ダビド・ソリア David Soria

ポジション GK
国籍 スペイン
生年月日 1993年04月04日(31歳)
利き足
身長 190cm
体重 83kg
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国王杯でヘタフェに0-12惨敗の6部タルディエンタ、運送会社勤務の先発GKは笑い飛ばす「上司も観戦に来たよ」

スペイン6部リーグのCFタルディエンタ。スペイン人GKディエゴ・パルドがコパ・デル・レイ(国王杯)1回戦のヘタフェ戦を振り返った。スペイン『カデナ・セル』が伝えている。 スペインの6部リーグ(地域リーグ)を舞台に戦うタルディエンタ。日本だと各地域2部リーグ(例:関東2部/関西2部)か県1部リーグあたりに該当する彼らは1日、コパ・デル・レイ1回戦でラ・リーガ(スペイン1部)のヘタフェと対戦し、0-12という圧倒的大差で敗れ去った。 そのスコアゆえに注目が集まった“敗者”タルディエンタだが、選手全員がサッカー以外で生計を立てるアマチュアクラブであることは言うまでもない。ゴールマウスを守った運送会社勤務のGKパルドは試合後、「かけがえのない経験をさせてもらった」と笑顔で0-12を振り返る。 「1部リーグのチームと対戦していることはわかっていたけど、僕らはなんと言っても6部リーグ。ただただ楽しむためにここへやって来たとしか言いようがないね(笑) 1部リーグのチームと対戦した経験を家に持ち帰る…これ以上は望めないな(笑)」 「普段はCTTエクスプレスという運送会社で働いているんだ。コパ・デル・レイが神聖なサッカーの大会だと上司に力説していたら、今日、仕事を置いて試合を観に来てくれた。さっき挨拶したよ(笑)」 0-12を笑い飛ばしたパルド。試合後はチームメイトと共に、ヘタフェのスペイン人GKダビド・ソリアにユニフォームとキーパーグローブをおねだりしたといい、2つとも快く譲ってもらえたそうだ。 2023.11.02 17:51 Thu

ヘタフェ、FWムニルやMFビジャールら5選手の退団を発表

ヘタフェは6月30日、モロッコ代表FWムニル・エル・ハダディ(27)、スペイン人MFゴンサロ・ビジャール(25)、フランス人DFジョルダン・アマヴィ(29)、スペイン人GKキコ・カシージャ(36)、スペイン人GKディエゴ・コンデ(24)の退団を発表した。 昨夏にセビージャから完全移籍したムニルは、今シーズンの公式戦31試合に出場し、7ゴール1アシストを記録。左ウィングを主戦場に主力として活躍していた。 2023年1月にローマからレンタル移籍で加入していたビジャールは、今シーズンのラ・リーガ16試合に出場していたが、買い取りオプションは行使されず、レンタルバックの形でローマへ戻ることになった。 2022年9月にマルセイユからレンタル移籍で加入したアマヴィだが、キケ・フローレス前監督の信頼を勝ち取れず。今季は公式戦6試合の出場にとどまり、レンタルバックの形でマルセイユへ戻ることになった。 昨季限りでリーズ・ユナイテッドを退団し2022年8月にフリーでヘタフェに加入したカシージャは、守護神GKダビド・ソリアの控えGKとしてコパ・デル・レイ2試合の出場にとどまっていた。 2021年7月にフリーで加入するも主に第3GKを務めていたコンデは、在籍2年間でわずか1試合の出場にとどまっていた。なお、コンデはフリーでレガネスに加入することがすでに決定している。 2023.07.01 00:02 Sat

