マルティネッリ2戦連発のアーセナルが連勝で首位キープ! 後半開始直後の電光石火弾でレスター撃破《プレミアリーグ》

2023.02.26 01:59 Sun
Getty Images
プレミアリーグ第25節、レスター・シティvsアーセナルが25日にキング・パワー・スタジアムで行われ、アウェイのアーセナルが0-1で勝利した。なお、アーセナルのDF冨安健洋は93分からプレーした。

アーセナルは前節、前指揮官エメリ率いるアストン・ビラに2度のリードを許す厳しい戦いを強いられたが、後半アディショナルタイムにジョルジーニョが演出したオウンゴールとマルティネッリのラストプレー弾で2ゴールを重ねて劇的な4-2の逆転勝利。4試合ぶりの白星を挙げて首位に再浮上した。
連勝での首位固めを狙うアルテタのチームは、14位のレスターとアウェイで対戦。ビラ戦からはエンケティアに代えてマルティネッリを起用した以外、同じメンバーを継続。ただ、負傷明けのトーマスがベンチに戻ってきている。なお、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1年という節目を迎えたことを受け、この試合ではウクライナ代表DFジンチェンコがキャプテンマークを巻いた。

トロサールをセンターフォワードに配置したアーセナルは、立ち上がりからボールを握って押し込む展開を作り出す。開始直後にウーデゴール、サカとボックス内に侵入してフィニッシュへ繋げていく。

以降はレスターも3トップのスピードを生かしたカウンターで応戦し、試合はアーセナルペースながらも互いの狙いが窺える攻防が続いていく。そういった中、徐々に攻撃のギアを上げたアーセナルが前半半ばにゴールネットを揺らす。
26分、右CKの流れからペナルティアーク付近でボールを受けたトロサールが狙いすました右足のコントロールシュートをゴール右上隅に突き刺す。だが、直前のクロス対応の場面にVARの介入が入ると、オンフィールド・レビューの結果、ホワイトが飛び出しを試みたGKウォードの腕を抱え込んだとの判定でゴールは取り消しとなった。

これによって0-0の均衡が維持された試合は前半終盤にかけても同じ流れで進んでいく。アーセナルは両ウイングの個人技を起点にサイドの深い位置を取ってクロスや中央でのコンビネーションプレーで最後の仕上げを試みるも、相手の粘り強い守備を前にシュートを枠に飛ばせず。ただ、相手の再三のロングカウンターをフィニッシュまで持ち込ませず、シュート0に抑え込んだ。

結局、両チームともに枠内シュート0での折り返しとなった試合だが、後半開始早々にゴールが生まれる。46分、ガブリエウからの浮き球のパスに抜け出した左サイドのトロサールが相手DFの股間を抜くスルーパスをボックス内に走り込むマルティネッリに通すと、得意の角度から右足のシュートをゴール右隅へ流し込んだ。

この試合最初の枠内シュートを先制点に結びつけたアーセナルは、これで落ち着くことなく積極的に追加点を目指す。引き続き相手を押し込んでいく中で、58分にはジンチェンコに2試合連続ゴールのチャンスが訪れるが、鋭い左足のシュートはGKウォードの好守に遭う。

後半半ばを過ぎると、試合は完全に膠着状態に陥る。レスターはヴァーディを始めダカやティーレマンスといった攻撃的なカードを切っていき、72分にはデューズバリー=ホールがようやくファーストシュートを放つ。

一方、アーセナルはトロサールを下げてエンケティア、80分過ぎにはウーデゴールを下げて負傷明けのトーマスを投入。やや逃げ切りを意識した戦い方にシフトする。

その後、レスターがリスクを冒して前に出ていく中、後半アディショナルタイムにはジンチェンコを下げて冨安を左サイドバックに入れて専守防衛の構えを見せたアウェイチームは、最後までホームチームに見せ場を作らせず。1-0で競り勝ったアルテタのチームが連勝で首位キープに成功した。

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