浦和が首位神戸を1-0で撃破! ホイブラーテンの美しいロングパスから伊藤が左足強烈ボレー【明治安田J1第4節】

2023.03.11 16:09 Sat
Getty Images
11日、明治安田生命J1リーグ第4節のヴィッセル神戸vs浦和レッズがノエビアスタジアム神戸で行われ、アウェイの浦和が0-1で勝利した。開幕3連勝で首位に立つ神戸だが、前節ガンバ大阪戦で負傷した菊池流帆が左ヒザ前十字じん帯損傷で全治8カ月。試合前に先発11人が「トモニ闘おう!リューホ!」というメッセージを記したシャツを来てピッチに登場した。
対する浦和は今季から就任したマチェイ・スコルジャ監督のもとで開幕2連敗を喫したが、前節はホームの浦和駒場スタジアムでセレッソ大阪に2-1と逆転勝利。聖地での勝利を追い風に敵地で2連勝を目指す。

立ち上がりから両チームとも鋭い出足が光り、なかなか決定的なチャンスが生まれない時間帯が続いたが、浦和が一本の見事なロングボールから先制点を奪う。

21分、最終ラインのマリウス・ホイブラーテンが左足で対角のロングボールを前線に供給すると、ゴール前へ走り込んだ2列目の大久保が頭で落とし、3列目から追走した伊藤が左足でダイレクトボレー。ボックス内で振り抜いた強烈な一撃がゴール左隅に突き刺さった。
先手をとられた神戸はポゼッションで浦和を上回るも、敵陣では相手守備陣の素早いプレッシングに苦しみ、効果的なパスが前線に入らない。次第に中盤でボールをロストする場面も増えるなど、歯がゆい時間が続く。

3トップの左右に入る汰木と武藤の強引な突破、最前線に入る大迫のポストプレーには可能性を感じるものの、パスコースが限定されるなか、機を見たロングボールも浦和最終ラインのホイブラーテンとアレクサンダー・ショルツに封じ込められる。

結局、前半は浦和の1点リードで終了。後半は両チームとも前半と同じ11人でスタートした。

後半最初のチャンスは浦和。48分、ボックス中央左寄りの位置でボールを受けた小泉が左足でシュートを打つと見せかけ、ワンフェイントから右足を一閃。ミートは完璧だったが、わずかにゴール左へ外れる。

神戸も良い形を作る。55分、敵陣深い位置で鋭いプレッシングからボールを奪うと、最後はボックス手前で大迫が右足を振り抜く。GK西川にセーブされたが、直後の56分にも同じ形。敵陣深くでボールを奪って最後は汰木のシュート。ようやくゴールの匂いがしてきた。

これを境に一気に攻め込む展開となったが、気になるポイントも。畳み掛けるような攻撃から連続してCKを獲得するが、キッカー汰木のボールがゴール前の味方になかなか合わず、跳ね返され続ける。

その汰木を下げて佐々木を投入した直後の69分にはあわやのシーン。浦和に鋭いカウンターを許して左CKを与えると、ファーで待ち構えたホイブラーテンが強烈なヘディングシュート。ゴールポストに救われた。

結局、神戸は良い流れの時間帯にゴールを奪えず、試合も終盤へ。浦和は途中投入の関根や荻原などが献身的な守備とスプリントを見せ、徐々に落ち着きを取り戻していく。

神戸は後半アディショナルタイムに怒涛の攻撃を見せるも、最後まで1点が遠く、0-1で敗戦に。今季J1初黒星となり、8日に行われたYBCルヴァンカップ初戦の名古屋グランパス戦に続いて公式戦2連敗となった。

一方の浦和は敵地で首位相手に会心の勝利。押し込まれる時間も長かったが、集中を最後まで切らさず、今季初のクリーンシートを達成している。

ヴィッセル神戸 0-1 浦和レッズ
【浦和】
伊藤敦樹(前21)

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浦和MF岩尾憲が徳島に復帰!今季12試合に出場も古巣への完全移籍決断「もう1度、力強く、一緒に前に進みましょう」

