サウスゲイト監督辞任のイングランド代表、急務の後任探しは外国人を含めて複数人が候補に浮上

2024.07.16 22:35 Tue
次期イングランド代表監督候補のポッター氏(左)、ハウ監督(中央)、ポチェッティーノ氏
Getty Images
次期イングランド代表監督候補のポッター氏(左)、ハウ監督(中央)、ポチェッティーノ氏
ガレス・サイスゲイト氏の後任候補に複数の指揮官が挙がっている。

イングランドサッカー協会(FA)は16日、2016年9月からイングランド代表を率いてきたサウスゲイト監督の辞任を発表。選手起用などに関して批判的な声も集まったが、2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)では4位、2021年と2024年のユーロでは準優勝と好成績も収めた。
発表に際し、FAの最高経営責任者(CEO)を務めるマーク・ブリンガム氏は、後任探しが進行中だとコメント。9月にはUEFAネーションズリーグの戦いが始まることから、暫定的な解決策を用いる可能性もあると伝え、それ以上の明言は避けた。

イギリス『スカイ・スポーツ』によると、FAはイングランドを託す可能性のある候補者のラージリストを作成。ブリンガム氏とテクニカル・ディレクター(TD)を務めるジョン・マクダーモット氏がプロセスを主導し、引き続きイングランド人指揮官を中心に検討している模様だ。

FAの幹部らは、2023年4月にチェルシーを去って以来フリーの状態が続くグレアム・ポッター氏(49)の大ファンとのこと。ポッター氏はこれまで、プレミアリーグのクラブも含めた数々のクラブからのオファーを断っているが、自国を率いるチャンスとなれば現場復帰もありえると考えられている。
また、ニューカッスルのエディ・ハウ監督(46)も高く評価している模様だが、こちらは状況が複雑。クラブに補償金を支払う可能性があるため、より高額な選択肢となり、ニューカッスルと長期契約を結んでいるハウ監督は、イングランド代表に移れば大幅な減給が見込まれる。

その他、U-21イングランド代表のリー・カーズリー監督(50)や、2023-24シーズン終了直後にチェルシーを電撃退任となったマウリシオ・ポチェッティーノ氏(52)も候補に。ポチェッティーノ監督はアルゼンチン人指揮官だが、マクダーモット氏が熱心に支持しているとのことで、FAは話し合いに前向きだという。

グレアム・ポッターの関連記事

今年9月のイングランド代表は暫定体制でいくようだ。 先のユーロ2024で2大会連続の準優勝に終わると、その2日後にガレス・サウスゲイト監督が退任したイングランド。次の活動は9月の代表ウィークで、今月29日にそこに向けたメンバーが発表される予定だ。 イギリス『スカイ・スポーツ』の見立てではU-21イングランド 2024.08.07 22:15 Wed
ブライトン&ホーヴ・アルビオンのファビアン・ヒュルツェラー監督が、ジャパンツアー、そして新シーズンに向けて意気込みを語った。 昨シーズンまでロベルト・デ・ゼルビ監督が指揮していたブライトン。しかし、シーズン終了後に袂を分つことが決定。新たに招へいされたのがヒュルツェラー監督だった。 31歳の青年指揮官はプレ 2024.07.24 15:40 Wed
ブライトンに所属するドイツ代表MFパスカル・グロス(32)のドルトムント移籍がもうまもなく完了する見込みだ。ドイツ『Ruhr Nachrichten』が報じている。 2017年にインゴルシュタットからブライトンに加入したグロスは、在籍7年間で公式戦261試合に出場し、32ゴール52アシストを記録。高い戦術眼と高精 2024.07.22 23:55 Mon
グレアム・ポッター氏(49)が指揮官復帰に意欲を示した。イギリス『BBC』が報じている。 ブライトン&ホーヴ・アルビオンでの手腕が評価され、2022年夏からチェルシーに移ったポッター氏だが、1年もたずに解任の憂き目に。そこから充電期間に入り、無所属が続く。 今夏はアヤックスなどと紐付く時期もあったが、依然と 2024.07.19 12:00 Fri
三笘薫が在籍するブライトンの新指揮官に就任したファビアン・ヒュルツェラー監督が、新天地での初の会見で所信表明を行った。 グレアム・ポッター、ロベルト・デ・ゼルビと個性的な2人の指揮官の下、現在のプレミアリーグで確固たる地位を築きつつあるブライトン。年齢や選手時代の実績、指導者経歴といった既存の価値観に捉われること 2024.07.03 17:23 Wed

