明治安田生命J1リーグ第6節の
柏レイソルvs
ジュビロ磐田が2日に三協フロンテア柏スタジアムで行われ、ホームの柏が2-0で勝利を収めた。
開幕5試合で3勝1分1敗と好スタートを切った柏。ホーム3連勝に向けて、先日の代表活動でドバイカップU-23の優勝決定戦で決勝ゴールを挙げ、タイトル獲得に大きく貢献した細谷がワントップに入った。
一方、1勝2分け2敗の磐田は前節、浦和レッズを相手に個人技で圧倒され、1-4で大敗。立て直しを図り、今季初先発の小川を左ウィングバックの位置で起用した。
序盤は柏の前線からのプレッシングを前に磐田が攻撃の構築に苦しむという展開。両チームともにシュートは生まれずも、ホームチームが怖さを見せる。
その流れの中で18分には柏に最初のチャンスが生まれる。敵陣中央での連動したプレッシングからドッジがボールを奪うと、ボックス手前から右足を強振。しかし、これは相手GKに弾かれる。
38分にはマテウス・サヴィオとのワンツーによって、ボックス手前で完全に抜け出した小屋松がゴール前までボールを運び、相手GKとの一対一の形に。左足のシュートを放つが、これは相手守護神の正面に飛び、ホームチームはチャンスを活かせない。
押し込む展開が続く中で、柏が前半終了間際に均衡を破る。41分、敵陣左サイド浅い位置でボールを受けた三丸がドリブルでボックス右へと侵入すると、さらに2人の相手選手をちぎって左足のクロスを供給。ファーサイドに流れたボールをフリーのマテウス・サヴィオがヘディングで叩きつけ、ゴール左に決まった。
先手を取られ、ハーフタイムに入った磐田。相手の前線からのプレスに苦しめられ、後半はDFラインでのパス交換の回数を減らすも、依然ペースを掴むことはできない。
52分には柏の中村が敵陣でドリブル突破し、右サイド深い位置から右足のクロスを上げる。これにファーサイドに走り込んできた戸嶋が右足で合わせると、相手DFに当たって今季初ゴール。ホームでリードを2点に広げた。
攻撃の形を作れないまま2点差をつけられたアウェイチームは55分にジャーメイン良と大森、66分には高卒ルーキーの古川を投入。アタッカー陣を入れ替えて、反撃を狙う。
ホームの柏はなおも追加点を取りに行く。83分、敵陣中央でルーズボールを回収した細谷がスピードを生かしたドリブルで相手DFを交わし、ボックス内に進入。1対1の場面で右足を振り抜くも、相手GKのビッグセーブに遭う。
その後も柏がアウェイチームに決定機を作らせずに時間を進め、これでホーム戦3連勝となり、リーグ戦2試合ぶりの白星で3試合負けなし。一方の磐田は今季初のリーグ戦2連敗となり、3試合で白星から遠ざかる結果に終わっている。
柏レイソル 2-0 ジュビロ磐田
【柏】
マテウス・サヴィオ(前41)
戸嶋祥郎(後7)
柏レイソルは4日、鹿島アントラーズからFW垣田裕暉(26)が完全移籍で加入すると発表した。
鹿島の下部組織出身である垣田は、2016年にトップチーム昇格を果たしてプロデビュー。その後はツエーゲン金沢や徳島ヴォルティスへの期限付き移籍を経て、昨シーズンから鹿島に復帰した。
復帰初年度は公式戦34試合に出場するなど、主力の一人としてプレー。しかし、ランコ・ポポヴィッチ監督が就任した今シーズンは出番が減少しており、J1リーグ4試合、YBCルヴァンカップ2試合の出場にとどまっていた。
柏への移籍が決まった垣田は、両クラブを通じてコメントしている。
◆柏レイソル
「はじめまして、垣田裕暉です。このたび、柏レイソルに加入することになりました。レイソルの力になれるよう、全力を尽くして戦います。応援よろしくお願いします」
◆鹿島アントラーズ
「プロになってからは期限付き移籍で6年間外に出ていましたが、中学1年から14年半、人生の半分以上をアントラーズで過ごしてきました。自分にとって、アントラーズはとても思い入れのあるクラブなので、移籍をするかどうかすごく迷いました」
「しかし、一度きりのサッカー人生、ピッチで自分の力を示したいという思い、そしてこれからの成長を考えて、この決断をしました。アントラーズに関わるすべての皆様、本当にありがとうございました!」
2024.07.04 10:25 Thu
