カソルラ2アシストでビジャレアルが乾不出場のベティスを下しホーム初勝利《リーガエスパニョーラ》

2018.11.26 06:36 Mon
Getty Images
▽ベティスは25日、リーガエスパニョーラ第13節でビジャレアルとアウェイで対戦し、1-2で敗れた。乾はベンチ入りも出場しなかった。

▽前節バルセロナを4-3で下したベティスはここまで4勝4分け4敗。だが、直近2試合は計7ゴールを奪い、問題だった得点力不足を克服しつつある。17位ビジャレアルと対戦する今節は、バルセロナ戦からスタメンを3選手を変更。カナレスやフェダル、F・ゲレーロのほか、ホアキンやグアルダードが先発に名を連ねた。乾はベンチスタートとなっている。

▽攻撃型の両チームの一戦はビジャレアルが有利に進めていく。まずは16分、フォルナルスがボックス外のゴール正面から強烈なシュートでGKパウ・ロペスを強襲。18分には、相手のクリアボールをフォルナルスがダイレクトシュート。こちらも強烈なシュートだったが、パウ・ロペスがビッグセーブを見せる。
▽20分過ぎにかけてはベティスもチャンスを迎えるが、ボックス手前右からのF・ゲレーロのシュートはGKアセンホがキャッチ。24分のモロンのヘディングシュートもゴールには至らない。

▽主導権を握るビジャレアルは27分に、右サイドからの横パスをトリゲロスがはたいてチュクウェゼがシュート。ゴール至近距離からのシュートだったが、ここでもパウ・ロペスが好セーブを見せた。
▽攻勢を続けていたビジャレアルだが40分に、トリゲロスが負傷しモルラネスと交代。前半のうちに交代カードを消費してしまった。

▽後半、ビジャレアルが一気に畳みかける。52分に左CKからビクトル・ルイスがゴール左下を捉えるヘディングシュートを放つ。ここは前半もファインセーブを連発していたGKパウ・ロペスに防がれるも、その直後のCKで、サンティ・カソルラのクロスに今度はジェラール・モレノが頭で合わせ先制ゴール。ようやくパウ・ロペスの牙城を崩した。

▽ホームチームはさらにその2分後の54分に、ボックス右深くに侵入したサンティ・カソルラのヒールパスを受けたチュクウェゼが、左足でファーサイドネットを突いて2点目をマーク。あっという間にリードを広げた。

▽一瞬で2失点を喫してしまったベティスは、フェダル、グアルダード、ホアキンを下げてテージョ、ロ・セルソ、セルヒオ・レオンを立て続けに投入。76分にはCKからマンディがヘディングシュートを放つが、GKアセンホがビッグセーブ。86分にかなr巣の左足のシュートもアセンホに横っ飛びでキャッチされる。

▽それでも迎えた90分、ベティスはカウンターからロ・セルソが左足でゴールを仕留めて1点差に。しかし反撃もここまで。4分の後半アディショナルタイムも終了しビジャレアルがホーム初勝利。ベティスは3試合黒星となった。

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