イングランド代表の関連記事

マルセイユの元イングランド代表FWメイソン・グリーンウッドにジャマイカ代表に変更の動きだ。 2022年1月に恋人に対する強姦や暴行などの疑いで逮捕され、2023年2月に起訴の取り下げで今に至るグリーンウッド。当時の所属先だったマンチェスター・ユナイテッドのキャリア再開は叶わず、昨季にヘタフェへレンタル移籍した後、 2024.08.24 16:50 Sat
イングランド代表の前指揮官、ガレス・サウスゲイト氏がUEFAの要職入りへ。 ユーロ2024をもってイングランド代表監督辞任のサウスゲイト氏。イギリス『ミラー』によると、同氏はUEFAから届いた技術委員会常任メンバーの就任オファーを受諾したという。 ユーロ直前には昨季のチャンピオンズリーグ(CL)決勝、レアル 2024.08.23 11:05 Fri
2023年夏にマンチェスター・ユナイテッドを退団し、無所属状態が続いていた元イングランド代表DFフィル・ジョーンズ(32)が現役引退を発表した。今後は指導者を目指すという。 フィル・ジョーンズはブラックバーンの下部組織出身で、2010年1月にファーストチームに昇格。2011年7月にユナイテッドに完全移籍を果たした 2024.08.17 23:10 Sat
イングランドサッカー協会(FA)は9日、U-21イングランド代表を率いるリー・カーズリー監督(50)が、A代表の暫定指揮官として9月のUEFAネーションズリーグ2024-25を指揮すると発表した。 先のユーロ2024で2大会連続の準優勝に終わると、その2日後にガレス・サウスゲイト監督が辞任を発表したスリーライオン 2024.08.09 23:12 Fri
元アーセナル監督のアーセン・ヴェンゲル氏はイングランド代表指揮官のガレス・サウスゲイト氏が素晴らしい仕事をしたとの認識を持つようだ。イギリス『デイリー・メール』が報じた。 2016年9月の暫定的な就任から先のユーロ2024終了後に辞するまで約8年間にわたってイングランドを率いたサウスゲイト氏。通算102試合を戦っ 2024.08.09 16:45 Fri

ユーロの関連記事

バイエルンのGKマヌエル・ノイアー(38)がドイツ代表引退を発表した。 直近のドイツ『ビルト』の報道では、来月に行われるUEFAネーションズリーグのメンバーからは外れるものの、10月か11月のインターナショナルマッチウィークに復帰し、2026年北中米ワールドカップを目指すと報じられていたノイアー。 しかし、 2024.08.21 23:11 Wed
バルセロナのMFイルカイ・ギュンドアン(33)が19日、自身のインスタグラムでドイツ代表からの引退を発表した。 2011年10月にドイツ代表デビューを飾ったギュンドアンは、これまで82試合出場19ゴールを記録。先のユーロ2024では主将としてチームを牽引し、5試合出場1ゴール2アシストをマークした。 ドイツ 2024.08.20 05:30 Tue
スイスサッカー協会(SFV)は19日、インテルのスイス代表GKヤン・ゾマー(35)の代表引退を発表した。 母国のバーゼルでプロキャリアを歩み始めたゾマー。各年代のスイス代表でも活躍し、23歳時の2012年5月にフル代表デビューを飾った。 その後は2014年、2018年、2022年のワールドカップ(W杯)、2 2024.08.19 18:56 Mon
ジローナのDFデイリー・ブリント(34)がオランダ代表からの引退を発表した。 ブリントは14日、自身のX(旧ツイッター)を通じてオランイェからの引退を明かした。 「オレンジのシャツを108回も着ることができて光栄だった。僕にとって、それはプレーヤーとして達成できる最高のこと。つまり、国を代表するということだ 2024.08.14 23:24 Wed
アル・ナスルのMFマルセル・ブロゾビッチ(31)がクロアチア代表からの引退を発表した。 母国屈指の名門ディナモ・ザグレブに在籍していた2014年6月にニコ・コバチ監督の下、オーストラリア代表との親善試合でクロアチア代表デビューを飾ったブロゾビッチは、同年行われたブラジル・ワールドカップ(W杯)にも代表2キャップ目 2024.08.14 22:44 Wed

