久保建英がバルサ戦前にセルフィー! その相手は、かつてコンビで1シーズン129ゴールを記録した神童!

2020.06.14 20:20 Sun
Getty Images
マジョルカの日本代表MF久保建英がかつての相棒と久々の再会を果たしていた。マジョルカは13日、再開したラ・リーガ第28節でバルセロナを迎えた。新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックを受けて約3カ月ぶりに再開したラ・リーガで久保は先発フル出場。惜しい直接FKを放つなど見せ場も作ったが、チームは0-4で完敗していた。

久保にとって古巣でもあるバルセロナとの対戦。カンテラ時代を過ごしたチームだが、当時のチームメイトとの対面を果たしていた。

それは、U-21スペイン代表FWアンス・ファティ。2つ歳が違う久保とアンス・ファティだが、2015年にFIFAの制裁措置によって久保はチームを追いやられることになるまで、カンテラ時代はパートナーとして同じピッチで戦っていた。
スペイン『ムンド・デポルティボ』によると、2人はアレビンA(11~12歳がプレー)でコンビを組んでおり、共に戦ったシーズンでは29試合で129ゴールを記録。久保が73ゴール、アンス・ファティが56ゴールを記録しており、強力な2トップは話題となっていた。

結局その後、久保はFC東京へと移籍しJリーグでプレー。2019-20シーズンに最大のライバルであるレアル・マドリーへと加入すると、シーズンレンタルでマジョルカへと移籍。今回のバルセロナ戦で、ライバルとして同じピッチに立つこととなった。
試合前にはアンス・ファティが久保に近寄りセルフィーで2ショット撮影。新型コロナウイルスの影響によるソーシャル・ディスタンスを守る必要はあったが、久々の再会は嬉しかったことだろう。

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【日本代表プレビュー】首位固めに必要な勝ち点3、エースと守備の要の代わりは誰がピッチに!?/vsインドネシア代表【2026W杯アジア最終予選】

2026年北中米ワールドカップへ向けたアジア最終予選で無失点、3連勝と最高のスタートを切った日本代表。しかし、第4戦ではホームにオーストラリア代表を迎え、初失点、そして初のドローに終わった。 それでも、4試合で勝ち点10で首位独走中。加えて、当初よりも1日遅れとなった中で、2位を争うオーストラリアとサウジアラビアがドロー。さらに、中国が勝利したことで2位争いが団子状態となっている。 その他の国が2位争いに焦点を当て始めている中、11月も2連勝して独走状態を作りたい日本。対するインドネシアは唯一の未勝利となっている中で、勝って2位争いに食い込みたいはずだ。 <h3>◆エースと守備の要が不在</h3> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/japan20241115_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad" class="desc">©︎超ワールドサッカー<hr></div> 最終予選から[3-4-2-1]のシステムを採用している森保一監督。ワールドカップに向けても新たな準備をしながら結果を残しているが、DF冨安健洋(アーセナル)、DF伊藤洋輝(バイエルン)はケガの影響で最終予選に呼べていない。 ケガ人が常にいる状態であり、ベストメンバーを組めているとは言えない日本だが、今回はエースとしてここまで四ゴールを記録しているFW上田綺世(フェイエノールト)が負傷離脱し招集できず。さらに、メンバー発表後にDF谷口彰悟(シント=トロイデン)がアキレス腱断裂の重傷を負い、3バックを支えてきた守備の要までいなくなってしまった。 森保監督は前日会見で「厳しい戦いになる覚悟はしているが、彼らを上回りたい」とアウェイゲームへ意気込みを語った。先のアジアカップでも対戦している両者だが、日本はセットプレーやロングスローに苦労した。穴として多くの国に狙われ始めた弱点だったが、そこにも既に対応済み。アジアカップでも勝利したが、さらに進化した日本を見せたいところだ。 チーム一丸となって戦うことはこれまでと変わりない。