徳島ヴォルティスは27日、浦和レッズからMF岩尾憲(36)が完全移籍で加入すると発表した。背番号は「19」を着用する。 湘南ベルマーレでプロキャリアをスタートさせた岩尾は、2016年に徳島へ加入。6シーズンにわたってクラブに所属してキャプテンも務めると、2020シーズンはJ1リーグ昇格にも大きく貢献した。 その後、2022年に恩師であるリカルド・ロドリゲス監督が指揮する浦和へ移籍。副キャプテンに任命されるなど、主力の一人に定着した。 ペア・マティアス・ヘグモ監督が就任した今シーズンはここまで公式戦12試合に出場。一方で、J1リーグの先発は7試合にとどまっていた。 古巣復帰となった岩尾は、両クラブを通じてコメントしている。 ◆徳島ヴォルティス 「徳島ヴォルティスに関わる全ての皆さま、お久しぶりです。岩尾憲です。この移籍の実現の為に、多くの方々に御尽力いただいたことに心から感謝申し上げます。僕のプロサッカーキャリアにおいて、そのほとんどのシーズンを過ごした徳島ヴォルティスで、ファン・サポーターの皆さま、各スポンサーの皆さま、徳島ヴォルティス関係者の皆さまからいただいた恩は計り知れません」 「僕のキャリアには、いつか必ず終わりがきます。その瞬間までに、今何がしたくて、今何をすべきで、いつの日か何を成したいのか。その連続の中で過ごし、今日まで意思決定をして参りました。その僕が、全力で走り続けてきた次の場所が、再びこの徳島ヴォルティスであることに喜びと誇りを感じております」 「皆さまと共に歩む未来に、どんな結果が待っているかは誰にもわかりません。でも、徳島ヴォルティスに関わる皆さまなら、大義を成した時の味はよく知っているはずです。過去には戻れません。であるならば、もう1度、力強く、一緒に前に進みましょう。その先の素晴らしい景色を信じて。岩尾憲」 ◆浦和レッズ 「浦和を愛するみなさまへ。このたび、徳島ヴォルティスへ完全移籍することとなりました。このタイミングでの移籍に際して、僕の意思を尊重し、温かく送り出してくださったクラブには、心から感謝申し上げます」 「振り返れば2年半、これまでに感じたことのないモノをこの目で見て、この心で感じ、身を持って突き進んできました。その過程で浦和レッズに関わる全ての人から与えてもらったモノ、その中で僕が得たたくさんのモノはこれからも僕の心に一生生き続けます」 「また、いつも岩尾 憲のユニフォームを掲げてくださったみなさま、本当にありがとうございました。みなさまが僕の勇気でした。ここで全てを語り尽くすことはできませんが、僕が今日までやってきたことに後悔はありません。ここが僕の浦和レッズでの最大であり最終着地点だと思います」 「僕をここまで連れてきてくれた日本一のファン・サポーターのみなさま、浦和レッズの優勝を願う各パートナーのみなさま、僕に託してくれた浦和レッズクラブスタッフのみなさま、至らぬところの多い岩尾 憲を後押ししてくださり本当にありがとうございました。浦和レッドダイヤモンズのこれからの発展を心から願っております。岩尾 憲」 2024.06.27 17:25 Thu
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交渉実らず…浦和がFWソルバッケンの退団を発表、ラストゲームでの挨拶なしは「ローマとギリギリまで交渉」と説明「ずっと浦和レッズを応援し、見守っています」

浦和レッズは1日、ノルウェー代表FWオラ・ソルバッケン(25)の期限付き移籍期間満了を発表した。 ソルバッケンは、ボデ/グリムトやローマ、オリンピアコスでプレー。2024年1月に浦和に期限付き移籍で加入した。 加入当初はケガの影響もあり出遅れ、メンバーにも入れない状況に。それでも、5月22日に行われたYBCルヴァンカップ3回戦のV・ファーレン長崎戦で浦和デビューを果たす。 5月26日のFC町田ゼルビア戦では、明治安田J1リーグでデビュー。6月30日までの移籍期間でリーグ戦4試合に出場した。 6月30日には第21節のジュビロ磐田戦が行われ、ソルバッケンは先発出場。73分までの出場となり、チアゴ・サンタナと交代。ピッチ上では、選手たちが別れを惜しむようにハグや握手をしていた。 試合後には今夏退団するDF酒井宏樹、DFアレクサンダー・ショルツから退団の挨拶がある中、ソルバッケンの挨拶はなし。浦和は、その点について説明している。 「期限付き移籍期間満了の瞬間まで同選手の残留を実現させるための手段を講じておりましたため、ファン・サポーターのみなさまへ事前にお伝えすることができず、またその結果、ソルバッケン選手本人からの直接のごあいさつが叶わず誠に申し訳ございませんでした」 ソルバッケンはクラブを通じてコメントしている。 「全ての浦和レッズファミリーのみなさん、ありがとうございました。ケガをしてしまったこともあり、みなさんの前であまりプレーできず申し訳ありませんでした」 「日本に来た初日から、みなさんに歓迎され、このクラブの一員だと感じることができました。サポートをしてくれてありがとうございます。そして、これからもずっと浦和レッズを応援し、見守っています。Let’s go REDS」 <span class="paragraph-title">【動画】ラストゲーム! ソルバッケンの仕掛けが、最後は石原広教のプロ初ゴールに繋がる!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/%E7%9F%B3%E5%8E%9F%E5%BA%83%E6%95%99?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#石原広教</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/urawareds?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#urawareds</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%B5%A6%E5%92%8C%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%BA?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#浦和レッズ</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/matchplayback?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#matchplayback</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/WeareREDS?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#WeareREDS</a><a href="https://twitter.com/hashtag/J%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#サッカー</a> <a href="https://t.co/reinAMKPur">pic.twitter.com/reinAMKPur</a></p>&mdash; 浦和レッズオフィシャル (@REDSOFFICIAL) <a href="https://twitter.com/REDSOFFICIAL/status/1807404351880831272?ref_src=twsrc%5Etfw">June 30, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.07.01 00:17 Mon
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浦和退団のショルツが日本語で別れのスピーチ「ありがとうでは足りない」、酒井宏樹も別れ「この地で大ブーイングを受けてプレーしたい」