記事をさがす

グレアム・ポッターの人気記事ランキング

1

三笘薫のブライトン、31歳の青年監督の招へいを目指す? 今季はドイツ2部で見事優勝

日本代表MF三笘薫が所属するブライトン&ホーヴ・アルビオン。ロベルト・デ・ゼルビ監督が退任した中、新たな監督を探している。 かつて指揮を執り、チェルシーに引き抜かれたグレアム・ポッター監督の就任も噂されたが、ポッター氏が乗り気ではないとの報道も。イギリス『スカイ・スポーツ』によれば、ブライトンが関心を寄せているのは31歳の青年指揮官だという。 その人物は、2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)のザンクト・パウリを指揮するファビアン・ヒュルツェラー監督(31)。アメリカ出身の青年指揮官は、スイス人の父とドイツ人の母の下にアメリカで誕生。2歳でドイツへと渡っていた。 バイエルンの下部組織で育ったヒュルツェラー監督は、ファーストチームに昇格はできなかったが、セカンドチームからホッフェンハイムのセカンドチームに移籍。1860ミュンヘンのセカンドチームに移ると、FCピピンスリート、アイムスビュッテラTVでプレーし、2022年12月に現役を引退した。 世代別ではU-15からU-19までドイツ代表でのプレー経験もあった中、若くして指導者に転向する意思があったとのこと。FCピピンスリートでは選手兼監督を務め、U-20ドイツ代表、U-18ドイツ代表では現役時代にアシスタントコーチも経験していた。 ザンクト・パウリでも現役時代からアシスタントコーチを務めていると、暫定監督に就任したタイミングで引退を決断。すぐに正式な監督に就任した。 今シーズンは2.ブンデスリーガで20勝9分け5敗の成績を残し、チームは見事に優勝。ブンデスリーガ昇格を決めるなど、若くしてその手腕が高く評価されている。 2024.06.07 22:20 Fri
2