今いるベストのメンバーが、しっかりとパフォーマスを出すことが何よりも重要になる。まずはしっかり勝って2位以下を離すと共に、中3日で迎える中国代表戦へ少ないダメージで臨めるような展開にしたいところだろう。 <h3>◆自信はある。今予選初勝利で大混戦にできるか</h3> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/japan20241115_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad" class="desc">Getty Images<hr></div> 韓国人指揮官のシン・テヨン監督が率いるインドネシアは、ここまで未勝利となっているが、サウジアラビア、オーストラリア、バーレーンとドロー。勝利まで迫る試合もあり、内容としては悲観するものではない。 88年ぶり2度目のW杯出場へ、オランダ出身の帰化選手を多くチームに取り込んでいる状況。国内のサッカー人気とともに、大きな投資も行い、急速にチームの強化を進めている。 シン・テヨン監督は日本戦へ向け「非常に難しい試合になるのは確かだが、悔いのない試合にしたい」とコメント。日本以外が混戦状態になっていることについても「我々のグループは不確実で、何が起こるかわからない」とし、日本相手の勝利も当然目指すこととなる。 今予選初勝利へ。シン・テヨン監督が率いて既にアジアカップでは対戦済み。日本のことも十分分析しているだけに、ホームの大声援を背に受けて果敢に挑むことになるだろう。 <span class="paragraph-title">◆予想スタメン[3-4-2-1]</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/japan20241115_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad" class="desc">©︎超ワールドサッカー<hr></div> GK:鈴木彩艶 DF:高井幸大、板倉滉、町田浩樹 MF:堂安律、遠藤航、守田英正、三笘薫 MF:久保建英、南野拓実 FW:小川航基 監督:森保一 ケガ人以外では大きくメンバーをいじらず、短い準備期間を最大限に活用する方針をとっている森保監督。今回も、大きなメンバー変更はないと予想される。ただ、守備の要とエースが不在というエクスキューズは避けられないことだ。 GKは鈴木彩艶(パルマ)で確定だろう。クラブでも高いパフォーマンスを継続。10月のオーストラリア戦で失点はしたが、これは防ぎようのないオウンゴールだっただけに問題は生じていない。アジアカップでは苦戦した若き守護神は、対戦経験もあるインドネシアで再びクリーンシートを達成してくれるだろう。 問題の最終ラインだが、板倉滉(ボルシアMG)と町田浩樹(ユニオン・サン=ジロワーズ)は継続して起用することは間違い無いだろう。谷口の穴だが、DF高井幸大(川崎フロンターレ)と予想する。 このポジションは橋岡大樹(ルートン・タウン)、瀬古歩夢(グラスホッパー)が候補に上がり、橋岡はクラブでもやったことのある3バックだけに経験は豊富だ。ただ、このシステムの森保ジャパンでプレーしたことがあるのは高井。ホームでの中国代表戦で初招集からのデビューを果たしており、次世代を考えても先発に抜擢する形はありだろう。 中盤はボランチに遠藤航(リバプール)と守田英正(スポルティングCP)が入るだろう。守田は代表でも存在感を見せつけており、クラブでも好調を維持。遠藤はオーストラリア戦で不在だったが、やはり頼りになる存在であることを不在ながらに示した。盤石の体制でインドネシアを封殺するだろう。 そして右ウイングバックには堂安律(フライブルク)、左には三笘薫(ブライトン&ホーヴ・アルビオン)と予想する。右に関しては伊東純也(スタッド・ランス)という選択肢はもちろんあるが、ここまでの流れとクラブでの試合日程の兼ね合いでも堂安が起用されるだろう。左の中村敬斗(スタッド・ランス)や前田大然(セルティック)に関しても、ベンチに置いておきたい。 2シャドーには、南野拓実(モナコ)が継続して先発起用。相棒は久保建英(レアル・ソシエダ)と予想する。コンディション的には鎌田大地(クリスタル・パレス)の方が分がありそうだが、バルセロナ戦でのプレーを見たからには起用したくなるはずだ。 