コマン弾で逃げ切ったバイエルンが7年ぶり6度目のCL制覇!2012-13シーズン以来のトレブル達成《CL》
2020.08.24 05:55 Mon
チャンピオンズリーグ(CL)決勝戦のパリ・サンジェルマン(PSG)vsバイエルンが23日にポルトガル・リスボンのエスタディオ・ダ・ルスで行われ、0-1でバイエルンが勝利した。この結果、バイエルンが7年ぶり6度目のCL制覇を果たした。
強豪同士の対戦らしく、立ち上がりから拮抗した展開が続く。そんな中、PSGは14分にベルナトの左クロスのこぼれ球をボックス左のムバッペがダイレクトシュート。さらに15分にもムバッペに決定機が訪れたが、シュートは共に相手DFのブロックに阻まれた。
対するバイエルンは22分、左サイドのアルフォンソ・デイビスが早いタイミングでクロスを入れると、ボックス中央で受けたレヴァンドフスキが反転から右足を振り抜いたが、これは左ポストに弾かれる。すると、直後の24分にアクシデント。スプリントした際に左モモ裏を痛めたJ・ボアテングがプレー続行不可能となり、ジューレが緊急投入された。
ピンチを凌いだPSGは前半終了間際に決定機を迎える。45分、敵陣ボックス内でアラバのミスパスをカットしたムバッペのパスをボックス右に駆け上がったエレーラがダイレクトで返すと、再び受けたムバッペがフリーでシュートを放ったが、これはGKノイアーのセーブに防がれた。
ゴールレスで迎えた後半も拮抗した展開が続いたが、ポゼッションで上回るバイエルンが先手を取る。59分、右サイドを抜け出したニャブリの折り返しをボックス内のミュラーが落とすと、ボックス右手前で受けたキミッヒのクロスをファーサイドのコマンが頭で流し込んだ。
1点を追うPSGは、65分にパレデスを下げてヴェラッティを投入。すると71分、右サイド高い位置でボールキープしたディ・マリアの折り返しをボックス右深くまで駆け上がったマルキーニョスが右足で合わせたが、シュートはGKノイアーのファインセーブに阻まれた。
その後、PSGのベンチは積極的に交代カードを切り、選手交代で流れを引き寄せにかかる。しかし、ボールホルダーに対して鋭い寄せを見せるバイエルンの守備を崩せず時間だけが過ぎていく。
結局、試合はそのまま0-1で終了。コマンのゴールを守り抜いたバイエルンが、7年ぶり6度目のCL制覇を果たした。
PR
準決勝でRBライプツィヒに快勝しクラブ史上初のファイナル進出に駒を進めたPSG。すでに国内4冠を達成しているPSGは、史上初のシーズン5冠に向けて準決勝から先発メンバーを1人変更。GKセルヒオ・リコに代えてGKケイロル・ナバスを起用。3トップには準決勝と同じディ・マリア、ネイマール、ムバッペが並んだ。一方、準決勝で曲者のリヨンに完勝し7年ぶりのファイナルに到達したバイエルン。ブンデスリーガ8連覇、DFBポカールの国内2冠を達成しているバイエルンは、7年ぶり2度目のトレブル(三冠)達成に向けて準決勝から先発メンバーを1人変更。ペリシッチに代えてコマンを左WGで起用した。対するバイエルンは22分、左サイドのアルフォンソ・デイビスが早いタイミングでクロスを入れると、ボックス中央で受けたレヴァンドフスキが反転から右足を振り抜いたが、これは左ポストに弾かれる。すると、直後の24分にアクシデント。スプリントした際に左モモ裏を痛めたJ・ボアテングがプレー続行不可能となり、ジューレが緊急投入された。
一進一退の展開が続く中、バイエルンは32分に右サイドの開いたミュラーがを供給すると、キンペンベにディフレクトしたボールを最後はゴール前に走り込んだレヴァンドフスキがヘディングシュート。しかし、これもGKケイロル・ナバスの正面を突いてしまう。
ピンチを凌いだPSGは前半終了間際に決定機を迎える。45分、敵陣ボックス内でアラバのミスパスをカットしたムバッペのパスをボックス右に駆け上がったエレーラがダイレクトで返すと、再び受けたムバッペがフリーでシュートを放ったが、これはGKノイアーのセーブに防がれた。
ゴールレスで迎えた後半も拮抗した展開が続いたが、ポゼッションで上回るバイエルンが先手を取る。59分、右サイドを抜け出したニャブリの折り返しをボックス内のミュラーが落とすと、ボックス右手前で受けたキミッヒのクロスをファーサイドのコマンが頭で流し込んだ。
1点を追うPSGは、65分にパレデスを下げてヴェラッティを投入。すると71分、右サイド高い位置でボールキープしたディ・マリアの折り返しをボックス右深くまで駆け上がったマルキーニョスが右足で合わせたが、シュートはGKノイアーのファインセーブに阻まれた。
その後、PSGのベンチは積極的に交代カードを切り、選手交代で流れを引き寄せにかかる。しかし、ボールホルダーに対して鋭い寄せを見せるバイエルンの守備を崩せず時間だけが過ぎていく。
