試合巧者の柏が武藤雄樹のJ1通算50点を冷静に守って連敗を「3」でストップ! 鳥栖は手痛い連敗【明治安田J1第21節】
2022.07.10 21:30 Sun
10日、明治安田生命J1リーグ第21節のサガン鳥栖vs柏レイソルの一戦が駅前不動産スタジアムで行われ、0-1で柏が勝利した。
前節はヴィッセル神戸に0-2で敗れ、今季ホームでリーグ戦初黒星を喫した鳥栖と、前節はホームで名古屋グランパスに0-1で敗れ3連敗中の柏の一戦。互いに勝利が欲しい一戦となった。
鳥栖はチーム内に新型コロナウイルスの陽性者が多く出ていること、さらに規律違反も起きるなど、ピッチ外での話題が多く、なんとか勝利したいところ。前節からは4名を変更し、島川、福田、藤田、中野嘉が外れ、原田、中野伸、森谷、堀米が入った。
対する柏はミッドウィークの名古屋戦から2名を変更。大南、ドッジが外れ、川口、山田を起用した。
立ち上がりから主導権を握ったのは鳥栖。得意のパス交換でボールを握りながらゲームをコントロール。柏のゴールに迫っていく。
すると19分、右サイドの川口がスルーパス。ギリギリで抜け出した武藤がGK朴一圭の位置を見て巻き気味にシュート。これが決まり、柏が先制する。武藤はJ1通算50ゴール目となった。
この日はミスが目立つとす。柏は24分にもチャンス。スペースでパスを受けた山田が右足を振り抜くが、これはGK朴一圭がセーブする。
鳥栖は26分、ボックス左で岩崎が競り合いを制してキープするとクロス。これを垣田がボックス中央でヘッド。しかし、古賀が上手く対応して枠を捉えるもGK佐々木がキャッチする。
さらに42分にも垣田がビッグチャンス。左サイドを上ったジエゴのグラウンダーのクロスを走り込んで合わせるが、ミートせずにシュートが流れていってしまう。
柏は44分に浮き球のパスに反応した武藤が巧みなコントロールからループシュート。GK朴一圭を越えていくが、右ポストを叩き追加点とはならない。
後半はボールを握る鳥栖が終始押し込む展開に。高いポゼッションを図りながらシュートを放っていくが、柏が冷静な対応を見せて守り抜いていく。
果敢に攻める鳥栖、しっかりと冷静に守る柏という構図で時間が経過。柏はミドルシュートなどで攻めながらも、鳥栖の攻撃を完璧に封じ、危なげなく90分が終了。0-1で柏が勝利を収め、連敗を3でストップさせた。鳥栖は、ホームで手痛い連敗となった。
サガン鳥栖 0-1 柏レイソル
【柏】
武藤雄樹(前19)
前節はヴィッセル神戸に0-2で敗れ、今季ホームでリーグ戦初黒星を喫した鳥栖と、前節はホームで名古屋グランパスに0-1で敗れ3連敗中の柏の一戦。互いに勝利が欲しい一戦となった。
鳥栖はチーム内に新型コロナウイルスの陽性者が多く出ていること、さらに規律違反も起きるなど、ピッチ外での話題が多く、なんとか勝利したいところ。前節からは4名を変更し、島川、福田、藤田、中野嘉が外れ、原田、中野伸、森谷、堀米が入った。
立ち上がりから主導権を握ったのは鳥栖。得意のパス交換でボールを握りながらゲームをコントロール。柏のゴールに迫っていく。
対する柏は押し込まれる展開となったが粘りの守備を見せ、ロングボールでカウンターから鳥栖ゴールを目指す。
すると19分、右サイドの川口がスルーパス。ギリギリで抜け出した武藤がGK朴一圭の位置を見て巻き気味にシュート。これが決まり、柏が先制する。武藤はJ1通算50ゴール目となった。
この日はミスが目立つとす。柏は24分にもチャンス。スペースでパスを受けた山田が右足を振り抜くが、これはGK朴一圭がセーブする。
鳥栖は26分、ボックス左で岩崎が競り合いを制してキープするとクロス。これを垣田がボックス中央でヘッド。しかし、古賀が上手く対応して枠を捉えるもGK佐々木がキャッチする。
