リバプール、伏兵オリジの土壇場弾でニューカッスルに劇的勝利! シティに圧力かけるもサラーが負傷交代…《プレミアリーグ》

2019.05.05 05:51 Sun
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プレミアリーグ第37節、ニューカッスルvsリバプールが4日に行われ、3-2でリバプールが勝利した。
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2冠の可能性を残すリバプールだがその実無冠に終わる可能性が極めて高い。リーグ戦は今節を入れて残り2試合で、首位マンチェスター・シティとの勝ち点差は1。しかし自力優勝の可能性はなく、シティのつまずきを期待するしかない。一方、チャンピオンズリーグでも先日にバルセロナに0-3で敗北。次がホーム戦といえど、これをひっくり返すのは至難の業だ。
その敗戦からバウンスバックを目指す今節のスタメンは、バルセロナ戦から4選手変更。ジョー・ゴメス、マティプ、ミルナー、ケイタに代わり、ロブレン、アーノルド、ヘンダーソン、スタリッジが起用された。

キックオフ直後からリバプールがペースを握る。アンカーのファビーニョを起点に、前線ではマネやサラーのアイデア溢れるプレーで次々とニューカッスルゴールに迫る。11分に左からのクロスを頭で合わせたサラーは、さらにそのこぼれ球を押し込みにかかったが、体勢が悪くシュートを枠に飛ばすことはできなかった。

それでもリバプールがゴールを奪うのは時間の問題だった。13分、サラーのシュートで右CKを獲得すると、アーノルドのクロスをファン・ダイクがフリーで合わせあっさり先制した。
だが、意外にもニューカッスルがすぐに取り返す。20分、右サイドから上がったクロスがファーサイドのリッチーに流れると、グラウンダーの折り返しをロンドンがシュート。これはアーノルドにブロックされたが、こぼれ球をアツが押し込んで試合を振り出しに戻した。

25分にもアジョセ・ペレスがGKアリソンを強襲するシュートを放ち、さらなる得点の香りが漂うニューカッスルだが、そんな期待をリバプールは打ち砕く。28分、右のコーナーアーク付近でボールをキープしたスタリッジのヒールパスをアーノルドがダイレクトでクロス。何でもないクロスだったが、ニューカッスルはここでもマークを外してしまい、ゴール前でフリーとなっていたサラーが右足で流し込んで勝ち越しに成功した。

後半もこのままの流れで進むかに思われたが、この日のニューカッスルは一味違った。54分、ニューカッスルの右CKの場面。一度跳ね返されたボールをボックス手前からマンキージョが頭で入れなおすと、これをロンドンが正面からダイレクトシュート。Gkアリソンも一歩も動けずにネットを揺らした。

絶対に引き分け以下で終わりたくないリバプールは66分にワイナルドゥムを下げてシャキリを投入。攻撃的な選手を増やす。だが、73分にアクシデント。サラーが相手との接触で倒れ込んでしまい、そのままストレッチャーに乗せられピッチを後に。代わりにオリジが起用されたが、今後のチャンピオンズリーグや最終節に不安が残る交代となった。

84分にはミルナーをロブレンに代えて投入。するとその2分後、右サイドで得たFKをシャキリが蹴ると、途中出場のオリジが頭で合わせて再び勝ち越しに成功した。

サラーの負傷もあり、後半アディショナルタイムは8分に。その間、ニューカッスルはシェアを下げて武藤を投入。その武藤のファーストプレーはオフサイドに。

そして、長かったアディショナルタイムも逃げ切り、リバプールが劇的勝利。首位を行くシティに圧力をかけた。

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