ルーキー橘田のハットトリック&大島の復帰弾などで大量8発の川崎Fがユナイテッド・シティを粉砕!《ACL2021》

川崎フロンターレは2日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループI第3節でユナイテッド・シティ(フィリピン)とウズベキスタンのロコモティフ・スタジアムで対戦し、8-0で大勝した。

3日前に行われた北京FC戦を圧勝し2連勝を飾った川崎Fは、その試合から先発メンバーを6人変更。北京FCでは温存されたレアンドロ・ダミアンや三笘、家長、シミッチ、ジェジエウら主力が先発。また、長期離脱明けの大島が今季初先発となった。

互いにボールを繋ぎながら糸口を探す中、先にチャンスを作ったのは川崎F。24分、バイタルエリアでパスを受けた山根のループパスでゴール左手前に抜け出した三笘が胸トラップからシュートを狙ったが、わずか右足が届かず。ボールは飛び出したGKがキャッチした。
徐々にポゼッションで上回る川崎Fは33分、敵陣でボールを奪ったシミッチからのパスをボックス手前で受けた大島が素早くゴール前に展開。抜け出した三笘のシュートは相手GKのセーブに弾かれたが、直後のCKから大島がクロスを入れると、ニアで谷口がフリックしたボールをファーサイド走り込んだ三笘が頭で流し込んだ。

先制した川崎Fは、42分にも左サイドの三笘の横パスを受けた大島が反転で相手DFをかわすと、ダミアンとのワンツーで中央に切り込みダイレクトシュート。コースのついたコントロールシュートがゴール左に吸い込まれた。迎えた後半、川崎Fは大島とシミッチを下げて脇坂と車屋を投入。インサイドハーフに脇坂、アンカーに谷口、センターバックに車屋を配置した。すると50分、家長とのパス交換でボックス右から侵入した山根の折り返しをダミアンがシュート。これが左ポストの内側をたたくが、そのままゴールネットを揺らした。

後半も主導権を握る川崎Fは56分、谷口、ダミアン、脇坂と細かなパスワークで中央を切り裂くと、脇坂のラストパスでゴール前に抜け出した橘田が冷静にゴール右隅にシュートを流し込んだ。

勢いの止まらない川崎Fは、65分にジェジエウのロングパスを飛び出した相手GKがファンブルすると、こぼれ球を橘田が無人のゴールに流し込み、5点目。さらに70分にもダミアンのシュートのこぼれ球に反応した橘田がゴール右隅にシュートハットトリックを達成。

さらに川崎Fは82分にも小塚のロングパスをボックス左で受けた三笘が胸トラップからハーフボレーを叩き込むと、試合終了間際には脇坂にもゴールが生まれ、8-0でフィリンピン王者を粉砕。川崎Fが無傷の3連勝を飾った。

また、同時刻開催となったグループI第3節のもう一試合の大邱FC(韓国)vs北京FC(中国)は、5-0で大邱FCが勝利した。

◆グループI順位表(7/3時点)
勝点(勝/引/負/得失)
1.川崎F 9(3/0/0/16)
2.大邱FC 6(2/0/1/11)
3.北京FC 1(0/1/2/-12)
4.ユナイテッド・シティ 1(0/1/2/-15)