ブライトン率いる31歳の青年指揮官、チームビルディングのキーワードは“一体感”と“努力”「勝利する文化を強めたい」

ブライトン&ホーヴ・アルビオンのファビアン・ヒュルツェラー監督が、ジャパンツアー、そして新シーズンに向けて意気込みを語った。 昨シーズンまでロベルト・デ・ゼルビ監督が指揮していたブライトン。しかし、シーズン終了後に袂を分つことが決定。新たに招へいされたのがヒュルツェラー監督だった。 31歳の青年指揮官はプレミアリーグ史上最年少監督に。若くして現役を退くと、2023-24シーズンはザンクト・パウリを指揮すると、チームは2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)で見事に優勝。ブンデスリーガ昇格に導いていた。 大きな期待が寄せられているヒュルツェラー監督は、選手としてもバイエルンの下部組織で育ったが、ケガなどの影響で指導者のキャリアを早期に考えることに。現役時代も指導を行ってきたこともあり、経験は年齢以上にある状況だ。 初めて日本を訪れたブライトンを指揮する中、今回のジャパンツアーについて意気込みを語り、日本の印象も語った。 「今回の試合に関してはとても楽しみにしている。日本の2つの強豪チームと対戦することにワクワクしている。ブライトンのチームが今どういう状態にあるかを確認することになる。我々にとってはプレシーズンのため、なかなか厳しい面もあるかもしれないが、今の状態を確認したい」 「また、素晴らしい日本という国に来たが、少し見ただけだが、日本の伝統と近代的なビルや大学など、素晴らしい融合のある街だと感じた」 31歳ということもあり、チーム内には年上の選手もいる。その中でのリーダーシップについては「私は権威主義ではない。アイデアの力を信じており、その力で選手を説得していきたい。年上の選手、経験が積んだ選手がチームにはたくさんいるが、それはチームにとって有利な点だと思っている。彼らの経験、アイデアを活用し、チームとしてより向上できるように導いていくことが重要だと思っている」と、アイデアを持ってチームを率いたいとコメント。「ただ、最終的な判断、決定権を持つのは私だ。上から目線ではいけないが、彼らのアイデアを吸い取りながら生かし、チームとして努力をしていきたいと思う」と、同じ目線でチームを構築したいとした。 また、日本代表MF三笘薫についても言及。「彼は違いを作り出すことができる選手だ。たった1つのアクション、ドリブル、シュートにおいて試合の展開をガラリと変える選手だと思っている。彼がさらに向上できるように、必要なサポートをチームとしても十分に与えていきたいと思う」とコメント。「今週は彼にとって特別な1週間になると思う。チームとしては与えられるものを全て与えたいし、振り返った時に彼にとって本当に特別な1週間であったとなってもらいたいと思う」と、母国へ帰還した三笘に良い経験になってもらいたいとした。 グレアム・ポッター、ロベルト・デ・ゼルビと個性的な2人の指揮官の下で結果を残してきたブライトンだが、ヒュルツェラー監督は継続しながらも、勝者のメンタリティを植え付けていきたいとし、そのためには“努力”が必要だとした。 「チームとしては十分に価値観を持っている。そのバリューを継続しつつ、勝利する文化を強めていきたいと思っている。そのためには上手くいっていない部分を打破していく。トレーニングもどんどんと強化をして違う考え方を入れ、勝つための文化を植え付ける。ただ、そのためには努力が必要だ」 「チームとしても選手個人としても欠かせない。選手の努力はピッチ上だけではなく、ピッチ外でも必要となる」 日本は現在酷暑が続いており、日本人でも苦しいほど。ヨーロッパから来た選手たちにとっては過酷すぎる環境と言える。 ヒュルツェラー監督は「日本はブライトンとはだいぶ気候が違う。ただ、我々にとって気候は選べない。選択肢がないので、適応するしかない」とコメント。「もちろんイングランドやブライトンとは全く気候が違うが、そういうものにチーム全体で苦労して出来るだけ良いパフォーマンスを見せていく。プレシーズンのためまだまだ準備中だ。その中で、暑いということを言い訳にはできない。選手に最高のパフォーマンスを求めるし、一緒に苦労して、求めていきたい」と、弱音を吐くのではなく、チームとして共に乗り越えていきたいとした。 そのチームの中で、多くの面で中心となるのが元イングランド代表MFジェームズ・ミルナーだ。38歳になったミルナーは監督よりも7つも年上。プレミアリーグでは634試合に出場するベテランだが、精力的なプレーとユーティリティ性は今なお衰えを見せない。 ヒュルツェラー監督はミルナーについて「信じられないほど素晴らしいキャラクターだと感じている。彼はこれまで成功を収めてきたし、チームのメンバーにとってはロールモデルでもある。トレーニングのやり方、パフォーマンス、トレーニングの後での復習など、他の選手が学ぶべきことが多々ある」と、頼りになる存在であるとコメント。「そしてあの年齢であの肉体を維持していることは信じられない。私がまだ経験していない未知の経験を彼はたくさんしている。色々なことに対して意見を聞いている」と、驚きを持って接しているとし、多くを学べる相手だともした。 さらに「彼は偉大なるリーダーでもあり、チーム全体のリーダーとして能力を発揮してくれている。ロールモデルはピッチ外でも発揮してもらいたい。リーダーとしても優れているが、選手としてもスキルやランニング、ハードワーク、何よりもコミュニケーション能力が高い。チーム全体をリーダーとして率いてもらいつつ、選手としても活躍してもらいたい」と、選手としてもまだまだ期待できると称賛の言葉を送った。 シーズン開幕へ1カ月を切った中で、重要な調整の場となるこのジャパンツアー。チームとして見せたいものについては「一体感」だと語り、チーム作りの軸が見える答えとなった。 「カギとなるというのは“Always together”、一体感だ。苦労すること、この気候や移動で苦労することも一緒、気候に順応するのも一緒、長いセッション、ハードなセッションでも一緒に苦しみ、一緒に努力するということだ」 「鹿島は非常に強い相手と認識している。シーズン途中ではあるが、得点数は2位だと聞いている。攻撃が強いとなると、我々はチームとしてコンパクトに一体感を持って守らなければいけない」 「スタッフや広報、メディアなどずっと一緒に全員でいるため、一体感となって今週だけでなく、シーズン全体を“一体感”をキーワードに乗り越えたい」 “一体感”という言葉を使ったヒュルツェラー監督。チーム全体で、全てのことを乗り越え、全てを分かち合い、1つの大きなファミリーになることを目指しているのだろう。良い時も悪い時も、一緒だということ。チームビルディングに長けているという評価がされているが、それが垣間見える答えだ。 そのヒュルツェラー監督は、若い子供たちに向けてのメッセージを求められ、現代社会の問題についても言及。その中で、自分の子供時代から失われつつものがあると言及した。 「私もまだ若いとは思っているが…笑。私の若い時代はまだまだ選択肢がなかったと思っている。選択肢というのは、スマートフォンやSNSがなかったということ。今の選手たちは自由時間の過ごし方で色々なことができてしまう」 「また、テクノロジーの進化があり、ソーシャルメディアをやる、スマートフォンをいじるという時間の使い方をしている子供たちも多いと思う。我々の時代は子供は時間があれば外に飛び出てストリートサッカーをしていた。私はそういう時代を懐かしく思ってしまう」 「そこで重要だったのは競い合うということ。競争というものが、今の子供たちの中にはあまり見られなくなってきていると感じている。子供らしさということを考えたときは、私が子供の頃は4vs4や5vs5でストリートサッカーの試合をし、勝ったチームが残り、次のチームがやってきて戦うというのを楽しんでいた。試合というよりは、競争心、競い合うということが大事だったと思う。今の子供たちにもやってもらいたい」 一体感をカギに、努力を求め、そして競争心を欲する指揮官。31歳のヒュルツェラー監督が率いるブライトンは、成熟していけば、今シーズンのプレミアリーグで面白い存在になりそうだ。 2024.07.24 15:40 Wed
3

