三笘薫と冨安健洋の日本人対決実現! 三笘が1ゴールも首位アーセナルが5連勝締め《プレミアリーグ》
2023.01.01 04:37 Sun
プレミアリーグ第18節、ブライトンvsアーセナルが12月31日にアメックス・スタジアムで行われ、アウェイのアーセナルが2-4で勝利した。なお、ブライトンのMF三笘薫はフル出場。アーセナルのDF冨安健洋は60分から途中出場した。
再開初戦となったサウサンプトン戦を3-1の勝利で飾った7位のブライトンは、2022年最終戦で新体制2度目の連勝を狙った。そのセインツ戦で存在感を放った三笘は引き続き左ウイングでスタメンを飾った。
一方、再開初戦となったウェストハム戦を3-1の逆転で制し、リーグ4連勝で力強いリスタートを飾った首位のアーセナル。年末年始にかけた上位4連戦の初戦ではEFLカップで今季公式戦ホーム唯一の黒星を喫した難敵にリベンジを狙った。前節からはティアニーに代えてジンチェンコを起用した以外、同じメンバーを継続。冨安はベンチスタートとなった。
2022年のプレミアリーグを締めくくる一戦は、キックオフ直後にいきなり動く。
開始2分、ウーデゴールの果敢な中央突破はボックス内で相手に撥ね返されるも、高い位置でのカウンタープレスからボックス手前左のマルティネッリがすかさずシュート。これがDFにディフレクトしてボックス右へ流れると、冷静にワントラップした背番号7が左足のシュートを左隅へ蹴り込んだ。
マク・アリスターに加え、カイセドをサスペンションで欠いた影響もあり、中盤のバトルで劣勢を強いられるブライトンだが、10分を過ぎた辺りから自分たちのリズムでボールを動かし始める。
そして、マーチと三笘の両ウイングを軸に反撃を試みると、16分にはランプティの果敢な攻撃参加から中央に折り返しが入り、味方の落としに反応したトロサールが左足のダイレクトシュートでGKラムズデールにファインセーブを強いる。
以降、試合は完全にイーブンな展開に。1点リードのアーセナルはよりバランスを意識した戦いに舵を切り、相手サイドバックの背後を狙う両ウイングを使ったカウンター、押し込んだ際にはウーデゴールらが抜群のテクニックでアクセントを付ける。
対するブライトンはボールの主導権を握りつつ、相手陣内でも徐々に前線の選手の距離感が近くなり、得意とするコンビネーションプレーの数が増えていく。だが、最後の局面では精度を欠きフィニッシュまでは持ち込み切れない。
その後は膠着状態がしばらく続くが、アーセナルがセットプレーの流れからゴールをこじ開ける。39分、右CKの場面でサカのクロスが撥ね返されると、ボックス中央で反応したウーデゴールが左足ダイレクトシュート。これがDFにディフレクトしてコースが変わってゴール右隅に決まった。
首位チームが要所を抑える試合巧者の戦いを披露し、アウェイチームの2点リードで試合は後半に突入。
ハーフタイムの修正に注目が集まった中、前半立ち上がりの再現かのように再びアーセナルが電光石火のゴールを奪う。47分、右から左へのスムーズな展開からボックス左で縦に仕掛けたマルティネッリが左足のシュートを放つ。これはGKサンチェスがはじき出すが、こぼれ球にいち早く反応したエンケティアがワンタッチで押し込み、サカに続いて2試合連続ゴールとした。
開始早々の3失点目によって厳しくなったブライトンは、前半はDFホワイトのクレバーな対応を前に沈黙していた左サイドの三笘にボールを集めながら早い時間帯の1点目を目指す。
序盤の攻防を経て試合が落ち着き始めると、60分に両ベンチが動く。ブライトンはララナとトロサールの前線2枚を下げてサルミエント、ファーガソンの若手を投入。一方のアーセナルはホワイトとジンチェンコの両サイドバックを下げて冨安、ティアニーを送り込んだ。
これで日本代表同士のマッチアップが実現した中、EFLカップの対戦に続き三笘が魅せる。
65分、冨安から三笘がボールを奪った流れからギルモアがペナルティアーク付近のグロスに縦パスを差し込むと、その背後でフリーとなった三笘がボールを呼び込む。オフサイドラインぎりぎりでゴール前に抜け出すと、最後は冷静にGKとの一対一を制した。