結局、試合はそのまま0-1で終了。コマンのゴールを守り抜いたバイエルンが、7年ぶり6度目のCL制覇を果たした。
PR
バイエルンの関連記事
UEFAチャンピオンズリーグの関連記事
|
バイエルンの人気記事ランキング
1
現時点で2024年最強のゴールハンターは? 1位はクラブ&代表戦で54得点、2位タイには中国代表FWがランクイン
クラブと代表チームを合わせ、2024年に最も多くのゴールを決めている選手とは。 2024年のサッカーシーンも佳境。 インターナショナルマッチウィークは現在進行中の今回が年内ラストであり、日本のように年を跨がないリーグスケジュールを採用する国は、これから順次オフへと突入する。 では、現時点で今年最もネットを揺らしているゴールハンターとは。 1位はスポルティングCPのスウェーデン代表FWヴィクトル・ギョケレシュで「54得点」。 ビッグクラブ移籍が取り沙汰されるストライカーで、2024年中の23-24シーズンに「25得点」、24-25シーズンここまで「23得点」、代表戦で「6得点」を叩き出している。 2位には「42得点」で3選手。 バイエルンのイングランド代表FWハリー・ケイン、マンチェスター・シティのノルウェー代表FWアーリング・ハーランド、そして上海海港の中国代表FWウー・レイがランクインした。 中国代表キャプテンについては、2024シーズンの海港で公式戦「38得点」。うち中国スーパーリーグは34得点で自身2度目となる得点王に。32歳にしてキャリアハイの数字である。 ただし、ご存知の方も多い通り、33歳の誕生日に迎えるはずだったW杯アジア最終予選・日本代表戦(19日)は、おそらくケガで欠場だ。 ◆トップ6 ▽1位「54得点」 ヴィクトル・ギョケレシュ(26) スポルティング/スウェーデン代表 ▽2位「42得点」 ハリー・ケイン(31) バイエルン/イングランド代表 ▽2位「42得点」 アーリング・ハーランド(24) マンチェスター・C/ノルウェー代表 ▽2位「42得点」 ウー・レイ(32) 上海海港/中国代表 ▽5位「39得点」 マルティン・カウテルッシオ(37) スポルティング・クリスタル(ペルー1部)/代表歴なし ▽6位「38得点」 ロベルト・レヴァンドフスキ(36) バルセロナ/ポーランド代表 <span class="paragraph-title">【動画】イングランド2部時代のギョケレシュ弾</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Throwing it back to Viktor Gyökeres' first and last goal in the <a href="https://twitter.com/hashtag/EmiratesFACup?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#EmiratesFACup</a>! <a href="https://t.co/dPQjhhsSuk">pic.twitter.com/dPQjhhsSuk</a></p>— Emirates FA Cup (@EmiratesFACup) <a href="https://twitter.com/EmiratesFACup/status/1857361986603876757?ref_src=twsrc%5Etfw">November 15, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.17 22:10 Sun2
「本当に感銘を受けた」ケインの等身大像が4年の保管を経てお披露目…幼少期在籍クラブの近くに設置
バイエルンのイングランド代表FWハリー・ケインが、幼少期に通っていたフットボールクラブの近くに設置された自身の等身大の像の除幕式に参加した。イギリス『BBC』が伝えている。 この像はケインの生まれ故郷、ウォルサム・フォレスト市議会が7200ポンド(約140万円)で購入したが、設置場所が見つかるまで4年間保管されていた。 しかし、最終的にケインが少年時代にプレーしていたリッジウェイ・ローヴァーズFCの近くにあるウォルサムストウのピーター・メイ・スポーツセンターへの設置が決定。 18日にはケインと同クラブに在籍する2人の少年によって除幕式が実施された。 その除幕式後に記者団の取材を受けたイングランド歴代最多得点者は「本当に感銘を受けた」と喜びの言葉を語っている。 