イタリア代表MF
ニコロ・ザニオーロの母親が再び
ローマを非難した。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。
ザニオーロは今冬にローマから
ガラタサライへ移籍。退団希望がローマ幹部らの怒りを買い、今季後半戦の飼い殺しを示唆されながらも、移籍市場終盤になんとかトルコ行きで決着した。
そんなザニオーロのお騒がせ家族として度々話題に上がるのが、母のフランチェスカ・コスタさん。ガラタサライ移籍成立前には、息子を四面楚歌に追い込んだとしてローマを非難していたが、イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』のインタビューで再び口を開いた。
「息子は狂ってもいなければ、裏切り者でもないわ。すべてが捏造されているわね。彼に植え付けられたイメージは、誰かさんのクラブにとってそれが都合が良かったから。ここ数週間で始まったことではないわ」
「息子は昨季終了後にクラブと話し、『君には5000万〜6000万ユーロ(約71億〜85億円)の価値がある』と確かに言われてる。なら、その評価に見合った契約オファーはいつになったら届くの? チームメイトが契約交渉を進めているのに彼は?」
「時間が経ち、クラブは『6月に売りたい』と言い出したわ。そして最後は『ザニオーロはプレーを拒否した。裏切り者だ』とね。息子も私も長く住むべき場所じゃないと確信したわ」
昨年以降、頻繁にローマとの契約延長交渉が話題に上がったザニオーロだが、確執の根底はやはり金銭面だった模様。クラブと選手、互いの言い分はさておき、両者とも清々しているだろう。
ガラタサライのイタリア代表MFニコロ・ザニオーロ(24)は、アタランタ行きの可能性が高まっているようだ。
昨夏の移籍市場で、ガラタサライから買い取りオプション付きのレンタル移籍でアストン・ビラに加入したザニオーロ。即戦力として大きな期待が寄せられていたが、公式戦39試合出場で2ゴール、プレミアリーグでの先発はわずか9試合にとどまると、ビラは買い取りオプション行使を見送る決断を下した。
これにより、2027年まで契約を残すガラタサライへの復帰が決定したザニオーロ。しかし、クラブも選手も今夏の移籍市場での移籍先を探すことで思惑は一致しており、本人が熱望するセリエA復帰に向けて動いている。
ザニオーロに対してはフィオレンティーナも高い関心を示しているが、移籍市場に精通するジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によると、現在獲得レースをリードするのはアタランタとのこと。選手は新シーズンにチャンピオンズリーグ(CL)へ出場するクラブへの移籍を好んでいるようだ。
イタリア『スカイ・スポーツ』によるとクラブ間の交渉は現在も続けられており、アタランタは総額約1600万ユーロ(約27億7000万円)の買取義務オプションが付随したレンタル移籍を希望している模様。一方で、ガラタサライは1900万ユーロ(約32億9000万円)を望んでおり、どこまで歩み寄れるかが焦点となっているようだ。
2024.07.02 17:20 Tue
