白熱のマンチェスター・ダービーは絶好調ユナイテッドが逆転で制す! ラッシュフォードがクラブ記録のホーム9戦連続弾で決勝点《プレミアリーグ》
2023.01.14 23:37 Sat
プレミアリーグ第20節、マンチェスター・ユナイテッドvsマンチェスター・シティが14日にオールド・トラッフォードで行われ、ホームのユナイテッドが2-1で逆転勝利した。
目下リーグ4連勝を含む公式戦8連勝と完全に復調したユナイテッド(勝ち点35)、は気付けば一時大きく離れていた上位陣との勝ち点差が縮まり、首位アーセナルと9ポイント差の4位まで浮上。直近のEFLカップ準々決勝でもチャールトンに3-0の完勝を収めた絶好調の赤い悪魔は前回対戦で3-6の惨敗を喫した宿敵にリベンジの白星を狙った。テン・ハグ監督はこのダービーに向け、負傷のダロトとコンディションにやや不安を抱えるリサンドロ・マルティネスの代役にワン=ビサカ、マラシアを起用した以外、現状のベストメンバーを起用。1トップにマルシャル、2列目に右からブルーノ・フェルナンデス、エリクセン、ラッシュフォードが並ぶ[4-2-3-1]で臨んだ。
一方、リーグ3連覇に向けて絶好調のアーセナルを5ポイント差で追う2位のシティ(勝ち点39)は、過密日程による幾つかの取りこぼしがありながらも、安定して勝ち点を積み重ねている。年明け以降は難敵チェルシーとの公式戦連戦を見事に連勝で飾ったが、直近のEFLカップ準々決勝ではリーグ最下位に沈むサウサンプトンに枠内シュート0本で0-2の完敗。まさかの今季最初のタイトル逸となった。新年初黒星からのバウンスバックを期すペップのチームは、リーグ前節のチェルシー戦から先発2人を変更。負傷のストーンズとギュンドアンに代えてアカンジ、マフレズを起用。並びを[3-2-4-1]から[4-3-3]に戻した。
上位争いの行方を左右する重要な今季2度目のマンチェスター・ダービーは、互いに比較的慎重な入りを見せる。以降はボールを後方から動かすシティに対して、ユナイテッドが人を強く意識したタイトな守備で応戦する構図に落ち着く。
その中で強度の高い守備がまずまず機能するホームチームは、11分にエリクセンのスルーパスに抜け出したB・フェルナンデスがボックス右に持ち込んで両チームを通じたファーストシュートを放ったが、これは惜しくも枠の左へ外れる。
打ち合いとなった前回対戦とは打って変わって胃がキリキリと痛むような緊迫した攻防が繰り広げられる中、守備でリズムを作るユナイテッドに続けて決定機が訪れる。まずは34分、中盤のB・フェルナンデスが背後のスペースへ出したスルーパスに抜け出したラッシュフォードが左サイドで飛び出したGKをかわしてシュートに持ち込むが、ここはDFアカンジのゴールカバーに遭う。続く37分にはエリクセンのスルーパスに再びラッシュフォードが抜け出してロドリをスピードで振り切ったが、ボックス右に持ち込んで放ったシュートはGKエデルソンにうまく間合いを潰されてゴールならず。
守備陣の好守で失点を免れたシティだったが、攻撃面では相手の堅固な守備ブロックを前にジャブを打ち続けるにとどまり、アディショナルタイムに放ったウォーカーの強烈なミドルシュートを含めシュート2本はいずれも枠を外れ、サウサンプトン戦に続いて枠内シュートがない攻撃の停滞が懸念される前半45分となった。
迎えた後半、先に動いたのはやや優勢に試合を進めていたユナイテッド。ギリギリでダービーに間に合わせてきたマルシャルを下げてアントニーを1トップのポジションに投入した。
一方、後半も同じメンバーで臨んだものの、スペイン人指揮官がハーフタイムに施した戦術面の修正によってボールの循環を改善したシティ。よりボール保持率、相手陣内でのプレータイムを増やしてボックス内への侵入や際どいクロスでチャンスを作り始める。さらに、57分にはフォーデンを下げてグリーリッシュを最初のカードとして切った。
