ベティスがソシエダ下しリーグ7戦ぶり無失点勝利! 乾は出場せず《リーガエスパニョーラ》

2018.12.02 21:55 Sun
Getty Images
▽ベティスは2日、リーガエスパニョーラ第14節でレアル・ソシエダをホームに迎え、1-0で勝利。日本代表MF乾貴士は起用されなかった。

▽前節のビジャレアル戦を1-2で落としたベティスと連勝中のソシエダによる一戦。ベティスは、直近のヨーロッパリーグ(EL)オリンピアコス戦からスタメンを5名変更し、ホアキンやロラン、グアルダードらを起用した。乾は公式戦6試合連続でのベンチスタートとなった。

▽試合の立ち上がりは、ベティスがポゼッションで大きく上回り主導権を握るが、ソシエダも落ち着いた守備で危険なゾーンに鍵をかける。14分には、ソシエダがカウンターで左サイドからのFKを獲得。それでも、オヤルサバルが蹴った絶妙なクロスをDFモレーノが頭で捉える直前にGKパウ・ロペスがキャッチし、均衡は破られない。
▽16分、ベティスにアクシデントが発生。グアルダードが足を痛めてプレーを続けられず。数分間1人少ない状態でのプレーを強いられた後、19分にブデブスが投入された。

▽お互いに決定機に欠くこの試合、32分にはベティスがボックス手前右でFKを獲得し、ロ・セルソが直接狙う。大きく枠を越えたが、これがこの試合のファーストシュートとなった。
▽徐々にギアを上げてきたベティスは直後の33分に右CKを獲得。ショートコーナーからホアキンがクロスを供給すると、ニアのW・カルバーリョが頭で逸らす。ファーに走り込んだフィルポがワントラップして左足のシュートを放ち、この試合最初の枠内シュートが先制点となる。

▽反撃に出るソシエダは40分にカウンターを発動させ、サンドロ・ラミレスがボックス右に侵攻して右足を強振。しかし、ボールを真正面に捉えたGKパウ・ロペスに弾き出されて得点にはならない。

▽1点を追う展開で後半を開始させたソシエダは、60分にスルトゥサに代えてメリノを投入。より攻撃的な選手の起用で巻き返しを図る。すると、直後の61分にカウンターからボックス中央のオヤルサバルが右足を振り抜くが、ミートできず。GKパウ・ロペスが難なく処理した。

▽ややポゼッションの落ちてきたベティスは、67分にホアキンに代えてフレッシュなテージョを起用。W・カルバーリョを中心に試合を落ち着かせつつ、追加点を目指していく。

▽その後、72分に連続して放たれたサンドロ・ラミレスとウィリアン・ジョゼのボックス内からのシュートをGKパウ・ロペスが立て続けにファインセーブ。攻勢に出るソシエダをギリギリのところで押し止める。

▽逃げ切りたいベティスは、終盤の84分にロレンに代えてハビ・ガルシアを投入。守備的なオプションを採用して試合を締めに入る。

▽すると、ベティスが1-0のリードを守り抜いて試合が終了。この結果、ベティスはリーグ7試合ぶりに無失点で勝利した。一方のソシエダは3連勝を逃し4試合ぶりの敗北を喫している。

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