フェイエノールトが本命マルセイユ撃破で決勝進出! 初戦の打ち合いから一転、敵地でゴールレス《ECL》

2022.05.06 06:19 Fri
Getty Images
ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)準決勝2ndレグ、マルセイユvsフェイエノールトが5日にベロドロームで行われ、0-0のドローに終わった。この結果、2戦合計2-3としたフェイエノールトの決勝進出が決まった。

先週にフェイエノールトのホームで行われた1stレグは、後半立ち上がりのアウェイチームのミスが響き3-2でホームチームが先勝した。
引き続き打ち合いが予想されたこの2ndレグでは互いに初戦から大きくメンバーを変更することなく現状のベストメンバーをピッチへ送り出した。

ホームサポーターが持ち込んだ大量の発煙筒によって視界不良の中でスタートした試合は、ビハインドを背負うホームチームがボールを握って押し込む入りを見せる。

決定機まであと一歩という状況が続くマルセイユだが、21分には左サイドから右サイドへのスムーズな展開からボックス右でゲンドゥージのラストパスを受けたパイエがカットインから左足を振るが、これは枠を捉え切れない。
以降も攻勢を続けるマルセイユにアクシデント発生。足を痛めたパイエがプレー続行不可能となり、33分にミリクがスクランブル投入される。攻撃の全権を握る背番号10を失ったホームチームだが、34分にはジェルソンからの左クロスをゴール前のミリクが打点の高いヘディングで合せ、センターフォワードらしいフィニッシュでパイエとは異なる特徴を見せる。

一方、初戦とは異なり、なかなか攻撃に出られないフェイエノールトだったが、35分を過ぎた辺りから焦れてミスが出始めた相手に対してカウンターが機能。39分にはボックス左でデサースが折り返したボールをボックス中央のティルがボレーで狙うが、これは相手DFのブロックに遭う。さらに、42分にはセットプレーの流れからデサースにシュートチャンスが訪れるが、ここもDFにブロックされて少ないチャンスをモノできず。

4ゴールが生まれた1stレグとは打って変わってゴールレスで折り返した試合は、後半も大きな変化はなし。54分にはゲンドゥージとのパス交換でボックス内に侵入したロニエが左足のシュートを枠に飛ばすが、これはパワーを伝え切れず。GKマルシアノに難なくキャッチされる。

立ち上がり以降はフェイエノールトの守備の安定感が増し、試合は膠着状態に陥る。67分にはフェイエノールトがセットプレーの流れからトラウナーが鋭いシュートを放つが、これはクロスバーの上を越える。

後半半ばから終盤にかけてもボールを握って相手を押し込むマルセイユだが、パイエ不在の影響が大きく単調な攻めはことごとくフェイエノールトの守備陣に撥ね返され続ける。また、後半途中に投入したバカンブやウンデルといったアタッカー陣もうまく試合に入り切れない。

その後、したたかに時計を進めたフェイエノールトはホームチームに大きな見せ場を作らせぬまま、0-0で試合をクローズ。難所ベロドロームで本命マルセイユを相手にドローに持ち込んだオランダの名門が決勝進出を果たした。