すると、リーグ前節のチェルシー戦同様にグアルディオラ監督の勝負手が先制点をもたらす。60分、中央のロドリから右サイドに展開されたボールを収めたマフレズが内側でボックス内に走り込むデ・ブライネに繋ぐと、一瞬外側にふくらんでカゼミロを振り切ったベルギー代表MFがゴールライン際で正確なクロスを供給。これをファーからゴール前に走り込んだグリーリッシュが完璧なヘディングで叩き込んだ。
後半は我慢の時間帯が続いた中、耐え切れずに失点を喫したユナイテッドは、守備面でギアを上げて再び前からボールを奪いに行く姿勢を見せるが、余裕を見せるシティからなかなか効果的にボールを奪えない。72分にはエリクセンを諦めてガルナチョをピッチに送り出すと、この選手交代が流れを変える。
ラッシュフォードを最前線、左にガルナチョを配置してより縦への推進力を生んだユナイテッドは78分に追いつく。自陣右サイドでのワン=ビサカの粘りの運びからカゼミロが斜めのスルーパスを相手ハイラインの背後へ供給。最初に反応したラッシュフォードはオフサイドポジションも、その背後から走り込んだB・フェルナンデスがペナルティアーク付近で右足のシュートをゴール右隅へ流し込んだ。ラッシュフォードのプレー関与の可能性からVARのレビューが入るも、最終的にゴールが支持された。
受け入れがたい判定によって少し集中力が切れたシティに対して、スタジアム全体で勢いづくユナイテッドは、再び相手の隙を突いて一気に試合を引っくり返す。
82分、ハーフウェイライン付近で味方からのパスを懸命に追ってマイボールとしたB・フェルナンデスが左サイドでスペースを狙うガルナチョにスルーパスを通す。そのままボックス左へ持ち込んだガルナチョは一度シュートをブロックされたが、こぼれ球を収めて鋭い反転でDFアケを一瞬外して左足でグラウンダーのクロスを供給。これをゴール前のラッシュフォードがワンタッチで流し込んだ。
デニス・ヴァイオレットが持つクラブ記録のホーム9試合連続ゴールに並ぶ背番号10の一撃でリードを手にしたホームチームは、ここからリスクを前に出るシティに対して逃げ切り態勢に入る。試合終了間際には殊勲のラッシュフォードを下げてマグワイアらを投入し、5バックで相手の攻撃に応対。
そして、シティの最終盤の猛攻をチーム一丸となった守備で撥ね返し続けた赤い悪魔がホーム開催のダービーで会心の逆転勝利。リーグ5連勝と共に公式戦連勝を9試合に更新し、暫定3位に浮上している。一方、不運な判定もあって宿敵に敗れて公式戦連敗のシティは、逆転での3連覇へ厳しい勝ち点逸となった。
目下リーグ4連勝を含む公式戦8連勝と完全に復調したユナイテッド(勝ち点35)、は気付けば一時大きく離れていた上位陣との勝ち点差が縮まり、首位アーセナルと9ポイント差の4位まで浮上。直近のEFLカップ準々決勝でもチャールトンに3-0の完勝を収めた絶好調の赤い悪魔は前回対戦で3-6の惨敗を喫した宿敵にリベンジの白星を狙った。テン・ハグ監督はこのダービーに向け、負傷のダロトとコンディションにやや不安を抱えるリサンドロ・マルティネスの代役にワン=ビサカ、マラシアを起用した以外、現状のベストメンバーを起用。1トップにマルシャル、2列目に右からブルーノ・フェルナンデス、エリクセン、ラッシュフォードが並ぶ[4-2-3-1]で臨んだ。
一方、リーグ3連覇に向けて絶好調のアーセナルを5ポイント差で追う2位のシティ(勝ち点39)は、過密日程による幾つかの取りこぼしがありながらも、安定して勝ち点を積み重ねている。年明け以降は難敵チェルシーとの公式戦連戦を見事に連勝で飾ったが、直近のEFLカップ準々決勝ではリーグ最下位に沈むサウサンプトンに枠内シュート0本で0-2の完敗。まさかの今季最初のタイトル逸となった。新年初黒星からのバウンスバックを期すペップのチームは、リーグ前節のチェルシー戦から先発2人を変更。負傷のストーンズとギュンドアンに代えてアカンジ、マフレズを起用。並びを[3-2-4-1]から[4-3-3]に戻した。
その中で強度の高い守備がまずまず機能するホームチームは、11分にエリクセンのスルーパスに抜け出したB・フェルナンデスがボックス右に持ち込んで両チームを通じたファーストシュートを放ったが、これは惜しくも枠の左へ外れる。
互いに相手の出方を確認した前半半ばを迎えて動きが期待されたものの、ユナイテッドのソリッドな守備に手を焼くシティが、なかなか効果的にボールを前進させることができずに睨み合いの状況が続く。徐々に個々の立ち位置の変化でボールの循環にアクセントを加え始めたアウェイチームは23分、ベルナルド・シウバの浮き球のクロスのこぼれからボックス右のハーランドにシュートチャンスも、ここは相手DFの身体を張ったブロックに遭う。
打ち合いとなった前回対戦とは打って変わって胃がキリキリと痛むような緊迫した攻防が繰り広げられる中、守備でリズムを作るユナイテッドに続けて決定機が訪れる。まずは34分、中盤のB・フェルナンデスが背後のスペースへ出したスルーパスに抜け出したラッシュフォードが左サイドで飛び出したGKをかわしてシュートに持ち込むが、ここはDFアカンジのゴールカバーに遭う。続く37分にはエリクセンのスルーパスに再びラッシュフォードが抜け出してロドリをスピードで振り切ったが、ボックス右に持ち込んで放ったシュートはGKエデルソンにうまく間合いを潰されてゴールならず。
守備陣の好守で失点を免れたシティだったが、攻撃面では相手の堅固な守備ブロックを前にジャブを打ち続けるにとどまり、アディショナルタイムに放ったウォーカーの強烈なミドルシュートを含めシュート2本はいずれも枠を外れ、サウサンプトン戦に続いて枠内シュートがない攻撃の停滞が懸念される前半45分となった。
迎えた後半、先に動いたのはやや優勢に試合を進めていたユナイテッド。ギリギリでダービーに間に合わせてきたマルシャルを下げてアントニーを1トップのポジションに投入した。
一方、後半も同じメンバーで臨んだものの、スペイン人指揮官がハーフタイムに施した戦術面の修正によってボールの循環を改善したシティ。よりボール保持率、相手陣内でのプレータイムを増やしてボックス内への侵入や際どいクロスでチャンスを作り始める。さらに、57分にはフォーデンを下げてグリーリッシュを最初のカードとして切った。
すると、リーグ前節のチェルシー戦同様にグアルディオラ監督の勝負手が先制点をもたらす。60分、中央のロドリから右サイドに展開されたボールを収めたマフレズが内側でボックス内に走り込むデ・ブライネに繋ぐと、一瞬外側にふくらんでカゼミロを振り切ったベルギー代表MFがゴールライン際で正確なクロスを供給。これをファーからゴール前に走り込んだグリーリッシュが完璧なヘディングで叩き込んだ。
後半は我慢の時間帯が続いた中、耐え切れずに失点を喫したユナイテッドは、守備面でギアを上げて再び前からボールを奪いに行く姿勢を見せるが、余裕を見せるシティからなかなか効果的にボールを奪えない。72分にはエリクセンを諦めてガルナチョをピッチに送り出すと、この選手交代が流れを変える。
ラッシュフォードを最前線、左にガルナチョを配置してより縦への推進力を生んだユナイテッドは78分に追いつく。自陣右サイドでのワン=ビサカの粘りの運びからカゼミロが斜めのスルーパスを相手ハイラインの背後へ供給。最初に反応したラッシュフォードはオフサイドポジションも、その背後から走り込んだB・フェルナンデスがペナルティアーク付近で右足のシュートをゴール右隅へ流し込んだ。ラッシュフォードのプレー関与の可能性からVARのレビューが入るも、最終的にゴールが支持された。
受け入れがたい判定によって少し集中力が切れたシティに対して、スタジアム全体で勢いづくユナイテッドは、再び相手の隙を突いて一気に試合を引っくり返す。
82分、ハーフウェイライン付近で味方からのパスを懸命に追ってマイボールとしたB・フェルナンデスが左サイドでスペースを狙うガルナチョにスルーパスを通す。そのままボックス左へ持ち込んだガルナチョは一度シュートをブロックされたが、こぼれ球を収めて鋭い反転でDFアケを一瞬外して左足でグラウンダーのクロスを供給。これをゴール前のラッシュフォードがワンタッチで流し込んだ。
