CWC浦和戦控えるシティが痛恨ドロー…ホームでパレスに2点差追いつかれる失態【プレミアリーグ】
2023.12.17 02:21 Sun
プレミアリーグ第17節、マンチェスター・シティvsクリスタル・パレスが16日にエティハド・スタジアムで行われ、2-2のドローに終わった。
DFでプレー可能な6選手をスタメンに並べ[5-4-1]の守備的な布陣で臨んだアウェイのパレスに対して、立ち上がりからボールを握って攻め手を窺うホームのシティ。開始5分にはウォーカーのシンプルなクロスからゴール前に飛び込んだアルバレスに決定機も、このヘディングシュートはこれがパレスデビューとなるGKヘンダーソンの好守に遭う。
以降も相手陣内でハーフコートゲームを展開すると、11分にはルイスとロドリの2セントラルMFの中央突破からロドリが際どいシュートを放つが、これはわずかに枠の左に外れる。
グリーリッシュの出場3試合連続ゴールで良い時間帯に先手を奪ったホームチームは、直後にも中盤でのパス交換で相手の視線を寄せてグヴァルディオルが意表を突く中央での飛び出しからルベン・ディアスのフィードを引き出してGKと一対一に。だが、ここはシュートコースが甘くGKヘンダーソンの好守に遭う。
失点後もパレスが守備的な戦いを継続したことで、以降も試合展開に大きな変化はなし。1点リードのシティは意地でも前半のうちに追加点奪取という姿勢ではなく、リスク管理しながら余裕を持って攻める。41分にはフォーデンがボックス手前右からワンステップの強烈なミドルシュートを放つが、これは惜しくも右のサイドネットを叩く。
一方、30分過ぎにウォードが足を痛めてオゾの投入を余儀なくされたパレスは前半終盤に押し返す。42分には背後へ抜け出したマテタがボックス手前でGKエデルソンに倒され、あわや退場誘発というシーンを創出。このファウルで得た好位置でのFKを名手・オリーズが左足で直接狙うが、これはわずかにボールを落とし切れずにクロスバーの上を越えた。
結局、シティの1点リードで折り返した試合は前半と同じ構図での攻防が続く。52分には相手陣内左サイドで得たFKの場面でキッカーのアルバレスが右足でクロス性のボールを入れると、ゴール前でバウンドしたボールがそのまま右隅に決まる。だが、これはオフサイドポジションのロドリのプレー関与でゴールは認められず。
しかし、この直後の54分にはボックス手前のグリーリッシュが得意のカットインから中央のロドリに差し込んだボールがDFとロドリに当たってゴール前にこぼれると、これに反応したルイスが右足シュートを左隅に蹴り込み、嬉しいプレミア初ゴールとした。
この2点目で勝利に大きく近づいたホームチームは、よりゲームコントロール優先の戦い方にシフト。それでも、相手を押し込みながらベルナルド・シウバが鋭いミドルシュートでGKヘンダーソンにファインセーブを強いる。
後半半ば以降はやや省エネモードでの戦いとなったシティは、この消極的な姿勢が完全に裏目に出てしまう。
76分、グエイのロングフィードに抜け出したシュラップがボックス左で折り返したボールをゴール前に飛び込んだマテタが長いリーチを活かしたワンタッチシュートで流し込み、後半シュートがなかったパレスが1点を返す。
ほぼ何もない流れから喫した失点によってややざわつくエティハドの空気に影響されたか、以降のシティはややバタバタしたプレーが増えていく。一方、指揮官の講じた守備的な策を完遂し、1点差に縮めたイーグルスは終盤にかけてエゼやフランサと攻撃的なカードを切っていくと、最後の最後に追いつく。
土壇場の95分、相手陣内左サイドでマテタ、オリーズと粘ると、ボックス内でルーズボールに反応したマテタがフォーデンと交錯。このプレーに対してパレスにPKが与えられると、キッカーのオリーズが冷静にゴール左隅へ決め切った。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、グリーリッシュの出場3試合連続ゴールにルイスの初ゴールによって余裕の展開から一転、格下パレスに2点差を追いつかれたシティは痛恨のドローとなった。
締まらない形でひとまずプレミアリーグでの戦いを中断する形となったグアルディオラのチームは、19日に行われるCWC準決勝で浦和レッズと対戦する。
