ソン・フンミンの2戦連発となる今季10点目でスパーズがニューカッスルの堅守攻略! 3連勝で暫定2位浮上《プレミアリーグ》

2019.02.02 23:30 Sat
Getty Images
プレミアリーグ第25節、トッテナムvsニューカッスルが2日にウェンブリー・スタジアムで行われ、ホームのトッテナムが1-0で勝利した。なお、ニューカッスルのFW武藤嘉紀はアジアカップ参戦の影響でメンバー外となっている。
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共にリーグ戦連勝中の14位ニューカッスルと3位トッテナムによる一戦。前節、マンチェスター・シティ相手に金星を挙げたマグパイズは中3日開催となったこの一戦に向けて同じ先発を起用。対してワトフォード相手に逆転勝利のトッテナムは先発3人を変更。オーリエ、ローズ、ジョレンテに代えてトリッピアー、ラメラ、ルーカス・モウラを起用した。
直近数試合で採用した3バックからトリッピアー、ヴェルトンゲンをサイドバックに配した[4-3-3]の布陣でスタートしたホームのトッテナム。最前線にロンドンを残して[5-4-1]の堅固な守備ブロックを形成するニューカッスル相手にラメラ、ルーカス、ソン・フンミンの個人技に長けた3トップで攻略を図る。

予想通り、自陣に引きこもって中央のスペースを徹底的に消すアウェイチームの守備に手を焼くトッテナムだったが、16分に最初の絶好機が訪れる。セットプレーの二次攻撃からラメラの浮き球パスに反応したルーカスがゴール前でドフリーも叩きつけるヘディングシュートは枠の左に外してしまった。さらに24分には高い位置まで張り出したヴェルトンゲンの低いクロスが密集を抜けてファーのラメラが頭で合わすが、これは枠の右上角を叩く。

一方、割り切った守備的なプランを遂行するニューカッスルは30分、狙っていたロングカウンターから決定機を作りだす。左サイドの深い位置に侵攻したリッチーの低いクロスを中央のアジョセ・ペレスがシュート。このこぼれ球をボックス右でフリーのロンドンが回収してシュートに持ち込むが、ここは相手DFの素早い寄せに阻まれた。
前半終盤にかけても試合展開に大きな変化はなし。38分には再びセットプレーの流れからエリクセンのクロスをムサ・シソコが抑えの利いたボレーシュートで枠に飛ばすが、これは相手GKドゥブラフカの好守に遭う。対するニューカッスルも幾度かボックス内に侵入するチャンスを作ったが、試合はゴールレスでの折り返しとなった。

互いに選手交代なしで迎えた後半。立ち上がりから決定機を作り合う。まずは49分、ラメラの左CKにダビンソン・サンチェスが頭で合わすが、このシュートはわずかに枠の右。すると、直後にはニューカッスルのカウンターから右サイドのイェドリンが上げたクロスを競り勝ったロンドンが頭で合わすが、これは惜しくも右ポストを叩いた。

疲れの影響か徐々に相手のペースになり始めた中、トッテナムは60分にルーカスを下げて前節決勝点のジョレンテを投入。すると65分にはエリクセンの左CKからゴール前で混戦を作り、ソン・フンミンのシュートがゴールに向かうが、これはDFシェアにゴールライン上でスーパークリアされる。この絶好機を逸した中、直後にはロンドンの突破からアジョセ・ペレスに決定機を許すが、今度はGKロリスのビッグセーブで凌いだ。

その後、ジョレンテを起点に攻勢を見せるもあと一歩で相手の守備を崩しきれないトッテナムは78分にラメラを下げてローズを投入。後ろの枚数を3枚にしてよりサイドからのクロスを意識した戦い方にシフト。すると83分、前節に続いてジョレンテとソン・フンミンのコンビがチームを救う。アルデルヴァイレルトからのフィードをジョレンテが胸で落とすと、これを拾ったソン・フンミンが右に持ち出してボックス手前から右足のシュート。ややシュートコースは甘かったものの味方がブラインドとなったか、GKドゥブラフカの脇を抜けたボールがネットを揺らした。

苦しみながらも相手の堅守をこじ開けたトッテナムは一転攻勢に出た相手の反撃を危なげなくしのぎ切って1-0の辛勝。ソン・フンミンの2試合連続となる今季10点目で勝ち切ったトッテナムが3連勝を飾った。この結果、2位マンチェスター・シティを抜き暫定2位に浮上した。

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