デニス・ヴァイオレットが持つクラブ記録のホーム9試合連続ゴールに並ぶ背番号10の一撃でリードを手にしたホームチームは、ここからリスクを前に出るシティに対して逃げ切り態勢に入る。試合終了間際には殊勲のラッシュフォードを下げてマグワイアらを投入し、5バックで相手の攻撃に応対。
そして、シティの最終盤の猛攻をチーム一丸となった守備で撥ね返し続けた赤い悪魔がホーム開催のダービーで会心の逆転勝利。リーグ5連勝と共に公式戦連勝を9試合に更新し、暫定3位に浮上している。一方、不運な判定もあって宿敵に敗れて公式戦連敗のシティは、逆転での3連覇へ厳しい勝ち点逸となった。
マンチェスター・ユナイテッドの関連記事
プレミアリーグの関連記事
|
マンチェスター・ユナイテッドの人気記事ランキング
1
主力温存のユナイテッドがブレントフォードに大量4失点で逆転負け…デ・リフト再負傷も痛恨に【プレミアリーグ】
プレミアリーグ第35節、ブレントフォードvsマンチェスター・ユナイテッドが4日にGtechコミュニティ・スタジアムで行われ、ホームのブレントフォードが4-3で逆転勝利した。 14位のユナイテッドは、アウェイ開催となったヨーロッパリーグ(EL)準決勝1stレグのアスレティック・ビルバオ戦に3-0で完勝。最高の形でオールド・トラッフォードでの2ndレグを迎える形となった。その2ndレグに弾みを付けるべく臨んだ11位ブレントフォードとのアウェイゲームではドルグ、ウガルテ、ガルナチョを除く先発8人を変更。GKにバユンドゥルを起用したほか、チド・オビ、アマス、フレデリクソンら若手を起用した。 開始早々の3分にショーの不用意なヘディングでのバックパスがあわやオウンゴールとなりそうなバタバタした入りとなったユナイテッド。 以降も押し込まれる状況が続いたが、ワンチャンスを活かして先制点を奪う。14分、相手GKとDFの続けてのクリアミスを相手陣内左サイドでガルナチョが回収し味方とのパス交換で深い位置に抜け出して正確なグラウンダークロスを供給。これをゴール前に走り込んだマウントが右足で合わせ、待望の今季初ゴールとした。 幸先よく先制に成功したが、試合の主導権を掌握するまでには至らず。ブレントフォードの強度の高いプレーに押され始めると、27分にはカヨデのロングスローを撥ね返せずにボックス内でのルーズボールに続けて敗れる。最後はダムスゴーアの折り返しがDFショーにディフレクトしたボールがゴール右隅に決まった。 これで1-1のイーブンに戻されると、33分には自陣ボックス付近での競り合いでDFデ・リフトが足を痛めてプレーを止めてしまう。これに対してプレーを継続し右サイドからノアゴーアが浮き球で上げたクロスをシャーデが打点の高いヘディングで合わせたブレントフォードが逆転ゴールを奪った。 連続失点に加えてデ・リフトがプレー続行不可能となり、マグワイアのスクランブル投入を余儀なくされたユナイテッド。以降もシャーデやノアゴーアに決定機を許すなど守勢を撥ね返せぬまま1点ビハインドで試合を折り返した。 迎えた後半、ショーとドルグに代えてヨロ、アマドを同時投入したユナイテッド。さらに、57分にはマウントを下げて古巣対戦のエリクセンをピッチに送り出した。59分にはそのエリクセンを起点にガルナチョとオビの連携から決定機が生まれるが、オビのシュートは相手DFのブロックに遭う。 自分たちの時間帯でゴールをこじ開けられなかったユナイテッドはブレントフォードのしたたかな波状攻撃に遭い。一気に守備が瓦解する。まずは70分、左サイドから右サイドに振られてゴール前に折り返されたボールをシャーデに頭で合わせられて3失点目。さらに、74分には右サイドのスペースに抜け出したカヨデからの折り返しをゴール前のウィサにワンタッチで押し込まれ、瞬く間にリードを3点に広げられた。 これで厳しくなった赤い悪魔だったが、ゲームクローズに入ったホームチームを相手に試合終盤にかけては気概を見せた攻撃を仕掛けていく。