チェルシーが復調エバートンに完敗で今季初のリーグ連敗…守護神&主将DFが新たに負傷者リスト入り【プレミアリーグ】
2023.12.11 01:08 Mon
プレミアリーグ第16節、エバートンvsチェルシーが10日にグディソン・パークで行われ、ホームのエバートンが2-0で快勝した。
以降はボールを握って押し込むチェルシー、カウンターで応戦するエバートンという構図がより明確に。共に遅攻の局面では決定機まで持ち込めないが、要所のターンオーバーを際どいシーンに繋げていく。24分にはエバートンのハリソンが鋭いミドルシュートを放つが、これは惜しくも枠の右へ外れた。
一進一退の攻防が続くなかでチェルシーにアクシデント発生。27分、足を気にしていたリース・ジェームズに代わってコルウィルが投入され、ククレジャが右サイドバック、コルウィルが左サイドバックに入った。
後半はチェルシーが押し込む入りとなったが、最初の決定機はエバートンに訪れる。50分、ペナルティアーク付近でパスを受けたマクニールが鋭い左足のグラウンダーシュートを枠の左へ飛ばすが、ここはGKサンチェスのファインセーブに阻まれる。
この決定機は逸したが、良い形でカウンターを仕掛けるホームチームは後半2度目のチャンスで仕留める。55分、カウンターからマクニールが左サイドを突破して中央でゴール前に飛び出したキャルバート=ルーウィンに完璧なスルーパスを通す。この一対一はGKサンチェスの見事なセーブに阻まれるが、ボックス右でこぼれに反応したドゥクレがゴールカバーに入ったDFのポジションを冷静に見極めてゴール左下隅へ蹴り込み、2試合連続ゴールとした。
攻め切れない状況でビハインドまで背負ったチェルシーは、67分にエンソ・フェルナンデス、ブロヤを下げてスターリング、ジャクソンと主力アタッカーを同時投入。この交代によって個での打開力の部分で改善が見受けられるが、再三のクロスやボックス内での仕掛けは最後の局面でしっかりと身体を張るトフィーズの堅守を前に撥ね返される。
攻めあぐねる状況に加えて、チェルシーは終盤にこの試合2度目のアクシデントに見舞われる。84分、後半序盤に足を痛めていたGKサンチェスがプレー続行不可能となり、プレミアリーグデビューとなるGKペトロビッチのスクランブル投入を余儀なくされた。
すると、結果的にこのアクシデンタルな交代が勝負を決する1点に繋がる。92分、エバートンの右CKの場面でゴール前へのクロスをGKペトロビッチが大きくはじき出せずにボックス中央へボールがこぼれると、これを途中出場のドビンが鋭い左足のダイレクトシュートでゴール左隅に突き刺した。
そして、ドビンのプレミアリーグ初ゴールでトドメを刺したエバートンがこのまま逃げ切りに成功し、ニューカッスルに続く格上撃破で3連勝を達成。一方、今季初の連敗に加え、守備陣に新たに2人の負傷者が出たチェルシーの苦境は続く。
PR
前節のマンチェスター・ユナイテッド戦で厳しい1-2の敗戦を喫した10位のチェルシーは、ニューカッスル撃破で降格圏を脱出した17位のエバートンとのタフなアウェイゲームに臨んだ。守護神ロベルト・サンチェスの再三のビッグセーブによって大敗は免れたものの、不甲斐ない戦いからの立て直しが求められる中3日での一戦では先発4人を変更。コルウィルとチアゴ・シウバに代えてリース・ジェームズとバディアシル、ジャクソンとスターリングに代えてサスペンション明けのギャラガーとブロヤを起用した。ややフレッシュなメンバー構成で勢いを持って試合に入ったチェルシーは、立ち上がりからハイプレスを仕掛けて主導権を奪いにかかる。集中したホームチームの守備を崩し切るまでには至らないが、14分には右CKの流れからパーマーが見事な無回転ミドルシュートでゴールを脅かす。だが、枠の左隅を捉えたシュートはGKピックフォードの好守に阻まれた。一進一退の攻防が続くなかでチェルシーにアクシデント発生。27分、足を気にしていたリース・ジェームズに代わってコルウィルが投入され、ククレジャが右サイドバック、コルウィルが左サイドバックに入った。
前半半ばから終盤にかけてはエバートンのヤングが負傷しパターソンとの交代でピッチを後にするアクシデントがあったものの、試合はクローズな展開に。引き続きボールを握るチェルシーだが、ムドリクらのクロスもなかなかチャンスに繋がらず、互いに決定機まで持ち込めぬままゴールレスで試合を折り返した。