上田がいないトップには同じ2ゴールを記録している小川航基(NECナイメヘン)が入るだろう。クラブでも直近3試合で5ゴールと結果を残しており、代表でもインパクトを残す活躍が見たいところだ。 約1年ぶりに招集を受けた古橋亨梧(セルティック)は、相手のライン裏を狙うパターンでジョーカーとして起用したい。前田とのセルティックコンビで十分流れを変えられるだけに、疲弊した相手を撹乱する動きも期待だ。 首位を独走するチャンスの日本。インドネシア代表戦は15日(金)の21時にキックオフ。「DAZN」が独占配信する試合だが、キャンペーンの結果無料でも視聴が可能となる。 2024.11.15 13:05 Fri

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【ラ・リーガ シーズンプレビュー】ムバッペ加入の王者マドリーが大本命…久保建英に加え、浅野拓磨が初参戦

2024-25シーズンのラ・リーガが8月15日(木)に開幕を迎える。2023-24シーズンはジローナというダークホースが上位争いをかき回したが、最終的に2位以下に10ポイント以上の大差を付けたレアル・マドリーが2シーズンぶりの覇権奪還に成功した。迎える新シーズンは連覇を狙うレアル・マドリーを大本命に、新生バルセロナ、積極補強のアトレティコ・マドリーが王者の牙城崩しを狙う構図となりそうだ。(選手のIN&OUTは2024年8月14日時点) ◆昨季王者に超スーパースターが加入~レアル・マドリー~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240814_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨シーズンはディフェンスラインを中心に多くのケガ人に悩まされながらも、イタリア人指揮官による傑出したチームマネジメントと新エースとなったMFベリンガムらの勝負強い活躍によって2シーズンぶり36度目のプリメーラ制覇を成し遂げたエル・ブランコ。加えて、チャンピオンズリーグ(CL)も制覇した絶対王者は今シーズンもタイトルレースの大本命だ。 今夏の移籍市場ではパリ・サンジェルマン(PSG)とフランス代表の絶対的エースであるFWキリアン・ムバッペが加入。昨季のベリンガム以上のスーパースターの一挙手一投足に注目が集まるところだ。さらに、国際移籍が可能となる18歳を迎えたブラジルの新たな至宝であるFWエンドリッキも正式加入となり、FWヴィニシウス、FWロドリゴ、FWブラヒム・ディアスが並ぶ前線のユニットはFWホセルの退団で高さを失ったものの、世界屈指の陣容となった。 一方で、中盤とディフェンスラインではMFクロースの現役引退にカピタンのDFナチョが退団。開幕時点では明確な穴埋め補強は行われず、強烈な個性が並ぶ前線の組み合わせの難しさと共に若干の不安要素だ。とはいえ、負傷によって長期離脱を強いられた守護神クルトワ、DFミリトンがプレシーズンから稼働し、DFアラバも前半戦途中に復帰が見込まれ、レンタルバックのDFバジェホがバックアッパーとして計算できる働きを見せれば、何の問題もない。中盤に関しては世界屈指のオーガナイザーの不在に加え、開幕直前にヒザを痛めたMFカマヴィンガの状態はやや気がかりだが、MFチュアメニ、MFバルベルデを軸に、百戦錬磨のMFモドリッチやより中盤的な振る舞いが想定されるベリンガムらがしっかりとその穴を埋めるはずだ。 ユーロ、コパ・アメリカの影響で主力の合流が遅れ、昨季以上に序盤戦はシステム含め試行錯誤の戦いが予想されるが、最終的にはアンチェロッティ監督が現有戦力の最大値を引き出す最適解を見いだすはずだ。また、ムバッペの加入によって流れに関係なく“個”で試合を決められる選手が増えたことで、昨季以上に相手にとっては理不尽な形での勝ち方も目立つことになりそうだ。 ◆フリック新体制で覇権奪還狙う~バルセロナ~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240814_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 王者との実力差は否めないが、混迷の昨季を2位でフィニッシュした一昨季王者をマドリーの対抗とする。 