さらに42分にも垣田がビッグチャンス。左サイドを上ったジエゴのグラウンダーのクロスを走り込んで合わせるが、ミートせずにシュートが流れていってしまう。
柏は44分に浮き球のパスに反応した武藤が巧みなコントロールからループシュート。GK朴一圭を越えていくが、右ポストを叩き追加点とはならない。
後半はボールを握る鳥栖が終始押し込む展開に。高いポゼッションを図りながらシュートを放っていくが、柏が冷静な対応を見せて守り抜いていく。
果敢に攻める鳥栖、しっかりと冷静に守る柏という構図で時間が経過。柏はミドルシュートなどで攻めながらも、鳥栖の攻撃を完璧に封じ、危なげなく90分が終了。0-1で柏が勝利を収め、連敗を3でストップさせた。鳥栖は、ホームで手痛い連敗となった。
サガン鳥栖 0-1 柏レイソル
【柏】
武藤雄樹(前19)
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昨年末のこと、残念なニュースが飛び込んできた。一昨年末に亡くなったディエゴ・マラドーナの末弟であるウーゴ・マラドーナ(52歳)が急逝したとの報道だ。死因はナポリにある自宅で心臓発作を起こしたらしい。 ディエゴ自身もこれまで放映された映画やアマゾンTVが放送しているドラマなどで、ナポリ時代に薬物に手を出したことを告白している。もしかしたらウーゴも同じ道を辿ったとしたら、兄ディエゴは“英雄"だったかもしれないが、ファミリーにとってナポリ時代は悔やまれてならない。 ウーゴの存在を身近に知ったのは、92年に浜松市をホームにするPJMフューチャーズに加入した時だった。 PJMは、アメリカ人のポール・J・マイヤーが開発した人材育成のための能力開発システムで、当時、本田技研の研修を担当していた桑原勝義氏が興味を持ったことから“おとぎ話"はスタートした。桑原は藤枝東高時代に高校選手権で優勝し、その後は日本代表にも選ばれた好選手で、本田サッカー部の監督も歴任した(現JFL理事長)。 桑原氏の夢は、一貫した育成システムで育てた選手を2002年のW杯で日本代表に送り込むことだった。そのために本田を辞め、87年にクワバラスポーツクラブと、本田サッカー部の選手を中心にしたPJMフューチャーズを立ち上げた。 当初の予定は7年後の94年にJSL(日本サッカーリーグ)1部入りを果たすことだったが、時代はJリーグ創設へと動き出した。 Jリーグ入りへ、静岡からはJSL1部のヤマハと本田に加え、県リーグ所属の清水クラブ(後の清水エスパルス)の4チームが名乗りを上げた(その後は中央防犯、現アビスパ福岡もJリーグ入りを表明)。後発であり劣勢が否めないPJMにとって、Jリーグ入りへ起死回生の策だったのが当時29歳のディエゴ・マラドーナの獲得だった。 90年7月、PJMフューチャーズのオーナーでありPJMジャパンの社長の有田平は「移籍金は20億円以上、年俸も希望次第」と発表した。しかしナポリとの契約が93年5月まで残っていたため、マラドーナの獲得は夢のまま終わった。 そんなPJMフューチャーズに転機が訪れたのは東海リーグに昇格した91年、マラドーナ3兄弟の末弟であるウーゴを獲得したことだった。兄に似てずんぐりむっくりの体型のウーゴは、「背番号10は兄ディエゴのためにとっておく」と話していた。ディエゴの夢である「兄弟3人(ラウルとウーゴ)でプレーする」ための布石ではないかと報道されることもあった。 残念ながら兄ディエゴは90年イタリアW杯後の91年にコカイン服用の疑いでイタリア警察から告発され、FIFAからは15ヶ月の出場停止処分を受け、兄弟が揃って日本でプレーする夢はかなわなかった。 それでもウーゴはPJM(後の鳥栖フューチャーズ)でプレーした92年から94年の3年間(東海リーグとJFL)で49試合出場31ゴール、95年は福岡ブルックスに移籍し、JFLでは27試合出場で27ゴールを奪ってJリーグ昇格に貢献、97年には札幌でもチームをJリーグ昇格へと導いた。 偉大すぎる兄と比較されながらも、そのひたむきなプレーは鳥栖や福岡、札幌のファン・サポーターの脳裏に焼き付いているのではないだろうか。遅ればせながら、哀悼の意を表します。 2022.01.10 12:30 Mon4
