グリーズマン、FIFA年間最優秀選手賞に物申す「フランスがW杯優勝なのに…」

2018.09.05 19:15 Wed
Getty Images
▽アトレティコ・マドリーのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンが、個人賞に対する気持ちを正直に語っている。スペイン『アス』が、フランス『レキップ』のインタビューを抜粋して伝えた。
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▽国際サッカー連盟(FIFA)は3日、2018年の『ザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズ』の男子最優秀選手賞の最終候補者3名を発表。しかし、そこにはロシア・ワールドカップ(W杯)を制したフランス代表の選手の名はなく、レアル・マドリーのクロアチア代表MFルカ・モドリッチ、昨季までレアル・マドリーに所属していたポルトガル代表FWC・ロナウド、リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーといった顔ぶれとなった。
▽これに関して、グリーズマンは以下のように苦言を呈している。

—―『ザ・ベスト』のファイナリストについてどう思うか。
「あれは変だし少し残念だ。これはFIFAのトロフィーなんだよね? FIFAはワールドカップを運営している。僕ら(フランス代表)は優勝したのに、最終リストにフランス人選手が1人も居ない」

—―最高の栄誉、バロンドールは獲れると考えているか
「そうだね、いつも限りなく近いと思う。バロンドールは権威のある賞で、どの選手にとっても最高なんだ。あれ以上のものはないよ」
—―バロンドールが貰えなければ不公平だと思うか。
「アンフェアではないよ。でも、僕が他に何をすべきだったのか不思議にはなる。僕はトロフィーを勝ち取っているし、大事な瞬間に決定的な存在だった。でも、僕が投票するわけじゃない」

▽グリーズマンは昨シーズン、アトレティコで公式戦49試合29ゴール15アシストの結果を残し、ヨーロッパリーグ制覇にも貢献。さらに、フランス代表としてもロシアW杯全7試合4ゴール3アシストを記録し、優勝チームの大黒柱となっていた。

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