長谷部ボランチでフル出場のフランクフルト、原口&浅野先発のハノーファーに快勝でリーグ戦5試合ぶり勝利《ブンデスリーガ》

2019.02.25 01:25 Mon
Getty Images
ブンデスリーガ第23節、ハノーファーvsフランクフルトが24日に行われ、0-3でフランクフルトが快勝した。ハノーファーのFW原口元気はフル出場、FW浅野拓磨は75分まで出場。フランクフルトのMF長谷部誠はフル出場している。

前節ホッフェンハイム戦を0-3の完敗に終わって自動降格圏から抜け出せずにいる17位ハノーファー(勝ち点14)は、浅野が3試合ぶりに先発となり、原口と共にスタメンとなった。

一方、前節ボルシアMG戦を1-1で引き分け、4試合連続ドローと足踏みの続く7位フランクフルト(勝ち点34)は、3日前に行われたヨーロッパリーグのシャフタール戦では4-1と勝利し、ベスト16進出を果たした。その試合で久々にボランチとしてフル出場した長谷部が引き続きボランチで先発となった。
浅野が[3-4-3]の右ウイング、原口が右MFに入ったハノーファーに対し、フランクフルトが4分に最初の決定機。ヨビッチがルーズボールを拾って独走し、GKと一対一に。しかし、ループシュートはGKにキャッチされてしまう。

ひやりとしたハノーファーは、その後もサポーターの後押しを受けて前がかっていく展開を続けたが、14分には右CKからダ・コスタに決定的なヘディングシュートを浴びてしまう。
その後も圧力をかけ続けたハノーファーだったが、アタッキングサードでのプレー精度を欠いてシュートチャンスを生み出すには至らない。34分にはようやく原口の右クロスからN・ミュラーがボレーに持ち込んだが、枠を捉えきれなかった。

すると41分、フランクフルトにチャンス。スルーパスに抜け出したヨビッチがボックス右から決定的なシュートを浴びせ、GKを強襲した。

0-0で迎えた後半、前半とは打って変わってフランクフルトがポゼッションを高める展開とすると、54分に先制する。ヨビッチのパスを受けたボックス左のレビッチが左足でゴール右サイドネットに流し込んだ。

さらに63分、コスティッチの左クロスからヨビッチのヘディングシュートが決まってリードを広げたフランクフルトは、68分にもボックス右に抜け出したヨビッチがGKと一対一なるが、ここはセーブされた。

終盤にかけては息切れしたハノーファー相手にフランクフルトが余裕を持って時間を消化すると、90分にロングカウンターからコスティッチが決めて3-0で快勝。リーグ戦5試合ぶりの勝利を飾っている。

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