと、ユース出身で20歳のポルトガル代表FWアンドレ・シウバがおり、攻撃力の低下は避けられそうだ。守備面に関してはフェリペやボリーといった新戦力がフィットするかが鍵となるだろう。 ◆CL初参戦のプレミア王者~レスター・シティ~Getty Images▽プレミアリーグ初優勝を果たしてCL初参戦となるレスター。無尽蔵のスタミナを誇るカンテの移籍は痛いが、主力の流出が懸念された中、ヴァーディやマフレズ、ドリンクウォーターといった主力が軒並み残留したのはプラス材料だ。リーグ戦との二足の草鞋という未知の領域を戦う中、クラブはスリマニやムサといった即戦力のアタッカーを補強。岡崎にとっては強烈なライバルとなるが、切磋琢磨することでチーム力アップにつなげたい。モーガンとフートの両ベテランが支えるバックラインが過密日程を耐えきれるかがポイントとなりそうだ。 ◆経験値でレスターを上回る北欧の雄~コペンハーゲン~Getty Images▽3年ぶりにデンマーク王者に返り咲いたコペンハーゲン~が、予選2回戦から勝ち上がって2シーズンぶりに本選出場を果たした。過去6年で2度CLに、ELに3度出場し、欧州での経験値ではレスターを大きく上回る。2010-11シーズンには現指揮官のソルバッケン監督の下でCLベスト16進出も果たしており、レスターを食う可能性は十分。主力はデンマーク代表勢のFWコルネリウス、MFデラネイ、MFクヴィスト、MFファルク、DFアンカーセンにDFオコレ、スウェーデン代表勢のGKオルセン、DFアウグスティンション、DFヨハンソンと各ポジションに揃えており、バランスが取れている。 ◆11年ぶり出場も最下位濃厚~クラブ・ブルージュ~Getty Images▽ベルギーリーグ2連覇のクラブ・ブルージュが11年ぶりの本選出場を果たした。近年、ELには毎年のように出場してきたベルギー王者だが、ベスト32が最高成績と結果は凡庸だ。主力は元ベルギー代表MFシモンやブラジル人MFクラウデミール。さらに新戦力にビジャレアルからMFピナと、アヤックスからDFファン・ラインを獲得。堅実な補強を施したが、サプライズを起こせる戦力は有していない。 2016.09.14 12:02 Wed
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【CLグループF展望】レアル・マドリーとドルトムントが本命

▽昨季王者レアル・マドリーとドルトムントが揺るぎない本命。主力が流出したスポルティングが2強に食い込めるかだが、レギア・ワルシャワは蚊帳の外だ。 (C)CWS Brains,LTD.◆編集部予想 ◎本命:レアル・マドリー ○対抗:ドルトムント △連下:スポルティング・リスボン ☆大穴:レギア・ワルシャワ◆現状維持も昨季王者が本命~レアル・マドリー~Getty Images▽昨季2大会ぶりにCL王者に返り咲いたレアル・マドリーがこのグループの本命だ。ジダン監督就任で最悪のシーズンになりかけていた昨季を挽回し、11度目のCL優勝を果たした白い巨人は新シーズンに向けて大きな動きを見せなかった。補強はモラタを買い戻したのみで、放出も若手を除いてなく継続路線を採っている。ただ、カンテラ出身のアセンシオがブレイクの兆しを見せており、ジダン体制2季目の今季も十分に期待が持てそうだ。連覇を目指すレアル・マドリーにとってGS突破は単なる通過点に過ぎない。 ◆2年ぶりCLで旋風巻き起こす~ドルトムント~Getty Images▽トゥヘル体制となって復活し、ブンデス2位となったドルトムント。2年ぶりのCL出場となった中、フンメルス、ムヒタリャン、ギュンドアンの主軸3選手がクラブを離れたが、フロントは十分な補強を施した。ゲッツェを買い戻し、フランスの新星デンベレ、トルコの新星エムレ・モル、恩師の下で復活を目指すシュールレ、ハードワーカーのローデ、ビルドアップ能力に優れるバルトラにユーロ王者ポルトガルの左SBラファエウ・ゲレイロと好補強が敢行された。毎試合メンバーを変える豊富な戦術を持つトゥヘル監督の下、まずはGSで大暴れといきたい。2列目にはライバルが非常に多いが、香川の欧州での活躍にも期待だ。 ◆スリマニ&ジョアン・マリオ放出を跳ね除けられるか~スポルティング・リスボン~Getty Images▽ポルトガルリーグで2位となったスポルティングが、2大会ぶりにCLへ戻ってきた。ただ、昨季ポルトガルリーグで27ゴールのスリマニと、ユーロ王者となったポルトガルの推進力として活躍したJ・マリオの両主軸が莫大な移籍金を残してクラブを離れた。代役にはドストやジョエル・キャンベル、マルコビッチといったアタッカーを補強。