チェルシー、アブラモビッチ氏の資産凍結受けて公式声明 「可能な限り通常通り運営できるよう、許可の修正を政府に請願…」

2022.03.10 23:31 Thu
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チェルシーは10日、イギリス政府によってオーナーを務めるロシア人実業家ロマン・アブラモビッチ氏の資産が凍結されたことを受け、公式声明を発表した。

イギリス政府は10日、ウクライナに軍事侵攻のロシアに対する制裁として、アブラモビッチ氏に資産凍結や渡航禁止措置などを科すと発表した。
先月にチェルシーのオーナーから身を引く旨を表明したアブラモビッチ氏だが、今回の制裁によってクラブ売却は資産の差し押さえにより、保留となった。

さらに、クラブに関してはこれから先、現在のシーズンチケットホルダーを除き、新たな試合チケットの販売が禁止になる他、クラブのグッズショップも閉鎖。新たな選手の獲得や所属選手との契約更新もできないという、大きな影響が予想されている。

これを受け、チェルシーはアブラモビッチ氏の資産凍結を受け、以下のような声明を発表している。
「チェルシーフットボールクラブは、オーナーのロマン・アブラモビッチ氏が英国政府から制裁を受けたことを報告されました」

「アブラモビッチ氏は、チェルシーFCおよび関連会社の株式を100%保有しているため、通常の場合、チェルシーFCはアブラモビッチ氏と同じ制裁措置の対象となります。しかし、イギリス政府はチェルシーFCが一定の活動を継続することを許可する包括許可を発行しています」

「チェルシーFCは、本日、男子チームのノリッジ戦、女子チームのウェストハム戦をそれぞれ行い、許可の範囲についてイギリス政府と協議を行うつもりです。これには、クラブが可能な限り通常通り運営できるよう、許可の修正を請願することも含まれます。また、これらの措置がチェルシー財団とその地域社会における重要な活動に与える影響について、英国政府から指示を受ける予定です」

「クラブは、適切な時期にさらなる情報を提供する予定です」

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