誤審疑惑のシーンを5連発!ブライトン公式のブチギレ動画が話題「すべて1試合での出来事だぞ」「VARは何してる」

2023.04.12 12:25 Wed
Getty Images
ブライトン&ホーヴ・アルビオンが怒りを露わにしている。8日に行われたプレミアリーグ第30節のトッテナムvsブライトンの一戦。2-1でトッテナムが勝利したが、この試合では物議を醸すジャッジが多く見られた。
中でも注目を集めたのは71分のプレー。CKのシーンでトッテナムのGKウーゴ・ロリスがパンチング。高く上がったボールをボックス内でブライトンの三笘薫がトラップしたところで、ピエール=エミール・ホイビュアに足を完全に踏まれて倒れ込んだ場面だ。

スチュワート・アトウェル主審はノーファウルの判定を下し、VARも介入していなかったが、後日PGMOL(イギリス審判協会)が誤審と認め、ブライトンに謝罪を行っていた。

だが、ブライトンの不満はこのシーンだけにとどまらず、11日にクラブの公式TikTokを更新。71分のシーンに加え、三笘とダニー・ウェルベックのゴールがハンドで取り消されたシーン、トッテナムのクレマン・ラングレが手でボールに触れるもハンドが取られなかったシーン、そしてルイス・ダンクがボックス内でユニフォームを引っ張られて倒された中でPKがなかったシーンの5つを繋げた動画を公開した。
動画内では、最初は落ち着いていた男性が度重なる疑惑のシーンに我を忘れてブチ切れており、クラブの気持ちを代弁しているようだ。

この動画にはファンも「公式が出してるところがさらに面白みを感じる」、「強盗に遭ったんだ」、「再試合をしてほしい」、「すべて1試合での出来事だぞ」、「VARは何をしているんだ」と不満をぶつけている。

誤審問題はまだまだ世間を騒がせそうだ。

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