2季目を迎えるジョルジュ・ジェズス監督の下、攻撃陣を再構築できれば2強に風穴を開けられるかもしれない。 ◆21年ぶり本選出場も…~レギア・ワルシャワ~Getty Images▽予選2回戦から勝ち上がり、1995-96シーズンにベスト8進出を果たして以来、21年ぶりにCL出場を果たしたポーランド王者。過去5年で2度ELに出場し、欧州での経験値を積み上げてきた。そのレギア・ワルシャワの中心選手はキャプテンのポーランド代表DFパズダン、同国代表MFヨドロヴィエツの2選手。ただ2強はおろか、スポルティングを上回ることも難しい戦力だ。 2016.09.14 12:01 Wed
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【CLグループE展望】本命不在もハイインテンシティの2チーム有利か

▽CLの常連レバークーゼンとCSKAモスクワ、ELの常連トッテナムとモナコの4チームが揃ったグループEは、本命不在の拮抗した組み合わせとなった。だが、共に4大リーグに所属し、ハイインテンシティに定評のあるトッテナムとレバークーゼンが、決勝トーナメント進出の有力候補だ。 (C)CWS Brains,LTD.◆編集部予想 ◎本命:トッテナム ○対抗:レバークーゼン △連下:モナコ ▲注意:CSKAモスクワ◆久々のCL参戦も期待大! カギは苦手のターンオーバー~トッテナム~ Getty Images▽ベスト8進出を果たした2010-11シーズン以来、6年ぶりのCL参戦となるトッテナムだが、ポチェッティーノ監督の下、非常に若いスカッドが展開するハイライン&ハイプレスのアグレッシブなフットボールへの評価は高い。ポッド3に入り、強豪との対戦も予想された中、メガクラブのいないグループを引き当てたこともあり、首位通過が期待されるところだ。 ▽現在のチームにおいてCL経験者は、アヤックスに在籍していたDFアルデルヴァイレルトとDFヴェルトンゲンのセンターバックコンビやMFエリクセン、元リヨンのGKロリスぐらいしかいないが、その他の選手も代表戦やELで大舞台を経験しており、経験不足はそれほど気にならない。逆に、気がかりなのはターンオーバーを不得手とするポチェッティーノ監督の用兵だ。今夏にはFWケインやMFエリック・ダイアー、MFエリクセンらの負担軽減のため、FWヤンセンやMFワニアマ、MFムサ・シッソコを獲得しており、選手の最適な組み合わせを早い段階で見極めたい。 ◆課題の守備とゲームコントロール改善で首位通過も~レバークーゼン~ Getty Images▽ラングニック門下生のシュミット監督の下、ゲーゲンプレッシングを軸にハイインテンシティのフットボールを展開するレバークーゼンの爆発力は、今大会出場チームの中でも屈指。その一方で、90分を通してのゲーム運び、リスクマネジメントの部分に難があり、チームとしての安定感に欠ける。グループステージ敗退となった昨シーズンもその悪癖が出ていただけに、今大会での成功のカギはその課題克服となる。 ▽今夏の移籍市場では主力の残留に成功したうえ、センターラインにDFドラゴビッチ、MFバウムガルトリンガー、FWフォラントと3人の実力者の獲得に成功。また、武者修行帰りのフィンランドの神童、FWポヒャンパロが、いずれも途中出場ながらリーグ戦2試合で4ゴールを奪う圧巻のブレークを見せており、選手層は確実に厚みを増している。そのため、前述した課題さえ克服できれば、グループステージ突破だけでなく今大会の台風の目となる可能性も十分にあるはずだ。 ◆開幕からの好調を継続できるか~モナコ~ Getty Images▽今グループでは3番手という位置付けだが、ビジャレアル相手にCLプレーオフを連勝で飾り、国内リーグではパリ・サンジェルマンに快勝と、開幕から公式戦4勝1分けと最も調子の良いチームだ。クラブの補強方針の影響で今夏も多くの選手が入れ替わったものの、卓越したバランス感覚を誇るジャルディム監督が早い段階でチームを掌握した印象だ。 ▽絶対的なタレントはいないものの、[4-4-2]と[4-2-3-1]の2つのシステム、多彩な選手起用でうまく個々のタレントの力を引き出しており、レンタルバック組のFWファルカオ、FWジェルマン、今夏獲得したDFシディベとDFメンディのサイドバックコンビもチームに馴染んでいる。加えて、サイドバックコンビの加入でセントラルMFに本格コンバートしたDFファビーニョの攻守両面での存在感も際立っており、侮れないスカッドに仕上がっている。 ◆ロングボールでペースを引き寄せられるか~CSKAモスクワ~ Getty Images▽レバークーゼンと同様に昨シーズンのCL出場チームであり、ロシア王者としてポッド1に入ったCSKAモスクワだが、評価は4番手だ。今夏の移籍市場では攻撃の核を担うFWムサがレスター・シティに旅立ち、その後釜にモナコから2メートルを超える長身FWラシナ・トラオレを獲得したものの、戦力ダウンは否めない。今グループではトッテナムとレバークーゼンというハイライン&ハイプレスのチームとの対戦となるため、足下とスピードに難のあるDFイグナシェビッチとDFヴァシリ・ベレズツキのベテランセンターバックコンビ、GKアキンフェエフが狙われる可能性が高い。そこでプレス回避のロングボールやシンプルなクリアを最前線のトラオレがいかに競り勝てるか、また2列目の選手がセカンドボールをきっちり回収できるかがカギとなる。 2016.09.14 12:00 Wed
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【CLグループD展望】バイエルンとアトレティコの2強に昨季ベスト16のPSVが挑む

▽近年、CLベスト4の常連となっているバイエルンとアトレティコの優位は揺るがない。そこに昨季CLベスト16のPSVが割って入れるか。CL初参戦のロストフは厳しい戦いが待ち受ける。 (C)CWS Brains,LTD.◆編集部予想 ◎本命:バイエルン ○対抗:アトレティコ・マドリー △連下:PSV ☆大穴:ロストフ◆4年ぶりCL優勝へ死角なし~バイエルン~ Getty Images▽ブンデス4連覇中のドイツ王者バイエルン。昨季はCLベスト4でアトレティコの前に惜敗し、グアルディオラ体制下ではCL優勝を果たせなかった。4年ぶりの欧州制覇を目指すドイツの盟主はレアル・マドリーとミランをCL王者に導いたアンチェロッティ監督を招へい。確実に結果を残す名将の下、フンメルスとレナト・サンチェスのピンポイント補強を敢行した中、GSで躓くことはまず考えられない。 ◆後一歩のCL初制覇へまずはGS突破~アトレティコ・マドリー~ Getty Images▽昨季も決勝でレアル・マドリーの前に涙を呑んで初の欧州王者に手が届かなったアトレティコ。CLベスト4の常連となっているアトレティコにとってはGS突破は通過点に過ぎない。そのアトレティコは主力に放出がない中、ガメイロ、ガイタンと攻撃の駒を増やした。6季目を迎えたシメオネ監督の下、決勝トーナメント進出は手堅そうだ。 ◆2強の牙城を崩せるか~PSV~ Getty Images▽昨季9年ぶりにCLベスト16進出を果たしたエールディビジ2連覇中のオランダ王者。アトレティコと激戦を繰り広げた末にPK戦でベスト16敗退となったが、近年低迷するオランダ希望の星となった。コクー体制4季目の新シーズンに向けては守備の軸だったブルマが去ったが、エースのルーク・デ・ヨングの実兄であるシームと、ウクライナの新星ジンチェンコをシティからレンタルで獲得し、攻撃の枚数を増やした。昨季のようなしぶとい戦いを見せられれば、2強の牙城を崩せる可能性も見えてくるだろう。 ◆ロシアの新興勢力、爪跡残せるか~ロストフ~ Getty Images▽ロシア・リーグで2位と躍進し、初のCL出場を果たしたロストフ。2014年にロシアカップを優勝してクラブ史上初のタイトルを獲得した新興勢力だが、率いるのはルビン・カザンをリーグ優勝に導き、欧州カップ戦出場に導いた名将ベルディエフ監督。守備の要バストスがラツィオへ去り、名のある選手はエクアドル代表MFノボアとイラン代表FWアズムンくらいだが、知将の下で爪跡を残せるか。 2016.09.13 12:20 Tue
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【CLグループC展望】死の組、バルサとペップ・シティが対戦

▽今季のグループステージにおける死のグループ。優勝できる戦力を持つバルセロナとマンチェスター・シティが突破候補ではあるものの、ボルシアMGとセルティックは一筋縄ではいかいないクラブであり、2強にとっては隙を見せられないグループだ。 (C)CWS Brains,LTD.◆編集部予想 ◎本命:バルセロナ ○対抗:マンチェスター・シティ △連下:ボルシアMG ☆大穴:セルティック◆選手層に厚み増し盤石の陣容~バルセロナ~ Getty Images▽その死のグループにおいて、2年前のCL王者でありリーガエスパニョーラ2連覇中のバルセロナが本命だ。メッシ、スアレス、ネイマールの通称“MSN”の破壊力は言わずもがな世界最高。バックアッパーにも今季チームにフィットしつつあるアルダや新戦力のアルカセルが控え、万全の陣容となっている。中盤もデニス・スアレスを買い戻し、将来有望なアンドレ・ゴメスを獲得と、ケガがちなイニエスタをカバーできる人材を揃えた。バックラインでは不動の右サイドバックだったダニエウ・アウベスが去ったが、中盤からコンバートされた成長著しいセルジ・ロベルトで十分に埋まるはず。左サイドバックにディーニュ、センターバックにユムティティの両フランス代表を獲得し、昨季露呈した選手層の薄さをカバーできるスカッドとなっている。GKに関してもブラーボがシティへ移籍したが、ここ2年はテア・シュテーゲンがCL専用GKとして戦ってきたため不安はない。仮に第2GKのシレッセンが起用されることになっても、オランダ代表とアヤックスで実績を積み上げてきており、安定感が失われることはないはずだ。 ◆ペップ就任で様変わりもチーム力アップ~マンチェスター・シティ~ Getty Images▽バルセロナに続くのは昨季クラブ史上初のCLベスト4進出を果たしたシティだ。バルセロナで14個、バイエルンで7個のタイトルを獲得したグアルディオラ監督を招へいしたシティは、新シーズンに向けて様変わりしている。守護神のハート、マンガラ、ナスリ、ボニーを構想外とし、ブラーボ、ストーンズ、ノリート、ギュンドアン、ザネらを次々に補強。自身のポゼッションスタイルにフィットする人材を迎え入れ、チームを大胆に様変わりさせた。そして、その効果はCLプレーオフやプレミアリーグで既に表れており、名将の下でチーム力が上がっていくことが大いに期待される。第3節、第4節で対戦する古巣バルセロナとの試合は要注目だ。 ◆昨季に続き死のグループ~ボルシアMG~ Getty Images▽ポッド3においてトッテナムに次ぐ実力を持つと見られていたボルシアMGが、昨季に続いて死のグループに組み込まれた。ブンデス4位チームのボルシアMGは昨季初参戦となったCLでシティ、ユベントス、セビージャと同居し、いずれのクラブとも互角以上の戦いを見せたが、最下位に終わった。今季もシティ、そしてバルセロナとメガクラブとの対戦となったものの、柔軟な戦術を持ち縦に早いサッカーを志向するシューベルト監督の下、一泡吹かせることを狙っているはず。主力ではゲームメーカーのジャカが去ったが、より運動量に優れるクラマーを買い戻しており、チーム力の大幅な低下は避けられた。メガクラブ相手にも自陣に閉じこもらない果敢なサッカーを期待したい。 ◆またもバルセロナと…~セルティック~ Getty Images▽3シーズンぶりのCL出場を果たしたスコットランド王者セルティックは、2012-13、2013-14シーズン同様にバルセロナと同居と、非情に厳しい組み分けとなった。前リバプール監督のロジャーズ監督を迎えたセルティックは予選2回戦から勝ち上がり、本選出場の切符を手に入れた。新戦力ではチャンピオンシップ(イングランド2部)のフルアムで15ゴールを決めて名を上げたムサ・デンベレと、リバプールを退団したベテランDFコロ・トゥーレを迎え入れた。これまでバルセロナを含めて多くのメガクラブが苦戦してきた6万人収容のセルティック・パークで存在感を示したい。 2016.09.13 12:15 Tue
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【CLグループB展望】4チーム共に主力流出…突破のカギは新戦力

▽CL常連の4チームが揃ったものの、優勝を争うメガクラブが1つもおらず、今グループステージで最も実力が拮抗しているグループB。4チーム全てに勝ち抜けの可能性があるものの、実績や選手層で上回るベンフィカとナポリが突破の本命だ。 (C)CWS Brains,LTD.◆編集部予想 ◎本命:ベンフィカ ○対抗: ナポリ △連下:ベシクタシュ △連下:ディナモ・キエフ◆実績で筆頭も主力流出の影響は~ベンフィカ~ Getty Images▽グループBで最も実績豊富なベンフィカが、グループB首位通過の本命だ。DFルイゾンやGKジュリオ・セーザル、FWジョナスらベテランに加え、FWミトログル、MFサルビオらの中堅、MFゴンサロ・グエデスらの若手とスカッドのバランスが良く、チーム全体でヨーロッパの戦い方を熟知している点も本命に推す理由の1つだ。その一方で今夏の移籍市場では、MFガイタン、MFレナト・サンチェス、MFタリスカなど主力が流出しており、その点が気がかり。