イングランド次期監督“候補”ポッター、現場復帰に意欲! 「もう準備できている」

グレアム・ポッター氏(49)が指揮官復帰に意欲を示した。イギリス『BBC』が報じている。 ブライトン&ホーヴ・アルビオンでの手腕が評価され、2022年夏からチェルシーに移ったポッター氏だが、1年もたずに解任の憂き目に。そこから充電期間に入り、無所属が続く。 今夏はアヤックスなどと紐付く時期もあったが、依然として浪人の身というなか、最近ではガレス・サウスゲイト監督の退任を受けて、イングランドの新監督候補に浮上している。 ニューカッスル・ユナイテッドのエディ・ハウ監督やU-21イングランドのリー・カーズリー監督らとともに候補の1人となるポッター氏はイギリス『スカイ・スポーツ』で将来に言及した。 「もう準備できているし、次の挑戦を楽しみにしている」と監督業復帰を明言したなかで、「素晴らしい休暇を過ごした」とこの充電期間を振り返り、良い話が舞い込めばとした。 「休みをとるなかで、反省し、活力を取り戻すのは私にとって大事だった。他のもの、他のスポーツ、他のチームを観たり、場所を訪れる良い時間だったよ。準備万端だし、適切なチャンスが巡ってまた戻るのが楽しみだ」 2024.07.19 12:00 Fri
4

プレミア復帰のレスター、チェルシーに引き抜かれた指揮官の後任は?

プレミアリーグに昇格するレスター・シティだが、新監督候補は昨シーズンプレミアリーグで指揮した監督になるようだ。 チャンピオンシップ(イングランド2部)で見事に優勝を果たし、1年でのプレミアリーグ復帰を果たしたレスター。しかし、チームを優勝に導いたエンツォ・マレスカ監督は、チェルシーからのオファーを受けて退団した。 監督不在の中、レスターはプレミアリーグを戦うために新監督を選定。候補には、ブライトン&ホーヴ・アルビオンやチェルシーを指揮したグレアム・ポッター氏や、ウェスト・ブロムウィッチのカルロス・コルベラン監督などが浮上している。 その中でも最も有力とされるのが、スティーブ・クーパー氏。2023年12月にノッティンガム・フォレストの監督を解任されて以降はフリーの状態だが、プレミアリーグの経験もあり、良い候補の1人とみられている。 クーパー氏は、2017年のU-17ワールドカップでU-17イングランド代表を率いて優勝。スウォンジー・シティでも指揮すると、2022-23シーズンはフォレストでチャンピオンシップを戦いプレミアリーグ昇格を果たしていた。 2024.06.19 23:18 Wed
5

