開始30秒被弾もドルトムント、ヴィツェルの公式戦2戦連発弾などでライプツィヒに逆転勝利《ブンデスリーガ》

2018.08.27 02:53 Mon
Getty Images
▽ブンデスリーガ開幕節ドルトムントvsライプツィヒが26日に行われ、4-1でドルトムントが勝利した。ドルトムントのMF香川真司はベンチ入りしなかった。

▽先週行われた今季最初の公式戦となったDFBポカールでロイスと新戦力ヴィツェルのゴールで延長戦の末に辛勝したドルトムントは、グロイター・フュルト戦のスタメンから2選手を変更。ゲッツェとヴォルフに代えてM・フィリップとヴィツェルを起用した。

▽対するライプツィヒはスポーツ・ディレクターを務めていたラングニック氏が3年ぶりに監督に復帰。DFBポカールでは格下相手に3-1と逆転勝利し、3日前に行われたヨーロッパリーグ・プレーオフ1stレグのゾリャ戦では10人の相手にゴールレスドローに終わった。そのゾリャ戦のスタメンから大幅に8選手を変更。ヴェルナーやブルマ、イルザンカーらがベンチスタートとなった。
▽3トップに右からプリシッチ、M・フィリップ、ロイスと並べ、中盤アンカーにヴィツェル、インサイドにダフードとデラネイを配す[4-3-3]で臨んだドルトムントと、2トップにオギュスタンとY・ポウルセンを配すフラットな[4-4-2]で臨んだライプツィヒの強豪対決。

▽キックオフ直後からハイプレスをかけたライプツィヒは開始30秒、Y・ポウルセンのヒールパスに抜け出したオギュスタンがディアロの対応を振り切ってシュートをねじ込み、あっさり先制する。
▽出鼻を挫かれたドルトムントは、アンカーのヴィツェルを軸にボールを動かすも、シュートに持ち込むことはできない。だが21分、最初のチャンスをモノにする。ロイスが左サイドへ展開し、オーバーラップしたシュメルツァーのクロスをダフードが頭で合わせた。

▽同点とされたライプツィヒは28分、スルーパスに抜け出したオギュスタンがGKと一対一となるも、ビュルキの好守に阻まれてしまう。36分にもフォルスベリがオンターゲットのシュートを記録し、流れを引き寄せにかかる。

▽しかし40分、ドルトムントが逆転する。左サイド低い位置からのロイスのFKがサビツァーのオウンゴールを誘った。さらに43分、プリシッチの右CKからデラネイがヘッドでGKを強襲すると、ルーズボールをヴィツェルがバイシクルシュートでねじ込み、3-1として前半を終えた。

▽後半からサビツァーに代えてヴェルナーを投入したライプツィヒは50分、クロスターマンのボレーシュートが枠を捉えたが、GKビュルキのファインセーブに阻まれてしまう。

▽その後、57分にダフードが決定機を逸したドルトムントだったが、ライプツィヒに主導権を渡さず時間を進めていく。

▽そして、85分のヴェルナーの決定機をGKビュルキが好守で凌いだドルトムントは、追加タイム1分にカウンターからロイスが決めて4-1で逆転勝利。ライプツィヒとの強豪対決を制して白星スタートとしている。

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