彼らの穴埋めに獲得した選手は、MFジブコビッチやMFラファ・シウバ、MFオルタ、DFカライカなど10代後半から20代前半の若手であるため、その若武者が早いうちから才能を開花できなければ、難しい戦いを強いられるかもしれない。 ◆完成度で勝るが決定力に不安~ナポリ~ Getty Images▽サッリ体制で初のCL参戦となるナポリは、タレントの質やチームとしての組織力という部分で大きなアドバンテージを持つ。ただ、絶対的なエースだったFWイグアインの流出の影響は計り知れない。同選手の売却資金を使ってFWミリクを始め、MFジャッケリーニ、MFログ、MFジエリンスキ、DFマクシモビッチなどを獲得し、選手層に厚みを加えたものの、チーム総得点の大半に絡んだ得点源の穴埋めは困難だ。リーグ戦と並行して新たな得点パターンの構築がグループステージ突破のカギを握る。ただ、新戦力の加入によって持ち味の堅守はさらに強固となるだけに、大崩れはしないはずだ。 ◆智将ギュネシュの手腕に注目~ベシクタシュ~ Getty Images▽フェネルバフチェ、ガラタサライの2大ライバルを破ってトルコ王者に輝いたベシクタシュは、智将ギュネシュの采配に注目だ。タレントの長所を生かしつつ、組織的な守備やパスワークを巧みに落とし込むトルコ人指揮官が、今夏獲得したDFアドリアーノやMFインレル、MFタリスカ、FWアブバカルをうまく機能させることができれば、突破の可能性は十分にあるはずだ。トルコのクラブは得てして内弁慶な傾向があるだけに、アウェイゲームの戦い方も重要となる。 ◆粘り強い戦いで勝ち点を拾えるか~ディナモ・キエフ~ Getty Images▽昨シーズンのCLベスト16チームのディナモ・キエフだが、今回のグループステージでは苦戦が予想される。今夏の移籍市場ではDFドラゴビッチの流出こそあったものの、それ以外は獲得選手を含めて、ほとんど動きがなかった。これをプラスに取る向きもあるが、ユーロ2016で苦戦を強いられたウクライナ代表の主力を揃えるチームには、やや停滞感が漂う。エースのFWヤルモレンコがFWデルリス・ゴンサレスらと共にチームのストロングであるサイドアタックをけん引できるかが、突破のカギとなる。 2016.09.13 12:10 Tue
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【CLグループA展望】PSGとアーセナルの突破確実! 焦点は首位通過

▽昨シーズン、共に決勝トーナメント進出を決めたパリ・サンジェルマン(PSG)とアーセナルが同居したグループA。残りの2チームがバーゼルとルドゴレツのアウトサイダーとなったため、前述した2強の突破が濃厚となっている。 (C)CWS Brains,LTD.◆編集部予想 ◎本命:パリ・サンジェルマン ○対抗:アーセナル ▲注意:バーゼル ☆大穴:ルドゴレツ◆地力で筆頭もエメリの新戦術浸透がカギ~パリ・サンジェルマン~ Getty Images▽例年、ベスト8の壁を破れないものの、各ポジションに一線級のタレントを擁するPSGが、首位通過の本命だ。ここまでの国内リーグ戦ではモナコに敗戦を喫し、サンテチェンヌ相手に引き分けるなど、苦戦が続くものの徐々にエメリ新監督の戦術が浸透し始めている。加えて、セビージャでヨーロッパリーグ3連覇を達成したスペイン人指揮官は、相手の分析に長けており、これまでPSGになかった相手のストロングを消すような試合巧者の戦いも期待できる。 ▽グループステージの戦いに向けては、グループステージ最大のライバルであるアーセナルとの初戦がカギとなる。ここまで調子が今一つの新エース、FWカバーニやMFディ・マリアらの奮起と共に負傷の影響で戦列を離れるDFチアゴ・シウバ不在の最終ラインでは、DFマルキーニョス、DFキンペンベの若手コンビの活躍を期待したいところだ。 ◆昨季反省を生かして格下相手の必勝が求められる~アーセナル~ Getty Images▽PSGと共にグループステージ突破の本命に挙げられるアーセナルだが、PSGに比べコンペティブな国内リーグを戦っていることに加え、例年グループステージで苦戦している事情を考慮し、次点とした。昨シーズンはディナモ・ザグレブとオリンピアコス相手に連敗する最悪なスタートを切っただけに、今年はバーゼルとルドゴレツとの格下相手の戦いが重要となる。 ▽例年、決勝トーナメント進出のノルマを達成しているものの、ベスト16の壁を破れないアーセナルとしては、強豪との対戦を避けるため首位通過が至上命題。格上のPSGとの直接対決に向けては、用兵を含めてやや柔軟性に欠けるヴェンゲル監督の采配が重要となる。 ◆弱者のカウンター貫けるか~バーゼル~ Getty Images▽2年ぶりのCL本選参戦となるバーゼルだが、今夏のFWエンボロのシャルケ移籍など、主力の流出が続いており、ELラウンド32に進出できるグループ3位死守が現実的な目標となる。国内リーグでは7連覇中の絶対的王者であるため、ボールを保持して主導権を握る展開が多いが、格上との対戦となるCLの舞台では、弱者のカウンターに徹する必要がある。幸い、今夏の移籍市場ではCLの舞台での経験も豊富且つ、カウンター向きのフィニッシャーであるFWドゥンビアが加入しており、コートジボワール代表FWを軸に、粘り強い守備からワンチャンスを狙っていきたい。 ◆堅守速攻あるのみ~ルドゴレツ~ Getty Images▽バーゼル同様に2年ぶりのCL参戦となるルドゴレツだが、グループ最弱という評価を下さざるを得ない。対戦する3チームはいずれも格上だけに、自陣深くで守備を固めながらできるだけ0-0の時間を継続していく戦い方が必要となる。それでも、2年前のCLで高評価を得たコレクティブなカウンターは健在。FWミシジャンやFWルコキなどスピードに長けたアタッカーの一発に懸けたい。 2016.09.13 12:00 Tue
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【レビューコラム】ペップとモウリーニョ、2大名将の新たなプロローグ

▽ダービーらしい激しさと戦術的に見応えがある一戦だった。マンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティ。両者共に新指揮官を招聘してチームを構築している初段階で迎えたマンチェスター・ダービーは、その指揮官の采配が目に見えて試合展開に影響した。 ◆モウリーニョのアプローチ ▽ユナイテッドは、直近リーグ2戦のメンバーから先発2選手を変更。モウリーニョは、マルシャルとマタの両ワイドの選手をベンチスタートとし、負傷明けのムヒタリャンとリンガードを起用した。マルシャルとマタに比べて、ムヒタリャンとリンガードは守備力に優れた選手。ビッグマッチを慎重に戦うモウリーニョらしい人選だ。 ▽しかし、この策はまったく効果を示さなかった。負傷明けの両者は精彩を欠く。リンガードは集中の欠いたプレーで平凡なミスが目立ち、ムヒタリャンも持ち前のキープ力と推進力を発揮できず、安易なボールロストを繰り返した。Getty Images▽現段階におけるペップ・シティのサイドバックは、縦への攻撃参加よりも、ビルドアップの面で攻撃をスムーズにする役割を重視されている。ムヒタリャンとリンガードのパフォーマンスが低調だったことは明らかだが、まず失敗したのはモウリーニョの守備へのアプローチだ。ウイングプレーヤーは受動的ではなく攻撃的に振る舞わせ、相手サイドバックの抑止力として考えるべきだった。その点を踏まえれば、人選に関してもマルシャルやラッシュフォードの先発起用がベターだった。 ▽さらに踏み込めば、モウリーニョが守備面ですべき対策は、シルバとデ・ブライネの自由をいかに封じるかだった。フェライーニは奮闘していたが、単純な守備能力が高いとはいえないポグバは両者の対応に追われ、高い位置で仕事をすることができなかった。仮に今回のアプローチならば、サイドの守備を強化するのではなく、3センターを採用するなど中央を固める手の方がより効果的なシティ対策になり得た。 ◆ペップはブラーボのデビュー戦を誤るGetty Images▽攻守の切り替えの速さでユナイテッドを圧倒したシティは、2点のリードを手にした後も相手にペースを握らせなかった。しかし、プレミアデビュー戦となったGKブラーボがストーンズとの連携不足もあってハイボールをファンブル。これでユナイテッドが息を吹き返した。 ▽合流して間もなく直近は2度しか練習を消化できていなかったブラーボを今回のダービーでデビューさせたのは、間違いなくグアルディオラのミスだ。元々、ブラーボは空中戦やクロス対応に強いタイプではない。GKデ・ヘアがユナイテッド1年目でプレミアリーグのフィジカルに苦しんだように、ブラーボもイングランドで適応に苦しむ可能性は十分にある。デビュー戦でプレミアの他クラブにそれを気づかせてしまった点はもったいない。今後、ブラーボにかかるプレッシャーは増すことになる。 ◆修正に成功するモウリーニョ ▽一方のモウリーニョは、ハーフタイムに修正に動いた。ムヒタリャンとリンガードを下げて、エレーラとラッシュフォードを投入。アジリティとインテンシティの高いエレーラの起用でシルバとデ・ブライネへの対応を強化し、ポグバの守備への負担を軽減させた。