連覇を狙った昨季はMFギュンドアン、DFカンセロ、FWフェリックスら実力者を積極補強も、戦術の要だったMFガビの長期離脱や主砲レヴァンドフスキの不振、守備力の大幅な低下によって苦戦。クラブと衝突したチャビ前監督の去就問題もあってスーペル・コパ・デ・エスパーニャ出場権確保が精いっぱいの低調な1年を過ごした。 捲土重来を期す新シーズンに向けては新監督探しが難航した末、前バイエルン、ドイツ代表指揮官のハンジ・フリック新監督を招へい。クラブ伝統のポゼッションスタイルから、より縦に速いモデルチェンジを図る。 移籍市場ではカンセロとフェリックスのレンタルバックに加え、カピタンのDFセルジ・ロベルト、DFマルコス・アロンソ、MFロメウといったバックアッパークラスのベテランが退団。代わってカンテラーノの昇格やDFエリック・ガルシアのレンタルバックと共にRBライプツィヒから元カンテラーノで、ユーロ得点王であるMFダニ・オルモが加入。現状では左ウイング起用がメインも、攻撃的ポジションすべてをカバーする多才なアタッカーの加入は大きい。 一方で、サイドバックや守備的MF、突破力のあるウイングとその他の補強ポジションは意中のアスレティック・ビルバオFWニコ・ウィリアムズの獲得が絶望的な状況もあり、大きな不安要素だ。とりわけ、序盤戦ではDFアラウホ、MFガビ、MFペドリ、MFフレンキー・デ・ヨングらをケガで欠く形となり、エースのFWラミン・ヤマル、DFクバルシ、MFフェルミン・ロペスと共にMFカサド、MFベルナル、DFバジェといったカンテラーノのブレイクが必須。ここからの補強を含め、序盤戦の戦いが新生ブラウグラナのカギを握る。 ◆アルバレスらセンターラインに実力者を補強~アトレティコ・マドリー~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240814_100_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨季は4位フィニッシュも、大躍進で主力大量流出となった3位のジローナではなくアトレティコがマドリー、バルセロナの有力な対抗馬となる。 昨季は比較的地味目な補強にとどめ、継続路線を歩んだなかで課題の攻撃面に大きな改善が見受けられた一方、真骨頂である守備面の緩さやアウェイゲームでの深刻な勝負弱さによって上位に大きく水をあけられる形となった。 その反省を踏まえて新たな気持ちで臨む新シーズンに向けては前線を中心に積極補強を敢行中だ。終盤戦の失速とクラブとの関係悪化によってミランに旅立ったFWモラタ、FWデパイとベテランストライカーが去った前線には大枚を叩いてマンチェスター・シティからFWフリアン・アルバレス、ビジャレアルで昨季得点ランキング2位の23ゴールを挙げたFWセルロートを補強。 さらに、DFサビッチ、DFエルモソが去ったディフェンスラインにはレアル・ソシエダとスペイン代表で主軸を担うDFル・ノルマンを補強。MFサウールをセビージャに放出した中盤ではここに来て雲行きが怪しくなったチェルシーMFギャラガーか、バレンシアのMFハビ・ゲラの噂が出ており、少なくとも実力者1枚を獲得することになりそうだ。 新戦力が早々にフィットし、やや手薄なディフェンスラインに離脱者が出なければ、不安要素が大きいバルセロナを上回って王者の有力な対抗馬となる可能性は十二分にある。 ◆リーグの顔の一人となった久保に、浅野が初挑戦~ソシエダ、マジョルカ~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240814_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 新シーズンのラ・リーガは3シーズンぶりに複数の日本人選手のプレーが見られることになりそうだ。レアル・ソシエダ3年目のMF久保建英に加え、ボーフムからフリートランスファーでマジョルカに加入したFW浅野拓磨がプリメーラ初挑戦となる。 ラ・レアル加入2年目となった昨季は自身初のCLの舞台でも存在感を放った一方、ラ・リーガでは1年目の35試合9ゴール7アシストを下回る、30試合7ゴール4アシストの数字にとどまった久保。とりわけ、後半戦はアジアカップ参戦やコンディション問題で本来のパフォーマンスを見せられなかった。 今夏の移籍市場では一時リバプール行きの可能性が取り沙汰されたが、ここに来て沈静化。