「今ここにあるのを見ると、たくさんの子供たちが通り過ぎて、うまくいけば刺激を受けるだろうと考えると、とても謙虚な気持ちになるよ」 「これは僕の旅と人生、そして懸命な努力の本当に素晴らしい物語だと思っている」 「子供たちが刺激を受ける場所があるのは本当に素晴らしいことだね」 <span class="paragraph-title">【写真】ケインが自身の像と自撮り、気になる再現度は…</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">A real proud moment for me to go back to where my life in football began and unveil a statue. I hope it helps inspire the next generation to work hard and believe in themselves. <a href="https://t.co/rbAs8RrZgS">pic.twitter.com/rbAs8RrZgS</a></p>— Harry Kane (@HKane) <a href="https://twitter.com/HKane/status/1858495539093852245?ref_src=twsrc%5Etfw">November 18, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.19 09:00 Tue3
バルサはすでに来夏のターゲットを決めた?ドイツ代表の2人をフリーで狙う…2選手の契約延長にも着手か
バルセロナが、来夏の補強戦略を既に立てているとのこと。ハンジ・フリック監督もよく知る、ドイツ代表の2選手をフリーで手にするつもりがあるようだ。 今シーズンからハンジ・フリック監督が就任したバルセロナ。シーズン開幕から4連勝を飾るなど、周囲の心配を跳ね除けるパフォーマンスをここまで発揮している。 今夏の移籍市場では、ここ数年の恒例行事ともなった財政問題を理由になかなか獲得が進まず。さらに、サラリー問題は全く解決の糸口がないため、主軸選手を手放す形で無理矢理選手登録の枠を開ける始末となった。 RBライプツィヒから、カンテラ育ちでもあるスペイン代表MFダニ・オルモを獲得したが、重くのしかかる移籍金とサラリーを受け、元ドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアン(マンチェスター・シティ)やDFセルジ・ロベルト(コモ)、DFマルコス・アロンソ(セルタ)とベテランの主軸がチームを去った。 財政問題が決して解決したわけではなく、その場凌ぎを毎年繰り返しているバルセロナだが、スペイン『ムンド・デポルティボ』によると来夏のターゲットは既に決まっているとのこと。バイエルンのドイツ代表MFジョシュア・キミッヒ(29)と、レバークーゼンのドイツ代表DFヨナタン・ター(28)とのことだ。 キミッヒはバイエルンとの契約が2025年夏までとなっており、契約延長が打診されているものの、本人はチームを去る事を決断。契約満了をもって退団し、移籍する意思を示している。 一方のターは、レバークーゼンから今夏バイエルンへの移籍が取り沙汰されたが、こちらも移籍が成立せずに残留。レバークーゼンとの契約は今シーズン限りとなっており、夏にはフリーで獲得できる状況だ。 バルセロナは、オランダ代表MFフレンキー・デ・ヨング(27)とウルグアイ代表DFロナルド・アラウホ(25)との契約が2026年6月30日までとなっており、こちらの契約延長も進めたいところだが、デ・ヨングはサインしていない。また、アラウホに関しては、契約延長が正式には打診されていないとのこと。両者ともに来夏チームを去る可能性すら残っている状況だ。 2人の代役としても確保したいキミッヒとター。果たして、今シーズンどういった動きを見せていくのか注目だ。 2024.09.09 18:55 Mon4
バイエルンもカナダ代表FWを注視 リールと契約最終年で争奪戦必至
バイエルンがリールのカナダ代表FWジョナサン・デイビッド(24)を注視するようだ。ドイツ国内の移籍市場に精通する『スカイ』のフロリアン・プレッテンベルク記者がレポートした。 デイビッドはかつてエデン・アザールも輩出したリールを舞台に遺憾なく得点感覚を光らせ、近年のマーケットでたびたびステップアップが取り沙汰される注目株。今季もここまで公式戦19試合で13得点2アシストと評判に違わぬ活躍ぶりだ。 カナダ代表でも24歳にして56試合で29ゴールを重ね、エースの地位を確固たるものにする一方で、リールとは今季が契約最終年。フリーで獲得可能となれば、欧州のトップクラブがこぞって目を光らせるが、バイエルンも注目しているという。 バイエルンはスポーツディレクター(SD)であるマックス・エーベル氏が気に入る選手といい、結構な熱の入れようとも。争奪戦は避けられない情勢だが、実際に獲得に乗り出すのだろうか。 2024.11.17 11:45 Sun5