レアル・マドリー第2GKルニン、契約全うで残留へ

ウクライナ代表GKアンドリー・ルニン(24)がレアル・マドリーに残留するようだ。スペイン『アス』が報じている。 絶対的守護神のベルギー代表GKティボー・クルトワがいることから出場機会が限られているルニン。今季はラ・リーガ7試合、チャンピオンズリーグ2試合、クラブ・ワールドカップ2試合、コパ・デル・レイ1試合の出場に留まった。 2024年6月まで契約を残す中、出場機会を求めて移籍を希望していたとされるルニンだったが、レアル・マドリーが第2GKとして獲得を目指していたヘタフェGKダビド・ソリアの交渉が破談したことを受け、残留に気持ちが傾いたようだ。 新シーズンもクルトワに不測の事態があった際にはルニンがレアル・マドリーのゴールマウスを守ることになる見込みだ。 2023.06.27 23:20 Tue

GKとタイミング合わず…久保同僚DFのバックパスがオウンゴールに「茶番劇だ」

ヘタフェのDFソフィアン・チャクラが痛恨のミスを犯してしまった。 ラ・リーガ第31節、バルセロナvsヘタフェが22日に行われ、5-2でバルセロナが勝利した。 ヨーロッパ・スーパーリーグ(ESL)発表後最初のバルセロナの試合、古巣対決となるヘタフェMF久保建英の2試合ぶりの先発、バルセロナのFWリオネル・メッシの大活躍など、様々な要素があった試合だが、この試合の転機となったのはバルセロナの2点目のシーンだった。 1-1で迎えた28分、ヘタフェはバルセロナMFペドリのドリブルをカットし、そのこぼれが最終ラインのチャクラのもとに転がる。チャクラは自ら対応できると右手を挙げてGKダビド・ソリアにアピールするが、守護神もゴールから出て対応しようと前に出てしまう。 チャクラは、プレッシャーがかかっていたわけではなかったものの、GKの位置を見ずにバックパス。ソリアは逆を突かれるような形となり、そのままゴールに吸い込まれてしまった。 オウンゴールが決まった直後には、言い合いにもなっていた2人だが、スペイン『フットボール・エスパーニャ』も「コミカル・オウンゴール」と揶揄。さらに、イギリス『サン』も「茶番劇によるゴールはバルサの勝利を助けた」と酷評している。 ヘタフェはそこから失点を重ね、5-2で敗戦。降格圏内の18位ウエスカとは勝ち点差は「4」のままとなっている。 <span class="paragraph-title">【動画】DFとGKどちらも悪い?痛恨のオウンゴール(3:00~)</span> <span data-other-div="movie"></span> <script src="//player.daznservices.com/player.js#44a12140e3dda008f998a5a1a9.1tybkqliqmgvi1ndbmyxnzxqc3$videoid=1h2sl62lxoify1pjegpwnwbien" async></script> 2021.04.23 12:15 Fri

「帰郷のクボはオフだった」保有元レアル戦でベンチスタートとなった久保の評価は伸びず

久保建英が所属するヘタフェは9日、延期されていたラ・リーガ第1節でレアル・マドリーとアウェイで対戦し2-0で敗れた。5試合ぶりにベンチスタートとなった久保は、0-0の55分からプレーした。 保有元であるマドリーとの一戦ということで、結果を残したい久保だったが、自身の投入後にチームは2失点。久保自身も見せ場を作ることはできず、アピールはならなかった。 <div id="cws_ad"><script src="//player.daznservices.com/player.js#44a12140e3dda008f998a5a1a9.1tybkqliqmgvi1ndbmyxnzxqc3$videoid=dwmi5luamo91047xdim6ar5w" async></script></div> そんな久保らヘタフェの選手たちに対し、スペインメディアは軒並み低評価としている。 スペイン『アス』の採点(3点満点)では、GKダビド・ソリアのみが2点評価で、DF陣とMFマルク・ククレジャが1点、ククレジャを除く攻撃陣は全員採点なしだった。 久保については、「帰郷の彼はオフだった。効果を発揮することはなかった」と短い寸評もついている。 また、スペイン『マルカ』の採点(3点満点)では、GKソリアとMFネマニャ・マクシモビッチのみが2点評価。こちらも攻撃陣には低評価が下され、久保は0点という評価だった。 ヘタフェは14日、第23節でレアル・ソシエダとホームで対戦する。 2021.02.10 12:30 Wed

ヘタフェがアルゼンチン人GKチチゾラとの契約解除を発表

ヘタフェは5日、アルゼンチン人GKレアンドロ・チチゾラ(30)との契約を双方合意の上で解除したことを発表した。 アルゼンチンの名門リーベル・プレートでプロデビューを飾ったチチゾラは、2014年の夏にスペツィアへ完全移籍すると、正守護神として在籍3シーズンで公式戦141試合に出場。 その後、ラス・パルマスでのプレーを経て、2018年の夏にヘタフェに加入。しかし、ヘタフェでは守護神ダビド・ソリアの控えに回っており2シーズンで公式戦わずか14試合の出場にとどまっていた。 また、今シーズンに至っては昨夏にルベン・ジャニェスがレンタル復帰したことにより、ここまでベンチ入りさえできない苦しい状況が続いていた。 2021.01.06 03:05 Wed

4年連続最少平均失点の名手オブラクの牙城が崩れる? 絶好調クルトワが受賞濃厚

今シーズンのサモラ賞争いから絶対王者の脱落が濃厚となっている。スペイン『マルカ』が伝えている。 ラ・リーガのシーズンを通して1試合当たりの平均失点数が最も少なかったGKに送られるサモラ賞。ここ最近はアトレティコ・マドリーのスロベニア代表GKヤン・オブラクが4年連続で受賞しており、リーグ最高のGKとして絶対的な地位を築いていた。 <div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " id="cws_ad">◆練習から超人的セーブを連発するオブラク<br/><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJvMDFqTmZCVSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div> 今シーズンも受賞した場合、5年連続で受賞する史上初の選手になる可能性があったものの、直近のアラベス戦とバルセロナ戦において2つのPKとオウンゴールで、3失点を喫していた。 リーグ戦残り5試合を残しているアトレティコ。オブラクはここまで33試合に出場し25失点。1試合当たりの失点数は0.76点とリーグ2位につけているが、1位を走るレアル・マドリーのベルギー代表GKティボー・クルトワは、ここまで29試合に出場し失点18。1試合当たりの失点数は0.62点となっている。 オブラクが直近の2試合で3失点を喫したのに対し、クルトワは2試合連続クリーンシートを記録。その点もオブラクの5年連続受賞を困難にさせている。 オブラクがこの差を埋めるには、残りの5試合全てを無失点に抑え、かつ、クルトワが残りの6試合で6失点以上を許すことが絶対条件となるが、ここまでリーグトップの15試合でクリーンシート(無失点試合)を記録しているクルトワの調子を考えれば、かなり難しい状況であることがわかるだろう。果たして今シーズンのサモラ賞を受賞するのはどちらになるだろうか。 ◆1試合当たりの失点数ランキング 1位:ティボー・クルトワ(レアル・マドリー)/0.62点 2位:ヤン・オブラク(アトレティコ・マドリー)/0.76点 3位:ウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ)/0.83点 4位:ダビド・ソリア(ヘタフェ)/0.94点 5位:トマシュ・ヴァツリーク(セビージャ)/0.98点 6位:マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン(バルセロナ)/1.03点 7位:セルヒオ・アセンホ・アンドレス(ビジャレアル)/1.07点 8位:ジョルディ・マシプ(バジャドリー)/1.13点 9位:ルイ・シルバ(グラナダ)/1.17点 10位:アレックス・レミロ(レアル・ソシエダ)/1.28点 2020.07.02 16:45 Thu

