無観客試合の開催や各大会の延期や中止など、特別のシーズンとなった2020年のサッカー界。それでも、フットボーラーたちはピッチ内外で思わず唸るようなスーパープレーの他、クスッとさせてくれる小ネタも提供してくれた。
今回は、2020年に生まれた珍プレーを1月から順に紹介!2020年7月の珍プレーは、アーセナルのガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンの守備対応だ。
アーセナルは、7月21日に敵地で行われたプレミアリーグ第37節でアストン・ビラに0-1で敗戦。失点時のチームキャプテンの振る舞いに批判が集まった。
27分、オーバメヤンはビラに左CKを与えた場面で、イングランド代表DFタイロン・ミングスのマークに付いていた。しかし、ニアに走り込んだミングスを簡単に放してしまうと、キッカーのアイルランド代表MFコナー・フーリハンが入れたボールをミングスが頭でフリック。これをファーでフリーのエジプト代表FWトレゼゲがハーフボレーで合わせ、ゴールネットを揺らした。
オーバメヤンの対応は確かに緩慢なものだったが、ビラの巧みな連係、トレゼゲを完璧にフリーにしたチーム全体のセットプレー守備の緩さを考えれば、そこまで批判されるべき対応ではなかった。
だが、問題はオーバメヤンがミングス相手に後手を踏んだ背景にあった。中継映像を確認すると、オーバメヤンはポジション取りの際にミングスと何やら言葉を交わしており、ミングスのジョークに思わず破顔する姿も確認された。そして、その直後にフーリハンのボールに反応したミングスにあっさりと振り切られており、オーバメヤンがこの場面で集中力を欠いていたことは明らかだった
アーセナルは昨季の失点の46%がセットプレー絡みだったという事情もあり、本来であれば相手セットプレーの場面では普通のチーム以上にアラートであるべきだ。にも関わらず、ヘラヘラ対応で失点に関与したキャプテンに対して、SNS上では多くのガナーズファンから批判的なコメントが殺到していた。
<div id="cws_ad">◆オーバがヘラヘラ対応で失点関与…<blockquote class="twitter-tweet"><p lang="es" dir="ltr"> Mings le cuenta un chiste a Aubameyang, para distraerlo en el córner y anotar. Un genio. En Londres están destruyendo al capitán del Arsenal. <a href="https://t.co/EIWrkhFpsk">pic.twitter.com/EIWrkhFpsk</a></p>— DLT Sports (@DLTsports) <a href="https://twitter.com/DLTsports/status/1285842542735630336?ref_src=twsrc%5Etfw">July 22, 2020</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script></div>
2020.12.26 19:30 Sat