浦和レッズを退団するDFアレクサンダー・ショルツとDF酒井宏樹がファン・サポーターの前で挨拶を行った。 30日、明治安田J1リーグ第21節で浦和はホームにジュビロ磐田を迎えた。 試合を前に、MF岩尾憲が徳島ヴォルティスへ完全移籍。酒井とショルツは海外移籍のためにチームを離脱することが発表されていた。 磐田戦には両選手はメンバー外となった中、試合は石原広教のプロ初ゴールなどを含む3ゴールで3-0と快勝。今シーズン最高の出来とも言える内容で、磐田を一蹴した。 試合後、ピッチに登場した酒井は、海外移籍を決めた中で、浦和の地にライバルとして戻りたいと活躍を誓った。 「みなさんと僕が本当に獲りたかったタイトルをこの地で獲れたことを本当に誇りに思います」 「チームは変わりますが、今後はまたこの地で、ライバルとしてみなさんの大ブーイングを受けてプレーしたいと思います」 「3年間ありがとうございました」 チームのキャプテンを務めていた酒井の別れには、大きなコールでスタンドのファン・サポーターが応えた。 すると続いてショルツが登場。通訳なしの日本語で、自らの言葉で別れを告げ、感謝の気持ちを述べた。 「みなさんこんばんわ」 「3年間135試合、21ゴール、勝った時、負けた時も、どうやってこの深い複雑な気持ちをうまく表現することができない。ずっといると思った」 「しかし、3年前、笑顔で来ました。今日もここから笑顔で行きたい」 「ありがとうでは足りない。この時はいつまでも忘れない。We are Reds!」 2024.06.30 22:30 Sun
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浦和DFショルツが海外移籍のためチーム離脱「悲しいですが、私はここでチームを去ります」、酒井宏樹、岩尾憲に続いて今夏3人目の退団へ

浦和レッズは28日、DFアレクサンダー・ショルツ(31)がチームを離脱することを発表した。海外クラブへの移籍の手続きと準備とのことだ。 ショルツはクラブを通じてコメントしている。 「共に闘い、共に思い出を作った3年間。悲しいですが、私はここでチームを去ります。浦和レッズでプレーする機会を与えてくれたクラブに心から感謝をしています」 「私は自分が何者であるかをみなさんに示すことができました。今の自分にある全てをこのクラブに捧げました。そして、みなさんはそれ以上のものを私に与えてくれました」 「フットボールはフットボールでしかありませんが、共にした私たち全員はきっとそれ以上に深い何かを感じていると思います。日曜日の試合が終わったら、みなさんにお別れをしたいです」 「As Always, We are REDS.アレクサンダーショルツ」 ショルツは、デンマークのヴェイレBKでキャリアをスタート。アイスランドのストヤルナン、ベルギーのロケレン、スタンダール・リエージュ、クラブ・ブルージュでプレーしたのち、母国のミッティランへと完全移籍した。 2021年5月に浦和に完全移籍で加入。およそ3年間在籍し、公式戦135試合に出場し21得点3アシストを記録。AFCチャンピオンズリーグ、天皇杯、FUJIFILM Super Cupと3つのトロフィーを手にしていた。 移籍先の候補にはカタールのアル・ワクラが濃厚とされている。 浦和は、元日本代表DF酒井宏樹が海外移籍のためにチームを離脱。MF岩尾憲が古巣の徳島ヴォルティスへ完全移籍しており、チームの主軸選手の退団が相次いでいる。 2024.06.28 18:57 Fri

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