オブラクの5連覇を止めるか? GKクルトワが個人タイトル獲得に意欲「トロフィーはいつだってクール」

レアル・マドリーのベルギー代表GKティボー・クルトワが今シーズンの個人タイトル獲得に意欲をみせた。スペイン『マルカ』が伝えている。 ラ・リーガでシーズンを通して1試合当たりの平均失点が最も少なかったGKに与えられるサモラ賞。2015-2016シーズンからの直近4シーズンはアトレティコ・マドリーのスロベニア代表GKヤン・オブラクが連続で受賞しているが、今シーズンはここまでクルトワが1試合当たり失点0.67を記録して暫定1位となっている。 <div id="cws_ad"><div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJmRDk0eDBQdCIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> チェルシーからレンタルでアトレティコ・マドリーに在籍していた2012-2013と2013-2014シーズンに2度この賞を獲得しているクルトワは、スペイン放送局『Movistar』のインタビューに応え、今シーズンのサモラ賞獲得に意欲をみせた。 「こういうトロフィーはいつだってクールだね」 「アトレティコ・マドリーで2度獲得したが、レアル・マドリーでも獲得したい。でも、サモラ賞はチームワークでしか勝ち取ることができない賞だとも知っているよ」 クルトワが今シーズンのサモラ賞を獲得すれば、レアル・マドリーのGKとしては、2007-2008シーズンのGKイケル・カシージャス氏以来となる。逆転優勝を目指すマドリーにとっては、クルトワのサモラ賞受賞は重要なカギとなるだろう。 ◆1試合当たりの平均失点数ランキング 1位:ティボー・クルトワ(レアル・マドリー)/0.67点 2位:ヤン・オブラク(アトレティコ・マドリー)/0.79点 3位:ウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ)/0.83点 4位:ダビド・ソリア(ヘタフェ)/0.93点 5位:ルベン(オサスナ)/1.03点 6位:トマシュ・ヴァツリーク(セビージャ)/1.06点 7位:マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン(バルセロナ)/1.12点 8位:ルイ・シウバ(グラナダ)/1.19点 9位:アレックス・レミロ(レアル・ソシエダ)/1.20点 10位:ジョルディ・マシプ(バジャドリー)/1.22点 2020.06.08 11:55 Mon