現状では引き続きラ・レアルのエースとしてプレーする可能性が高い。トップ4返り咲きを狙う新シーズンに向けてチームでは前述のル・ノルマンに加えてMFメリーノの流出が濃厚。また、得点力不足解消へ必須のストライカー補強も進んでおらず、久保にはFWオヤルサバル、MFブライス・メンデスらと共に昨季以上に数字面での貢献が求められるところだ。また、MFスチッチやDFセルヒオ・ゴメスら新戦力との連携も早い段階で深めていきたい。 FW原大智以来となるプリメーラ初参戦の日本人選手となる浅野は、アギーレ監督から前オサスナのアラサテ新監督に監督交代した昨季15位のマジョルカに加入。前体制では[5-3-2(5-4-1)]の堅守速攻スタイルで戦っていたが、新指揮官はより攻撃的な[4-3-3]をメインシステムとしており、浅野は右ウイングでの起用が見込まれる。 プレシーズン2戦目で裏抜けからゴールを挙げており、持ち味のスピードはラ・リーガでも十分に通用するはずだ。また、チームにはFWムリキ、FWラリン、FWアブドンと屈強なセンターフォワードタイプが揃っており、昨季のボーフムでは1アシストにとどまったチャンスメイクで、アーリークロスや右サイドを深くえぐってのプルバックといった部分に磨きをかけたい。 ◆昨季のジローナのような台頭期待~オトラ・リーガ~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240814_100_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 前述の3強、日本人所属クラブを除くオトラ・リーガは、いずれも移籍市場で苦戦を強いられているものの、昨季のミラクル・ジローナのような台頭を期待したい。 安定した戦いが期待できそうなのは、昨季5位のアスレティック・ビルバオと8位のビジャレアル。 昨季のコパ・デル・レイ王者であるアスレティックは、ユーロでの圧巻のパフォーマンスによってFWニコ・ウィリアムズにビッグクラブ行きが取り沙汰されるが、現状では残留を決断した模様。兄イニャキ、昨季ブレイクしたFWグルセタ、MFサンセトや新戦力FWジャロと攻撃陣にはタレントが揃う。ユーロ後に手術を行った守護神ウナイ・シモンの序盤戦不在は懸念材料も、ヨーロッパの争いに絡んでくることは間違いない。 昨季途中就任のマルセリーノ監督の下で8位フィニッシュのビジャレアルでは守護神ヨルゲンセン、主砲セルロートに加え、DFクエンカやMFトリゲロスらが退団。代わってFWアジョセ・ペレス、DFカンブワラ、FWニコラ・ペペ、DFセルジ・カルドナらを補強。大幅なスカッド刷新に踏み切った。ただ、ユーロ&パリ五輪制覇に貢献したMFバエナやエースFWジェラール・モレノ、MFパレホらは健在で、長期離脱明けのFWピノが問題なく試合に絡めれば、アスレティック同様に上位争いに絡むはずだ。 昨季は堂々の優勝争いの主役を演じ、クラブ史上初のCL出場権獲得に成功したジローナだが、今季はCLとの二足の草鞋を履くなかで難しい戦いが予想される。今夏の移籍市場ではピチーチ賞獲得のFWドフビク、司令塔のMFアレイシ・ガルシアに加え、DFヤン・コウト、エリック・ガルシア、FWサヴィオのレンタル組が退団し、絶対的な主力5人が流出した。もちろん、その代役としてパリ五輪金メダルに貢献したFWアベル・ルイス、元主力MFロメウ、FWブライアン・ヒル、DFクレイチ、MFファン・デ・ベークらを補強。ただ、スケールダウンは否めず、フィットへの時間や過密日程のなかで昨季同等のパフォーマンスは望めない。ある意味でミチェル監督には昨季以上の手腕が求められるところだ。 昨季7位のベティス、14位のセビージャのアンダルシア両雄に、9位のバレンシアという名門3クラブは今季もどっちに転ぶかわからない不透明な状況だ。 ペジェグリーニ監督の下で継続路線を歩むベティスだが、慢性的な財政問題によって今夏もアジョセ・ペレス、DFペッセージャ、FWウィリアン・ジョゼ、MFギド・ロドリゲス、DFミランダといった主力が相次いで流出。DFディエゴ・ジョレンテ、DFリカルド・ロドリゲスら経験豊富な選手の獲得は大きいが、開幕時点で得点源となるセンターフォワードが不在となっており、MFイスコら能力が高い2列目を活かしつつ決定力のある長身ストライカーの確保は急務だ。 