長谷部フル出場のフランクフルト、レビッチ&アラー活躍で快勝! ここ7戦で6勝目《ブンデスリーガ》

2018.11.25 04:40 Sun
Getty Images
フランクフルトは24日、ブンデスリーガ第12節でアウグスブルクとのアウェイ戦に臨み、3-1で勝利した。フランクフルトのMF長谷部誠はフル出場している。

▽前節シャルケに3-0と快勝してリーグ戦ここ6試合で5勝目を挙げた4位フランクフルト(勝ち点20)。好調のチームをバックラインで支える長谷部は引き続き3バックの中央で先発となった。

▽10位アウグスブルク(勝ち点13)に対し、開始51秒にフランクフルトが先制する。長谷部のロングフィードをアラーが落とし、ボックス右のデ・グズマンがゴール左へ蹴り込んだ。
▽先制後、キャプテンのアブラアムが足を痛めてルスを投入せざるを得なくなったフランクフルトだったが、長谷部を軸にボールを動かして試合をコントロールしていく。

▽17分にはヨビッチがボックス左ゴールライン際までえぐって折り返したクロスをレビッチが押し込むだけだったが、枠の右に外してしまう。
▽23分にはグレゴリッチュにネットを揺らされたが、VARの末にオフサイドと判定されて助かり、フランクフルトが1点をリードしたまま前半を終えた。

▽そして迎えた後半開始2分、ヨビッチが左サイドを突破してラストパスを送ると、アラーがGKとの一対一を制してリードを広げた。

▽試合巧者のフランクフルトは続く68分、ダ・コスタがディフェンスライン裏へ抜け出してラストパスを送り、最後はレビッチが押し込んで3-0。結局、終盤に1失点を喫したものの、アラーとレビッチの活躍などでフランクフルトが3-1と快勝。リーグ戦ここ7試合で6勝目を挙げている。

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