さらに、右サイドに出したルーニーに早めにクロスを入れさせることで高さ勝負を明確に打ち出し、シティへの圧力を強めた。前半のように自陣にセットする守備ではなく、前線から積極的にプレスを仕掛け、後半開始から主導権を掌握した。Getty Images◆ペップの判断力の速さ ▽だが、グアルディオラもさすがに動きが早い。モウリーニョの意図をすぐさま把握し、53分にイヘアナチョを下げてフェルナンドを投入。中盤に厚みを出してポゼッションすることで、相手の勢いを封殺した。56分にはブラーボがルーニーに足裏でタックルしにかかるも、主審のクラッテンバーグはファウルの判定を下さず。危険なタックルで、PK&レッドカードでも不思議ではなかった。この場面ではシティが判定に救われた。Getty Images▽グアルディオラの素早い対応もあって、その後はデ・ブライネがポスト直撃の決定機を演出するなど、再び好勝負に。終盤は3バックとしたユナイテッドがパワープレーに出たが、空中戦の強いオタメンディを筆頭にシティがよく踏ん張った。南米予選から戻ってきたばかりのオタメンディ起用はリスクだったはずだが、クリシよりも高さのあるコラロフの左サイドバック起用も含めて、この点はグアルディオラの判断が奏功した。 ◆新たな章のプロローグGetty Images▽モウリーニョとグアルディオラ。どちらもミスを犯したと同時に、光る采配も見せた。おそらく、今回のダービーは、両者の新たな章のプロローグとなる。リターンマッチは、2月最終週に行われるプレミアリーグ第26節。両チームがどのような順位でエティハドでのダービーを迎えるかは分からない。だが、プレミアリーグの優勝争いにおいて意味のある試合になるであろうことを予感させた今回のダービーマッチだった。 《超ワールドサッカー編集部・音堂泰博》 2016.09.11 15:00 Sun
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ニューヒーローは誰だ!? ルヴァンカップ注目の“ヤング・ガンズ” 《YBCルヴァンカップ》

▽31日に準々決勝が行われるJリーグYBCルヴァンカップ。ノックアウトステージが開幕する前に、注目の“ヤング・ガンズ”を準々決勝に進出した各チーム1名ピックアップした。 ▽YBCルヴァンカップ(前ナビスコカップ)は若手の登竜門とも言える大会で、大会で最も活躍した23歳以下の選手に与えられる『ニューヒーロー賞』は、過去にFW宇佐美貴史(当時ガンバ大阪/2014年)、FW原口元気(当時浦和レッズ/2011年)、MF長谷部誠(当時浦和レッズ/2004)など、現在の日本代表選手が受賞している。 ▽今回紹介する“ヤング・ガンズ”は、ニューヒーロー賞の対象である23歳以下(大会が開幕した2016年3月23日時点)の選手をピックアップ。出場歴やプレーの特徴などを紹介させていただく。 ◆大宮アルディージャ(C)J.LEAGUE PHOTOSMF江坂任(24) 明治安田生命J1リーグ:24試合 / 5得点 2016JリーグYBCルヴァンカップ:6試合 / 2得点 ▽昨シーズン、ザスパクサツ群馬でプロ入りし1年目ながらJ2で42試合13得点を記録。同じJ2を戦った大宮アルディージャが引き抜いた。シーズン序盤こそ途中出場などが多かったが、1stステージ終盤からスターティングメンバーに名を連ね、2ndステージは7試合連続先発出場。ここまでMF家長昭博に次ぐチーム2位の5得点を記録している。175cmと上背はないものの空中戦を得意とし、ボールスキルも優れたものがある。また、サイドでプレーもできるため、試合中にポジションを移動し、相手のマークをかいくぐる動きが生命線となる。 ◆横浜F・マリノス(C)J.LEAGUE PHOTOSFW富樫敬真(23) 明治安田生命J1リーグ:14試合 / 3得点 2016JリーグYBCルヴァンカップ:1試合 / 1得点 ▽U-23日本代表候補にも選ばれていたものの、リオ・デジャネイロ オリンピック出場は叶わなかった富樫。FW伊藤翔、FWカイケとの激しいポジション争いに敗れる形となり、徐々に出場機会が減少している。それでも持ち前の勝負強さと、ゴールへ向かう姿勢は2人に引けを取らない。日本代表を担う若手が活躍してきたルヴァンカップで結果を残し、横浜FMのタイトル獲得、そして将来のA代表入りを目指す。 ◆サンフレッチェ広島(C)J.LEAGUE PHOTOSMF宮原和也(20) 明治安田生命J1リーグ:13試合 / 0得点 2016JリーグYBCルヴァンカップ:- / - ▽広島の下部組織で育ち、これまでは3バックの一角を務めていたが、今シーズンはボランチのポジションで出場機会を増やしている宮原。