かつての広州恒大まで…2004年以降に消滅した中国のプロサッカークラブは「127」

2025.01.16 20:25 Thu
一寸先は闇? 中国スーパーリーグ
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一寸先は闇? 中国スーパーリーグ
中国では、2004年からのおよそ20年間で「127」ものプロサッカークラブが消滅した。中国『新浪』が伝える。

中国サッカー界では6日、“広州恒大”時代にアジア最強クラブと言われた広州FC(甲級)、給与未払いが常態化していた滄州雄獅(超級)など、プロクラブ3つのライセンス不認可を発表。当地でこれは、問答無用のクラブ解散を意味する。

2023年に経営難で解散した広州富力なども含め、中国からプロサッカークラブが消えていく様子は、ハッキリ言って珍しくもない光景。
中国のトップディビションが1部超級・2部甲級・3部乙級で構成される「中国スーパーリーグ」となった2004シーズン以降、20年間で合計124ものプロクラブが消滅し、今回そこに広州FCなど3つが追加されることに。実に「127」ものクラブが消え去ったのだ。

中には、例えば2004年創設で2006年消滅…といったクラブもあるが、1955年創設で2019年に解散した延辺富徳など、それなりに長い歴史を有しながらもメインスポンサーの歯車が狂って解散を余儀なくされたクラブも存在。
それにしても、およそ20年で127ものプロクラブが消滅…尋常ではない数字である。

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アジアNo.1にもなった広州FC、中国の大手不動産会社「恒大集団」の破綻で崩壊の可能性

中国サッカー界を牽引してきた広州FCだが、クラブ崩壊の危機に陥っている。 広州恒大として知られていたが、今シーズンから中国サッカー協会の規定により企業名をチーム名に入れられないことから名称を広州FCに変更していた。 その親会社は、中国最大手の不動産開発会社である「恒大集団」。2010年にチームを傘下に入れ、広州恒大として活動していた。 かつては“爆買い”として世界中に名を知らしめた中国スーパーリーグ。その中でもトップを走っていたチームは、ヨーロッパで活躍していた選手たちを補強。パラグアイ代表FWルーカス・バリオスやイタリア代表FWアレッサンドロ・ディアマンティ、FWアルベルト・ジラルディーノ、ブラジル代表MFパウリーニョ、コロンビア代表FWジャクソン・マルティネスなどを順次獲得していた。 また、指導者にも世界的な選手を連れてきており、ユベントスやイタリア代表を率いたマルチェロ・リッピ氏や元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロ氏、元ブラジル代表監督であるルイス・フェリペ・スコラーリ氏らを招へい。買収した翌年の2011年から7連覇を含む中国スーパーリーグを8度制覇。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)でも2013年と2015年に優勝するなど、アジアでもトップクラブに成り上がっていった。 レアル・マドリーやミラン、バイエルンなどとも提携するなど、ビッグクラブへと近づいていっていた広州FCだが、親会社である「恒大集団」が経営破綻に近づいているという。 創業者の許家印氏が、一代で大企業へと成長させた「恒大集団」。2010年以降は不動産以外にも電気自動車やインターネット業界へも進出。現在の年商は7000億元(約12兆円)を超えている。 2020年の売上高も7232億元(約12兆3000億円)、利益は314億元(約5300億円)とされているが、新型コロナウイルス(COVID-19)の蔓延が不動産業界を直撃。不動産価格が下がったことを受け、金融における流動性リスクが起こったため、破綻に追い込まれてしまった。 中国『Sup China』の報道によれば、今年の初めの時点で負債総額は8700億元(約14兆8000億円)にものぼっているとのこと。中国政府へと救済を求めており、広東省はクラブの10〜15%の株式を引き継ぐことを目指しており、国営企業がクラブの残りの部分を買収することになるという。 一時期のようなビッグネームはチームに所属していないが、帰化をして中国代表としてプレーするFWアラン、FWアロイージオ、DFティアス・ブラウニングらは所属。しかし、チームは高給の選手を放出し、資金調達に動くとのこと。また、賃金が未払いとなっていることから、多くの選手が中国から離れようと考えているとのことだ。 中国では、2020シーズンの中国スーパーリーグ王者である江蘇FC(かつての江蘇蘇寧)が破綻し、チームを解散。江蘇FCも“爆買い”で鳴らしたクラブだったが、インテルのオーナーでもある蘇寧電器グループの経営も不振となっていた。 この先どのような形になるのかは現時点では不明。しかし、中国サッカー界のみならず、中国の産業界にも厳しい時代が舞い込んでいるようだ。 2021.09.21 13:02 Tue
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“中国の雄”広州FCが経営難で崩壊…多くのタイトルに貢献したブラジル人帰化選手5人が全員退団

