シティが快勝でスパーズ戦敗戦を払しょく! 暫定3pt差でアーセナルとの首位攻防戦へ《プレミアリーグ》

2023.02.13 03:28 Mon
Getty Images
プレミアリーグ第23節、マンチェスター・シティvsアストン・ビラが12日にエティハド・スタジアムで行われ、ホームのシティが3-1で快勝した。

シティは前節、トッテナムに0-1で競り負けて連勝がストップ。エバートンに敗れた首位のアーセナルにお付き合いする形となった。それでも、今節先に試合を戦ったアーセナルがドローに終わったため、週明けに控える直接対決に向けて3ポイント差に詰め寄る絶好のチャンスを得た。
6日にプレミアリーグから財務違反を告発されクラブに激震が走った中、バウンスバックを図るグアルディオラのチームは11位のアストン・ビラをホームで迎え撃った。スパーズ戦からは先発4人を変更。アケとリコ・ルイス、アカンジ、アルバレスに代えてルベン・ディアス、ラポルテ、ギュンドアン、デ・ブライネを起用。[3-2-4-1]の布陣で臨んだ。

開始直後にボックス内に抜け出したベイリーにいきなり際どいシーンを作られたシティだったが、直後に訪れたファーストチャンスをいきなりゴールに結びつける。

4分、左CKの場面でキッカーのマフレズが左足アウトスウィングの正確なボールを入れると、DFを振り切ってニアのスペースに走り込んだロドリが頭で合わせる。これがニア下に決まった。
幸先よく先制に成功したホームチームは以降も積極的にゴールを目指す。11分にはロドリの絶妙なスルーパスに抜け出したギュンドアンがボックス内でGKと一対一となるが、これは相手守護神マルティネスのビッグセーブに遭う。その直後にも裏抜けしたハーランドとGKが交錯してこぼれたボールをギュンドアンが無人のゴールへ蹴り込むが、ここはハーランドのオフェンスファウルでゴールは認められず。

畳みかける攻めから追加点奪取とはならずも、相手に反撃の機会を与えることなくきっちりゲームをコントロール。左サイドでグリーリッシュが存在感を示し始め、続けてボックス内で際どいシュートを放っていく。

前半終盤にかけても攻勢を続けるホームチームは39分、中盤での素早い囲い込みからのボール奪取を起点にカウンターを発動。デ・ブライネの背後を狙ったラストパスをDFが触ってボックス右に流れると、快足を飛ばして追いついたハーランドが回収。縦に仕掛けてゴールライン際でクロスを入れると、ファーにフリーで走り込んだギュンドアンがワンタッチで流し込んだ。

さらに、前半終了間際にはボックス内で仕掛けたグリーリッシュがジェイコブ・ラムジーとの交錯でPKを獲得。これをキッカーのマフレズが冷静に左隅へ蹴り込み、前半の内に勝負を決めた。

迎えた後半、グアルディオラ監督は前半にカードをもらっていたルベン・ディアス、太ももを気にしていたハーランドを下げてアカンジ、アルバレスをハーフタイム明けに投入。立ち上がりにはセットプレーの流れからロドリが鋭い左足のシュートで自身2点目に迫る。

一方、後半も圧倒される苦境が続くビラは60分過ぎに3枚替えを敢行。デュラン、マッギン、アレックス・モレノをピッチへ送り込む。すると、この交代直後の61分にはデュランとドウグラス・ルイスの連続したプレスでベルナルド・シウバのボールロストを誘ってカウンターを発動。ドウグラス・ルイスのラストパスに抜け出したワトキンスが冷静にGKとの一対一を制し、この試合最初の枠内シュートをゴールに結びつけた。

軽率なミスからクリーンシートを逃したシティは気を引き締め直してゲームをコントロール。相手が前に出てきた際には鋭いカウンターを仕掛け、アルバレスらが4点目に迫る。また、69分にはグリーリッシュを下げて5試合ぶりの復帰となったフォーデンをピッチへ送り込んだ。

後半終盤にかけて途中投入のコウチーニョ、アレックス・モレノを起点に幾度か決定機を作るアウェイチームの追い上げに手を焼くシティ。84分にゴール前へ抜け出したマフレズに試合を決めるチャンスが訪れるが、シュートを枠に飛ばせない。

その後、マフレズを下げてアケを投入し、4バックの形で逃げ切り態勢に入ったペップのチームは、デュランにクロスバー直撃のシュートを打たれて肝を冷やすも、3-1のままクローズ。

ホームでスパーズ戦敗戦を払しょくする快勝を収めたシティが、次節敵地での首位攻防戦を前に暫定ポイント差を「3」に縮めている。

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