攻撃陣爆発のシリアが10人ミャンマーに圧勝! 日本に次ぐ2位をキープ【2026W杯アジア2次予選】

2024.03.27 05:58 Wed
Getty Images
2026北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選グループB第4節のシリア代表vsミャンマー代表が26日に行われ、ホームのシリアが7-0で圧勝した。
PR
日本代表と北朝鮮代表と同じグループBに属する両チーム。ミャンマーホームで行われた前回対戦は1-1のドローに終わり、シリアが勝ち点4で2位、ミャンマーが勝ち点1で最下位に位置している。中立地サウジアラビア開催となったリターンマッチはシリアが序盤から優勢に進めていく。幾度かのボックス内での決定機を決め切れずにいたが、前半半ばにゴールをこじ開ける。
30分、相手陣内中央で得たFKの場面でキッカーのイランダストがボックス中央へ浮き球のボールを入れると、クリビンが頭でゴールネットに流し込む。この場面では副審が別の選手のオフサイドを取って旗を上げていたが、しゅしんとの協議の結果、最終的にシリアのゴールが認められた。

物議を醸す形とはなったものの、相手を押し込んだ中で先制に成功したシリアは、以降もミャンマーを自陣深くに押し込んでいく。2点目を奪うまでには至らなかったが、前半終了間際にはミャンマーのDFエイン・ピョー・ウインが2枚目のカードをもらって退場となり、リードに加えて数的優位を得て前半を終えた。
迎えた後半、シリアは畳みかける攻めで一気にミャンマーの守備を攻略。立ち上がりの47分にラーマン・ワイスの正確な右クロスをゴール前にフリーで走り込んだヘサルが頭で合せる。続く51分には意表を突く攻撃参加を見せたアジャンが中央を抜けてゴール前に飛び出してGKとの一対一を制した。

なおも攻撃の手を緩めないホームチームは54分に波状攻撃から、63分にはPKでクリビンが続けてゴールネットを揺らしてハットトリックを達成。さらに、68分にはセットプレー流れからアジャンの強烈なミドルシュートで6点目まで奪って見せた。

その後はメンバーを入れ替えながら試合をクローズに入ったシリアだったが、80分には途中出場のアル・ダリが7点目も奪取。これで相手の心を完全に折ると、危なげなくクリーンシートで締めくくった。この結果、ミャンマーとのリターンマッチで圧勝のシリアがグループB2位をキープしている。

シリア代表 7-0 ミャンマー代表
【シリア】
クリビン(前30)
ヘサル(後2)
アジャン(後6)
クリビン(後9)
クリビン(後18[PK])
アジャン(後23)
アル・ダリ(後35)

PR

シリアの関連記事

24日、日本サッカー協会(JFA)は2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選のミャンマー代表戦、シリア代表戦に臨む日本代表メンバーを発表した。 すでに4試合を終え、4連勝(北朝鮮代表戦の不戦勝も含む)で2次予選突破を決めている日本。ミャンマーとはアウェイの 2024.05.24 14:12 Fri
日本サッカー協会(JFA)は12日、2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選兼 AFCアジアカップサウジアラビア2027予選のシリア代表戦のテレビ放送を発表した。 ここまで2次予選4試合を消化した日本。3連勝で迎えた中、第4節の北朝鮮代表戦はアウェイで13年ぶりに開催される予定だったが、直前で中止が 2024.04.12 14:06 Fri
日本サッカー協会(JFA)は1日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア 2027予選のシリア代表戦の開催地を発表した。 予選第6節としてホームにシリアを迎える日本。6月11日(火)に行われる試合は、エディオンピースウイング広島に決定した。 キックオフ時間は現 2024.04.01 16:30 Mon
ドイツからシリアへの代表変更を決断したMFマハムド・ダフードに問題が生じた模様だ。 現在、ブライトンからのレンタル移籍によってシュツットガルトでプレーするダフード。シリア生まれもドイツで育った技巧派のセントラルMFは、これまでドイツの世代別代表でプレーし、2020年にはA代表で国際親善試合2試合に出場していた。 2024.03.27 07:00 Wed
2026北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選グループB第3節のミャンマー代表vsシリア代表が21日に行われ、1-1のドローに終わった。 日本代表と北朝鮮代表と同じグループBに属する両チーム。ホームのミャンマーは2連敗、アウェイのシリアは1勝1敗の戦績で連戦に臨んだ。 試合は地力で勝るシリアがボールの主 2024.03.21 23:18 Thu