三笘の今季リーグ戦2点目で点差を縮めたホームチームはここから攻勢を強めていく。だが、守勢に回りながらも虎視眈々とゴールを狙うアウェイチームが見事な決定力を発揮する。
71分、自陣深くでのクリアボール回収から自陣中央でジャカから横パスを受けたウーデゴールが、圧巻のダイレクトスルーパスを相手ハイラインの背後へ供給。DFランプティとの走り合いを制してボックス内まで運んだマルティネッリが冷静にGKとの一対一を制し、こちらも2試合連続ゴールとした。
追い上げムードの中での痛恨の4失点目となったブライトンだが、怖いもの知らずの若手が再びチームに活力を与える。77分、最後尾のダンクからのロングフィードに反応したファーガソンがDFサリバのコントロールミスを見逃さずにボックス手前でマイボールに。そして、バランスを崩しながらも、飛び出したGKラムズデールの寸前でシュートを流し込み、プレミアリーグ初ゴールを奪い切った。
これで一気に試合が分からなくなると、逃げ切りを図るアーセナルはエルネニーに続きホールディングを投入し、守備的な5バックに変更。だが、堅守を売りとする首位チームを再び三笘が脅かす。
89分、相手陣内左サイド深くでのスローインの流れでボールを引き取った三笘が鋭いカットインでボックス内に侵入し、右足のグラウンダーシュートを放つと、これがゴール右下隅へ決まった。だが、このファインゴールはVARのレビューの結果、微妙ながら戻りオフサイドを取られてしまい幻となった。
この判定によってスタジアム全体の空気が落ち着いてしまうと、アディショナルタイムはアーセナルが的確な試合運びできっちり2点差のままクローズ。
ブライトンとの打ち合いを制したアーセナルがリーグ5連勝を達成すると共に、この日ドローに終わったシティとの勝ち点差を7ポイントに広げて2022年の戦いを最高の形で締めくくった。
一方、敗れたブライトンだが、三笘やファーガソンと若手アタッカー陣の活躍によって2023年の戦いに期待をもたらす悪くない終わり方となった。
再開初戦となったサウサンプトン戦を3-1の勝利で飾った7位のブライトンは、2022年最終戦で新体制2度目の連勝を狙った。そのセインツ戦で存在感を放った三笘は引き続き左ウイングでスタメンを飾った。
一方、再開初戦となったウェストハム戦を3-1の逆転で制し、リーグ4連勝で力強いリスタートを飾った首位のアーセナル。年末年始にかけた上位4連戦の初戦ではEFLカップで今季公式戦ホーム唯一の黒星を喫した難敵にリベンジを狙った。前節からはティアニーに代えてジンチェンコを起用した以外、同じメンバーを継続。冨安はベンチスタートとなった。
開始2分、ウーデゴールの果敢な中央突破はボックス内で相手に撥ね返されるも、高い位置でのカウンタープレスからボックス手前左のマルティネッリがすかさずシュート。これがDFにディフレクトしてボックス右へ流れると、冷静にワントラップした背番号7が左足のシュートを左隅へ蹴り込んだ。
サカの2試合連続ゴールによって幸先よくリードを奪ったアウェイチームは、明らかに動揺が見えるホームチームを攻め立てる。4分にはボックス左に抜け出したジンチェンコがGKサンチェスにファインセーブを強いると、以降もマルティネッリ、エンケティアとボックス付近で足を振っていく。
マク・アリスターに加え、カイセドをサスペンションで欠いた影響もあり、中盤のバトルで劣勢を強いられるブライトンだが、10分を過ぎた辺りから自分たちのリズムでボールを動かし始める。
そして、マーチと三笘の両ウイングを軸に反撃を試みると、16分にはランプティの果敢な攻撃参加から中央に折り返しが入り、味方の落としに反応したトロサールが左足のダイレクトシュートでGKラムズデールにファインセーブを強いる。
以降、試合は完全にイーブンな展開に。1点リードのアーセナルはよりバランスを意識した戦いに舵を切り、相手サイドバックの背後を狙う両ウイングを使ったカウンター、押し込んだ際にはウーデゴールらが抜群のテクニックでアクセントを付ける。