後半はチェルシーが押し込む入りとなったが、最初の決定機はエバートンに訪れる。50分、ペナルティアーク付近でパスを受けたマクニールが鋭い左足のグラウンダーシュートを枠の左へ飛ばすが、ここはGKサンチェスのファインセーブに阻まれる。
この決定機は逸したが、良い形でカウンターを仕掛けるホームチームは後半2度目のチャンスで仕留める。55分、カウンターからマクニールが左サイドを突破して中央でゴール前に飛び出したキャルバート=ルーウィンに完璧なスルーパスを通す。この一対一はGKサンチェスの見事なセーブに阻まれるが、ボックス右でこぼれに反応したドゥクレがゴールカバーに入ったDFのポジションを冷静に見極めてゴール左下隅へ蹴り込み、2試合連続ゴールとした。
攻め切れない状況でビハインドまで背負ったチェルシーは、67分にエンソ・フェルナンデス、ブロヤを下げてスターリング、ジャクソンと主力アタッカーを同時投入。この交代によって個での打開力の部分で改善が見受けられるが、再三のクロスやボックス内での仕掛けは最後の局面でしっかりと身体を張るトフィーズの堅守を前に撥ね返される。
攻めあぐねる状況に加えて、チェルシーは終盤にこの試合2度目のアクシデントに見舞われる。84分、後半序盤に足を痛めていたGKサンチェスがプレー続行不可能となり、プレミアリーグデビューとなるGKペトロビッチのスクランブル投入を余儀なくされた。
すると、結果的にこのアクシデンタルな交代が勝負を決する1点に繋がる。92分、エバートンの右CKの場面でゴール前へのクロスをGKペトロビッチが大きくはじき出せずにボックス中央へボールがこぼれると、これを途中出場のドビンが鋭い左足のダイレクトシュートでゴール左隅に突き刺した。
そして、ドビンのプレミアリーグ初ゴールでトドメを刺したエバートンがこのまま逃げ切りに成功し、ニューカッスルに続く格上撃破で3連勝を達成。一方、今季初の連敗に加え、守備陣に新たに2人の負傷者が出たチェルシーの苦境は続く。
PR
チェルシーの関連記事
プレミアリーグの関連記事
|
チェルシーの人気記事ランキング
1
サマンサ・カーの人種差別発言巡る法廷闘争が長引く様相…検察側の書類提出が遅れ未だに裁判始まらず
オーストラリア女子代表FWサマンサ・カーの法廷闘争が長引きそうだ。豪『news.com.au』が伝えている。 現在の女子サッカー界を象徴する1人、“サム・カー”。世界的ストライカーにしてイングランド最強チェルシーの絶対的エースであり、昨年はケガを抱えながらも臨んだ自国開催の女子ワールドカップ(W杯)で抜群の存在感を放った。 そんなサム・カー、1月にヒザ前十字じん帯(ACL)損傷の重傷を負い、2月のパリ五輪アジア最終予選を欠場。オーストラリア女子代表は格下ウズベキスタンとの対戦だったことにも助けられ、精神的支柱を欠いても難なく本大会行きを決めた。 しかしその一方、サム・カー自身は昨年1月にロンドンで警察官に対する人種差別発言があったとして起訴されたことが今年3月に明るみに。本人と弁護団は発言の一部を認めつつ、人種差別的な意図を含んだ部分を否定する。 つまり裁判は汚名を晴らすための法廷闘争、ということに。ただ、起訴を叩きつけたイギリス・クラウン検察庁(CPS)の必要書類提出が遅れており、現状裁判が始められず。 豪『シドニー・モーニング・ヘラルド』によると、CPSはサム・カーによる人種差別発言があったとする街中の監視カメラ映像など「重要証拠」を最終的に収集できなかったとされ、被害を訴えた警察官の陳述書も未だ手元にないという。 主張をまとめたCPSの必要書類は、遅くとも4月23日までに裁判所へ提出する必要があり、これはサム・カーにとって汚名を晴らすための法廷闘争が長引くことを表すもの。 オーストラリア国内でも大きな関心ごととなっている本件。無罪を勝ち取ることが国民から望まれているのは至極当然だが、それはさておき、このままサム・カーが代表キャプテンにとどまることには、同国スポーツ界を中心に否定的な見解が目立つ。 国技クリケットの元代表選手であるミッチェル・ジョンソン氏は「カーは多くの少年少女たちから尊敬されているキャプテン。そんな彼女がキャプテンであり続けることは、それ自体がひどいメッセージ。子供たちに、自分の行動には責任を持たなければならないことを示す機会だ」とする。 これに対し、オーストラリア女子代表GKでウェストハム所属のマッケンジー・アーノルドは「彼女から腕章を剥奪? そんな議論は一切ないし、今後も起こるとは到底思えない」と反論。同世代で共にロンドンで活躍する主将を守っている。 サム・カー側が本件で一部の発言を認めているだけに、そのパーソナリティに対する疑問符も湧き上がっている格好だ。 2024.04.13 20:05 Sat2
