鳥栖vs福岡はドロー決着…今季のJ1九州ダービーは2戦2分に【明治安田J1第27節】

2022.08.26 21:38 Fri
26日、明治安田生命J1リーグ第27節のサガン鳥栖vsアビスパ福岡が駅前不動産スタジアムで行われ、1-1のドローに終わった。

鳥栖が直近のJ1で5試合負けなしと安定感を発揮しているのに対し、福岡は前節の川崎フロンターレ戦で4失点を喫するなど3連敗中で、J1では4試合未勝利。対照的な状況下にある両チームだが、お互いにとって譲れない九州ダービーとあって、序盤から白熱したゲームが展開された。

まずは早い時間帯に鳥栖が先制する。17分、自陣左サイドで岩崎のプレッシングからボールを奪取すると、センターサークル付近でルーズボールを回収した本田がいったん宮代に預けて前線へスプリント。福岡DF2枚の間へ走り込んだところに宮代からパスが供給され、最後はボックス中央から右足で冷静にネットへ流し込んだ。
先手を取られた福岡もすぐさま反撃を開始。23分、右サイドからのジョルディ・クルークスのFKにフアンマ・デルガドが頭で合わせる。ドンピシャヘッドは鳥栖のGK朴一圭に阻まれたが、こぼれ球を自ら詰めて同点に。しかし、クルークスがFKを蹴った際にオフサイドポジションにいた宮がプレーにも関与したと判断。フアンマにオフサイドはなかったが、VARチェックの末にノーゴール判定となった。福岡にとっては意気消沈しかねないような展開かと思われたが、直後の26分に正真正銘の同点弾を叩き込む。

自陣左サイドからショートパスを繋いで鳥栖のプレッシングを剥がすと、ライン間でボールを受けた田邊がグラウンダーのアーリークロスを供給。このボールは難なく鳥栖のジエゴに処理されるかと思われたが、ジエゴは足下に来たボールをトラップミスし、背後に走り込んだフアンマが収める。フアンマは素早く反転して右から駆け上がったクルークスへとラストパス。クルークスは左足ダイレクトでファーサイドのネットへと突き刺した。
1-1で迎えた後半はキックオフから両チームともアクセル全開。互いに幾度となくゴール前まで接近する。だが、立ち上がりのオープンな展開がややトーンダウンすると、その後はなかなかシュートチャンスを演出するまでに至らない。福岡は60分にルキアン、金森を投入。一方の鳥栖も63分に垣田、73分に小野、西川と、ともに次々と攻撃のカードをピッチへ送り込む。そんななか、終盤に来て鳥栖がビッグチャンスを迎えた。

84分、長沼が角度のない位置から放った右足シュートはGKにセーブされるも、クリアされたボールを原田が回収して攻撃を継続する。福田や小野とのパス交換でボックス内まで侵入すると、原田はゴール前へ鋭いグラウンダーのパスを供給。走り込んだ垣田が足に触れられれば1点モノの決定機だったが、わずかに合わせることができず。後半最大の決定機を逃した。

後半アディショナルタイムは6分と表示され、なおも両チームとも積極的に勝ち越し点を目指す。だが、結局後半はどちらもスコアボードを動かすことができず。1-1のまま試合終了を迎えた。

鳥栖は白星こそ挙げられなかったが、これで6試合連続無敗に。一方の福岡は連敗を脱したものの、直近のJ1で5試合未勝利となった。

サガン鳥栖 1-1 アビスパ福岡
【鳥栖】
本田風智(前17)
【福岡】
ジョルディ・クルークス(前26)

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