「チェルシーと似た体質」を理由に…ポッター氏がアヤックス監督就任を2度も拒否

グレアム・ポッター氏がアヤックス指揮官職のオファーを断った理由とは。オランダ『Voetbal International』が伝えている。 “昨季途中から昨季途中”までチェルシーを率いたポッター氏。ブライトン&ホーヴ・アルビオンで名を上げ、意気揚々とロンドン入りした氏だったが、無秩序な補強でバランスが消え去ったチェルシーを立て直すことはできなかった。 故に、チェルシー低迷の責任をポッター氏1人に押しつけることは到底できず、表面的にはトッド・ベーリー体制で最初の被害者。 そんなポッター氏に対し、これまた低迷するオランダの名門アヤックスが今季に入り、2度にわたって指揮官就任オファーを提示も、どちらも丁重にお断りされたとのこと。その理由はそれなりに説得力のあるものだ。 どうやらポッター氏はアヤックスを「チェルシーと似た体質」と捉えた模様。アヤックスは輝かしい歴史の裏で、理事会内部の派閥争いが激しく、一枚岩となることがめったにないクラブだ。 昨年はエドウィン・ファン・デル・サール前CEOと、理事会メンバーの1人だった“盟友”ヴェスレイ・スナイデル氏の関係悪化があり、昨夏はスヴェン・ミスリンタートGMが理事会内部の“後ろ盾”を失った結果、解任の憂き目にあっている。 また、今季は4月に入って、3月中旬に就任したばかりだったアレックス・クロースCEOがインサイダー取引の疑いで停職および解任の方向となり、理事会全体が大混乱中。責任の押し付け合いが始まっていることも想像に難くない。 これらを踏まえ、チェルシーで教訓を得たポッター氏はアヤックス行きを2度も断ったとされる。 2024.04.08 21:15 Mon

イングランド代表の人気記事ランキング

1

前イングランド代表監督のサウスゲイト氏、オファー受諾で新天地が決定か

イングランド代表の前指揮官、ガレス・サウスゲイト氏がUEFAの要職入りへ。 ユーロ2024をもってイングランド代表監督辞任のサウスゲイト氏。イギリス『ミラー』によると、同氏はUEFAから届いた技術委員会常任メンバーの就任オファーを受諾したという。 ユーロ直前には昨季のチャンピオンズリーグ(CL)決勝、レアル・マドリーvsドルトムントの技術報告書作成にもテクニカルオブザーバーとして招かれていたサウスゲイト氏。 技術委員会の仕事をざっくり言うと、コーチングの観点から試合を分析し、試合中に起きる“新たな傾向”を見つける、というもの。最先端の視覚化ツールと膨大な量のデータも用いる「アナリスト」だ。 著名なところでは、オーレ・グンナー・スールシャール氏やファビオ・カペッロ氏などが技術委員会に在籍。今回、サウスゲイト氏とともに前ウェストハム指揮官のデイビッド・モイーズ氏も常任メンバー入りとなるようだ。 『ミラー』はサウスゲイト氏について、「現場復帰の計画を公言せずも、監督解任がちらほら出る時期になれば、オファーに困ることはなさそうだ」と、遅かれ早かれUEFAを離れて監督業に戻ると予想している。 2024.08.23 11:05 Fri
2

