手倉森誠 Makoto TEGURAMORI
ポジション | 監督 |
国籍 | 日本 |
生年月日 | 1967年11月14日(56歳) |
利き足 | |
身長 | |
体重 |
ニュース | クラブ | 監督データ |
ニュース一覧
偉大な先輩・香川真司の激励を糧に、遅咲きの東京世代の右SBは代表定着を狙う!/毎熊晟矢(セレッソ大阪)【新しい景色へ導く期待の選手/vol.21】
「毎熊晟矢(C大阪)です。みんなからは『マイク』と呼ばれています」 9月4日(日本時間5日未明)の夕方、ドイツ・ヴォルフスブルクで行われた日本代表・9月シリーズの練習初日の冒頭ミーティング。初招集の毎熊が森保一監督に促されて中央に立ち、少しはにかみながら挨拶した。 「僕は年代別代表経験もないですし、今回のメンバーで知っているのは大学選抜で一緒だった森下(龍矢=名古屋)くらい。同い年の三笘(薫=ブライトン)選手なんかは、そのタイミングでU-21代表の方に行っていたので、全く面識はありません」と先月31日の代表選出会見で話していたが、すでにドイツ行きの機内で大迫敬介(広島)と親交を深めた様子。さらに大迫と同い年の上田綺世(フェイエノールト)らとも親しく話し込む姿が見られ、「つかみはOK」と言ったところだろう。 2022年カタール・ワールドカップ(W杯)メンバー16人が選出されるなど、ある程度、コアグループが固まりつつある第2次森保ジャパンにおいて、毎熊のような無印の抜擢は1つのサプライズに他ならない。 97年生まれの彼は東福岡高校時代に高校総体・高校サッカー選手権の2冠達成を経験。桃山学院大学へ進み、2020年に地元のVファーレン長崎でプロキャリアをスタートさせた。もともとはFWだったが、同年に長崎を率いていた手倉森誠監督(現チョンブリー)からいきなりキャンプの練習試合前に右サイドバック(SB)での起用を告げられる。 本人は戸惑い、「正直、嫌だった」と複雑な感情を抱いたというが、吉田孝行コーチ(現神戸監督)から「このポジションでやれば代表まで行ける可能性がある」と言われ、納得してトライできるようになったという。 その思いは2022年にセレッソ大阪にステップアップしてからより強まったという。昨季は右SBに松田陸(甲府)という絶対的な存在がいたため、毎熊は右MFでプレーすることが多かったが、「去年、サイドハーフで出ていた頃から『近い将来、絶対に代表になれると思うから目指せ』『自分が信じないとその目標には辿り着けないから』と小菊(昭雄)監督から言われていたので、自分に言い聞かせるようにしていました」と毎熊は明かす。 その夢が現実になったのが今季。シーズン序盤3試合を右SBで出場した後、再びサイドハーフに上がったが、5月半ば以降は完全に右SBに定着。ジョルディ・クルークスとのタテ関係がセレッソ攻撃陣に大きな迫力と推進力をもたらすようになったのだ。 そのあたりから、小菊監督は毎熊のことを「和製ハキミ(PSG)」と呼ぶようになり、世界基準を目指すようにより一層、強く背中を押した。 「僕が相手2人を剥がしたシーンが試合の振り返りミーティングで出てきて、ちょっといじられ気味に言われました(苦笑)。小菊監督も冗談ぽかったですけど、冗談だけでは言わない監督なので、素直に嬉しかったですね。 自分のストロングは攻撃面。中でも外でもプレーができると思っている。組む選手によって自分は使い分けができると思いますし、より相手が怖いペナルティエリアに入っていく部分が一番の特徴。そのクオリティをより意識しながら、代表でアピールしていきたいと思っています」と毎熊は小菊監督の思いも背負いながら、ドイツに赴いたのだ。 セレッソには2011〜2019年まで代表10番を背負った香川真司もいるが、偉大な先輩からも「セレッソでやっているような感じでやれば、絶対大丈夫やから」と太鼓判を押されたという。その言葉で気持ちが楽になった彼は思い切って自分らしさを出せる状態になりつつあるようだ。 ただ、今の代表右SB争いは熾烈だ。新生ジャパン発足後、全4試合に先発している菅原由勢(AZ)が一歩リードしている感はあるが、ベルギー4シーズン目を迎える橋岡大樹(シント=トロイデン)も実績ある選手。毎熊が国際経験で秀でる彼らを上回るのはそう簡単ではなさそうだ。 特に懸念要素になりそうなのは守備面だ。屈強なドイツ・トルコのアタッカーと1対1になった時、毎熊がどこまで止められるかというのは今のところ未知数。間合いや寄せがJリーグとは違う部分が多々あるだけに、いかにして異なる環境に適応していくか。そこが彼にとっての最初の関門と言える。 「相手の選手は速いと思いますけど、自分もスピードには自信がある。線が細いと言われることも少なくないですけど、当たり負けしない部分にも自信がある。Jとは違う強さやスピードもあるでしょうけど、そこは負けない気持ちは見せていきたい。いつもセレッソではカピシャーバやクルークスと練習で激しくやってますし、その感覚で行けば問題ないと思ってます」 淡々とした語り口の中にも飽くなき闘争心をにじませる毎熊。彼は静かな炎を燃やしつつ、代表定着、そして定位置確保に突き進む構えだ。 さしあたって、チャンスがあるとすれば、12日のトルコ戦(ゲンク)ではないか。そこで出番を与えられた場合には、必ず爪痕を残してほしいものである。 <hr>【文・元川悦子】<br/><div id="cws_ad">長野県松本市生まれ。千葉大学卒業後、夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターとなる。Jリーグ、日本代表、海外まで幅広くフォローし、日本代表は特に精力的な取材を行い、アウェイでもほぼ毎試合足を運んでいる。積極的な選手とのコミュニケーションを活かして、選手の生の声を伝える。</div> <span class="paragraph-title">【動画】右サイドの新たなピースになれるか、毎熊晟矢プレー集</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="in-Mm5Ed0iY";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.09.06 12:05 Wed日本代表初選出、毎熊晟矢のプレー集をC大阪が公開!前所属チームからも祝辞届く
日本代表でもこのようなプレーが見られるか。初選出されたDF毎熊晟矢のプレー集を、セレッソ大阪が公開した。 31日、日本サッカー協会(JFA)は9月のヨーロッパ遠征に臨む日本代表メンバーを発表。カタール・ワールドカップ(W杯)後初となる海外での試合、ドイツ代表、トルコ代表との一戦に向け、毎熊は唯一の日本代表初招集選手となった。 長崎県出身の毎熊は東福岡高校を経て、桃山学院大学に進学。万能型のストライカーとして2020年にV・ファーレン長崎へ加入すると、 手倉森誠監督にサイドバックへとコンバートされ、初年度からJ2で36試合に出場するなど、定位置を掴んだ。 活躍が目に留まり、2022年にはC大阪へ個人昇格。元来の攻撃センスを武器にサイドハーフも兼任し、今季もJ1で23試合に出場。うち18試合が先発フル出場となっている。 日本代表初招集に際し、C大阪は25歳の今季のプレーをピックアップ。第2節アビスパ福岡戦や第15節横浜FCでのアシストといった攻撃面はもちろん、プレスバックでの守備を含めたアップダウンにも強い姿など、5分を超える長尺で作成した。 また、毎熊へは前所属チームからもメッセージが。長崎の公式X(旧:ツイッター)は当時の写真と共に「マイク、本当におめでとう!」と綴り、桃山学院大学も「本学卒業生の毎熊晟矢選手(C大阪)が、サッカー日本代表に初選出されました!ご活躍をお祈りしています!」と残すなど、各チームで愛されていたことがうかがえる。 国内組の代表として、海外組の菅原由勢(AZ/オランダ)や橋岡大樹(シント=トロイデン/ベルギー)に割って入ることができるだろうか。 <span class="paragraph-title">【動画】日本代表初選出!C大阪DF毎熊晟矢のプレー集</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>日本代表選出 毎熊晟矢プレー集<br>\<a href="https://twitter.com/hashtag/SAMURAIBLUE?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#SAMURAIBLUE</a> に初選出された <a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%AF%8E%E7%86%8A%E6%99%9F%E7%9F%A2?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#毎熊晟矢</a> 選手の今シーズンのプレー集をお届け!<a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BB%A3%E8%A1%A8?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#日本代表</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%BB%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%BD%E5%A4%A7%E9%98%AA?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#セレッソ大阪</a> <a href="https://t.co/B551TiXS1e">pic.twitter.com/B551TiXS1e</a></p>— セレッソ大阪オフィシャル (@crz_official) <a href="https://twitter.com/crz_official/status/1697134626123509996?ref_src=twsrc%5Etfw">August 31, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <span class="paragraph-title">【写真】前所属・長崎も日本代表初選出の毎熊晟矢にエール</span> <span data-other-div="movie2"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr"><br><br>マイク、本当におめでとう<a href="https://twitter.com/hashtag/vvaren?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#vvaren</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%BB%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%BD%E5%A4%A7%E9%98%AA?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#セレッソ大阪</a> <a href="https://twitter.com/crz_official?ref_src=twsrc%5Etfw">@crz_official</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%AF%8E%E7%86%8A%E6%99%9F%E7%9F%A2?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#毎熊晟矢</a> <a href="https://twitter.com/CSeiya10?ref_src=twsrc%5Etfw">@CSeiya10</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AF?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ガンバレマイク</a> <a href="https://t.co/ZelrdwSkEZ">https://t.co/ZelrdwSkEZ</a> <a href="https://t.co/xMHXkeOopg">pic.twitter.com/xMHXkeOopg</a></p>— V・ファーレン長崎【公式】 (@v_varenstaff) <a href="https://twitter.com/v_varenstaff/status/1697116891788308967?ref_src=twsrc%5Etfw">August 31, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.08.31 21:20 ThuJ3に新規参入のFC大阪が選手背番号を発表!10番はエフライン・リンタロウ
2023シーズンからJリーグに参入するFC大阪は10日、初のJリーグ登録メンバーと背番号を発表した。 1996年に創設されたFC大阪は、これまで海外クラブとも提携。大阪府リーグから2012年に関西リーグ2部に昇格。2015年からJFLに昇格していた。 2020年にJリーグ百年構想クラブに承認されると、2021年にはJ3ライセンスが交付され、後はJFLの順位で条件を達成するだけとなった。 そんな中迎えた、2022シーズンはシーズン当初から上位を維持。11月にJFLの4位以内かつ百年構想クラブの2位以内を確定させたが、ホームの平均入場者数が2000人に足りていない状況に。それでも11月20日に行われた最終戦で3732人が必要となった中、大阪府もチームの集客に協力し1万2183人が来場。見事J3昇格を果たしていた。 初のJリーグの舞台に臨むFC大阪。指揮官には、タイのBGパトゥム・ユナイテッドで手倉森誠監督の右腕として活躍し、2022シーズン途中からヴァンラーレ八戸を指揮した志垣良監督を迎え、その八戸からDF板倉洸、その他いわきFCのFW古川大悟、横浜F・マリノスのFWンダウ・ターラなどを補強した。 ◆選手背番号 GK 1.永井建成 29.笠原淳※背番号変更「31」 30.櫻庭立樹※背番号変更「34」 DF 2.美馬和也 3.齊藤隆成 4.谷口智紀※背番号変更「35」 5.坂本修佑 6.舘野俊祐 13.岩本知幸 21.佐藤颯人 24.酒井匠←ラインメール青森/完全移籍 26.板倉洸←ヴァンラーレ八戸/完全移籍 50.村木伸二※背番号変更「40」 MF 7.木匠貴大 8.日髙慶太 15.宮城和也※背番号変更「44」 16.利根瑠偉←ヴェルスパ大分/完全移籍 17.町田蘭次郎※背番号変更「16」 19.上月翔聖※背番号変更「38」 20.澁谷雅也 22.吉馴空矢←セレッソ大阪/期限付き移籍→完全移籍 25.西矢健人 27.清本拓己※背番号変更「43」 33.禹相皓※背番号変更「39」 FW 9.今村優介※背番号変更「15」 10.エフライン・リンタロウ 11.久保吏久斗※背番号変更「18」 14.田中直基 18.宇高魁人※背番号変更「19」 23.ンダウ・ターラ←横浜F・マリノス/完全移籍 28.古川大悟←いわきFC/期限付き移籍 41.武田太一←徳島ヴォルティス/完全移籍 2023.01.10 17:03 TueJ3参入のFC大阪、八戸を率いた志垣良氏が新監督就任…昇格に導いた塚原真也監督はS級ライセンス無く強化部ダイレクターに就任
FC大阪は15日、新監督に志垣良氏(42)が就任することを発表した。 なお、塚原真也監督(37)は退任し、強化部ダイレクターに就任することとなる。 志垣氏は、マンチェスター・ユナイテッドのサッカースクールでコーチを務めた他、名古屋グランパス、アビスパ福岡、大分トリニータ、ジェフユナイテッド千葉、ガイナーレ鳥取、ジュビロ磐田でトップチームのコーチや通訳、下部組織のコーチを歴任。京都サンガF.C.ではU-18の監督を務めていた。 また、U-16シンガポール代表の監督や、今シーズンは手倉森誠監督の下でBGパトゥム・ユナイテッドでコーチを務めていた中、6月にヴァンラーレ八戸の監督に就任していた。 シーズン終了後に八戸の監督を退任。新シーズンはJ3に参入するFC大阪で指揮を執ることとなる。 志垣氏はクラブを通じてコメントしている。 「この度、FC大阪の監督に就任することになりました志垣良です。Jリーグ初参入ですが、風雲之志を持ったクラブのビジョンに共感致しました」 「人間が財産。若くフレッシュなエネルギーを活かし、選手、スタッフみんなが成長できるチームを作りたいと思います」 「日々の練習から1分、1秒、ワンプレーにこだわり、個々の成長、価値を上げること、また、プレーのインテンシティーを上げることがチームの発展に繋がり、世界に通用するクラブになるための第一歩となります」 「FC大阪に関わる全ての方々と多くの喜びを共有できる様に、真摯な姿勢で、実直に、誠実に、そして、観ていただく皆様の心を動かすダイナミックな試合展開を毎試合届けられる様にクラブ一丸となって突き進んでいきたいと思います。東大阪の花園から、日本のスポーツ界を盛り上げていきましょう!」 また、退任する塚原監督は、2020年から監督を務めていた中、見事にチームをJ3に昇格させる手腕を見せていた。しかし、監督ライセンスをA級しか持っておらず、Jリーグでは指揮が執れないことに。そのため強化部ダイレクターに就任する。 塚原氏はクラブを通じてコメントしている。 「いつもご声援いただき、ありがとうございます。今季で監督を退任し、来季より強化部ダイレクターを務めることになりました」 「2022シーズンはFC大阪のJリーグ入会という歴史的な瞬間を迎える事が出来、これ以上無い最高の1年になりました。監督に就任し、3年。吉澤ファウンダー、近藤社長、岡崎GMの支え、理解があってこそ監督業に邁進することが出来ましたし、何よりクラブチームスタッフ、選手たちの協力無しに達成出来なかった結果だと思っております」 「指導はリレーのようなものです。育成年代から前所属の指導者の皆様が育てて下さった選手たちが集結し、チームスタッフ、フロント、サポーターが一枚岩となり、FC大阪ファミリーとして闘うことが出来ました」 「サポーターの皆様には選手に【大阪魂】を入魂していただき、どのチームにも負けない熱い応援でサポートしていただきました。心強かったです。本当にありがとうございました」 「Jリーグ入会がゴールではなく、ここがスタートとなります。Jリーグの舞台でも、FC大阪ファミリーが一丸となり、高みを目指して、共に闘って行きましょう。引き続き熱い応援宜しくお願い致します」 「3年間ありがとうございました。そして最後に…この3年間を死に物狂いでサポートしてくれた妻と家族に感謝します。本当にありがとう」 2022.12.15 17:25 Thu八戸、今年6月就任の志垣良監督が退任へ「私の大きな財産、誇りとなりました」
ヴァンラーレ八戸は10日、志垣良監督が今シーズン限りで退任すると発表した。 志垣監督は東福岡高校卒業後に渡英し、選手としてプレー。そのままイギリスで指導者となり、マンチェスター・ユナイテッドのスクールコーチなども務めた。 2006年に名古屋グランパスの通訳となる形で帰国。その後はアビスパ福岡、大分トリニータ、ジェフユナイテッド千葉、ガイナーレ鳥取、ジュビロ磐田などで育成や指導に携わり、2022年からはBGパトゥム・ユナイテッドFCで手倉森誠監督のアシスタントコーチを務めた。 今年6月からは葛野昌宏前監督の後任として、八戸の指揮官に就任。明治安田生命J3リーグの20試合で指揮を執り9勝11敗の成績を収めると、2試合を残して13位の位置につけていた。 約半年で八戸退任が決まった志垣監督は、クラブを通じて達成感やサポートへの感謝を述べている。 「まず初めに、ヴァンラーレ八戸を応援して下さっているファン・サポーター、ボランティアの方々、そして、クラブを支えてくださるスポンサー、パートナー、クラブに関わる全ての皆様の温かいご支援、ご声援、誠にありがとうございます」 「私は、チームを一つの船に例えて選手に話をしてまいりました。目標という目的地に向かい、全員で一丸となりオールを漕ぎながら前進していく。長い航海の途中では、前方で必死にオールを漕ぐ者、中央でそれを眺める者、後方で気分がすぐれずに休む者、もしくは知らず知らずのうちに錘になってしまう者と分かれてきます」 「また、荒波や気象条件といった外部からのプレッシャーもはねのけて前に進んでいかなければなりません。そんな中、我々の選手は、途中、後方座席で休もうとする者がいても、前方の人間が声をかけお互いをサポートしあい、誰一人として手を休めずに全員で必死にオールを漕ぎ続け、船を前進させてくれました」 「その素晴らしいチーム力が後半戦の船の加速度を上げ、結果を生み出してくれた大きな要因でした。負荷の高い練習や厳しい要求に文句も言わずに努力し、常に最高の雰囲気の中での練習環境を作り出してくれた選手達、またはそれをサポートしてくれたスタッフ陣を誇りに思います。彼らとの一期一会の出会い、そしてヴァンラーレの歴史に名を刻めたことが私の大きな財産、誇りとなりました」 「約半年の期間を通して、伸びしろや手ごたえも感じていただけに非常に残念ではありますが、監督としての役割は終えチームを去ることになりました。今後はヴァンラーレの一サポーターとして、チームを見守っていきたいと思います」 「ホームで作り出して頂いた素晴らしい雰囲気、そして、アウェイでも遠方まで駆けつけチームを後押ししていただき、我々の航海に鮮やかな虹をかけて見守ってくださったサポーターの皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。チームは現在、リーグ戦10位以内(後半戦5位以内)を目標に闘っています。残り2試合となりましたが、最終戦で皆様と歓喜のグリーンウィンドで終えられるよう最後までチーム全緑でオールを漕ぎ続けたいと思います!Everything happens for a reason(起こりうる全ての事象に理由がある)。本当にありがとうございました」 2022.11.10 16:53 Thuタイ1部のパトゥム、手倉森誠監督を解任…ACLでは同国勢初の8強に導く
BGパトゥム・ユナイテッドは24日、手倉森誠監督(54)の解任を発表した。 手倉森監督は今年からパトゥムを指揮。AFCチャンピオンズリーグでタイ勢として初の8強入りに導いたが、秋春制のタイ1部リーグでは開幕から10試合を戦って5勝2分け3敗と7位と振るわなかった。 23日のバンコク・ユナイテッド戦では0-2の黒星を喫し、それがラストゲームに。シーズン途中で就任した昨季のリーグ戦ではチームを2位に押し上げる手腕が光ったが、今季は道半ばで退任となった。 なお、パトゥムは後任としてアシスタントコーチの加藤光男氏を監督代行(43)に任命している。 2022.10.24 16:15 Mon11月にタイでJリーグアジアチャレンジが開催! 川崎F、札幌が参戦…タイからは手倉森監督のBGパトゥムと石井正忠監督のブリーラムが参加
Jリーグは29日、今年11月に「2022Jリーグ アジアチャレンジinタイ」の開催を発表した。 Jリーグアジア戦略の一環として、2017シーズンより3年間に渡り、Jリーグの提携国で開催。今回は3年振り4回目の開催となる。 今回は、2012年にリーグ間提携を締結し、2017、19年のアジアチャレンジをはじめ、これまで多くのフットボール交流事業を実施してきたタイで開催いたします。Jリーグからは、タイ代表MFチャナティップが所属する川崎フロンターレ、スパチョークが所属する北海道コンサドーレ札幌が出場する。 また、その他にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)でベスト8に勝ち残り、手倉森誠監督が率いているBGパトゥム・ユナイテッド、タイの強豪で石井正忠監督が指揮するブリーラム・ユナイテッドの2チームが参加する。 試合は11月12日(土)にBGパトゥム・ユナイテッドvs川崎フロンターレ、ブリーラム・ユナイテッドvs北海道コンサドーレ札幌が開催。11月15日(火)、または16日(水)に札幌vs川崎Fが開催される。 2022.08.29 20:25 Mon「クラブ史上で1番のビッグマッチ」浦和に完敗、手倉森誠監督が更なる成長を「今日の試合を財産に」
BGパトゥム・ユナイテッドの手倉森誠監督が、浦和レッズ戦を振り返った。 22日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝で浦和と対戦したBGパトゥム・ユナイテッド。手倉森監督率いるチームが、アウェイの埼玉スタジアム2002での戦いに挑んだ。 開始1分になる前、松尾にネットを揺らされるがハンドがありノーゴール。その後も、関根がシュートを放ちネットを揺らすが、今度は松尾がオフサイドポジションにいたとしてこちらもノーゴールに。それでもダヴィド・モーベルグ、岩波にゴールを奪われ、2-0で試合を折り返した。 後半はシステムを変え浦和を押さえ込みに行ったが、小泉、明本にもゴールを許し、4-0で完敗。ベスト4入りの夢は潰えてしまった。 試合後の記者会見に臨んだ手倉森監督は、「何かが起こせそうな気配があってゲームに入り、VARに助けられながらまた何か起こせそうだなという雰囲気を感じていました」と前半の2つのVARに機運を感じたとしたが「終わってみれば4-0というスコアで完敗だったなと思います。我々BGは健闘したんじゃないかと、選手たちには話しました」と、敗戦を受け入れながらも、選手たちの健闘を称えた。 ラウンド16ではシンガポールの傑志を下したBGパトゥム・ユナイテッドだったが、埼玉スタジアムは初めて。「今回の集中開催で、オフィシャルトレーニングで埼玉スタジアムでトレーニングできなかったところと、ぶっつけ本番でピッチに立つ選手が多かった。そんな中で、散水に苦しんだ試合の入りでした」と、ピッチの感触がぶっつけ本番だったことを悔やんだ。 また、Jリーグのレベルを久々に体感し「これがJリーグの戦いで、国際レベルの戦いだと思い知らされたのは、切り替えの部分と取られた瞬間にすかさず奪いに来るとこと、取った瞬間にまずダイレクトプレーで相手を脅かす早さというのは、Jリーグにはあるなと」と、差があることを痛感。「タイは暑さもあって、奪われた瞬間でも相手がゆっくりしてくれるような国なので、目まぐるしく攻守の切り替えをやられると弱点が出てしまうのが、今のタイを代表するチームの力だなと思います」と、タイと日本の差がまだまだあることを感じたという。 攻撃面でも課題があるとし、「浦和からゴールを我々も取れるようにならなければいけない。色々なことを教えてもらったと今日の試合を財産にして、常にインターナショナルというところを意識しながら戦っていこうと話をしました」と、この先さらにレベルアップしていこうと選手たちに声をかけたようだ。 その浦和戦については「クラブ史上で1番のビッグマッチだったと思います。ビッグマッチで惜しかった負け方ではなく、スッキリ負けたことで気持ちよく前に進めると思います」と、完敗に終わったことで未練なく上を目指せるとした。 手倉森監督は、浦和の選手についても語り「岩波や関根といったリオ世代の選手と再会できたことも嬉しかったです」と、自身が監督を務めた2016年のリオ・デ・ジャネイロ五輪世代の選手たちとの再会を果たしたとし、「大迫もそうですが、(酒井)宏樹にはワールドカップでしっかり戦ってくれと声をかけられたので良かったです」と、A代表に呼ばれている2人と話ができたことは良かったとした。 そして、浦和に対しても「あとは浦和にしっかりとACLのタイトルを獲ってもらえるように頑張って欲しいと思います」と、ACL制覇を願う言葉をかけた。 試合後にはBGパトゥム・ユナイテッドの選手たちが、自ら浦和のサポーターが集まるゴール裏へと歩み寄り挨拶。浦和サポーターも拍手で称えた。「選手は早い、スタジアムはすごい雰囲気があるというところで、鍛え上げてもらいましたし、BGの選手が浦和のサポーターのところに挨拶に行ったのは、良い環境でサッカーをさせてもらえたことの証だと思います」とコメント。選手たちにとっては、ピッチ上も、ピッチ外も大きな刺激となった一戦だったようだ。 <span class="paragraph-title">【写真】浦和レッズサポーターに挨拶するBGパトゥム・ユナイテッドの選手たち</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/bg20220822_tw00.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/bg20220822_tw01.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/bg20220822_tw02.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/bg20220822_tw03.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/bg20220822_tw04.jpg" style="max-width:100%;"></div> 写真:超ワールドサッカー 2022.08.23 17:33 Tue「就任して以来、一番良い時期」浦和・リカルド監督が古巣相手の勝利も、決勝まで残り1勝「まだ何も達成していない」
浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督が、BGパトゥム・ユナイテッド(タイ)との試合を振り返った。 浦和は、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)ラウンド16でマレーシアのジョホール・ダルル・タクジム(JDT)と対戦。0-5で圧勝し、準々決勝に駒を進めた。 相手は手倉森誠監督率いるBGパトゥム・ユナイテッッド。かつてはバンコク・グラスと呼ばれていたチームで、リカルド監督が指揮したこともあるチームとの対戦となった。 その浦和はJDT戦からスタメンを1名だけ変更。大久保智明に代えて、関根貴大を起用した。 立ち上がりから積極的な入りを見せた浦和は、開始1分で裏への一本のパスを松尾佑介が決め、早々に先制と思われたが、コントロール時にハンドがあったとしてVARチェクの結果、取り消しに。さらに25分には、関根がボックス手前からのシュートを叩き込むも、今度は松尾がオフサイドでブラインドがあったとし、こちらもVARチェックの末に取り消しとなった。 前半で2度ネットを揺らしながらもゴールが認められなかった浦和だったが、32分にダヴィド・モーベルグがネットを揺らしてついに先制。モーベルグは2試合で3ゴールとチームを助けている。 さらに42分には左CKから岩波拓也がヘディングでゴール。2点リードで折り返すと、後半には小泉佳穂、明本考浩が追加点。4-0で快勝をおさめ、ベスト4入りを果たした。 リカルド監督は試合後の記者会見で勝利を喜び、決勝へ意気込みを新たにした。 「再び、良い試合ができたと思っている。2つのゴールが取り消され、ゴールを取るまでは苦労をしたが、全体的には非常に良い試合ができたと思う。ただ、前回の試合と比べると、疲労はあった様に思う」 「疲労がある中でも、前半のプレーはもちろん良かったが、後半は相手がディフェンスのやり方を変えてきたことに対してしっかりとソリューションを見つけながらプレーできていたと思う」 「今は良い流れだが、この前も言った通り、まだ1試合残っており、まだ何も達成していない。しっかりと闘って勝って、決勝に行きたいと思う」 選手たちが相手の変化に対応できたことを称えたリカルド監督。ゴールが取り消されたものの、立ち上がりの強度の高さについても言及した。 「今は私が浦和レッズの監督に就任して以来、一番良い時期を迎えていると思う。メンタルのところでも非常に良い準備ができている。今は短い時間の中で点を取りながら、リードした状態でハーフタイムを迎えることができている」 「この日程で考えると、3試合ではなく1試合1試合という考え方だが、その中で選手にも休みを与えながらやれていると思っている」 「リーグももちろん大事で、その中で我々は凄く良い流れでできているので、このまま成長を続けていきながら、この大会を含めた3大会をしっかり戦っていくことが大事だと思う」 浦和はACLの他、YBCルヴァンカップもベスト4に残っている状況。リーグ戦の優勝は厳しい位置にいるが、来季のACL出場権争いは残っている状況だ。 後半に入り、相手のやり方に対して押し込まれる瞬間もあった浦和。「ディフェンスについては[4-4-2]のまま変えることなく継続してやっていった。相手は後半、左サイドバックが立ち位置を変え、22番(ウォラチット・カニスリバムフン)とジオゴ(・ルイス・サント)がシャドーの位置に入ってプレーしていたと思う」 「あまりディテールのことは話したくないが、ボールを持っているときにいかに相手のバランスを崩すかというところで、過去に取り組んだことのある方法を選択していった。その中で、ボールを持ちながら相手を押し込むことができたと思う」 「途中から代わって入った選手たちもチームにとってプラスになる働きをしてくれた。江坂(任)、キャスパー(・ユンカー)、明本(考浩)などがチームに大きなサポートをしてくれたおかげで、遂行しようとしていたプランがうまく継続できたと思う」 2試合続けて後半にしっかりと選手を代えながらも、パフォーマンスが落ちずに追加点を奪えた浦和。あと1勝で決勝への道が開く。 <span class="paragraph-title">【動画】2度ゴール取り消しも、モーベルグが不安を払拭する一撃!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="n1Xuw4qbLCw";var video_start = 124;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2022.08.23 12:35 Tue移籍履歴
移籍日 | 移籍元 | 移籍先 | 種類 |
1996年2月1日 | NEC Yamagata | 引退 | - |
1993年2月1日 | 住友金属工業 | NEC Yamagata | 完全移籍 |
1986年2月1日 | 住友金属工業 | 完全移籍 |
監督履歴
就任日 | 退任日 | チーム | 種類 |
2024年1月1日 | BGパトゥム | 監督 |
2023年5月13日 | 2023年12月7日 | チョンブリ | 監督 |
2022年1月27日 | 2022年10月24日 | BGパトゥム | 監督 |
2021年2月1日 | 2021年11月22日 | 仙台 | 監督 |
2019年2月1日 | 2021年1月31日 | 長崎 | 監督 |
2016年9月15日 | 2018年8月31日 | 日本 | コーチ |
2016年8月5日 | 2016年8月21日 | 日本オリンピック代表 | 監督 |
2014年7月24日 | 2015年2月3日 | 日本 | コーチ |
2014年6月1日 | 2015年11月30日 | JリーグU-22選抜 | コーチ |
2014年2月1日 | 2016年8月21日 | U-23日本 | 監督 |
2014年2月1日 | 2016年8月21日 | 日本オリンピック代表 | 監督 |
2008年2月1日 | 2014年1月31日 | 仙台 | 監督 |
2004年2月1日 | 2008年1月31日 | 仙台 | コーチ |
2002年2月1日 | 2004年1月31日 | 大分 | コーチ |
2001年2月1日 | 2002年1月31日 | 大分 | 監督 |
1996年2月1日 | 2001年1月31日 | 山形 | コーチ |