こんなはずじゃなかった…/原ゆみこのマドリッド

「順調に行っていれば最高に盛り上がっている時期だったのに」そんな風に私が嘆いていたのは月曜日、新型コロナウィルス流行によるEstado de Alarma/エスタードー・デ・アラルマ(警戒事態)のせいで、スペイン全土がいつの間にか、日が延びて外がまだ明るくなっていた午後8時に毎日ベランダから、医療従事者に捧げる感謝の拍手を除き、極めて静かなセマナ・サンタ(イースター週間)を過ごした後のことでした。 いやあ、マドリッドではセビージャやマラガといったアンダルシア地方ほど、大掛かりなプロセシオン(キリストやマリアの像が載った神輿を信徒が担いで街を歩く行事)は元々、ないんですけどね。それでもバケーション週間とあって、市民が浮かれているのは毎年、肌で感じられますし、本来なら、今週の火曜か水曜にはアトレティコの準決勝進出がなるかどうかが決まるCL準々決勝2ndレグが控えていたとなれば、どんなにファンもワクワクしていたことか。 もちろんCLだけでなく、3月半ばに27節で中断しているリーガだって、アスレティック、オサスナ、バジャドリー、レバンテとの4試合が終わっていれば、6位などに凍りついておらず、16強対決でリバプールを撃破した勢いに乗り、勝ち点差1の4位レアル・ソシエダ、そちらと同勝ち点で並ぶ5位の弟分ヘタフェを追い越して、来季のCL出場圏に戻れていたかもしれませんしね。 お隣さんのレアル・マドリーだって、いえ、彼らの場合、CL16強対決1stレグでは1-2の敗戦、エティハド・スタジアムでマンチェスター・シティに逆転して、準々決勝に滑り込めていたかどうかは微妙なところですが、エイバル、バレンシア、レアル・ソシエダ、マジョルカ戦の間には勝ち点差2のバルサから、相手はまた理事6人が一斉に辞任というお家騒動の最中ですし、リーガの首位を奪い返すことも不可能ではなかったかと。 え、先週末に4月末から敷かれていた、生活に最低限必要な仕事以外は休業、外出禁止を徹底という超警戒事態がこの月曜から、建築現場や工場の稼働は許されるという、普通の警戒事態に戻るという報を受け、レアル・ソシエダが火曜からスビエタでの個人練習開始を決めたのは、CL出場圏死守の決意の表れだったんじゃないのかって? うーん、彼らにはまだ、開催日程は未定ながら、コパ・デル・レイの決勝もありますしね。今の期間、スポーツ施設は政令で閉鎖されているんですが、それが世間一般へのオープンは禁止という文言になっていることから、従業員である選手の利用は構わないだろうと、クラブは判断したよう。 でもダメでした。翌日にはCSD(スポーツ上級諮問委員会)のイレーネ・ロサーノ委員長からアペリバイ会長に連絡が入り、練習再開計画は呆気なく頓挫。何せ、エスパニョールのアベラルド監督によると、「Después de todo este tiempo, se va a necesitar un mes y pico de pretemporada/デスプエス・デ・トードー・エステ・ティエンポー、セ・バ・ア・ネセシタル・ウン・メス・イ・ピコ・デ・プレテンポラーダ(これだけ時間が経った後では1カ月ちょっとのプレシーズン練習が必要)」だそうですからね。さもないと、「esto va a parecer un solteros contra casados/エストー・バ・ア・パレセル・ウン・ソルテーロス・コントラ・カサードス(独身対既婚者のような、お遊び試合を見ることになる)」(ラージョのパコ・ヘメス監督)となれば、最初は1人ずつでもなるたけ早く、選手たちに芝の上を走ってボールを蹴る感覚を取り戻させたいという気持ちもわからなくはないかと。 <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20200414_5_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div> だってえ、大体がして毎年、オフシーズンにとるバケーションは1カ月とか、1カ月半ぐらいで、もうすでに自宅待機状態が同じぐらいになっているんですよ。もちろん、この日曜にAS(スポーツ紙)の表紙を飾り、インタビューが掲載されていた久保建英選手のように、「午前10時から準備運動を始めて、11時からは4、5人の選手でコーチにビデオ通話で指示を受けてトレーニング。