「望んでいたよりも短かった」元イングランド代表DFフィル・ジョーンズが32歳で現役引退を決断、ケガに泣いたキャリア…今後は指導者へ「最終的にはチームを率いたい」

2023年夏にマンチェスター・ユナイテッドを退団し、無所属状態が続いていた元イングランド代表DFフィル・ジョーンズ(32)が現役引退を発表した。今後は指導者を目指すという。 フィル・ジョーンズはブラックバーンの下部組織出身で、2010年1月にファーストチームに昇格。2011年7月にユナイテッドに完全移籍を果たした。 サー・アレックス・ファーガソン元監督に才能を見出された中、ユナイテッドでは12シーズンを過ごし、公式戦229に出場し6ゴール8アシスト。センターバックを主戦場にサイドバックやボランチでもプレー。プレミアリーグ、FAカップ、EFLカップ、ヨーロッパリーグ(EL)を1度ずつ優勝。コミュニティシールドを2度制覇していた。 しかし、2020年にヒザを負傷すると、ケガの回復が遅れてしまい、2021-22シーズンに復帰するもプレミアリーグ4試合の出場に。しかし、2022-23シーズンは一度もチームに絡むことなく、退団していた。 また、イングランド代表としても27試合に出場していた。 ジョーンズはイギリス『BBC』で引退を発表。自身が思っていたよりも短いキャリアになってしまったとし、指導者としての道を歩みたいと将来について語った。 「僕のキャリアは望んでいたよりも短く終わった」 「今は楽観的に考えている。ライセンスAを取得したので、指導者として挑戦したいと思っている」 「最終的にはチームを率いたいと思う。そこに辿り着けるだろうと決意している」 2023年9月にはユナイテッドのユースチームのコーチに就任。指導者としてユナイテッドに何を還元していくのか注目だ。 2024.08.17 23:10 Sat
3

「『急いで決断するな』と言い忘れた」 辞任サウスゲイトにヴェンゲル氏が後悔

元アーセナル監督のアーセン・ヴェンゲル氏はイングランド代表指揮官のガレス・サウスゲイト氏が素晴らしい仕事をしたとの認識を持つようだ。イギリス『デイリー・メール』が報じた。 2016年9月の暫定的な就任から先のユーロ2024終了後に辞するまで約8年間にわたってイングランドを率いたサウスゲイト氏。通算102試合を戦ったなかで、4つのメジャー大会に挑戦したが、どれも惜しいところまで進みながら一歩及ばず(ロシアW杯:ベスト4、ユーロ2020:準優勝、カタールW杯:ベスト8、ユーロ2024:準優勝)、その後に辞任した。 2大会連続の準優勝に終わった今回のユーロではタレント揃いのチームと思えぬすっきりしない戦いぶりで批判されたりもしたが、 国際サッカー連盟(FIFA)の国際発展部門でトップを務めるヴェンゲル氏はサウスゲイト氏に対して、辞任を決める前にもっと時間をかけるよう諭すべきだったと悔いているようだ。 「私は決勝戦の直後にサウスゲイトに会ったが、『急いで決断するな』と言い忘れてしまった。あのような決勝で負けると、48時間以内に辞任をと考えてしまうものだからだ。だから、それが唯一の後悔だね。だが、こうなったからには彼がやった仕事を続けられる有能な人材と契約しないといけない」 ヴェンゲル氏はまた、注目の後任人事に「このチームは優勝まであと1ヤードに迫る100mのランナーみたいなもの。つまり、最後の1ヤードを目指してほしいということだ。おそらく経験があって、選手からの信頼も厚い人物が良いかもね」とし、サウスゲイト氏に賛辞を送りながら、今後のイングランドに期待した。 「イングランドは優勝に非常に近いところにいる。それだけの素質があるし、次のW杯へ応援していかないとね。全体的に見ても、サウスゲイトは素晴らしい仕事をしたと言わざるをえない。再び自信と質を備えたチームを作り上げたんだ」 2024.08.09 16:45 Fri
4