そして、82分にはエリクセンとのパス交換からボックス手前のガルナチョが鋭いミドルシュートを右隅に突き刺して反撃の狼煙を上げる。 以降は相手の堅守に撥ね返され続けたが、試合終了間際の95分にはディアロがGKの股間を抜くシュートを突き刺して1点差まで詰め寄った。しかし、同点に追いつく時間は残されておらず。試合はこのままタイムアップ。 主力温存という当初の目的は達したが、デ・リフトの再負傷に大量4失点での敗戦と週明けのアスレティック戦へ不安を残す形となった。なお、勝利したブレントフォードは今季初の3連勝となった。 ブレントフォード 4-3 マンチェスター・ユナイテッド 【ブレントフォード】 オウンゴール(前27) ケヴィン・シャーデ(前33、後25) ヨアン・ウィサ(後29) 【マンチェスター・U】 メイソン・マウント(前14) アレハンドロ・ガルナチョ(後37) アマド・ディアロ(後50) 2025.05.05 00:14 Mon2
移籍の噂浮上のガルナチョ、ナポリやチェルシーが関心も「ここで幸せだ」とユナイテッド残留を匂わせ
マンチェスター・ユナイテッドのアルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョ(20)が移籍の噂を否定した。 ユナイテッドの下部組織出身のガルナチョは、2022年7月にファースチームに昇格。これまで公式戦140試合に出場し26ゴール22アシストを記録している。 今シーズンも公式戦54試合に出場し11ゴール10アシストと不振が続くチームを牽引する存在に。一方で、ナポリやチェルシーが今夏の獲得を目指していると噂されており、ルベン・アモリム監督との関係からも退団する可能性が伝えられてきた。 そのユナイテッドは、8日にヨーロッパリーグ(EL)準決勝2ndレグでアスレティック・ビルバオと対戦。ELを制し、来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得したいところだ。 ガルナチョは試合に向けた記者会見に出席。自身の去就について問われると、やんわりと否定した。 「サッカー選手として、将来についての噂は当然聞くものだよ」 「でも、僕は2028年まで契約があるから、ここで幸せだ」 実質的な残留宣言とも取れるコメント。ユナイテッドが資金欲しさに手放すことがなければ、来シーズンもチームに留まることになりそうだ。 また、かつてプレーしたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが21歳になるまでに決めたゴール記録に1つに迫っているというガルナチョ。その記録についても言及した。 「数字にはこだわっていない。クリスティアーノがここでプレーしていた頃は、彼は別のサッカー選手であり、試合のスタイルも違っていたと思う」 「僕はただチームを助け、試合に勝つように努めるだけだ」 「もちろん、チャンスを逃したことに関しては、僕もラスムス(・ホイルンド)もチームのストライカー全員も本当に一生懸命練習している。僕らは成長していると思うし、もっと上手くなれるように努力するつもりだ」 2025.05.07 23:50 Wed3
「特別な夜、長く待ち望んでいた夜」ケガに苦しむ中で2ゴールで勝利貢献のマウント、本拠地での初ゴールに「諦めずにやり続けてきた」
マンチェスター・ユナイテッドのMFメイソン・マウントがアスレティック・ビルバオ戦を振り返り、ゴールを喜んだ。 8日、ヨーロッパリーグ(EL)準決勝2ndレグでユナイテッドはホームにアスレティックを迎えた。 アウェイでの1stレグで0-3と圧勝していたユナイテッド。2ndレグは逆転を目指すアスレティックに先制を許すも、その後はやらせない展開に。すると72分にマウントのゴールで同点に追いつくと、カゼミロ、ラスムス・ホイルンドとゴールを重ね勝利を確実なものに。後半アディショナルタイムにはマウントが2点目を決め、4-1で勝利。