なお、25日にアルバニアのティラナで行われる決勝ではローマと共に初代王者を懸けて激突する。

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フェイエノールトのメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネス(23)は、春ごろから得点ペースが落ちている。オランダ『Voetbal International』が伝える。 今夏のビッグクラブ移籍が報じられるヒメネス。フェイエノールトのエースは23-24シーズン、オランダ1部・エールディビジで30試合23得点を叩き出した。 ただし、うち19得点は前半戦(〜第17節)で、後半戦に限ると13試合4得点。 エース・ヒメネスを最前線に据えたメキシコ代表も、コパ・アメリカ2024でグループステージ敗退。ヒメネスは全3試合先発でノーゴールに終わり、メキシコ代表もヒメネスがピッチに立っている状況下でノーゴールだった。 得点ペースが落ちているヒメネス。 冬ごろに最も活発だった移籍噂が消え去ったわけではないが、市場価値4000万ユーロ(約69.2億円)の23歳をフェイエノールトが容易く手放すことは考えにくく、イタリア勢を中心に挙げられる「関心を寄せている」というクラブも、具体的な動きは聞こえてこない。 そんななか、フェイエノールトは新たなセンターフォワードとして、MLSのフィラデルフィア・ユニオンから元U-23アルゼンチン代表FWフリアン・カランサ(24)を完全移籍で獲得。 もしヒメネスが来季もフェイエノールト残留なら、センターフォワード陣はヒメネス、上田綺世、カランサと各国の代表歴を持つ3人体制に。 得点ペースが落ちたヒメネス、昨季終盤にようやく光が差した2番手上田、意気揚々と欧州初進出のカランサ。24-25シーズン、フェイエノールト最前線のポジション争いは、昨季よりかは激しくなるのではないだろうか。 2024.07.01 17:50 Mon
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オリンピアコスのモンテネグロ代表FWステファン・ヨベティッチが、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)優勝に歓喜した。『UEFA.com』が伝えている。 これまでフィオレンティーナやマンチェスター・シティ、インテル、モナコ、ヘルタ・ベルリンでプレーし、今シーズンからオリンピアコスに所属するヨベティッチ。29日に行われたECL決勝では、古巣のフィオレンティーナ相手に73分から出場した。 試合は膠着状態が続き延長戦へと突入したが、116分にアユブ・エル・カービが値千金の先制ゴールを記録。このリードを最後まで守り抜いたオリンピアコスが、初の欧州主要タイトルを獲得することになった。 マンチェスター・シティに所属していた時以来のタイトルに、ヨベティッチは喜びを爆発。待ち望んでいた勝利だとしつつ、支えてくれた家族への感謝も述べている。 「信じられない。言葉では言い表せない気持ちだ。オリンピアコスと同じように、僕も長い間こうした勝利を待ち望んでいたんだ」 「ここに来るまでフェネルバフチェや、マッカビ・テルアビブ、それ以外にも多くの素晴らしいチームを倒してきた。そして(準決勝の)アストン・ビラからの勝利だ!本当に、素晴らしい成果だと思う」 「この勝利を家族と、今は亡き父に捧げたい。みんなで祝い、楽しむべきだ時だね。妻は僕が何を経験してきたか、その苦労を知りつつ一緒にいてくれている。この勝利は僕の子供たちに捧げたいね。とても誇りに思うよ」 2024.05.30 10:50 Thu
フィオレンティーナのヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督が、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)決勝での敗北を嘆いた。 フィオレンティーナは29日にギリシャにおいて行われたECL決勝で、オリンピアコスと対戦。昨年に続きファイナルまで駒を進めたチームは、試合早々にスコアを動かしたかに見えるもオフサイドで取り消しに。その後はチャンスを作りながらゴールを生み出せず、試合は延長戦に突入。徐々に守勢に回ったチームは116分に痛恨の失点を許すと、そのまま0-1で試合を終えた。 2年続けて決勝戦で敗れることになったイタリアーノ監督は、落胆しつつもチームが正しい道を歩んでいることを強調している。 「2度目の残念な結果となってしまった。今回もゴールを決めるチャンスはたくさんあり、選手たちは全力を尽くしたと思う。PK戦までもつれ込む可能性があったこの試合で負けるのは、我々には相応しくなかった」 「私にとっては大きな失望だ。我々にとって(昨季のコッパ・イタリア含め)3度目となる決勝戦では、正しい戦い方をしたと思う。だが、一発勝負の試合で勝つための成熟度、ノウハウ、そして少しの余裕がまだ足りていない」 「チームは決勝戦に相応しい戦い方をした。リードを奪うチャンスはあったんだ。こうした試合では臨機応変なプレーが必要だが、最後に相手に得点を許してしまった。ヨーロッパの舞台で優勝するのは難しい。過去2年間、誰も我々を圧倒したわけではななかったのだから残念だ。大きな失望になる」 「このような試合で負ければ、苦い思いを抱くものだ。だが、我々は良い基礎を築いてきた。フィオレンティーナには才能ある若手選手がたくさんおり、我々は改善できるところから取り組まなければならない。今回は良い流れに乗っていたが、またしてもゴール直前で敗れてしまった」 2024.05.30 09:55 Thu
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