一方、セビージャは前ラス・パルマスのピミエンタ新監督の下で捲土重来のシーズンに臨む。今夏の移籍市場ではDFセルヒオ・ラモスの退団、主砲エン=ネシリの移籍を含め大幅なスカッド刷新が進行中。そのなかでFWイヘアナチョ、サウール、MFサンビ・ロコンガ、FWエジュケらが加入。サウールはある程度戦力として計算できるが、イヘアナチョ、サンビ・ロコンガのプレミアリーグ組が苦戦を強いられれば、昨季同様に難しいシーズンとなるかもしれない。 ルベン・バラハ監督の下で戦力面を考えれば、まずまずの9位フィニッシュとなったバレンシアはここまで比較的静かな夏を過ごす。主力クラスに流出はなく、前線にFWラファ・ミル、FWダニ・ゴメスを獲得。ただ、守護神ママルダシュヴィリ、ハビ・ゲラを移籍市場閉幕までに死守できるかで、今季の戦いが大きく変わる。 降格したカディス、アルメリア、グラナダに代わって昇格したのはレガネス、バジャドリー、エスパニョールの3クラブ。いずれもしっかりとしたプレーモデルを持って昨季のセグンダ・ディビシオンのタフな戦いを制した好チームだが、プリメーラの戦いに向けてはあくまで身の丈の補強にとどまっており、ボトムハーフのライバル次第ではあるものの、残留争いを主戦場とする可能性が高い。 2024.08.14 19:00 Wed
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【ラ・リーガ開幕節プレビュー】新シーズンのプリメーラ開幕! 浅野拓磨が王者マドリー戦でデビュー狙う

2024-25シーズンのラ・リーガが8月15日に開幕。昨シーズンは終盤戦で独走したレアル・マドリーが2シーズンぶり36度目の優勝を飾ったが、迎える新シーズンもその王者を軸に白熱の戦いが期待されるところだ。 今回の開幕節は開幕戦となる15日(木)のアスレティック・ビルバオvsヘタフェを皮切りに、1日2試合ずつで5日間の分散開催となる。 その開幕節での最注目カードは、FW浅野拓磨が加入したマジョルカと王者マドリーの一戦だ。イングランド移籍を皮切りにドイツ、セルビアを経てスペインへたどり着いた日本代表FWは、プレシーズンでも点を取るなど上々のコンディションを保って開幕を迎えた。現時点で開幕スタメンか否かは不明だが、格上相手に堅守速攻スタイルで臨む可能性が高く、FWムリキへのロングボールと共に浅野の快足を活かしたカウンターアタックは重要な攻め手となるはずだ。 対する王者マドリーは14日に行われたアタランタとのUEFAスーパーカップで一足早く新シーズン開幕を迎えた。そして、新8番のMFバルベルデ、公式戦デビューを飾ったFWムバッペのゴールによって2-0の快勝。早速のタイトル獲得に成功し、最高の形でスタートを切った。ユーロ、コパ・アメリカ開催の影響で主力のコンディションや連携面構築にはしばしの時間を要する見込みだが、MFベリンガムが昨季同様に早くも躍動を見せており、MFカマヴィンガの数週間の離脱を除けば、大きな不安なくリーグ開幕戦に臨めるはずだ。 ハンジ・フリック新体制で覇権奪還を狙う昨季2位のバルセロナは難所メスタージャでのバレンシア戦で開幕を迎える。今夏は財政面が改善されたものの、先日にMFダニ・オルモを獲得するまでレンタルバックを除く純粋な新戦力補強はなく、マドリー同様にユーロ、コパ参戦組の合流の遅れでチーム作りは進まず。多くのカンテラーノを起用した直近のジョアン・ガンペール杯のモナコ戦も0-3の完敗を喫し、開幕へ不安を残す。例年に比べ、現時点で入れ替わりの少ないバレンシアとのアウェイゲームはタフな戦いが想定されるが、ユーロ優勝の立役者となったFWラミン・ヤマルらカンテラーノと、バイエルン、ドイツ代表で新指揮官のスタイルを理解するFWレヴァンドフスキ、MFギュンドアンらベテランを軸に白星スタートと行きたい。 昨季は4位も今季はタイトルレースに絡むことが期待されるアトレティコ・マドリーは、大幅なスカッド刷新も嵌れば上位争い参戦が期待されるビジャレアルとのアウェイゲームで開幕を迎える。今夏の移籍市場ではFWモラタ、FWデパイが去った前線にFWアルバレス、FWセルロートという実力者を補強。さらに、ディフェンスラインに攻守両面で高い貢献が期待されるDFル・ノルマンが加入。現状では最も期待感のあるチームのひとつだ。