2戦合計7-1で決勝進出を決めた。 途中出場から2ゴールを記録したマウントはイギリス『TNT Sports』のインタビューに応じ、チームとして不振を極めた中での決勝進出を喜んだ。 「大変だった。ここに来てから、ケガや挫折もあったけど、常にポジティブな姿勢を保ってきた。何か良いことが起こると信じて、諦めずにやり続けてきた」 マウントは2023年7月に加入してから、ケガに苦しみ、満足いくプレーができていなかった中で殊勲の2ゴール。逆転を目指すアスレティックの猛攻を乗り切っての勝利を喜び、途中出場する際の心境も明かした。 「僕たちはなんとか嵐を乗り切り、もちろん最初のゴールを決めて1-1に追いついたことで、少し落ち着くことができた」 「ただ試合に出場して影響を与えようと思っただけだ。他の控え選手たちと一緒に出場した時は、試合は接戦だったし、出場して試合を落ち着かせて、影響を与えようとした」 また、後半アディショナルタイムの自身のゴールについては「僕はMFの前にいたので、頭の中では『もしボールが僕に回ってきたら、まず触ってシュートする』とだけ考えていた」と語り、「左足で蹴る必要はなかったけど、ディフェンダーがゴールからかなり離れているのが見えたので、上手くボールに触ろうとしただけなんだ」と語り、自身のオールド・トラッフォードでの初ゴールを振り返った。 「観客の熱狂は信じられないほどだ。彼らはずっと僕たちを応援してくれた」 「僕個人としては、もちろんここで、オールド・トラッフォードで初ゴールを決めたので、特別な夜になった。長い間待ち望んでいた夜だ。今夜は僕たちにとって特別な瞬間であり、力強く終わらせたい」 決勝は同じプレミアリーグを戦うよく知るトッテナムとの対戦に。勝利をおさめ、苦しんだシーズンでチャンピオンズリーグ(CL)の出場権を手にすることができるか注目だ。 <span class="paragraph-title">【動画】マウントが鮮やか2ゴール!ユナイテッドが無敗でEL決勝へ</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="TqTAAMsrbXU";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.05.09 12:05 Fri4
【プレミアリーグ第36節プレビュー】優勝争い演じた両雄対戦に、ニューカッスルvsチェルシー!
先週末に行われた第35節はリバプール、アーセナルの2強に加え、ニューカッスルが取りこぼした一方、マンチェスター・シティ、チェルシーがトップ5争いにおいて重要な勝ち点3を挙げている。 引き続き熾烈なチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いに焦点が向けられるが、今節の最注目カードはリーグタイトル争いのメインキャストを担ってきた首位のリバプール(勝ち点82)と2位のアーセナル(勝ち点67)による頂上決戦だ。 リバプールは前節、MF遠藤航とMFエリオットをリーグ初先発で起用するなど大きくメンバーを入れ替えたなか、チェルシーとのアウェイゲームで1-3の敗戦。DFファン・ダイクのゴールで一矢報いたが、優勝を決めた直後の試合ということもあり、モチベーションで上回る相手に屈した。今節も引き続きいくつかのポジションでのメンバー変更が見込まれるが、ホームで2位チーム相手に初のリーグ連敗は避けたいだけに、気を引き締めての戦いとなるはずだ。 一方、前節はボーンマス相手にホームで1-2の逆転負けを喫したアーセナル。さらに、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグではパリ・サンジェルマン(PSG)に1-2で敗戦。FWサカのゴールで一矢報いたが、敵地で優勢に進めたなかで再び相手守護神ドンナルンマの再三のビッグセーブに阻まれ、連敗でのベスト4敗退。これで今季の無冠が確定した。