中国スーパーリーグの広州FC(旧:広州恒大)は16日、5人のブラジル人選手との契約終了を発表した。 契約終了で退団するのは、FWエウケソン(32)、FWリカルド・グラル(30)、FWアラン(32)、FWアロイージオ(33)、FWフェルナンジーニョ(28)の5名だ。 5選手はいずれも中国国籍を取得し、エウケソン、アラン、アロイージオ、フェルナンジーニョは帰化選手として中国代表に招集。カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選にも出場していた。 エウケソンは2013年1月にボタフォゴから広州恒大へと加入。2016年1月に上海上港(現:上海海港)へと移籍。2019年7月に復帰していた。 広州では、公式戦164試合に出場し104ゴール40アシストを記録。4度のリーグ優勝に加え、2度のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)優勝を経験していた。また、中国代表として13試合に出場し4ゴールを記録している。 グラルは、2015年1月にクルゼイロから加入。2019年1月から6月まではパウメイラス、2020年7月から11月までは河北華夏(現:河北FC)へとレンタル移籍を経験したが、それ以外は広州でプレー。今年1月にサントスへと移籍が既に発表されていた。 広州では公式戦174試合に出場し110ゴール54アシストを記録。3度のリーグ優勝、1度のACL優勝を経験していた。 アランはザルツブルクから2015年1月に加入。天津天海、北京国安へのレンタル移籍を経験していた。広州では公式戦113試合で61ゴール32アシストを記録。3度のリーグ優勝、1度のACL優勝を経験。中国代表としても10試合に出場し3得点を記録していた。 アロイージオは2020年1月に広州へと加入。公式戦18試合で4ゴール1アシストと一番歴は浅かった。また、山東魯能や河北華夏などでもプレーしていた。中国代表としては5試合で1ゴールを記録していた。 フェルナンジーニョは重慶力帆、河北華夏でプレーした後、2020年1月に広州へと加入。公式戦18試合で5ゴール6アシストを記録していた。また、1月の日本代表戦に向けた中国代表に招集されていたが、家族の事情で直前で辞退していた。 広州FCは、経営権を保有する中国の不動産大手である「恒大集団」の経営破綻によって、クラブ存続の危機に瀕し、ファビオ・カンナバーロ監督が辞任。その後選手給与が払えないなど、苦しい状況が続いていた。 かつてはACLで2度優勝、中国スーパーリーグの絶対的な王者として君臨し、ヨーロッパでプレーするビッグネームを“爆買い”で集めていたが、今回のブラジル人選手5人の退団でその栄華を終えることとなった。 2022.02.17 11:25 Thu
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【ACLプレビュー】大幅なターンオーバーでアジア最強クラスの広州恒大に挑む《広州恒大vsサンフレッチェ広島》

12日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2019のグループステージ第2節が開催。サンフレッチェ広島はホームにメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)を迎える。 <span style="font-weight:700;color:#4c47ab;font-size:1.1em;">◆ACL組の力で大会初勝利へ</span> プレーオフ、そして第1節の広州恒大戦と若手選手を起用した城福浩監督。しかし、プレーオフはゴールレスのままPK戦へ、広州恒大戦は2-0と完敗を喫し、無得点と結果を残せていない。 世代交代、戦術変更と2つの改革を実行に移している段階ではあり、勝ちに行ったメンバー構成とは言いながらも、結果を残せていない状況なだけに、やや急速すぎる感もある。一方で、主力選手が主体となっている明治安田生命J1リーグでは前節のセレッソ大阪戦で初勝利。実に2018年9月1日以来、約半年ぶりの白星に安堵したはずだ。 ホームで迎えるメルボルン・ビクトリー戦は、ACL組とリーグ戦組の混合チームになると予想される。ここまで無得点の攻撃陣にテコ入れしつつ、リーグ戦の控え組選手たちを先発させていくだろう。今大会初勝利なるか。 <span style="font-weight:700;color:#002aa1;font-size:1.1em;">◆広島以上の注目を集める本田圭佑</span> <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190312_7_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>Jリーグ勢の戦いとあって、普段であれば広島の戦いぶりに注目が集まるところだが、それ以上の注目を集めているのはメルボルン・ビクトリーのMF本田圭佑だ。 2008年に名古屋グランパスからVVVフェンロへと移籍して以来、日本代表の活動以外では初の日本でのプレーとなる本田。さらに、自身にとってもACLという新たなチャレンジを始めたばかりであり、チームの勝利のために躍動することは間違いない。 初戦の大邱FC戦では元スウェーデン代表FWオラ・トイヴォネンのゴールで先制しながらも、3失点を喫して逆転負け。今大会の初勝利を目指し、高い志を持って来日している。 トイヴォネンは今季のAリーグで14試合に出場し10ゴールと得点の形を確立。トップ下での出場が予想されるMFジェームズ・トロイージは20試合で5得点に加え、リーグ最多アシストを記録している。本田を含めた攻撃陣は広島にとって脅威となるだろう。 <span style="font-weight:700;color:#4c47ab;font-size:1.1em;">◆サンフレッチェ広島予想スタメン</span> <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190312_7_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div> GK:中林洋次 DF:荒木隼人、井林章、佐々木翔 MF:エミル・サロモンソン、松本大弥、和田拓也、清水航平 MF:川辺駿、東俊希 FW:パトリック 監督:城福浩 前述の通り、ACLメンバーとリーグ戦メンバーを分けて起用している状況だが、今節は混合チームになると予想。GKはACL組の中林洋次、最終ラインは荒木隼人、井林章のACL組とリーグ組の佐々木翔と予想する。 中盤にはリーグ戦組でここまで唯一ゴールを決めているエミル・サロモンソンを起用。マッチアップする機会は少ないだろうが、トイヴォネンとの元スウェーデン代表対決にも注目だ。また、その他は松本大弥、和田拓也、清水航平とACL組が並ぶだろう。 シャドーにはリーグ戦組の川辺駿とACL組の東俊希が並ぶと予想。1トップはパトリックと見る。 <span style="font-weight:700;color:#4c47ab;font-size:1.1em;">◆注目選手</span> FWパトリック(31) <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190312_7_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 広島の注目選手はFWパトリックだ。今シーズンはコンディションの問題で出遅れたこともあるが、ここまで先発は1試合。ノーゴールと元気がない状況だ。チームの戦い方の変更もあり、なかなか効果的なプレーができておらず、この辺りでシーズン初ゴールを期待したいところだ。 メルボルン・ビクトリー相手には、体の強さを生かしたプレーが求められ、シャドーに入る選手へのチャンスメイクも期待される。公式戦5試合で2得点と元気がないチーム状況を打破するためにも、パトリックの躍動に期待せざるを得ない。 2019.03.05 13:30 Tue

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