ワールドカップの関連記事

アメリカ代表の指揮官に就任したマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、意気込みを語った。アメリカサッカー連盟(USSF)が伝えた。 USSFは10日、アメリカ代表の監督にポチェッティーノ氏を招へい。2026年北中米ワールドカップ(W杯)の開催国の監督に就任した。 コパ・アメリカ2024にも参戦したアメリカだった 2024.09.14 12:40 Sat
ガンにより76歳で他界した元イングランド代表監督のスヴェン・ゴラン・エリクソン氏の葬儀が、13日に母国のスウェーデン・トルスビーで執り行われた。 8月26日、長らくガンと闘っていたエリクソン氏が帰らぬ人に。エリクソン氏の家族が「スヴェン・ゴラン・エリクソンは亡くなりました。長い闘病生活の末、午前中に家族に囲まれ自 2024.09.13 23:15 Fri
ポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニー(34)が現役引退を発表した。 今月14日にユベントスとの契約を双方合意の下で解消していたシュチェスニーは27日、自身のインスタグラムを通じて現役引退を表明した。 「2006年6月、僕は故郷のワルシャワを離れ、フットボールで生計を立てるという夢を抱きアーセナルに 2024.08.27 22:23 Tue
元イングランド代表MFのデイビッド・ベッカム氏が、恩師であるスヴェン・ゴラン・エリクソン氏(享年76)を追悼した。 エリクソン氏は、クラブチームではベンフィカ、ローマ、フィオレンティーナ、サンプドリア、ラツィオ、マンチェスター・シティ、レスター・シティなどの指揮官を歴任。さらに、メキシコ代表、コートジボワール代表 2024.08.27 15:41 Tue
マジョルカの日本代表FW浅野拓磨が、先輩ストライカーと久々の対面を果たした。 2023-24シーズン限りでボーフムを退団し、日本人史上4人目となるマジョルカ加入を果たした浅野。18日に行われたラ・リーガ開幕節のレアル・マドリー戦で先発し、ラ・リーガデビューから王者相手のドローに貢献した。 そんな浅野は22日 2024.08.23 19:52 Fri

シリアの人気記事ランキング

1

元ドイツ代表MFダフードがシリアに代表変更へ…6月の日本代表戦でプレーの可能性

元ドイツ代表MFマハムド・ダフードが生まれ故郷のシリア代表でのプレーを決断した。ドイツ『スカイ』が伝えている。 現在、ブライトンからのレンタル移籍によってシュツットガルトでプレーするダフード。シリア生まれもドイツで育った技巧派のセントラルMFは、これまでドイツの世代別代表でプレーし、2020年にはA代表で国際親善試合2試合に出場していた。 以降は長らくディー・マンシャフトでプレー機会がなかった中、以前からオファーを受けていたシリア代表への鞍替えを決断した。 28歳MFは『スカイ』で今回の決断の理由を以下のように説明している。 「シリアのためにプレーするという考えにすぐに夢中になったよ。僕はドイツで育ち、生涯をドイツで過ごし、ユース代表やシニア代表でプレーできたことを誇りに思っていた。ドイツは自分の故郷だからね」 「一方で、シリアは家族の出身国であり、最終的には自分の生まれた国でもある。僕は早い段階で家族から、ドイツに住むことがどれほど恵まれているか、そして同時にシリアの人々に喜びをもたらすことがどれほど重要かを学んできた。今回の決断を個人的にも嬉しく思うし、とても思い入れのあるこのプロジェクトをとても楽しみにしているんだ」 なお、現時点でダフードがどのタイミングでシリア代表デビューを飾るかは不明だが、今年6月に予定される2026年北中米ワールドカップのアジア2次予選の日本代表戦に招集される可能性は高いようだ。 2024.03.14 23:25 Thu
2

日本代表はスタメン9名を入れ替え! 久保建英や伊東純也がシリア代表戦に先発【2026W杯アジア2次予選】

21日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のシリア代表戦に向けた日本代表のスターティングメンバーが発表された。 16日に行われた初戦のミャンマー代表戦では、FW上田綺世(フェイエノールト)のハットトリックなどで5-0と圧倒。白星スタートを切っていた日本。中立地のサウジアラビア・ジッダでシリアと対戦する。 そのシリアは、北朝鮮代表相手に0-1で勝利。連勝を目指して日本戦に挑む。 連勝したい日本はミャンマー戦で主軸を温存していた中、スタメンを9名変更。上田とDF谷口彰悟(アル・ラーヤン)が連続で先発出場となった。 GKには鈴木彩艶(シント=トロイデン)が起用され2次予選デビュー。また、ミャンマー戦でメンバー外だったDF冨安健洋(アーセナル)も先発し谷口とコンビを組むことに。右にDF菅原由勢(AZ)、左にDF伊藤洋輝(シュツットガルト)という布陣となった。 中盤はMF遠藤航(リバプール)とMF守田英正(スポルティングCP)、MF久保建英(レアル・ソシエダ)、MF伊東純也(スタッド・ランス)、MF浅野拓磨(ボーフム)が起用され、ミャンマー戦同様であれば、アンカーに遠藤、インサイドハーフに守田と久保が並ぶと予想する。1トップは上田だ。 MF鎌田大地(ラツィオ)がミャンマー戦で腰を痛めて離脱したことにより、全員で23名となり、シリア戦での連勝を目指す。 ◆日本代表スタメン GK 23.鈴木彩艶(シント=トロイデン) DF 2.菅原由勢(AZ) 3.谷口彰悟(アル・ラーヤン) 16.冨安健洋(アーセナル) 21.伊藤洋輝(シュツットガルト) MF 6.遠藤航(リバプール) 5.守田英正(スポルティングCP) 20.久保建英(レアル・ソシエダ) 14.伊東純也(スタッド・ランス) 18.浅野拓磨(ボーフム) FW 9.上田綺世(フェイエノールト) ◆控え GK 1.前川黛也(ヴィッセル神戸) 12.大迫敬介(サンフレッチェ広島) DF 4.町田浩樹(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ) 15.渡辺剛(ヘンク) 19.中山雄太(ハダースフィールド・タウン) 22.毎熊晟矢(セレッソ大阪) MF 7.佐野海舟(鹿島アントラーズ) 10.堂安律(フライブルク) 8.相馬勇紀(カーザ・ピア) 17.田中碧(デュッセルドルフ) FW 11.細谷真大(柏レイソル) 13.南野拓実(モナコ) 2023.11.21 22:43 Tue

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly