ルートンに薄氷勝利チェルシーがアウェイ連敗を「4」でストップ…パーマーが2G1Aで2023年連勝締めに貢献【プレミアリーグ】

2023.12.30 23:40 Sat
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プレミアリーグ第20節、ルートン・タウンvsチェルシーが30日にケニルワース・ロードで行われ、アウェイのチェルシーが2-3で勝利した。

前節、クリスタル・パレスに競り勝って辛くもトップハーフでシーズンを折り返す形となった10位のチェルシー。後半戦初戦では18位のルートン・タウンとのアウェイゲームで連勝を狙った。ポチェッティーノ監督はマドゥエケの後半終盤のPK弾で2-1と競り勝った一戦から先発4人を変更。バディアシル、ムドリク、マートセン、エンクンクに代えてチアゴ・シウバ、パーマー、マドゥエケ、ブロヤを起用した。
互いに集中した入りを見せたなか、地力で勝るチェルシーがより効果的にフィニッシュへ繋げていく。5分にはボックス右でボールを受けたギャラガーがファーストシュートでGKカミンスキにファインセーブを強いると、以降もパーマー、ジャクソンとシュートを重ねていく。

すると、12分には自陣ボックス内のDFカボレの軽率なミスパスをボックス左角でカットしたパーマーが鋭く左足を振り抜くと、これがゴール右下隅の完璧なコースに突き刺さった。

ミスからいきなりビハインドを背負う厳しい入りとなったルートンだが、18分にはブラウンの仕掛けからボックス手前左の好位置でFKを獲得。これをキッカーのバークリーが古巣のゴールに向けて直接蹴り込むが、ボールはわずかに落ち切らず。クロスバーの上を越えた。
前半半ばを過ぎると、バークリーのキープ力を活かしてボールの主導権を握ったルートンが優位に進めていく。そのなかで左のダウティー、右のタウンゼントのクロス、セットプレーを軸に幾度かフィニッシュの場面を作り出す。だが、最後のところで相手の守備を揺さぶり切れない。

一方、得点以降はやや守勢を強いられたチェルシーだったが、鋭いカウンターから効果的に追加点を奪い切る。37分、自陣左サイドでのボール奪取からコルウィルがスペースに抜け出すと、中央のパーマーを経由したボールが右のマドゥエケに入る。そのままボックス右に持ち込んだマドゥエケはDF2枚を相手に強引に仕掛けると、利き足とは逆の右足でニア上に強烈なシュートを突き刺し、2試合連続ゴールを達成した。

その後、ルートンが前半のうちに1点を返そうと、攻勢を強めたもののチアゴ・シウバを中心に要所を締めたアウェイチームの2点リードでハーフタイムを迎えた。

後半に先に動いたのはビハインドを追うルートン。カボレとブラウンを下げてチョンとオグベネを同時投入。この交代で[4-3-3]に並びを変えた。そして、立ち上がりから攻勢を仕掛けると、途中投入のチョンが崩しの局面で良いアクセントを付け、可能性のある攻撃を幾度も見せる。

時間の経過とともに試合が膠着し始めると、60分過ぎに両ベンチが動く。チェルシーはブロヤを下げてエンクンクを最前線に投入。ルートンはタウンゼントを下げてモリスを投入し[4-4-2]に近い布陣に変更した。

すると、この交代で流れに変化が加わったか、70分にスコアが動く。チェルシーが自陣低い位置でのリスタートからディザジの縦パスを前線で収めたジャクソンが中央で浮いたパーマーへ正確なラストパスを供給。パーマーはゴール前でGKにボールを引っかけられたものの、こぼれを冷静にコントロールして右足で流し込んだ。

このパーマーの3点目で完全に勝敗は決したかに思われたが、アウェイ4連敗中のチェルシーに対してルートンが驚異的な粘りを見せる。80分、右CKの場面でダウティーの正確なクロスをニアでフリーとなったバークリーがヘディングで合わせ、反撃の狼煙を上げる。

さらに、畳みかける攻めで際どいシーンを続けて作ると、87分には右サイドでの連携から深い位置に侵攻したオグベネのクロスをファーサイドのダウティーがヘディングシュート。これはGKペトロビッチの好守に阻まれるが、こぼれをアデバヨが冷静に押し込んで一気に点差を縮めた。