チェルシーのキャプテンがまた負傷…ハムストリングの手術から復帰も再び違和感、マレスカ監督「リスクは冒したくない」
チェルシーのイングランド代表DFリース・ジェームズが再び離脱することになるようだ。クラブ公式サイトが伝えた。 インターナショナル・マッチウィークが終わり、再びリーグ戦が再開する中、チェルシーは23日にアウェイでレスター・シティと対戦する。 ハムストリングの負傷に悩まされていたジェームズは、手術を受けて昨シーズンの大半を棒に振ることに。それでも10月に復帰していたが、再びハムストリングを痛めたとのこと。エンツォ・マレスカ監督が試合に向けた記者会見で明かした。 「負傷者がリース選手1人だけなのは確かだ。残念ながら彼は少し痛みを感じており、週末に彼を起用するリスクは負いたくない。今週末に出場できないのは彼だけだ」 「残りの選手たちについては、良くなっている選手もいれば、疑問の残る選手もいる。それに、今日は代表戦の選手全員が揃って行う最初の練習なので、今日の練習が終わったら様子を見ることになる。もう少し待つ必要がある」 「リースはハムストリングの問題なので、筋肉の問題だ。今週末はリスクを冒したくないので、長く続かないことを望む」 再び離脱することとなったジェームズ。また、コール・パーマー、レヴィ・コルウィル、ヴェスレイ・フォファナ、マロ・グスト、ロメオ・ラヴィアは代表活動に参加せず、起用が可能だという。 一方で、2026北中米ワールドカップ南米予選を戦ったモイセス・カイセド、エンソ・フェルナンデスに関しては、注意深く見る必要があり、最後のトレーニングで状態をチェック。22日のトレーニングで調子を見極めることになるようだ。 2024.11.21 23:30 Thu3
プレミア3位と好調のチェルシーに追い風、サンチョがトレーニングに復帰
チェルシーのイングランド代表MFジェイドン・サンチョが、トレーニング復帰を果たしたようだ。 サンチョは今夏の移籍市場で、マンチェスター・ユナイテッドから期限付き移籍の形で加入。エンツォ・マレスカ監督の下で一定の出場機会を得ると、ここまでプレミアリーグ5試合3アシストを記録している。 ただ、第8節のリバプール戦では先発しながらハーフタイムでピッチを退くと、それ以降は出場がなし。マレスカ監督は病気やその後のトレーニング中に負った打撲が原因としており、今月のインターナショナルマッチウィーク明けには復帰できる可能性を示唆していた。 そんな中で、チェルシーは公式X(旧ツイッター)を更新し、サンチョがトレーニングに復帰した姿を投稿。イギリス『イブニング・スタンダード』によると、今週末のプレミアリーグ第12節のレスター・シティ戦には出場できる見込みとのことだ。 チェルシーは負傷によって今月のインターナショナルマッチウィークでは代表辞退となったコール・パーマーの状態が不透明なこともあり、サンチョの復帰は大きな後押しとなるだろう。 2024.11.19 15:40 Tue4
もはや癖となるハムストリングのケガ…リース・ジェームズが再離脱の胸中吐露 「また新たな試練を受けた」
チェルシーのイングランド代表DFリース・ジェームズが新たな負傷を受けて、その胸中を吐露した。 ドリブル、フィニッシュ、どれをとってもパワフルさが魅力のサイドバックだが、近年はハムストリングの負傷に悩まされ、復帰と離脱を繰り返す。2023-24シーズンからはキャプテンという大役も任され、万全のときがなかなかない。 もはや癖となるハムストリングの負傷から10月に復帰したばかりだが、エンツォ・マレスカ監督がレスター・シティとのプレミアリーグ再開戦に向けた会見で再発を明らかに。選手本人もインスタグラムのストーリーズで思いを発信した。 「このメッセージは僕が経験することを理解し、尊重してくれる人々のもの。みんなに心から感謝する。みんなのサポートと優しい言葉は想像以上に大きいんだ」 「そして、僕のことに触れると、大丈夫。良かったときがあれば、悪かったときもある。また新たな試練を受けた。いずれは返り咲く。どんな困難にもめげずね」 「最後に、これからやってくる祝祭の時期にも触れておく。この時期は誰にとっても厳しいものだ! みんなにとって、楽しく穏やかに過ごせるのを祈っている」 そうファンに感謝の言葉を送り、復活を誓ったリース・ジェームズ。次こそは万全の姿で戻ってきてほしいところだ。 2024.11.22 08:55 Fri5