サウスゲイト辞任のイングランド、9月はカーズリー暫定体制での戦いに

イングランドサッカー協会(FA)は9日、U-21イングランド代表を率いるリー・カーズリー監督(50)が、A代表の暫定指揮官として9月のUEFAネーションズリーグ2024-25を指揮すると発表した。 先のユーロ2024で2大会連続の準優勝に終わると、その2日後にガレス・サウスゲイト監督が辞任を発表したスリーライオンズ。FAは当然のことながら後任指揮官の招へいに動いているが、9月のインターナショナルマッチウィークまでに適切な人材と契約するのが難しいと判断したか、ひとまずU-21イングランド代表を率いる元アイルランド代表MFに暫定的な指揮を託すことを決めた。 これに伴い、同期間のU-21イングランド代表はU-20イングランド代表を率いるベン・フッチャー監督が担当することになる。 FAのマーク・ブリンガムCEO(最高経営責任者)は今回の決定を以下のように説明している。 「リーは素晴らしい指導者で、国際レベルやクラブレベルでほとんどのプレーヤーと仕事をしてきたため、現在のシニアチームの大半によく知られている。彼は非常に強力な暫定的な解決策を提供し、今後のUEFAネーションズリーグの試合で彼が良いパフォーマンスを発揮すると確信している。採用プロセスを続ける間、チームを率いてくれるリーに感謝している」 一方、暫定ながらスリーライオンズを指揮することになったカーズリー監督は「暫定的にイングランド代表チームを率いることができて光栄だ。個人的に現在のプレーヤーや代表戦のサイクルに精通していると考えており、FAが新監督の採用プロセスを続ける間、私がチームを率いることは理にかなっていると思う。最優先事項は継続性を確保することであり、我々の目標はUEFAネーションズリーグでの昇格を確保することだ」と、気負うことなく職務にあたる考えだ。 現役時代にダービー・カウンティやブラックバーン、エバートン、バーミンガム、コヴェントリーといったクラブを渡り歩いたカーズリー監督は、40キャップを刻んだアイルランド代表で2002年日韓ワールドカップにも出場した。 現役引退後は古巣コヴェントリーとバーミンガムに加え、シェフィールド・ユナイテッド、ブレントフォードなどのファーストチームのアシスタントマネージャーやユース年代の指揮官を歴任。直近ではU-20イングランド代表、2021年7月からは現職のU-21イングランド代表を指揮。2023年にはU-21欧州選手権制覇に導く手腕を発揮した。 また、ユーロ2020、2022年カタール・ワールドカップ、ユーロ2024ではスリーライオンズのテクニカルチーム全体をサポートし、現在の主力選手と一緒に仕事をしている。 なお、UEFAネーションズリーグBグループ2に属するイングランドは、フィンランド代表、ギリシャ代表、アイルランド代表と同居している。 2024.08.09 23:12 Fri
5

イングランド代表主力のマグワイア、招集拒否のホワイトに言及「真相はよくわかっていない」

マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表DFハリー・マグワイアが、アーセナルのDFベン・ホワイトのイングランド代表招集拒否に言及した。イギリス『HITC』が伝えた。 イングランドサッカー協会(FA)は14日、今月の国際親善試合に臨む同国代表メンバー25名を発表。プレミアリーグ首位のアーセナルで好パフォーマンスを見せるホワイトは招集外となった。 ガレス・サウスゲイト監督はこの理由について「(アーセナルSDの)エドゥから電話があり、ベンは現時点でイングランド代表に選ばれたくないと言われた」と説明。招集を検討していたが、本人に拒否されたと明かした。 2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)を途中離脱していたホワイトは、アシスタントコーチのスティーブ・ホランド氏との確執が疑われており、今回の招集拒否の原因とも。しかし、サウスゲイト監督は「スティーブ・ホランドについても問題ないと言わなければならない」とこの噂を否定している。 そんな中、イングランド代表でレギュラーを張るマグワイアが、チームメイトの招集拒否についてイギリス『タイムズ』にコメント。カタールW杯前までは問題がなかったと述べている。 「ベンは素晴らしいサッカー選手だ。彼は(W杯で早期離脱する前)本当によくトレーニングをこなしていた。しかし、現時点でなぜ彼が代表入りしたくないのか、正直に言うと真相はよくわかっていない」 また、自らのイングランド代表への熱い想いも吐露。スリーライオンズの一員となることは特別と考えているようだ。 「僕が知っているのは、国のためにプレーすることがサッカー選手にとって最大の名誉ということだけだ。幼い頃、僕は母国のためにプレーすることを夢見ていた。全てのチャンスを掴むつもりだ。国のためにプレーすることは僕にとって絶対的な意味を持つ」 2024.03.22 20:54 Fri

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly