無慈悲バイエルン、バルセロナを8発粉砕で3季ぶり準決勝進出!《CL》

2020.08.15 05:53 Sat
Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝、バルセロナvsバイエルンが14日に行われ、2-8でバイエルンが圧勝した。
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ラウンド16でナポリを2戦合計スコア4-2として準々決勝に進出したバルセロナは、出場停止明けのブスケッツとビダルが先発となり、メッシとスアレスが2トップを形成した。
一方、チェルシーを2戦合計スコア7-1と圧倒して勝ち上がったバイエルンは、6日前に行われたチェルシー戦と同様のスタメンで臨んだ。

試合は開始4分に動く。ペリシッチの左クロスをミュラーが前方に落とし、レヴァンドフスキのポストプレーを使い、ミュラーが左足ボレーでゴール左へ流し込んだ。

しかし3分後、バルセロナが追いつく。ラングレのロングフィードで左サイドを抜け出したジョルディ・アルバがクロスを折り返すと、アラバのクリアミスを誘ってオウンゴールとなった。
浮き足立つバイエルンに対し、バルセロナは9分に逆転のチャンス。N・セメドのスルーパスに抜け出したスアレスがGKと一対一に。しかし、シュートはノイアーに止められてしまった。

直後のショートコーナーからメッシのクロスボールが左ポストに直撃したバルセロナは、カウンターで牽制していた中、20分にはメッシのドリブルシュートでGKノイアーを襲った。

だが1分後にバイエルンが勝ち越す。セルジ・ロベルトのボールロストを誘ってショートカウンターに転じると、ニャブリのラストパスを受けたボックス左のペリシッチが左足を振り抜いてネットを揺らした。

さらに27分、ゴレツカのダイレクト浮き球パスに抜け出したニャブリがラングレに対応されながらもシュートを決めきった。

3-1と突き放したバイエルンは31分に4点目。サイド攻撃の流れから、右サイドのキミッヒのクロスにニアサイドのミュラーがボレーで合わせた。

ハーフタイムにかけてもショートカウンターを狙うバイエルンの猛烈なハイプレスがバルセロナを襲い、圧倒した中で前半を終えた。

後半からセルジ・ロベルトに代えてグリーズマンを左サイドに投入したバルセロナは、57分に1点を返す。メッシのフィードを左サイド高い位置で受けたジョルディ・アルバがマイナスにパス。これを受けたスアレスが深い切り返しでJ・ボアテングをかわし、ボックス内に侵入して冷静にGKとの一対一を制した。

それでも63分、バイエルンが決定的な5点目を挙げる。A・デイビスが左サイドを突破してゴールライン左まで侵入。丁寧にクロスを入れ、最後は右サイドバックのキミッヒが押し込んだ。

その後も途中出場のコマンに決定機があったバイエルンは、終盤にかけてもバルセロナに付け入る隙を見せずに時間を消化。

そして82分にA・デイビスのクロスからレヴァンドフスキがヘッドで決め6-2としたバイエルンは85、89分とコウチーニョが古巣相手にゴールを立て続けに決めて8-2。

圧巻のゴールショーでバルセロナを粉砕したバイエルンが3季ぶりに準決勝に進出し、明日試合を行うマンチェスター・シティvsリヨンの勝者と決勝進出を懸けて対戦する。


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