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上位の取りこぼしを期待しつつ2連勝を目指す4位のシティは、前節リバプール相手に善戦した15位のクリスタル・パレスをホームで迎え撃った。前節のルートン・タウン戦を2-1と逆転し、リーグ5試合ぶりの白星を手にしたシティズンズは、チャンピオンズリーグ(CL)ではグループステージ全勝突破が懸かったツルヴェナ・ズヴェズダ戦をデビュー戦となったハミルトンらの初ゴールで3-2と勝利し、公式戦連勝を飾った。週明けにサウジアラビアで開催中のFIFAクラブ・ワールドカップ(CWC)に参戦するなか、勝って弾みを付けたいグアルディオラのチームはルートン戦からコバチッチに代えてリコ・ルイスを起用した以外、同じメンバーを継続。CLで温存した主力がスタメンに名を連ねた。以降も相手陣内でハーフコートゲームを展開すると、11分にはルイスとロドリの2セントラルMFの中央突破からロドリが際どいシュートを放つが、これはわずかに枠の左に外れる。
その後も幾度か際どいシーンを作り出すと、持ち味の細かい崩しから前半半ばにゴールをこじ開けた。24分、押し込んだ流れからペナルティアーク付近の密集でルベン・ディアスからのパスを受けたフォーデンが鮮やかな反転からボックス左のグリーリッシュに短いスルーパスを通すと、背番号10が同じく反転からゴール右下隅に右足のグラウンダーシュートを流し込んだ。
グリーリッシュの出場3試合連続ゴールで良い時間帯に先手を奪ったホームチームは、直後にも中盤でのパス交換で相手の視線を寄せてグヴァルディオルが意表を突く中央での飛び出しからルベン・ディアスのフィードを引き出してGKと一対一に。だが、ここはシュートコースが甘くGKヘンダーソンの好守に遭う。
失点後もパレスが守備的な戦いを継続したことで、以降も試合展開に大きな変化はなし。1点リードのシティは意地でも前半のうちに追加点奪取という姿勢ではなく、リスク管理しながら余裕を持って攻める。41分にはフォーデンがボックス手前右からワンステップの強烈なミドルシュートを放つが、これは惜しくも右のサイドネットを叩く。
一方、30分過ぎにウォードが足を痛めてオゾの投入を余儀なくされたパレスは前半終盤に押し返す。42分には背後へ抜け出したマテタがボックス手前でGKエデルソンに倒され、あわや退場誘発というシーンを創出。このファウルで得た好位置でのFKを名手・オリーズが左足で直接狙うが、これはわずかにボールを落とし切れずにクロスバーの上を越えた。
結局、シティの1点リードで折り返した試合は前半と同じ構図での攻防が続く。52分には相手陣内左サイドで得たFKの場面でキッカーのアルバレスが右足でクロス性のボールを入れると、ゴール前でバウンドしたボールがそのまま右隅に決まる。だが、これはオフサイドポジションのロドリのプレー関与でゴールは認められず。
しかし、この直後の54分にはボックス手前のグリーリッシュが得意のカットインから中央のロドリに差し込んだボールがDFとロドリに当たってゴール前にこぼれると、これに反応したルイスが右足シュートを左隅に蹴り込み、嬉しいプレミア初ゴールとした。
この2点目で勝利に大きく近づいたホームチームは、よりゲームコントロール優先の戦い方にシフト。それでも、相手を押し込みながらベルナルド・シウバが鋭いミドルシュートでGKヘンダーソンにファインセーブを強いる。
後半半ば以降はやや省エネモードでの戦いとなったシティは、この消極的な姿勢が完全に裏目に出てしまう。
76分、グエイのロングフィードに抜け出したシュラップがボックス左で折り返したボールをゴール前に飛び込んだマテタが長いリーチを活かしたワンタッチシュートで流し込み、後半シュートがなかったパレスが1点を返す。
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そして、試合はこのままタイムアップを迎え、グリーリッシュの出場3試合連続ゴールにルイスの初ゴールによって余裕の展開から一転、格下パレスに2点差を追いつかれたシティは痛恨のドローとなった。
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