【プレミアリーグ第3節プレビュー】名門が初勝利を目指して激突! シティ&アーセナルは3連勝狙う

前節はチェルシーvsトッテナムのロンドン・ダービーで主審の誤審が波乱を招く事態となったが、一方でリバプールとマンチェスター・ユナイテッドが未勝利を続けており、こちらも予想外の展開となっている。

今節はその2つの超名門が激突。オールド・トラフォードに迎え撃つユナイテッドは、開幕戦でブライトンに競り負けると、前節はプレミアリーグ2年目のブレントフォード相手に前半だけで4失点という屈辱を味わった。

一方、開幕戦で昇格組のフルアムと引き分けたリバプールは、前節のクリスタル・パレス戦ではヌニェスが頭突きという愚行を犯し、一発退場に。この影響もあり、チームは1得点にとどまり2試合連続ドロー。ヌニェスにとっては猛省のアンフィールドデビューとなった。
今季初白星を目指す名門同士の一戦。プレミアリーグではこれまで60回対戦し、ユナイテッドの28勝18敗14分け。大きく勝ち越しているが、直近ではリバプールが3連勝中。いずれも4点以上奪って大勝を収めている。昨年10月に行われたオールド・トラフォードでの一戦では、リバプールが50分までに5得点。サラーはハットトリックと大活躍しており、一方でユナイテッドはポグバが一発退場した試合でもあった。

3連勝を目指すマンチェスター・シティはアウェイでニューカッスルと対戦する。開幕戦では難敵ウェストハムとの対戦となったが、新エースのハーランドがPKを含む2ゴールで早速の活躍。続くボーンマス戦は、ギュンドアンやデ・ブライネ、フォーデンなどチームの礎となっている中盤の選手が揃って得点を挙げ、昇格チームを粉砕した。ニューカッスルとはプレミアリーグで28勝8分け8敗という成績だが、シティ同様に中東マネーで力をつけており、今節の注目カードのひとつとなっている。同じく3連勝を狙うアーセナルはボーンマスの本拠地に乗り込む。前節はレスター相手に新加入のジェズスが本領発揮。GKの意表を突くループシュートで華麗にゴールを決めると、その数分後にもセットプレーから追加点を挙げ、4-2の勝利に貢献した。3連勝に向けて視界良好だが、レスター戦で今季初出場した冨安の先発にも期待したい。

スパーズはホームでウルブスを迎え撃つ。前節のチェルシー戦では主審の微妙な判定に助けられながらも、後半アディショナルタイムのケインのゴールで敵地から1ポイントを持ち帰った。また、同試合ではコンテ監督が相手指揮官と衝突し、試合終了後にレッドカードを貰ってしまう場面も。今節はベンチ入り禁止の可能性もあったが、FAからのお咎めは罰金のみで済むことになった。なお、前回のホットスパー・スタジアムでの対戦は、ウルブスが0-2で勝利している。

そして誤審に涙を飲んだチェルシーはリーズ戦で悔しさを晴らす。2度リードを得ながらも、2失点ともゴール直前の相手のファウルが見逃されてしまう形で2ポイントを失ってしまったスパーズ戦。この誤審は試合後にも尾を引き、各メディアも挙って主審のアンソニー・テイラーを非難。VARを担当していたマイク・ディーンも誤審を認めるほどだった。コンテ監督と共にレッドカードを受けたトゥヘル監督は、こちらは1試合のベンチ入り禁止処分が科せられた。ただ、決定理由に関する完全な書面による通知が出されるまで一時的に保留の扱いとなるため、リーズ戦はタッチラインで指揮を執ることになる。

◆プレミアリーグ第3節
▽8/20(土)
《20:30》
トッテナムvsウォルバーハンプトン
《23:00》
クリスタル・パレスvsアストン・ビラ
エバートンvsノッティンガム・フォレスト
フルアムvsブレントフォード
レスター・シティvsサウサンプトン
ウォルバーハンプトンvsフルアム
《25:30》
ボーンマスvsアーセナル

▽8/21(日)
《22:00》
リーズvsチェルシー
ウェストハムvsブライトン
《24:30》
ニューカッスルvsマンチェスター・シティ

▽8/22(月)
《28:00》
マンチェスター・ユナイテッドvsリバプール