アチェルビの移籍後初ゴールでパルマとの延長戦を制したインテルがベスト8進出《コッパ・イタリア》

2023.01.11 08:11 Wed
Getty Images
インテルは10日、コッパ・イタリア・ラウンド16でパルマをホームに迎え、延長戦の末2-1で勝利した。
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3日前のモンツァ戦を2-2の引き分けに持ち込まれたインテルはその試合のスタメンから7選手を変更。ラウタロ、ムヒタリアン、バストーニ、GKオナナのみ引き続き先発となった。
ブッフォンが先発となったパルマに対し、ラウタロとホアキン・コレアの2トップで臨んだインテルは、3分にダンブロージオのミスキックからピンチを招く。

ここはGKオナナがシュートをセーブして助かったインテルが徐々に押し込むと23分に好機。ボックス左に侵入したゴセンスのクロスをガリアルディーニが合わせたが、シュートはわずかに枠を外れた。

その後は攻めあぐねたインテルは39分に失点する。ユリッチに豪快なミドルシュートを叩き込まれた。
1点ビハインドで迎えた後半もインテルがボールを持つ展開で推移していく。しかし攻めあぐねたことで67分に3枚替え。ジェコやディマルコを投入した。

後半終盤にかけても好機を作れず苦戦したインテルだったが、88分に追いつく。ルーズボールを拾ったラウタロがボックス中央からシュートを蹴り込んだ。

さらに追加タイム1分、ボックス左深くまでえぐったラウタロのクロスをジェコが合わせたが、GKブッフォンのファインセーブに阻まれ、試合は延長戦にもつれ込んだ。

迎えた延長戦ではパルマに幾つかピンチを許した中、延長後半5分にインテルが逆転する。ディマルコの左クロスをGKブッフォンが弾くと、ルーズボールをアチェルビが頭で押し込んだ。

アチェルビの移籍後初ゴールが決勝点となってインテルが苦しみながらも勝利、ベスト8ではアタランタvsスペツィアの勝者と対戦する。


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