この開幕戦では加入間もないアルバレスに大きな注目が集まるが、いきなりの古巣対戦となる昨季得点ランキング2位(23ゴール)のセルロートの活躍に期待したい。アルバレス、エースFWグリーズマンとリンクしながら恩返しゴールを決めたい。 一方、ビジャレアルではセルロートの後釜を担うFWアジョセ・ペレス、FWニコラ・ペペとエースFWジェラール・モレノが絡む新たなアタッキングユニットの躍動を期待しつつ、新守護神候補ディエゴ・コンデのパフォーマンスにも注目だ。 レアル・ソシエダ3年目となるMF久保建英はラージョとのホームゲームで今季をスタートする。昨季は前半戦で素晴らしいパフォーマンスを見せた一方、後半戦はコンディションの問題などもあって失速。尻すぼみの形でシーズンを終える形となっており、今季の開幕ではその悪い流れを払しょくしたい。プレシーズンは絶好調という感じではなかったが、コンディションに不安はなし。本来の実力を見せてくれれば、開幕から決定的な仕事が期待できるはずだ。 その他の開幕カードでは正真正銘の開幕戦となるアスレティック・ビルバオvsヘタフェ、ベティスvsジローナの昨季上位対決、バジャドリーvsエスパニョールの昇格組対決に注目。 アスレティックでは現状残留が濃厚となったFWニコ・ウィリアムズが新10番としてどんなパフォーマンスを見せてくれるか。ベティスとジローナの一戦では共に前線を中心に大幅な入れ替えが行われており、ペジェグリーニ、ミチェルの両指揮官が短い準備期間でいかに戦術を落とし込めたかを確認したい。 また、セビージャの新指揮官に就任したガルシア・ピミエンタ監督のいきなりの古巣本拠地帰還となるラス・パルマスvsセビージャも興味深いカードとなっている。 《ラ・リーガ開幕節》 ▽8/15(木) 《26:00》 アスレティック・ビルバオ vs ヘタフェ 《28:30》 ベティス vs ジローナ ▽8/16(金) 《26:00》 セルタ vs アラベス 《28:30》 ラス・パルマス vs セビージャ ▽8/17(土) 《26:00》 オサスナ vs レガネス 《28:30》 バレンシア vs バルセロナ ▽8/18(日) 《26:00》 レアル・ソシエダ vs ラージョ 《28:30》 マジョルカ vs レアル・マドリー ▽8/19(月) 《26:00》 バジャドリー vs エスパニョール 《28:30》 ビジャレアル vs アトレティコ・マドリー 2024.08.15 19:00 Thu
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マジョルカが生え抜きFWアブドンと新契約締結! 昨季は7戦6発でコパ準優勝に貢献

マジョルカは12日、スペイン人FWアブドン・プラッツ(31)との契約を2028年6月30日まで延長したことを発表した。 マジョルカのカンテラで育った左利きのストライカーであるアブドン。2011年にファーストチームデビューを果たすと、一時はテネリフェやミランデス、ラシン・サンタンデールへの移籍も経験したが、2017年に当時3部まで降格した古巣へ帰還。2017-18シーズンは2部昇格、2020-21シーズンには1部昇格に大きく貢献。これまで公式戦251試合54ゴールを記録している。 昨シーズンはラ・リーガで34試合6ゴールとプリメーラでキャリアハイを記録すると、コパ・デル・レイでも7試合6ゴールを挙げて準優勝の立役者となっていた。 今シーズンはリーグ戦10試合1ゴールにとどまっているが、レアル・ソシエダ戦では決勝点を挙げて勝利に貢献していた。 <span class="paragraph-title">【動画】マジョルカとともに航海は続く!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ca" dir="ltr">És la teva illa. És el teu equip. <a href="https://t.co/EDf26W6AqS">pic.twitter.com/EDf26W6AqS</a></p>&mdash; Real Mallorca (@RCD_Mallorca) <a href="https://twitter.com/RCD_Mallorca/status/1856245982096236949?ref_src=twsrc%5Etfw">November 12, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.12 22:50 Tue
