途中出場ロイス弾でドルトムントが浅野フル出場のボーフムに競り勝つ《DFBポカール》

2023.02.09 06:51 Thu
Getty Images
DFBポカール3回戦、ボーフムvsドルトムントが8日に行われ、1-2でドルトムントが勝利した。ボーフムのFW浅野拓磨はフル出場している。

ブンデス1部で15位に低迷するボーフムと、3位のドルトムントによる一戦。
ボーフムは直近のホッフェンハイム戦で今季初ゴールを挙げた浅野が[4-3-3]の右ウイングでスタメンとなった。

対するドルトムントも[4-3-3]を採用、3トップにアラー、ブラント、バイノー=ギテンスを据えた。

開始1分過ぎ、CKからヴォルフのヘディングシュートでゴールに迫ったドルトムントが良い入りを見せる。さらに15分、ボックス左からバイノー=ギテンスの放ったシュートはGKリエマンにセーブされた。
その後も24分にブラントの直接FKでゴールを脅かしたドルトムントが主導権を握った中、31分に浅野に好機。右クロスをゴール前に詰めた浅野がシュートに持ち込みかけた。

それでもハーフタイム間際の追加タイム1分、押し込み続けたドルトムントが先制する。ボーフムGKリエマンが飛び出してクリアしたボールをハーフラインにいたジャンがカット。すかさずロングシュートを狙うと、無人のゴールに吸い込まれた。

ドルトムントが1点をリードして迎えた後半、54分に浅野が好機演出。バイタルエリアでパスを受けた浅野が絶妙なスルーパス。これを受けたアントウィ=アジェイがGKと一対一となるもコベルの好守に阻まれた。

それでも60分、ボーフムがPKを獲得する。右サイドからロジラの上げたクロスがバイノー=ギテンスのハンドを誘った。このPKをシュテーガーが決めて試合を振り出しに戻した。

同点となったことを受けてロイスを投入したドルトムントは、そのロイスが勝ち越し弾。70分、ベリンガムがスルーパスに抜け出してボックス左へ。ラストパスを送り、フリーのロイスがゴールに蹴り込んだ。

これが決勝点となってドルトムントが勝利。ベスト8へ進出している。

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奇跡の1部残留を果たしたボーフム、新監督にツァイドラー氏を招へい

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浅野拓磨のボーフム退団が決定…クラブが契約満了10選手の退団発表

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チーム外された正守護神の代役…チームを降格から救うPKセーブのボーフムGKルーテが試合後に引退を明かす「プロサッカー選手として最後の試合だった」

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「このような結果は不公平…」3点差追いつきPK戦で残留掴んだボーフム、指揮官は選手たちを称える「逆転できると信じていたチームを誇りに思う」

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「内野貴史を見ると、涙が溢れてくる」3-0からまさかの逆転負け…デュッセルドルフ指揮官は「敗北は当然だった」と力の差を認める

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レバークーゼンが田中碧欠場のデュッセルドルフに快勝、国内2冠に迫る【DFBポカール】

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2部カイザースラウテルンが28季ぶりに決勝進出、3部ザールブリュッケンの進撃を止める【DFBポカール】

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