“トップ6キラー”ヴァーディ弾のレスターがチェルシーに今季ホーム初黒星与える! 岡崎はベンチ入りも出番なし《プレミアリーグ》

▽プレミアリーグ第18節、チェルシーvsレスター・シティが22日にスタンフォード・ブリッジで行われ、アウェイのレスターが1-0で勝利した。なお、レスターのFW岡崎慎司はベンチ入りも出場機会はなかった。

▽リーグ戦2連勝で4位につけるチェルシーと、連敗中の12位レスターの一戦。ミッドウィークに行われたEFLカップ準々決勝のボーンマス戦をアザールのゴールで競り勝ったチェルシーはその試合から先発を6人変更。カンテやダビド・ルイスが先発に復帰し、3トップはペドロ、アザール、ウィリアンの並びとなった。

▽一方、レスターはPK戦までもつれ込んだ末にマンチェスター・シティに敗れたEFLカップから先発8人を変更。モーガンやマディソン、チルウェル、ヴァーディら主力が先発に復帰も岡崎は引き続きベンチスタートとなった。
▽試合は戦前の予想通り、チェルシーがボールを細かく動かして相手を押し込み、レスターがカウンターとセットプレーで反撃を試みる展開となる。ジョルジーニョ、コバチッチ、アザールを起点に攻撃を仕掛けるチェルシーは17分、ウィリアンの左CKをニアのペドロが頭でフリックするが、ファーのダビド・ルイスは押し込み切れない。

▽その後も圧倒的なボール支配率で相手を押し込むホームチームはカンテやペドロが惜しい抜け出しを見せると、33分に絶好の先制機。相手最終ラインの背後に抜け出したアザールがボックス右からシュートを放つが、これは惜しくもクロスバーを叩いた。さらに前半終了間際にはレスターがエンディディのミドルシュート、チェルシーがウィリアン、ジョルジーニョのシュートで相手ゴールに迫るが、ケパ、シュマイケルの両守護神の牙城を破ることはできず。▽ゴールレスで折り返した試合は後半立ち上がりにいきなり動く。51分、レスターのカウンターから右サイドをドリブルで持ち上がったリカルド・ペレイラがアンカー脇でフリーのマディソンに繋ぐと、マディソンからの絶妙なスルーパスに抜け出したヴァーディがボックス右から右足のシュートを流し込んだ。

▽“トップ6キラー”のヴァーディに痛恨の先制点を献上したシティはすぐさま反撃を開始。61分にはコバチッチ、ウィリアンを下げてロフタス=チーク、ジルーを同時投入。高さと強さを攻撃に加えた中、より自由度の強まったアザールが積極的にフィニッシュに絡んでいくが、ことごとくGKシュマイケルのセーブに遭う。

▽その後、攻勢を強めたいチェルシーは75分にジョルジーニョを下げてセスクを投入。対して逃げきりを図るレスターはマディソン、ヴァーディと前線の2枚を下げてグレイ、イヘアナチョを続けてピッチに送り出す。81分にはボックス手前の好位置でFKを得たレスターがキッカーのオルブライトンの強烈なシュートで2点目に迫るが、ここはGKケパの好守に遭う。

▽守護神のビッグセーブで勝ち点奪取に望みを繋いだチェルシーは試合終了間際の91分に絶好の同点機を迎える。しかし、カンテのラストパスに抜け出したマルコス・アロンソがボックス内でGKと一対一の決定機を迎えるが、狙いすました左足のグラウンダーシュートは左ポストの内側を叩いて枠の右に外れてしまった。

▽そして、試合はこのままタイムアップを迎え、少ない決定機をきっちりゴールに結びつけたレスターが難攻不落のブリッジ攻略でリーグ戦の連敗をストップ。一方、ホームで今季初黒星のチェルシーは痛恨の今季3敗目となった。