3-0の余裕のムードから一転して苦境に追い込まれたチェルシーは、ここから最終盤にかけて防戦一方の戦いを強いられる。球際での劣勢に加え、ダウティーとオグベネの両サイドから繰り出される精度の高いクロスに苦しめられ、あわや同点ゴールという場面を幾つも作られた。

それでも、2ゴール1アシストの殊勲パーマーを下げてギルクリストの投入で5バックでの逃げ切りを図った結果、何とかアディショナルタイムのルートンの猛攻を耐え抜いて勝ち切った。

この結果、格下相手に薄氷を踏む思いでの辛勝となったチェルシーだが、アウェイ連敗を「4」でストップし、2023年を連勝で終える形となった。

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チェルシー経営陣の間で“内紛”か…主要株主クリアレイクとベーリー氏に緊張関係

チェルシーの経営陣の間で“内紛”が起きているようだ。 ロマン・アブラモビッチ前体制で多くのタイトルを獲得し、メガクラブの仲間入りを果たしたチェルシー。しかし、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻をきっかけに、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領との近しい関係を理由にイギリス国内での資産凍結を余儀なくされた前オーナーはクラブ売却を決断。 その後、2022年5月にクラブはカリフォルニアを拠点とするプライベートエクイティ会社『クリアレイク・キャピタル』と、トッド・ベーリー氏が率いるコンソーシアム『BlueCo』によって総額42億ポンド(約7850億円)と言われる金額で買収された。 その新体制では2年ちょっとで10億ポンド(約1870億円)を移籍市場に投下し、5人の指揮官の下で一進一退の戦いが続いている。 そんななか、新生ブルーズに関してアメリカ『ブルームバーグ』はクリアレイクとベーリー氏の間で、互いの株式を買収する選択肢を検討しているとの“内紛”を示唆する報道が出た。 現在、チェルシーの株式はクリアレイクが61.54%を所有し、残りの38.46%をベーリー氏、マーク・ウォルター氏、ハンスイェルク・ウィス氏のBlueCoの面々が所有している。 報道によると、クリアレイクの共同創設者であるベフダド・エグバリ氏とベーリー氏の間ではクラブ運営に関する考え方に大きな相違があり、その関係が冷え込んでいるという。 ただ、『ESPN』などの後追い取材においては両者の間に緊張が走っていることは間違いないが、互いにスタンフォード・ブリッジで長期的な安定を提供することにのみ注力していると、両者は依然としてプロフェッショナルな関係を維持していると報じている。 一方、イギリス『テレグラフ』は前述の報道とは異なる以下の可能性を伝えている。 ベーリー氏が率いるBlueCoはクラブの完全買収に必要な25億ポンド以上の資金を提供するリソースを持っていると言われているが、クリアレイクは現時点で株式を売却しないと断固として主張しているという。 また、​​クリアレイクはチェルシーへの投資を10年以上のコミットメントと見なしている一方、ベーリー氏はロンドンのクラブに対するビジョンを20年から30年かけて描いている。 さらに、クリアレイクとベーリー氏は、どちらかが株式を売りに出した場合、同額の権利とブロッキングオプションを持っているという。 そして、クラブの方向性と文化をめぐって利害関係者の間には和解不可能とみられる相違があり、所有権の状況に変化がなければ、ピッチ内外でブルーズに甚大な損害を与える可能性のある内戦勃発の危険性を主張している。 2024.09.08 08:30 Sun
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イングランド代表から3名が離脱…パーマー、ワトキンス、フォーデンがUNL不参加

イングランドサッカー協会(FA)は3日、UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25に臨むイングランド代表から3選手が離脱したことを発表した。 離脱するのはMFコール・パーマー(チェルシー)、FWオリー・ワトキンス(アストン・ビラ)、MFフィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)の3名となる。 イングランド代表の選手たちは3日に集合したが、検査の結果、パーマーとワトキンスに関しては、負傷の回復状況が思わしくなく、リハビリのためにクラブへと戻った。 また、フォーデンは体調不良のため合流せず、そのまま不参加となった。 イングランドは7日にアウェイでアイルランド代表と、10日にホームでフィンランド代表と対戦する。 なお、今回の3人に代わるメンバーの追加招集は予定されていないとのことだ。 2024.09.04 11:20 Wed

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