それが12時15分に終わった後、もう少し1人で何かやって、午後4時から6時までは主にボールを使った練習をする」という、1日5時間以上も頑張っている人も中にはいるとはいえ、マルカ(ASのライバル紙)に連載されている、日替わり選手ミニインタビューでの平均練習時間は大体、1時間半から2時間ですからね。 おまけに以前、バケーション中には体重が80kgにもなると告白していたマドリーのアザールなど、このparon(パロン/リーガの中断期間)中にダラスで手術した足首の亀裂骨折は完治するはずですが、母国のメディアに「なるたけ菓子パンをとりに台所に行かないようにしているけど、すぐ側にあるから難しいね」なんて冗談を言っていたせいでしょうか。「Hay que mandarle el peso a Bordalás todas las mañanas/アイ・ケ・マンダールレ・エル・ペソ・ア・ボルダラス・トーダス・ラス・マニャーナス(毎朝、ボルダラス監督に体重を報告しないといけない)」(ダビド・ソリア)というヘタフェ以上の手段を取ったのが、2部のマドリッドの弟分フエンラブラダでした。 まあ、あそこはパロン直前に昨季2部昇格を達成したメレ監督を解任し、招聘したサンドバル監督のプレゼンどころか、セッションすら1度もできていないという状況で、まだ顔も合わせていない部下たちの体調が気になるのは当然ですけどね。この月曜には1人1人、時間をずらしてホームスタジアムのフェルナンド・トーレスで選手の体脂肪率測定を実施したんですが、これもお昼にはCSDからの書簡が届き、全員が終わる前に中止。どうやら当局はレアル・ソシエダが練習を再開したと聞けば、絶対焦るだろうコパ決勝の相手、アスレティックなどを始め、こういう抜け駆け活動開始が他のクラブにも伝染していくのを恐れているようでしたっけ。 え、リーガ再開に向けては新たにサッカー協会とAFE(選手の労働組合)からも指針案が出ていなかったかって? そうなんですが、実は先週水曜にリーガ協会も加えての三者ビデオ会議のオーディオがサッカー協会からラジオに流されたため、私的会話を暴露したとルビアレス会長が訴えられてしまうことに。というか、もうこの3団体は会合を開けば開くほど、仲が悪くなるばかりで、何せ、5月には再開のメドが立ち、シャルケやバイエルンなど、複数のチームが練習を再開したブンデスリーガとは異なり、1日の死者最高950人を数えた後、ようやく減ってきたとはいえ、ここ数日も500人以上と、とにかくスペインではコロナ終息時期がまったく読めないですからね。 従って、プロサッカー運営機関同士の会議も机上の話ばかりで、それどころか、いがみ合いを増やす機会になっているとなれば、もう呆れるしかありませんって。おまけにサッカー協会とAFEの再開指針案にも大きな差があって、前者はもし警戒事態が6週以上続くようなら、チーム練習を始めてから、プレシーズンを30日間としているのに対して、後者は15~20日間。更にAFEは試合間隔を最低72時間としたのに対し、サッカー協会は中5日を推奨って、いや、それじゃ今の警戒事態が予定通り、4月26日に解除されたって、8月半ばまで今季が終わりませんよ。 実際、そこまで長引くと、その後、さらに選手たちが3週間のバケーションをとって、また1カ月のプレシーズン。来季の始まりが10月となっては、いくらFIFAがこの夏の移籍市場を7月からにすると言っていたとて、他国のリーグに行く選手もスペインに来る選手も旧チームと新チームとの数カ月単位のギャップに悩むことにもなりかねませんしねえ。そんな弊害も考えられるため、もしやサッカー協会はすでに今季終了を宣言したベルギーリーグに続いて、リーガも打ち切りにしたいんじゃないかという疑惑まで上がってきましたが、さて。 うーん、今は19位で残留ゾーンの17位セルタと勝ち点差3あるレガネスですら、「今季をきっちりやってリーガを終わらせたい。Estábamos en la guerra y veníamos hacia arriba/エスタバモス・エン・ラ・ゲラ・イ・ベニアオス・アシア・アリーバ(ウチは戦っていて、上昇気流に乗っていた)」(アギーレ監督)と再開を切望しているんですけどね。どちらにしろ、この中断期間を境に今季はまったく別物になるんじゃないかと、私なんかは予想しているんですが、その頃にはスタジアムは無観客でも、せめてバル(スペインの喫茶店兼バー)では試合が見られるようになっていてほしいものです。<hr>【マドリッド通信員】 原ゆみこ<br/>南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。 2020.04.14 10:00 Tue

争いがし烈過ぎる…マドリーGKカシージャ、セビージャ移籍へ?

▽レアル・マドリーの元スペイン代表GKキコ・カシージャ(31)に、セビージャからオファーが届いているようだ。スペイン『マルカ』が報じている。 ▽セビージャは今夏、GKセルヒオ・リコをフルアムにレンタルで、GKダビド・ソリアをヘタフェに完全移籍で放出した。先月6日には、新守護神候補のチェコ代表GKトマシュ・バシリクをバーゼルから獲得したものの、トップチームのゴールキーパーは今のところ同選手のみだ。 ▽また、マドリーは今夏、若きウクライナ代表GKアンドリー・ルニン、そしてロシア・ワールドカップでもゴールデン・グローブに輝いたGKティボー・クルトワを獲得。チャンピオンズリーグ(CL)3連覇に大きく貢献したコスタリカ代表GKケイロル・ナバスや、ジネディーヌ・ジダン前監督の次男で下部組織出身のGKリュカ・ジダンも含めると、カシージャは現時点で4人の選手とポジションを争う事態となっている。 ▽上記の経緯から、『マルカ』はカシージャとセビージャの思惑が合致すると報道。既にセビージャからのオファーが届いており、昨シーズン終了直後に移籍の可能性を排除していたカシージャも考慮せざるを得ない状況となっている。 ▽マドリーの下部組織で育ったカシージャは2015年夏にエスパニョールから復帰し、守護神であるK・ナバスの控えとしてプレー。昨シーズンは、公式戦17試合に出場した。 2018.08.10 18:00 Fri
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移籍履歴
移籍日 移籍元 移籍先 種類
2018年7月13日 セビージャ ヘタフェ 完全移籍
2016年1月1日 セビージャ・アトレティコ セビージャ 完全移籍
2013年7月16日 Sevilla FC C セビージャ・アトレティコ 完全移籍
2013年1月1日 Leicester U21 Sevilla FC C 完全移籍
2012年7月1日 レアル・マドリードU19 Leicester U21 完全移籍
2011年7月1日 レアル・マドリード U18 レアル・マドリードU19 完全移籍
2010年7月1日 レアル・マドリード U17 レアル・マドリード U18 完全移籍
2009年7月1日 アトレティコ・ユース レアル・マドリード U17 完全移籍
2008年7月1日 アトレティコ・ユース 完全移籍
今季の成績
ラ・リーガ 33 2970’ 0 3 0
合計 33 2970’ 0 3 0
出場試合
ラ・リーガ
第1節 2023年8月13日 vs バルセロナ 90′ 0
0 - 0
第2節 2023年8月20日 vs ジローナ 90′ 0
3 - 0
第3節 2023年8月28日 vs アラベス 90′ 0
1 - 0
第4節 2023年9月2日 vs レアル・マドリー 90′ 0 68′
2 - 1
第5節 2023年9月17日 vs オサスナ 90′ 0 55′
3 - 2
第6節 2023年9月24日 vs レアル・ソシエダ 90′ 0
4 - 3
第7節 2023年9月27日 vs アスレティック・ビルバオ 90′ 0
2 - 2
第8節 2023年9月30日 vs ビジャレアル 90′ 0
0 - 0
第9節 2023年10月8日 vs セルタ 90′ 0
2 - 2
第10節 2023年10月21日 vs レアル・ベティス 90′ 0
1 - 1
第11節 2023年10月28日 vs マジョルカ 90′ 0
0 - 0
第12節 2023年11月6日 vs カディス 90′ 0
1 - 0
第13節 2023年11月11日 vs グラナダ 90′ 0
1 - 1
第14節 2023年11月25日 vs アルメリア 90′ 0
2 - 1
第15節 2023年12月1日 vs ラス・パルマス 90′ 0
2 - 0
第16節 2023年12月8日 vs バレンシア 90′ 0
1 - 0
第17節 2023年12月16日 vs セビージャ 90′ 0
0 - 3
第18節 2023年12月19日 vs アトレティコ・マドリー 90′ 0
3 - 3
第19節 2024年1月2日 vs ラージョ・バジェカーノ 90′ 0
0 - 2
第21節 2024年1月21日 vs オサスナ 90′ 0
3 - 2
第22節 2024年1月29日 vs グラナダ 90′ 0
2 - 0
第20節 2024年2月1日 vs レアル・マドリー 90′ 0
0 - 2
第23節 2024年2月4日 vs レアル・ベティス 90′ 0 68′
1 - 1
第24節 2024年2月11日 vs セルタ 90′ 0
3 - 2
第25節 2024年2月16日 vs ビジャレアル 90′ 0
1 - 1
第26節 2024年2月24日 vs バルセロナ 90′ 0
4 - 0
第27節 2024年3月2日 vs ラス・パルマス 90′ 0
3 - 3
第28節 2024年3月9日 vs バレンシア 90′ 0
1 - 0
第29節 2024年3月16日 vs ジローナ 90′ 0
1 - 0
第30節 2024年3月30日 vs セビージャ 90′ 0
0 - 1
第31節 2024年4月13日 vs ラージョ・バジェカーノ 90′ 0
0 - 0
第32節 2024年4月21日 vs レアル・ソシエダ 90′ 0
1 - 1
第33節 2024年4月27日 vs アルメリア 90′ 0
1 - 3