自力でのトップ5確定に残り3ポイント、2位フィニッシュに向けても勝利が必要となる王者とのアウェイゲームでは連敗ストップも兼ねてしっかりとした戦いを見せたい。 トップ5争いの最重要カードは4位のニューカッスル(勝ち点63)と、5位のチェルシー(勝ち点63)の同勝ち点対決だ。 ニューカッスルは前節、ブライトン&ホーヴ・アルビオン戦を1-1のドローで終えた主導権を握られた前半に失点を喫すると、後半は攻撃の停滞を余儀なくされたが、3度目の正直で得たPKをFWイサクが決めて辛くも敗戦を回避した。ここにきてやや攻撃の勢いにかげりが見え始めており、トップ5フィニッシュへ重要なホームでの大一番ではイサクを中心に攻撃陣の奮起を期待したい。 対するチェルシーは前述のリバプール戦をMFエンソ・フェルナンデス、悩めるMFパーマーのPKによる久々のゴールなどで勝利。リーグ3連勝と絶好調だ。さらに、カンファレンスリーグ(ECL)準決勝2ndレグでは16歳MFウォルシュをスタメン起用するなど大幅なターンオーバーを敢行した末にMFデューズ=バリーホールの奪ったゴールを守り抜いて1-0の勝利。ユールゴーデンを2戦合計5-1で退けてファイナル進出を決めた。準備期間では相手に分があるものの、コンディション面ではほぼ互角な状況と言えるだけに真っ向勝負でマグパイズ撃破といきたい。 リーグ4連勝で3位に浮上したマンチェスター・シティ(勝ち点64)は、最下位のサウサンプトン相手に5連勝を目指す。リーグ前節は6連勝と絶好調だったウォルバーハンプトンを相手にMFデ・ブライネのゴールを守り抜いて勝利。トップ5フィニッシュに近づくとともに、2位アーセナルも視界の端に捉えた。さらなる連勝を目指す最下位相手の一戦では勝ち点3とともに混戦のなかで重要な得失点差も意識した戦いを見せたい。そのなかでベンチに戻ってきたFWハーランドの復帰にも期待だ。 また、トップ5圏外から上位浮上を目指す6位のノッティンガム・フォレスト(勝ち点61)、7位のアストン・ビラ(勝ち点60)はそれぞれ19位のレスター・シティ、8位のボーンマス相手に勝ち点3を目指す。 MF三笘薫を擁する10位のブライトンは、シティに6連勝を止められた13位のウォルバーハンプトンと対戦。前節、チームは上位のニューカッスルに善戦も三笘は腰痛の影響かベンチ外に。今節はメンバー入りが可能なようで、出場試合3試合連続ゴールとともに自身初のリーグ2桁ゴール達成も期待したいところだ。 ヨーロッパリーグ(EL)決勝進出を果たした15位のマンチェスター・ユナイテッド、16位のトッテナムはそれぞれ17位ウェストハムと12位クリスタル・パレスとボトムハーフの相手と対戦する。 MFマウントの2ゴールなどでアスレティック・ビルバオをホームで4-1で撃破し、2戦合計7-1で4季ぶりのELファイナル進出を果たしたユナイテッド。ただ、プレミアリーグでは2分け4敗の6戦未勝利と低調なパフォーマンスが続いており、21日の大一番を前にそろそろ勝利を取り戻したい。 一方、ボデ/グリムトに敵地で2-0の勝利を収め2戦合計5-1で41年ぶりのEL決勝進出を決めたスパーズ。ユナイテッド同様にリーグ戦では1分け3敗の4戦未勝利と低空飛行。大一番へ中盤や攻撃のオプションを増やしつつ、勝ち点3を目指す。対戦相手のクリスタル・パレスでは2試合連続スタメン出場中のMF鎌田大地の活躍にも期待だ。 《プレミアリーグ第36節》 ▽5/10(土) 《23:00》 フルアム vs エバートン イプスウィッチ vs ブレントフォード サウサンプトン vs マンチェスター・シティ ウォルバーハンプトン vs ブライトン 《25:30》 ボーンマス vs アストン・ビラ ▽5/11(日) 《20:00》 ニューカッスル vs チェルシー 《22:00》 マンチェスター・ユナイテッド vs ウェストハム ノッティンガム・フォレスト vs レスター・シティ トッテナム vs クリスタル・パレス 《24:30》 リバプール vs アーセナル 2025.05.10 15:30 Sat5