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「なんて爽やかなんだ」「仲良しだな」ラ・リーガで日本人対決、浅野拓磨と久保建英が試合後に交流「また連絡するわ」

ラ・リーガの舞台で日本代表選手同士の対戦が実現。試合後の姿が話題を呼んでいる。 変則的な日程が組まれている今シーズンのラ・リーガ。17日には、前倒しとして第7節が行われ、マジョルカがレアル・ソシエダを迎えた。 マジョルカには日本代表FW浅野拓磨が今シーズンから所属。ソシエダにはMF久保建英が所属しており、古巣対戦となった。 両者にとって中2日での試合となったこの試合。両者共にベンチスタートとなった中、36分にアブドン・プラッツのPKでマジョルカが先制する。 今シーズンは開幕から不調が続くソシエダは、後半頭から久保を投入し活性化。すると63分にマジョルカは2選手を交代。サイル・ラリンに代わり浅野がピッチに立ち、日本人対決が実現した。 試合はそのまま1-0で終了し、マジョルカが勝利。ソシエダは連敗となり、4戦未勝利となってしまった。 試合後、ピッチでは浅野と久保がユニフォームを交換。浅野は「今日帰るの?」と久保に声をかけるなどし、「また連絡するわ」とクラブチームでの束の間の再会を楽しんだ様子。代表戦士同士の交流が見て取れた。 ファンは「良いお兄ちゃんという感じ」、「浅野素晴らしい」、「なんて爽やかなんだ」、「仲良しだな」、「良い光景」とコメントが集まっている。 <span class="paragraph-title">【動画】日本人対決を終えた浅野拓磨と久保建英がユニフォーム交換</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="es" dir="ltr"> <a href="https://t.co/svxyQCIaDc">pic.twitter.com/svxyQCIaDc</a></p>&mdash; Real Mallorca (@RCD_Mallorca) <a href="https://twitter.com/RCD_Mallorca/status/1836305048147529970?ref_src=twsrc%5Etfw">September 18, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.18 20:43 Wed
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守護神オブラクの活躍でアトレティコがウノセロ勝利、公式戦4連勝【ラ・リーガ】

アトレティコ・マドリーは10日、ラ・リーガ第13節でマジョルカとのアウェイ戦に臨み、1-0で勝利した。マジョルカのFW浅野拓磨は欠場している。 前節ラス・パルマスを下した3位アトレティコ(勝ち点23)は、4日前のチャンピオンズリーグ(CL)パリ・サンジェルマン戦をラストプレー弾で劇的勝利。そのPSG戦のスタメンから4選手を変更。コケやヒメネスが先発に戻った。 8位マジョルカ(勝ち点18)に対し、アトレティコがボールを持つ入りとなったものの、シュートに持ち込むには至らない。 静かな展開のまま推移した中、前半終盤の42分にピンチ。ラリンのヘディングシュートが枠を捉えたが、GKオブラクが好守で凌ぎゴールレスで前半を終えた。 迎えた後半も押し込む入りとしたアトレティコが61分に均衡を破る。 GKオブラクのロングフィードをマイボールにしたG・シメオネがボックス内へ。ラストパスを送り、アルバレスが蹴り込んだ。 先制直後、4枚替えを敢行したアトレティコは64分にリケルメがGK強襲のシュートを浴びせた中、終盤の85分のピンチでは守護神オブラクがアブドンとの一対一を制してリードを保った。 そしてウノセロのままアトレティコが逃げ切り。公式戦4連勝で代表ウィークに入っている。 マジョルカ 0-1 アトレティコ 【アトレティコ】 フリアン・アルバレス(後16) 2024.11.11 02:11 Mon

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