セビージャの来日が突如中止に「各クラブの状況等を多面的に考慮」…鳥栖&札幌も声明「大変残念」
NSN社は23日、『セビージャFCプレシーズンジャパンツアー』の延期を発表した。 今夏も多くのクラブが来日し、ジャパンツアーとしてJリーグクラブと対戦する中、8日にセビージャが来日することが電撃的に発表されていた。 7月30日(火)に札幌ドームで北海道コンサドーレ札幌戦、8月2日(金)に駅前不動産スタジアムでサガン鳥栖戦と対戦することが発表されていた中、スペインでは1試合が開催不可能となったために来日が中止になると報道が出ていたが、正式に来日中止が決定した。 NSN社の発表は以下のとおり。 「この度『セビージャFC プレシーズンジャパンツアー』の延期を決定し、2024年〜2025年内の新たな日程での開催予定になりました事をお知らせします」 「これに伴い、今夏セビージャFCが予定していた北海道コンサドーレ札幌(7月30日)、サガン鳥栖(8月2日)との国際親善試合を断念し、「セビージャFCジャパンツアー」の新たな日程を模索する事になりました」 また、今回の中止の理由についても説明。各クラブの状況を考慮しての決定だという。 「主催者として、現在の各クラブの状況等を多面的に考慮した結果、「セビージャFCジャパンツアー」の延期ならびに、今夏の札幌戦・鳥栖戦の中止という決断に至りました。この度の決断は簡単でありませんでしたが、我々は、このイベントの主催者として、最高の状態で皆様に楽しんで頂けるような興行を行うことが我々の使命だと考えております」 「各クラブのご理解・ご協力の下、今回の決定を受け入れていただきました。我々は引き続き、各クラブや関係者の皆様と良好な関係を保ち、改めて、ファンの皆様により楽しんで頂けるような国際親善試合の準備をしていくことをお約束します」 なお、鳥栖、札幌ともに今回の決定を受け入れると声明を発表しファン・サポーターや関係者へ謝罪。鳥栖の小柳智之代表取締役、札幌の三上大勝GMがそれぞれコメントしている。 ◆小柳智之代表取締役(サガン鳥栖) 「サガン鳥栖に関わる全ての皆様。いつもサガン鳥栖の活動において多大なるご支援、ご協力をありがとうございます」 「2015年以来の国際親善試合の開催を佐賀県鳥栖市のホームスタジアムで開催できることを大変光栄に、そしてクラブ全体としても貴重な経験になると思い引き受けさせて頂きましたが、この度主催者であるNSN社様の総合的な判断により今夏の開催を断念したこと、大変残念に思っております」 「今後もクラブ発展の為に国際親善試合にはチャレンジしていきたいですし、またチャンスがあれば是非協力して開催したい考えであります。引き続きご支援、ご協力を宜しくお願い致します」 ◆三上大勝GM(北海道コンサドーレ札幌) 「初めて札幌で開催する国際親善試合ということで、クラブにとって歴史的なゲームになると思っていました。また、リーグ戦の中断期間での試合のため、新戦力のテストマッチとすることを想定していました」 「主催のNSN社様による今回の決定は非常に残念でしたが、今後また機会があればぜひ協力して開催したいと考えています」 2024.07.23 17:10 Tue5