スミス・ロウのプレミア初弾などでアーセナルが連勝!敗れたWBAは2部降格が決定…《プレミアリーグ》

2021.05.10 05:15 Mon
Getty Images
アーセナルは9日、プレミアリーグ第35節でWBAと対戦し3-1で勝利した。なお、敗れたWBAは1年でのチャンピオンシップ(イングランド2部)降格が決定した。
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前節のニューカッスル戦でリーグ3試合ぶりの勝利を飾った10位アーセナル(勝ち点49)が、降格圏に沈む19位WBA(勝ち点26)をホームに迎えた一戦。
ミッドウィークに行われたヨーロッパリーグ(EL)準決勝でビジャレアルの前に敗退したアーセナルは、6日に行われたEL2ndレグからスタメンを6人変更。オーバメヤンやウーデゴール、パルティらに代えてウィリアンやセバージョス、エルネニーをスタメンで起用した。

リーグ戦3試合勝利のないWBAに対して、最前線にマルティネッリ、2列目にウィリアン、スミス・ロウ、ペペを並べた[4-2-3-1]の布陣を採用したアーセナルは、立ち上がりからボールを保持するが自陣で集中した守備を見せるWBA相手になかなかシュートに持ち込めない展開を強いられた。

21分にはウィリアンのパスをボックス手前で受けたエルネニーのミドルシュートでようやく最初の枠内シュートを放ったが、これはGKジョンストンが正面でキャッチした。
それでも攻勢を続けるアーセナルは、29分にスコアを動かす。ウィリアンのパスで左サイド深くまで抜け出したサカがクロスを上げるとニアに走りこんだスミス・ロウが左足で流し込んだ。

先制弾で勢いづくアーセナルは35分にも、右サイドでパスを受けたペペがカットインでボックス内に侵入すると、豪快に左足を振り抜きゴール左隅にシュートを突き刺した。

2点のリードで前半を終えたアーセナルは、後半開始早々にゴールに迫る。49分、チャンバースのロングスローが相手DFのクリアミスを誘うと、こぼれ球をボックス右で拾ったペペがダイレクトシュートでゴールに迫ったが、シュートはGKジョンストンのセーブに弾かれた。

良い入りを見せたアーセナルだったが、67分にロングカウンターから1点を返される。左クロスを自陣ボックス内でカットしたC・タウンゼントが素早く前線にパスを送ると、中盤で受けたマテウス・ペレイラがドリブルを開始。スピードに乗って相手を次々とかわし、最後はペナルティーアーク内から左足を一閃。このシュートがゴール右隅に吸い込まれた。

さらに73分には、左サイドを突破したM・フィリップスのクロスからファーロングにゴール前のヘディングシュートを許したが、これはゴール右に外れて難を逃れた。

終盤にかけて同点弾を狙うWBAに押し込まれたアーセナルだったが89分、こぼれ球を拾ったウィリアンがペナルティーアーク手前でバートリーに倒されFKを獲得。これをウィリアンが直接ゴール左上に突き刺し、試合を決定づける3点目を奪った。

結局、試合はそのまま3-1でタイムアップ。スミス・ロウのプレミア初ゴールなどでアーセナルは2連勝。一方、敗れたWBAは逆転残留へ望みをつなぐことが出来ず。1年でのチャンピオンシップ降格が決定した。

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