これまではMF青山敏弘、MF森崎和幸の鉄板コンビの影に潜んでいたが、頭脳的なプレーでチームを中盤の底で支えている。ゴールやドリブルなど目立つプレーをするタイプではないが、堅実なプレーと、高いビルドアップ能力を持ち合わせており、目立たなくても“光る”宮原のプレーは広島のタイトル獲得には大きな影響を与えるだろう。 ◆ガンバ大阪(C)J.LEAGUE PHOTOSMF井手口陽介(20) 明治安田生命J1リーグ:15試合 / 0得点 2016JリーグYBCルヴァンカップ:- / - ▽MF家長昭博(現・大宮アルディージャ)、FW宇佐美貴史(現・アウグスブルク)らに続くガンバ大阪ユース出身の新たな才能は、着実にその片鱗を見せつつある。今シーズンは、ここまでMF遠藤保仁、MF今野泰幸の日本代表経験者に次ぐ3番手のセントラルMFとして地位を確立。高いボール奪取能力を生命線とするプレーヤーだ。しかし、攻撃面の貢献度においては、「至宝」と呼ばれてきた宇佐美をして「怪物」と言わしめるその才能を発揮しきれているとは言い難い。歴代の日本を代表する選手が勝ち得てきたニューヒーロー賞を掴み取ることで、さらに1ランク上の選手へと成長を遂げたいところだ。 ◆ヴィッセル神戸(C)J.LEAGUE PHOTOSMF中坂勇哉(19) 明治安田生命J1リーグ:6試合 / 0得点 2016JリーグYBCルヴァンカップ:3試合 / 2得点 ▽神戸ユース出身の期待の新星。U-15から神戸に所属し、U-18では攻撃的なポジションで活躍してきた。ドリブル突破を得意とし、ゴールへ繋がるプレーが持ち味の中坂は、リーグ戦初先発となった明治安田生命J1リーグ・2ndステージ第9節のガンバ大阪戦でも積極的な仕掛けが、最後はFWペドロ・ジュニオールの決勝点につながった。ナビスコカップでは2戦連発となるゴールを決めるなど、決定力もあり、将来の神戸の“舵取り役”を期待される中坂がいかに得点に絡むかに注目だ。 ◆浦和レッズ(C)J.LEAGUE PHOTOSMF関根貴大(21) 明治安田生命J1リーグ:26試合 / 2得点 2016JリーグYBCルヴァンカップ:- / - ▽生え抜きの少なくなった現チームにおいて、MF宇賀神友弥と共に浦和ユース出身のレギュラーとしてプレーする。ルーキーイヤーよりトップチームでの出場機会を得て順調に成長したサイドアタッカーは、スピードに乗ったドリブルが最大の持ち味だ。本人は中へ切れ込んでシュートに持ち込める左サイドの方がプレーし易いとのことだが、レギュラーポジションを掴んでいる右サイドでも縦へ仕掛けてクロスを送ることで味方の得点チャンスを多く創出している。 ◆FC東京(C)J.LEAGUE PHOTOSFW中島翔哉(22) 明治安田生命J1リーグ:5試合 / 1得点 2016JリーグYBCルヴァンカップ:- / - ▽U-23日本代表立ち上げの2014年当初より、手倉森誠監督からほとんどの試合でエースナンバー10番を託され続けたFC東京のホープ。身長164cm、体重64kgと体格だけを見れば不利な面が目立つが、その重心の低さを生かしたドリブルスキルと、巧みなステップワークからゴールに迫る能力は群を抜く。しかし、FC東京での出場機会は限られており、U-23日本の活動を通じて確保してきたプレーの場はもうない。若手の“登竜門”であるこのルヴァンカップで真価を証明することで、自身の成長とチームから信頼を勝ち取るキッカケにしたいところだ。 ◆アビスパ福岡(C)J.LEAGUE PHOTOSFW金森健志(22) 明治安田生命J1リーグ:29試合 / 5得点 2016JリーグYBCルヴァンカップ:3試合 / 2得点 ▽2013年に筑陽学園から加入した期待の生え抜き。キレとスピードで勝負するドリブルに加え、両足でそん色なくゴールを狙えるなどそのプレースタイルから“博多のネイマール”としてサポーターに愛される存在だ。U-23日本代表候補だったが、惜しくもリオ・デジャネイロ オリンピックに臨むメンバーからは外れた。ナビスコカップのグループステージ最終節では、得意とする裏への飛び出しで同点ゴールをマーク。さらに決勝ゴールを奪う勝負強さを見せて、チームの決勝トーナメント進出に大きく貢献した。本家・ネイマールと同様にチームを頂点に導くことができるかに注目が集まる。 2016.08.31 13:25 Wed
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