対するブライトンはボールの主導権を握りつつ、相手陣内でも徐々に前線の選手の距離感が近くなり、得意とするコンビネーションプレーの数が増えていく。だが、最後の局面では精度を欠きフィニッシュまでは持ち込み切れない。
その後は膠着状態がしばらく続くが、アーセナルがセットプレーの流れからゴールをこじ開ける。39分、右CKの場面でサカのクロスが撥ね返されると、ボックス中央で反応したウーデゴールが左足ダイレクトシュート。これがDFにディフレクトしてコースが変わってゴール右隅に決まった。
首位チームが要所を抑える試合巧者の戦いを披露し、アウェイチームの2点リードで試合は後半に突入。
ハーフタイムの修正に注目が集まった中、前半立ち上がりの再現かのように再びアーセナルが電光石火のゴールを奪う。47分、右から左へのスムーズな展開からボックス左で縦に仕掛けたマルティネッリが左足のシュートを放つ。これはGKサンチェスがはじき出すが、こぼれ球にいち早く反応したエンケティアがワンタッチで押し込み、サカに続いて2試合連続ゴールとした。
開始早々の3失点目によって厳しくなったブライトンは、前半はDFホワイトのクレバーな対応を前に沈黙していた左サイドの三笘にボールを集めながら早い時間帯の1点目を目指す。
序盤の攻防を経て試合が落ち着き始めると、60分に両ベンチが動く。ブライトンはララナとトロサールの前線2枚を下げてサルミエント、ファーガソンの若手を投入。一方のアーセナルはホワイトとジンチェンコの両サイドバックを下げて冨安、ティアニーを送り込んだ。
これで日本代表同士のマッチアップが実現した中、EFLカップの対戦に続き三笘が魅せる。
65分、冨安から三笘がボールを奪った流れからギルモアがペナルティアーク付近のグロスに縦パスを差し込むと、その背後でフリーとなった三笘がボールを呼び込む。オフサイドラインぎりぎりでゴール前に抜け出すと、最後は冷静にGKとの一対一を制した。
三笘の今季リーグ戦2点目で点差を縮めたホームチームはここから攻勢を強めていく。だが、守勢に回りながらも虎視眈々とゴールを狙うアウェイチームが見事な決定力を発揮する。
71分、自陣深くでのクリアボール回収から自陣中央でジャカから横パスを受けたウーデゴールが、圧巻のダイレクトスルーパスを相手ハイラインの背後へ供給。DFランプティとの走り合いを制してボックス内まで運んだマルティネッリが冷静にGKとの一対一を制し、こちらも2試合連続ゴールとした。
追い上げムードの中での痛恨の4失点目となったブライトンだが、怖いもの知らずの若手が再びチームに活力を与える。77分、最後尾のダンクからのロングフィードに反応したファーガソンがDFサリバのコントロールミスを見逃さずにボックス手前でマイボールに。そして、バランスを崩しながらも、飛び出したGKラムズデールの寸前でシュートを流し込み、プレミアリーグ初ゴールを奪い切った。
これで一気に試合が分からなくなると、逃げ切りを図るアーセナルはエルネニーに続きホールディングを投入し、守備的な5バックに変更。だが、堅守を売りとする首位チームを再び三笘が脅かす。
89分、相手陣内左サイド深くでのスローインの流れでボールを引き取った三笘が鋭いカットインでボックス内に侵入し、右足のグラウンダーシュートを放つと、これがゴール右下隅へ決まった。だが、このファインゴールはVARのレビューの結果、微妙ながら戻りオフサイドを取られてしまい幻となった。
この判定によってスタジアム全体の空気が落ち着いてしまうと、アディショナルタイムはアーセナルが的確な試合運びできっちり2点差のままクローズ。
ブライトンとの打ち合いを制したアーセナルがリーグ5連勝を達成すると共に、この日ドローに終わったシティとの勝ち点差を7ポイントに広げて2022年の戦いを最高の形で締めくくった。
一方、敗れたブライトンだが、三笘やファーガソンと若手アタッカー陣の活躍によって2023年の戦いに期待をもたらす悪くない終わり方となった。
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