【プレミアプレビュー】ポジショナルプレーvsストーミング! 新年初戦にして今季の行方を左右する大一番《マンチェスター・シティvsリバプール》
2019.01.03 12:00 Thu
プレミアリーグ第21節、マンチェスター・シティvsリバプールが日本時間3日29:00にエティハド・スタジアムでキックオフされる。プレミア連覇に向けて早くも正念場を迎える2位のシティ(勝ち点47)と、2018年を無敗で終え首位を快走するリバプール(勝ち点54)による、2019年初戦にして2018-19シーズンの行方を左右する大一番だ。
そして、10連勝を目指す2019年の初戦では優勝争いの最大のライバル、シティとのリターンマッチに挑む。敵地で昨季王者を破れば、悲願のタイトルに大きく近づくことになるが、最優先は開幕からの無敗継続と共に現在の勝ち点差7をキープすることだ。したがって、欧州4大リーグ最高の堅守を武器に、状況に応じて手堅い試合運びが必要になるはずだ。
一方、シティは昨年12月に入るまでリバプールと共に開幕から無敗を継続してきたものの、第16節でチェルシー相手に初黒星を喫すると、18節、19節ではクリスタル・パレス、レスター・シティと格下相手にいずれも逆転負け。過密日程を強いられた12月に3敗を喫する急失速となった。2018年最終戦となったサウサンプトン戦は3-1で快勝も、直近の公式戦10試合連続で失点中と守備面や試合運びという面で大きな問題を抱えている印象だ。
その厳しいチーム状況の中で迎える今回の大一番だが、逆転での連覇に向けては勝ち点3奪取が必須。昨季と異なり守備の脆さが改善されたリバプールに今後大きな取りこぼしが見込めないだけに、この直接対決を制して勝ち点差を縮めると共に、自身も味わった初黒星による動揺を相手に与えたいところだ。
▽マンチェスター・シティ予想スタメン
DF:ウォーカー、ストーンズ、オタメンディ、ラポルテ
MF:ベルナルド・シウバ、フェルナンジーニョ、シルバ
FW:スターリング、アグエロ、ザネ
負傷者:GKブラーボ、DFメンディ、マンガラ、ギュンドアン、デ・ブライネ
出場停止者:MFデルフ(2/3)
前々節のレスター戦で一発退場したデルフが3試合出場停止中の2試合目となりこの試合を欠場。負傷者に関してはブラーボとメンディ、マンガラの長期離脱組に加えてギュンドアンにも欠場の可能性がある。その一方で、前日に練習復帰したデ・ブライネに復帰の可能性がある。
スタメンに関しては左サイドバックの人選に注目が集まる。メンディとデルフ不在によって直近のサウサンプトン戦はジンチェンコが先発に入ったが、リバプール相手の起用には守備面でのリスクが大きくラポルテが左サイドバックに回る可能性が高い。これに伴いセンターバックはストーンズとオタメンディ(コンパニ)のコンビになる。さらにラポルテ起用によって攻撃時に通常3バックに下がるウォーカーがウイングバック、あるいは偽サイドバックを担い、ザネと共に大外のレーンを埋めることになりそうだ。
▽リバプール予想スタメン
DF:アーノルド、ロブレン、ファン・ダイク、ロバートソン
MF:ワイナルドゥム、ヘンダーソン、
MF:マネ、フィルミノ、ナビ・ケイタ
FW:サラー
負傷者:DFジョー・ゴメス、マティプ、アルベルト・モレーノ、MFチェンバレン、FWソランケ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはジョー・ゴメス、マティプ、アルベルト・モレーノの最終ラインの3選手に加え、チェンバレンの欠場が確定。その一方で、ハムストリングのケガが癒えたミルナーが遠征メンバー入りを果たしている。
システムに関しては直近のアーセナル戦と同様に[4-2-3-1]の布陣を継続する可能性が高い。ただ、連戦を考慮してファビーニョ、シャキリに代わってヘンダーソン、ナビ・ケイタの起用が見込まれる。
★注目選手
◆マンチェスター・シティ:MFベルナルド・シウバ
デ・ブライネの代役として臨む今回の大一番では相手の激しいプレッシングを受ける中、ビルドアップの軸を担うアンカーのフェルナンジーニョをサポートし、生命線であるパスワークを機能させたい。また、アタッキングサードでは積極的な仕掛け、大外のザネ、ウォーカーから供給されるマイナスのグラウンダークロスに対して2列目からの飛び出しでフィニッシュに絡みたい。
◆リバプール:FWロベルト・フィルミノ
その一方、直近のアーセナル戦までは19試合で4ゴールと数字上の結果は残せていなかったが、アーセナル戦で自身初となるハットトリックを記録し、ようやくこれまでの貢献度に相応しい結果を手にした。そして、勢いづくブラジル代表は通算10試合で4ゴール5アシストと相性が良いシティ相手に2試合連続でメインキャストの活躍を狙う。また、攻撃と共に重要となるのが、相手のビルドアップの起点となる同胞フェルナンジーニョの監視。相手センターバックからのパスコースを切りつつ、サイドバックやインサイドハーフからボールが入った際には果敢なプレスでボールを奪いきりたい。
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2018年最終戦となったアーセナルとのホームゲームをFWフィルミノのハットトリックなどで華々しく5-1の逆転勝利で飾ったリバプールは、2018年を17勝3分けとプレミア史上3位の勝ち点で終えることに成功。目下9連勝と圧倒的な強さを見せるクロップ監督率いるチームは悲願のプレミア初制覇に向けて邁進中だ。一方、シティは昨年12月に入るまでリバプールと共に開幕から無敗を継続してきたものの、第16節でチェルシー相手に初黒星を喫すると、18節、19節ではクリスタル・パレス、レスター・シティと格下相手にいずれも逆転負け。過密日程を強いられた12月に3敗を喫する急失速となった。2018年最終戦となったサウサンプトン戦は3-1で快勝も、直近の公式戦10試合連続で失点中と守備面や試合運びという面で大きな問題を抱えている印象だ。
その厳しいチーム状況の中で迎える今回の大一番だが、逆転での連覇に向けては勝ち点3奪取が必須。昨季と異なり守備の脆さが改善されたリバプールに今後大きな取りこぼしが見込めないだけに、この直接対決を制して勝ち点差を縮めると共に、自身も味わった初黒星による動揺を相手に与えたいところだ。
なお、昨年10月に行われたアンフィールドでの前回対戦では拮抗した試合展開の中で85分にDFファン・ダイクのボックス内でのファウルからアウェイのシティがPKを獲得したものの、これを失敗してしまいゴールレスドローに終わっていた。
◆マンチェスター・シティ◆
【4-3-3】
【4-3-3】
▽マンチェスター・シティ予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:エデルソンDF:ウォーカー、ストーンズ、オタメンディ、ラポルテ
MF:ベルナルド・シウバ、フェルナンジーニョ、シルバ
FW:スターリング、アグエロ、ザネ
負傷者:GKブラーボ、DFメンディ、マンガラ、ギュンドアン、デ・ブライネ
出場停止者:MFデルフ(2/3)
前々節のレスター戦で一発退場したデルフが3試合出場停止中の2試合目となりこの試合を欠場。負傷者に関してはブラーボとメンディ、マンガラの長期離脱組に加えてギュンドアンにも欠場の可能性がある。その一方で、前日に練習復帰したデ・ブライネに復帰の可能性がある。
スタメンに関しては左サイドバックの人選に注目が集まる。メンディとデルフ不在によって直近のサウサンプトン戦はジンチェンコが先発に入ったが、リバプール相手の起用には守備面でのリスクが大きくラポルテが左サイドバックに回る可能性が高い。これに伴いセンターバックはストーンズとオタメンディ(コンパニ)のコンビになる。さらにラポルテ起用によって攻撃時に通常3バックに下がるウォーカーがウイングバック、あるいは偽サイドバックを担い、ザネと共に大外のレーンを埋めることになりそうだ。
◆リバプール◆
【4-2-3-1】
【4-2-3-1】
▽リバプール予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:アリソンDF:アーノルド、ロブレン、ファン・ダイク、ロバートソン
MF:ワイナルドゥム、ヘンダーソン、
MF:マネ、フィルミノ、ナビ・ケイタ
FW:サラー
負傷者:DFジョー・ゴメス、マティプ、アルベルト・モレーノ、MFチェンバレン、FWソランケ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはジョー・ゴメス、マティプ、アルベルト・モレーノの最終ラインの3選手に加え、チェンバレンの欠場が確定。その一方で、ハムストリングのケガが癒えたミルナーが遠征メンバー入りを果たしている。
システムに関しては直近のアーセナル戦と同様に[4-2-3-1]の布陣を継続する可能性が高い。ただ、連戦を考慮してファビーニョ、シャキリに代わってヘンダーソン、ナビ・ケイタの起用が見込まれる。
★注目選手
◆マンチェスター・シティ:MFベルナルド・シウバ
Getty Images
マンチェスター・シティの注目プレーヤーは、今季チームのベストプレーヤーであるベルナルド・シウバだ。加入2年目で難解なグアルディオラ監督のスタイルに完璧に順応したポルトガル代表はここまで公式戦25試合に出場し7ゴール6アシストを記録。インサイドハーフ、右ウイングを主戦場に同じレフティの偉大なる先達ダビド・シルバを髣髴とさせるテクニック、戦術眼を武器にその先達やデ・ブライネの担ってきた役割を完璧にこなしている。加えて、自身の特長である鋭い仕掛けやパンチ力のあるシュート、モナコ仕込みの素早い攻守の切り替えと攻守両面での貢献度は絶大だ。デ・ブライネの代役として臨む今回の大一番では相手の激しいプレッシングを受ける中、ビルドアップの軸を担うアンカーのフェルナンジーニョをサポートし、生命線であるパスワークを機能させたい。また、アタッキングサードでは積極的な仕掛け、大外のザネ、ウォーカーから供給されるマイナスのグラウンダークロスに対して2列目からの飛び出しでフィニッシュに絡みたい。
◆リバプール:FWロベルト・フィルミノ
Getty Images
リバプールの注目プレーヤーはアーセナル戦で勝利の立役者となったフィルミノだ。今季途中からサラーを最前線に配した[4-2-3-1]のトップ下でのプレー機会が増えているフィルミノは豊富な運動量と質の高いフリーランを武器に、サイドに流れて数的優位を作り出す動きや、サラーを追い越す裏への動き、果敢な縦への仕掛けで周囲のアタッカー陣を見事に生かしている。その一方、直近のアーセナル戦までは19試合で4ゴールと数字上の結果は残せていなかったが、アーセナル戦で自身初となるハットトリックを記録し、ようやくこれまでの貢献度に相応しい結果を手にした。そして、勢いづくブラジル代表は通算10試合で4ゴール5アシストと相性が良いシティ相手に2試合連続でメインキャストの活躍を狙う。また、攻撃と共に重要となるのが、相手のビルドアップの起点となる同胞フェルナンジーニョの監視。相手センターバックからのパスコースを切りつつ、サイドバックやインサイドハーフからボールが入った際には果敢なプレスでボールを奪いきりたい。
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