リバプールが苦しみながらも逆転勝利で44戦無敗&18連勝!《プレミアリーグ》

2020.02.25 06:55 Tue
Getty Images
24日、プレミアリーグ第27節のリバプールvsウェストハムが行われ、3-2で逆転勝利を収めた。
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現在プレミアリーグで17連勝中、勝ち点76で首位を独走するリバプールが、ここ6試合勝利から遠ざかっている18位(勝ち点24)のウェストハムを迎えた一戦。リバプールは、前節から2名を変更。ヘンダーソン、オックスレイド=チェンバレンに代えて、ファビーニョ、マネが先発に復帰。南野拓実もベンチ入りした。
対するウェストハムは前節から1名を変更。マスアクに代えて、エンガキアを起用した。

リバプールがプレミアリーグ44戦無敗を懸けた試合は立ち上がりから動く。9分、ホームのリバプールが幸先良く先制する。
ボックス手前でボールをつなぐと、ケイタがドリブルでボックス内に侵入し、その落としをフィルミノがシュート。これが相手にブロックされるも、こぼれ玉をアレクサンダー=アーノルドがボックス右からダイレクトでクロス。これを中央でワイナルドゥムがヘディングで合わせ、リバプールが先制する。

幸先良く先制したリバプールだったが、ウェストハムも反撃。12分、右CKからスノッドグラスがクロスを上げると、ニアサイドでディオップがヘッド。シュートはニアサイドを突き、同点に追いつく。

ウェストハムの集中した入りに、リバプールも攻めあぐねる展開に。なかなかチャンスを作れないなか、リバプールは39分、左CKを獲得するとアレクサンダー=アーノルドのクロスをボックス中央に飛び込んだファン・ダイクが打点の高いヘッド。しかし、これはクロスバーを直撃してしまう。

1-1で迎えた後半、立ち上がりにウェストハムにアクシデント。集中したプレーを見せていたスーチェクが負傷により交代。代わりにフォルナルスが投入される。

53分、フィルミノとサラーがワンツーで攻め込むと、ボックス内に浮き球のパス。フィルミノが狙いに行くが、GKファビアンスキが良い判断で飛び出し事なきを得る。

すると54分、右サイドに展開すると、スノッドグラス、ノーブル、ライスと繋ぐと、ボックス右からライスがノールッククロス。これをボックス中央で途中出場のフォルナルスがボレーで合わせ、ウェストハムが逆転に成功する。

59分にはCKの流れから、変化をつけたクロスで最後はファン・ダイクがヘッド。しかし、これはGKファビアンスキがセーブする。

61分にもリバプールがチャンス。左CKから戻すと、アレクサンダー=アーノルドが強烈なミドルシュート。これは枠を捉えるも、GKファビアンスキがナイスセーブで失点を防ぐ。

オープンな展開となる中、68分左サイドに大きく展開。ロバートソンが突破し、ボックス左からグラウンダーのクロス。中央でサラーが合わせるも、シュートは力なくGKファビアンスキが処理すると思われた、そのままトンネル。リバプールがラッキーな形で同点に追いつく。

74分、ロバートソンがCKで流れたボールをクロス。大外に走り込んだサラーがボックス内で合わせるも、GKファビアンスキが好セーブ。浮き球をフィルミノがヘッドで合わせに行くも、わずかに届かない。

その後も猛攻を続けるリバプールは81分についに仕留める。相手のクリアボールをゴメスが奪い、浮き球のパス。これに抜けたアレクサンダー=アーノルドがボックス内右から浮き球のパス。これをフリーのマネが無人のゴールに蹴り込み、リバプールが逆転に成功する。

86分にもリバプール。ワイナルドゥム、オックスレイド=チェンバレンとつなぎ、最後は右サイドを駆け上がったアレクサンダー=アーノルドへ。アレクサンダー=アーノルドはそのままクロスを上げると、最後はマネが合わせる。しかし、このシーンはVARによりマネがオフサイドポジションだったため、取り消しとなった。

追いつきたいウェストハムは88分、アントニオの絶妙なスルーパスに抜け出したボーエンがGKアリソンと一対一に。しかし、浮き球で狙ったシュートはアリソンが顔面でセーブし、事なきを得る。直後のCKもゴール前で混戦となるがなんとかしのいで行く。

ウェストハムも終盤はペースが上がらず、そのまま試合終了のホイッスル。リバプールが逆転を許す展開ながらも、再逆転でプレミアリーグ18連勝。無敗記録を44試合に伸ばした。

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